PROJECTS
OVERVIEW
福岡市中心部に位置する舞鶴公園にて、本格的BBQとビアガーデンを気軽に楽しめる屋外飲食施設『舞鶴公園 BBQ GARDEN』をリニューアルオープン。施設コンセプトに合わせたロゴ、トレーラー映像、ポスターなどのビジュアル制作に加え、広報計画から運営体制の構築までを一貫してプロデュース。公園の自然と都市性を融合させた新たな憩いの場として多くの来場者を集めました。
舞鶴公園 BBQ GARDEN
DATA
- クライアント
- 福岡市
- 実施年
- 2021〜
CREDIT
- 事業統括/企画・制作/クリエイティブ監修
- 黒松 祐紀 ( Zero-Ten )
- 運営業務/施工管理/広報
- 茅野 純志 ( Zero-Ten )
都市の公園に、新しい集いの風景を
都市の公園に、人が集う新たな余白を。舞鶴公園BBQ GARDENという実験。
都市の中心に位置しながら、広大な自然を抱える舞鶴公園。ここに新たな“集い”の風景をつくるため、Zero-Tenは「舞鶴公園 BBQ GARDEN」の企画・運営を行っています。都心の真ん中にいながら、手ぶらで気軽にバーベキューを楽しめるこの空間は、家族連れから学生グループ、企業団体まで、幅広い層に支持される都市型レジャーとして定着しつつあります。
にぎわいと公共性を両立する、新しい公園のデザイン
この取り組みの背景には、「都市の公園が人と地域をつなぐハブになれるのではないか」という私たちの問いがあります。従来、公園は管理や保全が重視される一方で、積極的に“人を呼び込む場”としての活用には課題もありました。そこでZero-Tenは、公園指定管理者と連携し、にぎわいを創出しながらも公共性を損なわない、新たなモデルを構築しました。
まちと人をつなぐ、循環する公園モデル
たとえばBBQ GARDENの売上の一部は、公園指定管理者を通じて、公園の維持管理費や運営体制の強化に充てられています。これにより、民間の収益事業と公共空間の健全な運用とが矛盾せずに共存する“好循環”が生まれています。また、日没後に人通りが少なくなっていたエリアに照明と人の流れが生まれたことで、防犯面にもプラスの影響を与えています。
さらに、地域の団体や周辺施設との連携も進んでいます。地元のマルシェや音楽イベントとのコラボレーション、共同プロモーションなどを、公園指定管理者との協力のもとで実施。単なるレジャー施設ではなく、まち全体とつながり、地域と共に育つ場としての役割を果たしています。
利用者の顔ぶれも多様です。学校行事や地域の懇親会、スポーツクラブの打ち上げ、オフィスワーカーのチームビルディングなど、あらゆるシーンで人々が集い、語らい、交流を育む“都市の縁側”のような存在になっています。
私たちZero-Tenは、こうした公共空間の活用を「単なる空間の貸し出し」としてではなく、“都市に余白をつくる行為”と捉えています。にぎわいを演出すること以上に、その場に人が自然と集まり、関係が生まれるような設計を目指す。舞鶴公園BBQ GARDENは、そうした都市と人との関係を問い直す試みのひとつです。
今後もZero-Tenは、公園や広場、遊休空間などを、都市の未来資源として再解釈し、地域と共創することで、より豊かなまちの風景を育んでいきます。
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