新年のご挨拶・2017年の目標 - 2017.01.01 Sun
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
新年ということで、今年の目標を立てたいところです。
【古民家再生】
①10畳間をあと2部屋完成させる
②未完のまま使っている納戸を完成させる
③外壁や土間の壁を仕上げる
【古民家生活】
④薪棚を作る
⑤8トンの原木を購入して、薪にする
⑥畑の成功、特に昨年不作だった秋冬野菜!!
⑦ウッドボイラーと太陽熱温水器の設置
⑧庭木の剪定
⑨庭木の伐採
⑩果樹を植える
という10個の目標で行きましょう。
欲張りすぎ?
出来るかな・・・?
今年もがんばります!!
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不燃ごみを片付ける(2016年12月18日) - 2017.01.03 Tue
12月18日は、午前中は資材の買出し。
片道25分かかるホームセンターで、しかも軽トラック貸し出しを利用したので、都合2往復。
午前中が丸ごと潰れました。

午後からの一発目の作業はごみ捨て。
地元のクリーンセンターがつきに2回、日曜日の受け入れをしているので、年末大掃除をかねてごみを捨てに行きます。
まずこちらはガスコンロ。
確か蔵から出てきて、新品です。
予備のために保管しておきましたが、結局は使用する場面もなく処分しました。

あとは、ブルーシート。
蔵の仮屋根に使っていたものかな。
こういう嵩張って軽いものは、直接持ち込みで処分したいものです。

大量の漆喰も処分したかったけれども、あきらめました。
開いてみるとやっぱりどう見ても産業廃棄物。
一般ごみとして持ち込むのは憚られます。
産廃業者に持ち込むか、あるいは敷地内に埋めるか。
漆喰の処分って困りますね・・・。

以前に引っこ抜いた電燈も。
下半分は屑鉄として引き取ってもらえそうなので、上半分だけグラインダーで切ってごみに出しました。

というあれこれを載せて出発。
10キロ100円で、200円分なり。
1年前のこの頃は18畳間の天井作りをしていたのだけれども、それに比べるといかにも華のない作業です(汗)
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迷いながら井戸の蓋を作り始める(2016年12月18日) - 2017.01.05 Thu
結局井戸の再生は諦めました。
井戸小屋の再生も諦めました。
では、井戸はどうしようか?
立派過ぎる石積みの井戸。
埋めるのは勿体無い。
でも、そのままでは危ない。
蓋をしようか??

蓋をするとなっても、中途半端な蓋では逆に危ないです。
蓋をするのなら、ちゃんと頑丈にしないと。
以前に左官屋さんにアドバイスいただいたとおりに、鉄筋を組んで、コンクリートで厚さ20センチの蓋をかぶせる事にしました。
かといって、このままで蓋をしたのでは、コンクリートの蓋自体が地面から20センチ以上も上になっちゃいます。
それはまずい。

というわけで、井戸の石積みとその周辺を30センチ近く掘ることに。
レベルを見ながら。
でも、これってものすごく大変で、危険な作業です。
掘るほどに井戸周辺は擂り鉢状になって、底に上半身を入れながら大きな岩をどかすわけですから。
何かの拍子に自分の体が持っていかれかねません。

結局この程度の岩をどかすことが限界。
これでも50キロくらいの重さがあって、どかすのは一苦労でした。

この日の作業ではここまで掘れました。
掘る深さは大体これくらいで大丈夫です。
あとはもう少し拡張しないと。
大きすぎる岩は結局掘り出すのを諦めて、逆に井戸の中に落としました。
あーあ。
なんか、迷い迷い。
井戸が勿体無いのと、井戸を埋めるための土砂代48,000円が勿体無い気がするからこんなことをやっているけれども、結局岩を落としこんでしまっているし。
埋めたほうが楽じゃないか。
使わないんなら、埋めたほうがいいんじゃないか。
下手に蓋だけしても、それって問題の先送りで、子孫から恨まれそうな。
子孫が井戸を再利用しようにも、埋めようにも、結局これから作る蓋ってごみになっちゃうし。
しかも、蓋を作るのだってお金がかかるし。
中途半端な労力と、中途半端な費用と、中途半端な方法で、結局無駄なことをしているような気もする。
使わないんだから、ちゃんと土砂を買って、ちゃんと埋めて、後の憂いにならないようにするのが僕の役目じゃないのか。
そんなことを自問自答しならが、ずっと作業。
ああ。
こういうの、よくない、よくない。
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前回は井戸周辺を大まかに掘ったところで終了していました。
そういえば、前回の作業日12月18日は結構寒い日で、日中も地面が凍ったままで、作業しにくかったです。
寒冷地で無い人にはなかなか想像付かないでしょうが、凍った地面というのは本当に厄介で、畑も土方も何も出来なくなります。
ちなみにこの日は気温は高めだけれども、1日中断続的な雨。
ところどころ軒下で雨宿りしながらの作業となりました。

地面が溶けている分、前回よりも断然掘りやすく、とりあえず合板を1枚入れてみました。
合板を2枚並べて敷ける大きさまで穴を拡張します。
この合板を下地に、その上にコンクリートの蓋をかぶせる予定です。
コンクリートはかなりの重さがあるため、合板も24ミリのものを使いました。

続いて、合板2枚を繋げます。
本当は廃材か何かを梁にして繋げようかとも思ったのですが、強度的にそれなりの太さの廃材でなければならないし、薪ストーブが稼動している今となってはすべての廃材は燃料に見えるので、結局は敷地内に転がっていた単管を使うことにしました。
単管の固定の仕方は、サドルのようなものを使おうと思ったのですが、そういうものは無いらしく、番線で固定することにしました。
番線結びは以前にも書きましたが、習得しておくと人生の幅が広がるといっていいほど、使えるスキルです。
まずは、単管を入れる場所を下書きしまして。

しかるべき場所に穴を開けます。
2つ折りした番線が通るように、少し大きめの穴を。

で、番線を一定の長さに切っておきます。

先にすべての番線を通しておきます。

裏側から見るとこんな感じ。
これで1枚はスタンバイ終了。
もう1枚同じものを作ります。

そんで、2枚の合板を並べて置いて、単管を載せます。

結びます。

ひっくり返して完成。
これだけでかなりの強度が出ます。
やはり鉄と木とを緊結するには番線結びがもっとも理にかなっていて、丈夫だと思います。

出来上がった合板を井戸穴に被せて完了。
合板の大きさが井戸に対してギリギリですが、これはわざと切ってこの大きさにしました。
打ったコンクリートが井戸枠と一体化するための工夫です。
雨も強くなってきたので、この日の作業はここまでにしました。
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薪ストーブでスポンジケーキを焼く・古民家のクリスマス - 2017.01.06 Fri
古民家再生を始めて以来、クリスマスも現場。
現場で夕方まで作業して、それから帰宅して、嫁さん主体で作ってもらった料理を食べるという感じでした。
それが今年はようやく、現場は休みにして、家族でのんびりとしたクリスマスを過ごすことができました。
ところで、話は変わって、薪ストーブ。
我が家の薪ストーブにはオーブンが付いているのですが、当然ながら今まで使い慣れてきた電気オーブンと異なり、温度調節はかなりワイルド。
刻々と庫内の温度は変化し、しかも薪ストーブ本体の温度よりも随分と遅れて変化します。
たとえば立ち上がりは遅く、天板は20分ほどで200度を超えるのに対して、庫内が200度を超えるのはおそらく1時間~1時間半後のこと。
逆に、冷めるのも遅く、天板は100度くらいになっていても、庫内はまだ250度なんて具合です。
そんなわけで、オーブン料理のレシピにあるような「200度で20分」なんていうのを厳守するのは至難の業。
多分無理です。
が、やはりそこは料理。
多少の誤差は誤魔化しながら、辻褄を合わせるのは腕の見せ所でしょう。
今までいろんなオーブン料理に挑戦してきましたが、今回挑戦するのはスポンジケーキです。
180度で40分ということで、温度は低いし、長時間だしで、難易度は高そうですが、挑戦をします。
だって、すぐ隣に温まっているオーブンがあるのに、電気オーブンを使うなんて嫌ですからね。

せっかくなので、電気オーブンでは焼けない大きなサイズを作ることにしました。
欲張りすぎ??
四角いスポンジケーキも初めてです。
多分、丸いケーキよりも切り分けやすいはずです。

で、焼けました。

ひっくり返して冷まします。
いい感じ??
冷ますのは、部屋の中は薪ストーブで暖かいので、新聞紙をかけて土間の小上がりに置きました。

2つにスライスします。
うーん。
少し小麦粉のダマが・・・。

ブランデーシロップを塗って。

真ん中には缶詰のみかんを。
普通は真ん中にはスライスしたイチゴを入れるのですが、僕は案外みかんの方が好きです。
スポンジケーキやクリームに負けない甘さがあって、ジューシーで、安くて(笑)

で、イチゴを並べまして。

ここからのデコレーションは長女にお任せ。

といっても、クリームが足りなかったので、少ししかデコレーションできませんでしたけどね(汗)

いろいろな料理が並びました。

サラダとか。

マッシュポテトとか。

同じく薪ストーブのオーブンで焼いたピザ。

我が家の定番のフライドチキン。

デザートはもちろんケーキ。
味はといいますと、スポンジケーキは若干温度が高かったようで、表面が焼けすぎて硬めになっています。
このあたりは要改良。
まあ、初めての挑戦にしては上出来です。
ちなみに今回のケーキ、大きすぎました(笑)
家族5人で食べても3日分ありました!!
古民家で、薪ストーブで暖まりながらのクリスマスは、それはそれは幸せでしたよ。
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井戸蓋の型枠と鉄筋が完成(2016年12月28日) - 2017.01.07 Sat
翌日にミキサー車の手配をしたので、この日はコンクリートの型枠と鉄筋作りまでを行いました。

真ん中の合板が140センチ四方の大きさで、その周りに作る型枠は180センチ四方にしました。

こんな風に型枠材を入れては、それがちゃんと収まるように土を削っていきます。

型枠を固定するための杭を作成。

場所にいまいち自信がありませんが、基準がないと進まないので、ここで一回固定してみます。

結構大変だったのが杭。
地中に岩が多く、なかなか杭がまっすぐに入っていきません。

いろいろ微調整しながら型枠が完成。

続いて、鉄筋を入れていきます。
今回はD13の鉄筋を30センチピッチで入れることにしました。
打つコンクリートの厚さが20センチなので、ちょうど真ん中の高さに来るように、長さを切ってから両端を10センチずつ折り曲げて浮くようにします。
ところで、鉄筋を曲げるのって専用のベンダーって道具がありますよね。
あれって、鉄筋カッターを兼ねているものだと2万円とかして、とても今回のようなちょい施工では使えません。
簡易的なものでも5千円。
やっぱり敷居が高いです。
かといって、フリーハンドで曲げていたら、アールがとても大きくなってしまって、直角には程遠くなります。
そんなときにDIYで使える本当に簡易的な方法が、水道管を使うこと。
適度な長さに切った水道管を2本使って曲げると、ベンダーには負けるでしょうが、それなりの直角が出ます。

ほらね☆
げげ?!
2箇所を曲げたら、見事に水道管が閉じ込められました(滝汗)
この方法は1本の鉄筋を1回だけL字に曲げるときのみ有効で、複数回曲げるときには使えません。
ちなみにこのときの水道管は鉄筋を切断して救出しました。
ところで、D13の鉄筋って硬いですね。
ベンダーなしではとても曲がらない硬さをもっています。


ともあれ、曲げた12本の鉄筋を交差して並べて。

その交点を結束線で固定して完成です。
まだこれだけではコンクリートは流し込めないのですが、時間も遅くなったので残りの作業は翌日にします。
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井戸の蓋コンクリートを打つ(2016年12月29日) - 2017.01.08 Sun
この日は地元の生コン屋さんの仕事納めの日だったので、ちょうどタイミングよくミキサー車に来てもらうことができました。
本当、生コン屋さんは平日しか営業していないから、僕みたいな勤め人が呼ぶのはこういう年末の平日とかがとても都合よいのです。
前日までに型枠も大方できましたし。

前日までに出来たのはこの状態。
ミキサー車は11時に来る予定なので、それまでの時間を使って仕上げます。

型枠の内側には割栗を敷き、型枠の外側にも石を入れます。
外側の石はコンクリートの圧力で型枠が広がらないようにするものです。
型枠を支える杭がいまいちまっすぐ入らなかったので、このような補強をしました。

続いてもう一箇所。
ウッドボイラーを入れる箇所にも型枠を作ります。
今回はまったくの独立型にして。

はめ込むだけ。

こちらも割栗を入れます。
という作業をしていたら、予定よりも早くミキサー車が到着してしまいました。
急いで型枠や割栗周辺に水をかけて濡らします。

ミキサー車から一輪車で生コンを受け取ります。
ミキサー車なんてこんなに近くで見るのは初めてだったけど、シュートの長さがこれだけあれば、もう少し整地して直接型枠内に流し込めるようにしたほうがよかったな。
いまさらなので、おとなしくせっせこ運びます。

じゃー。

じゃー。
一輪車で15~20杯分くらいだったかな。
急いでいたので、数えている余裕はありませんでした。
容積は0.7立米です。
一人で流し込むのは大変!!
上着も中間着も脱いで、薄着での作業です。

やはり、一輪車で運ぶのと、型枠内で均すのと、2人必要ですね。
一人でやったら大変でした。

ともあれ、このように均し終わりました。

ウッドボイラーのほうもこんな感じ。
今回は金鏝押さえでの仕上げでしたが、押さえるタイミングがいまいち分からず、ツルツルの仕上がりまでは出来ませんでした。
まあ、ほとんど初めてで、素人一人での施工ですから。
今回の生コンは、-5℃までの凍結防止剤入りで、16,650円。
一人でコンクリートを練る材料費と手間を考えたら、安いものです。
今回頼んだ生コン屋さんは0.05立米(50L)刻みでの注文が出来、素人でも頼みやすかったです。
おかげで過不足無くピッタリの量で注文できました。
生まれて初めてミキサー車を呼んでみて、感想は「案外敷居が低いな」ということです。
もっと敷居が高いかと思っていました。
だって、素人がプロを呼ぶわけですから。
「チンタラ運んでんじゃねーよ。こっちは次の現場があるんだよ!!」
「なんだこのへたくそな型枠は?!」
「あーあ。ここにこの配合とか、ありえん」
みたいに罵倒されるんじゃないかという、根拠のない不安があったのですが、まったくの要らぬ不安でした。
ミキサー車のおじさんは最低限の言葉しか喋らず、一輪車で生コンを運ぶ僕を黙ってみているだけでした。
今回のようにある程度まとまった量のコンクリートを打つときには、また利用してみたいと思います。
(ただ、平日限定ってのが難点なんだよな・・・)
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断熱材では家の寿命は縮まらない - 2017.01.09 Mon
専門家を振りかざして「素人」の施工を小馬鹿にした論調で、間違った知識や見識をバラ撒いているので、ここではっきり書きます。
(嫁さんからは、「そんなの相手にするな」って言われるんですが・・・)
僕は誰かと論争がしたいわけでもないし、変なのを相手したいわけでもありません。
ただ、間違っていることは間違っています。
自称「専門家」の間違った知識を鵜呑みにする人がいると気の毒なので、ここで反論と、僕の見解を書いておきます。
論題は、「断熱材で家の寿命が縮まるのか?」ということ。
もう少し限定して書きますと、「断熱材が結露や湿気の原因になるのか?」という問題です。
中途半端な断熱は壁内結露の原因になる。
気密を伴わない断熱は壁内結露の原因になる。
これは合っています。
これの典型的な例が1980年頃に北海道で発生したナミダタケ事件というもので、気密(防湿)をせずに断熱だけをした家をポンポン建てたせいで、わずか3年で床が崩れ落ちる家が続出する事例が多発しました。
これがいわば断熱後進国日本の断熱草創期といったところ。
日本住宅の断熱化の歴史は大失敗から始まっています。
しかし、結局この出来事に事件名までついて、現在まで伝えられ、教訓として生かされています。
つまりは、「しっかりとした断熱と気密がセットでなければ結露する」ということです。
そして、この教訓は僕のようなど素人まで知っています。
しかし、いるんですよ。
自称「専門家」の中にも、勉強を怠って何十年も昔の知識を振りかざす人が。
そういう人は今でも「断熱すると壁内結露する」なんて思い込んでいます。
頭の中は30年以上前のままなんですね。
ただ、理屈としては「気密と断熱をしっかりすれば壁内結露しない」というのは事実なのですが、そのとおりに施工できるかどうかは結局は現場の腕と良識しだいです。
断熱材をぴっちりはめ込むのも、防湿シートをぴっちり張るのも、とても手間のかかる作業です。
しかも、仕上げと違って、施工が終わったら見えなくなる部分ですし。
施工者の技術や意識が低ければ、適当にやってしまう部分です。
というわけで、いくら施主や、設計士や、ハウスメーカーなどがしっかりやるように望んでも、外れの施工者を引いてしまえばそれまでです。
特に、最近はコストカットで、工期や人工も削られていますし。
そこで、現場の施工者が下手だろうと、意識が低かろうと大丈夫なように、工場で加工した壁パネルをはめ込むだけで気密と断熱が確保できるパネル工法が開発されました。
これが大手ハウスメーカーがパネル工法を採用している理由です。
現場を見張る手間や、完成後に結露が発生するリスクを回避するためにですね。
(もう少し正確に言えば、時短と品質の確保)
ちょっと話が逸れましたが、とにかく建物の断熱と気密はやるならば完璧にやらなければなりません。
中途半端にやると、結露が発生します。
結露が発生する理屈は
こちら
でも説明しています。
ここでももう一度書きますね。
ここで出す例は以前に書いたのと同じ、天井です。
でも、理屈としては天井も床も壁も同じですよ。
天井なら以前書いた模式図をそのまま使えるし、余分なものがなくて単純に説明できるので、今回は天井で説明します。
結論は、
暖かい空気と冷たい空気(物)が接すると結露する、
ということです。

まずは一切の断熱も気密もない場合です。
室内側は人間がいるので暖かく、湿気があると思ってください。
一方、小屋裏側は冷たいです。
この状態で通常に暮らしていれば、室内の湿気は天井板を通り抜けて、小屋裏から抜けていきます。
特に古民家の小屋裏なんて、気密性がまったくないですから、どこへでも抜け放題です。

この図はさっき書き足したもので、前回は想定しませんでした。
同じく無気密無断熱で、室内側が極端な高温多湿になったときです。
うちで言うと、漆を乾かすために洗面所を真冬の時期にヒーターと加湿器をガンガン焚いて漆風呂にしましたが、そのときはこのように天井板の室内側が結露しました。
サッシが結露するのとまったく同じ理屈で、高温多湿な室内の空気が、冷たい天井板に触れたためです。
一応、例として出しましたが、室内側がこんなに高温多湿になるというのは絶対にありえないので、あくまで極端な例です。

続きまして、天井裏に断熱材(グラスウール)だけを敷いた状態です。
ナミダタケ事件のときはまさしくこれでした。
天井板を通り抜けた湿気はグラスウールに吸収され、グラスウールの中で小屋裏の冷たい空気に触れて結露します。
この状態は前に住んでいた家出でグラスウールの上下を逆に敷いてしまって、つまりは透湿面を室内側に向けたときに発生したことがあります。
気づいて直したので良かったですが、危ないところでした。
これこそが、断熱と気密がセットでなければならない理由です。

続いて、赤い部分に防湿シートを敷きます。
防湿シートを敷いて気密性は取れたけれども、施工が雑で断熱欠損が出たときの例です。
先ほど申しました、施工者の手抜きの場合ですね。
この場合は、断熱欠損した箇所で、防湿シートを挟んで暖かい空気と冷たい空気が接するので、防湿シートの室内側が結露します。
我が家の場合ですと、漆を塗るために防湿シートとグラスウールを仮でざっと敷いたときに、一部でこの状態が発生しました。
仮だったのであとからもちろんきちんとやり直したのですが、実際に結露を見れたのは良い教訓になりました。

最後が防湿シートをちゃんと敷いて、断熱処理も隙間無くやった場合です。
防湿シートによって湿気が遮断され、しかも断熱材によって暖かい空気と冷たい空気が直接触れ合うことがなくなったために、結露は発生しません。
我が家はこういう風に施工しました。
これでどこがどう結露するのか、あるいは湿気るのか。
と、まあ、ここまでは理屈。
自分も素人なんで、理屈だけでは片付かない、説明できない部分もあるかもしれないという、若干の懐疑はあるわけですよ。
素人ですから。
常に自分の不完全さを自覚しています。
これは素人の強みでさえあります。
論より証拠。
なぜこのタイミングで今回の記事をアップするのかといいますと、1月7日に別の用事で久々に小屋裏に上ったときに、ついでに調べてきたのですよ。

これが我が家の小屋裏です。
どういう状態かといいますと、まず防湿シートを敷き詰めて、タッカーで固定し、さらに防湿シート同士の重なりは気密テープを貼ってあります。
防湿シートも気密テープも高いですし、敷き詰めて固定する作業は手間がかかりました。
そして防湿シートの上から、グラスウールを縦横に二重に敷き詰めてあります。
グラスウールも隙間があったり、逆に狭いところに無理やり押し込むと駄目なので、これも手間をかけて半端なサイズは切って敷き詰めました。
(グラスウールの切断面は気密テープで塞ぐ場合もあるのですが、今回のように防湿シートを敷き詰めている場合にはその必要はありません)
手間や時間を気にせずに自分の納得いくまで施工が出来るのも素人の強みです。
そりゃ、プロでいくら腕や良識があっても、現場監督から「これ、今日の午前中に仕上げて」なんて言われたら、雑にしか施工できませんよ。

では、久々に断熱材をめくってみましょう。
自信はあるけど、大丈夫かな。
少しどきどき。

はい、大丈夫!!

ここも!

ここも!!
何箇所かめくったのですが、どこも結露や湿気どころか、カラカラに乾いています。
そりゃそうですよ。
薪ストーブの熱が天井付近に溜まって30度近くになっているうえに、湿気が遮断されているのですから。
カラカラに乾燥するに決まっています。
ちなみに室温が30度として、小屋裏との温度差は最大で40℃近く。
室内側は薪ストーブによる過乾燥を防ぐために、毎日10リットル以上の加湿をしている環境です。
環境自体は結露する要素が揃っています。
以上、断熱と気密と結露について。
僕の実践と結果でした。
論も証拠もこのとおりです。
古民家再生をされる皆さん。
中途半端な施工、雑な施工は家を傷めます。
断熱気密処理をするなら完璧にやりましょう。
僕のような素人でも出来ますよ。
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人の暮らしと家の寿命 - 2017.01.10 Tue
今日は「家の寿命」について。
人の生活がそれ自体、家に対して悪影響を与えるというのは、それは正解です。
人間は暮らすだけで熱も湿気も出しますから。
だから、家や建物にとって理想なのは、人間が毎日開け閉めして手を入れつつ、生活はしないということです。
まあ、要するに寺社仏閣ですね。
でも、神社仏閣ならそれでいいのですが、通常の民家(住宅)はそういうわけにはいきません。
家は人が生活をするための箱なのですから。
家を守るために、「生活をしない」というのは目的と手段があべこべになってしまっています。
では、件の専門家のように「建物を守るために無断熱、無暖房」というのはどうでしょうか。
確かに表面上、建物を守るためには良いことです。
しかし実際には、この論理も成り立ちません。
無断熱の家ならば、それを暖めるために、ものすごく光熱費がかかることになります。
たくさんの光熱費を使って部屋を暖めても、暖めたそばから熱は小屋裏や床下や壁外に逃げていきます。
断熱は人間の居住空間に熱を閉じ込めるわけです。
無断熱の場合は、逃げた熱でどんどんと小屋裏や床下が暖められます。
これこそ、床下などにシロアリが集まりやすい、越冬しやすい環境を作ることになります。
断熱材を入れても結局はゆっくり熱は逃げていくのですが、それでも室内で発生させる熱の総量を大幅に減らせるので、その分、床下などに行ってしまう熱量を減らすことが出来ます。
さらに無暖房だった場合、冬の寒さはどうするのでしょう。
長野県でなくても、本州ならば真冬の最低気温は0℃近くまで下がるはずです。
さらに、古民家ならば、昼間の室温は「外気温-5℃」というのが普通です。
とても寒すぎて生活できません。
昔の人、たとえば江戸時代の人が、無断熱で、囲炉裏や火鉢や炬燵ていどの暖で過ごしていたのは、当時はそれしか方法がなく、周囲もみんな同じ状況だったからです。
同じ人間だからと、冷暖房に慣れている現代人がそのような極寒の家で暮らすのはほとんど不可能です。
家を守るために人間がそこまで犠牲になるのは現実的ではありません。
「人間のための家」であって、「家のための人間」ではないのですから。
ここまで書けば、もう結論は出ています。
無断熱の家にも、無暖房の家にも、現代人は住めません。
(別荘とか、セカンドハウスとして、気候のいいときにだけ行くのなら別ですが)
無断熱無暖房で、現代人が住めない家は、打ち捨てられます。
住む人はおらず、貸すことも売ることも難しいです。
そうやって使われなくなった家は、どんどんと傷んでいきます。
なんだかんだいって、人間が出入りして、開け閉めして、というのが家には必要ですから。
人の出入りが減って、痛んできたり、利用価値がなくなった家は、早かれ遅かれ取り壊されるか、あるいは放置されます。
家の寿命があと何年残っていようと。
結局は無断熱無暖房が家の寿命を縮めてしまうのです。
人間が使い続けるため、住み続けるためには、やはり現代ならば断熱は欠かせないのです。
その上で、昨日の記事で書いたとおり、断熱気密処理は完璧にやらないと、家の寿命を縮めてしまいます。
古民家再生をする皆さんは、迷わずに、完璧な断熱処理を心がけてください。
住んでから「寒い!!」じゃ本当に心が折れますし、住んでからの断熱処理はすごく大変ですよ。
(やっぱり、別荘やセカンドハウス的な関わりしかしていない人は、断熱を軽視してしまうんですかね・・・?)
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家の寿命の正体・寺社仏閣はなぜ長持ちするのか? - 2017.01.11 Wed
家の寿命を縮める因子はたくさんあります。
昨日一昨日の記事で触れたような内容でいえば、
結露とか、
湿気とか、
シロアリとかです。
これらは家の構造体を傷め、その寿命を縮めます。
ところで、日本の住宅の平均寿命は何年か?
これはもちろん統計の取り方で前後する部分はあるのでしょうが、よく見かける数字としては26年あるいは27年というもの。
そうです。
案外短いのです。
人との会話の中でこの数字を出すと、皆さんびっくりされます。
ちなみにアメリカでさえ44年、イギリスは75年とか、この辺も統計によって差がありますが、とにかく日本の倍かそれ以上という感じです。
さて。
本題はここからです。
なぜ日本の住宅の寿命はこんなに短いのか?
簡単な問いですみません。
建築を少しでも齧った人ならば、すぐに分かる問題です。
答えは、「古くなって取り壊されるから」です。
そんなの当たり前なわけですが、その「古くなって」という部分が、
デザインであったりとか、
内装であったりとか、
間取りであったりとか、
というのが日本の特徴。
つまりは「こんな古臭い家、住みたくないや」で取り壊されるのです。
「家の寿命」という言葉から連想される「結露」「シロアリ」「腐朽」などの構造面とはまったく関係ない理由で多くの家が取り壊されます。
家本来の寿命はまだまだ残っているのにです。
あ、あと寒さもですね。
断熱材の入っていない寒い家も、取り壊しの理由に挙げられます。
皆さんの周りで、「家の構造体が腐朽して、もう限界だから取り壊す」なんていう話を聞いたことがありますか?
僕はそんな話聞いたことがありません。
やはり本当の理由は「古いから」「新しい家がいいから」なわけです。
あるいは、長年空き家のまま放置されてからの取り壊しとか。
いずれにせよ「人がもう住まない」「もう住みたくない」というのが、取り壊しの主な理由になります。
人が現役で住み続けたまま、家自体が限界を迎えてしまって取り壊しというのは、自然災害を除いてはほとんどないと思います(統計が手元に無いので、推測込み)。
だからこそ、昨日の記事でも書いたように、もちろん家の構造を守ることも大切ですが、まずは人が「住みたい」と思う家にしなければならないのです。
そのためにはもちろん、断熱も欠かせません。
家がきちんと手入れされて、人が「住みたい」と思う状態が保たれていれば、自分が住めなくなっても借家にしたり、売りに出したり、誰かしらが住む状態を維持できます。
寺社仏閣が長らく現存しているのは、人が生活する場ではないので熱や湿気が発生しないというのがもちろんあります。
人が生活しなくて、熱を閉じ込める必要がなければ、断熱材だって無くてよいでしょう。
でも、それを長らく現存している理由と捉えると、それは大きな間違いです。
寺社仏閣が長持ちするのは、「古臭いから」などという理由で取り壊されないからです。
寺社仏閣の場合は古さは侘び寂びや禅味とも繋がって、好ましくすら受け取られます。
建物には当然ながら目的や役割があります。
住宅は個人が生活する場所であり、安らぐ場所であり、そこには住む人の嗜好が十二分に反映されます。
だからこそ、「古臭いから建て替えよう」ということが行われるのです。
一方、寺社仏閣にはそんな個人の嗜好は一切反映されません。
建物としての役割がまったく異なるからです。
だから、家を守るためには、構造体も大切ですが、一番は人が「住みたい」と思えるような家にすることです。
昨日のコメントでもいただきましたが、空き家になると空気も滞留するし、雨漏りなどの発見も遅れるので、家の傷みは急に進行してしまいます。
ここでついでなので、余談を書きます。
なぜ西洋の住宅は寿命が長いのかです。
①湿気が少ない
湿気が建物に良くないのは事実ですので、湿気そのものが日本より少ない気候は、建物の温存には有利です。
②DIY文化がある
特にアメリカの住宅なんかは、DIYで外壁のペンキ塗りをするくらいは当たり前らしいので、そういう風に住人がこまめに手を入れること自体が寿命を延ばします。
いちいちプロに頼らず、自分のタイミングで、少ない費用で維持管理できますし、家に対する責任感や愛着も増します。
以上は、序論。
ここからが本番ですよ。
③間取りなどの流行が少ない
日本人というのは流行が好きなようで、間取りなどの流行だって移り変わりが激しいです。
対面キッチンだったり、玄関の吹き抜けエントランスだったり、オープンスペースのLDKだったり、LDKの畳スペースだったり。
ちょっと建築に詳しい人ならば、間取りを見ただけでいつ頃に建てられた家か見当がついてしまうくらいです。
だからこそ、10年20年前の間取りが急に古く感じてしまうわけです。
西洋はそのような間取りの流行が少ないですし、ヨーロッパのことは僕もあまり知らないですが、アメリカは建売住宅ばかりなので、間取り自体は昔も今も変化の少ない画一的なものが多いです。
脱線すると、僕が古民家でいいと思うのは、こういう間取りの流行などからは超越している部分です。
多分、うちの古民家は時代の流れの中で「古臭く」なったりはしないです。
平均寿命26年の現代にあって、築150年の古民家というのはもう古過ぎて、メーターを振り切っていますから。
④中古住宅市場がちゃんとしていて、中古住宅の価値が高い
最後のこれが一番大切かな。
日本は中古住宅の価値が低すぎます。
新築からすぐに半値近くに価値が下がり、それから15年とか20年くらいかけてほぼ0に近づいていきます。
なぜかというと、
・新品志向
・注文住宅の多さから、間取りへのこだわりが強すぎ、中古では不満
・前述の間取りの流行が多い
・特に昭和以降の住宅は経年劣化する材料ばかり使っている
・地震などの自然災害が多い
という理由が考えられます。
一言で言えばお国柄ですね。
アメリカのように中古住宅市場がちゃんとしていれば、2000万円で購入した家に10年間住んで、1900万円で売却して次の家を買う。
みたいな事ができ、ライフステージや転勤に合わせて家を移っていけるのですがね。
日本の場合は家を建てたり買ったりするときはほとんど「終の棲家」で、何があろうとそこに骨を埋める覚悟が必要だったりします。
大袈裟かもしれませんが、それに近いものはあります。
はい、以上で余談は終了。
日本の住宅は諸々の事情で、寿命よりも遥か前に取り壊されてしまう(あるいは放置されてしまう)という話でした。
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素人施工の古民家再生 - 2017.01.12 Thu
件の「専門家」が散々に小馬鹿にして否定した、「素人施工の古民家再生」。
いいじゃん。
というか、これしか方法がないじゃん。
古民家を守る、保存する意義や目的はさておき、現実に古民家を維持して暮らすとなったとき。
あるいは、古民家を再生・改修するとなったとき。
プロにすべてを任せたら、ものすごいお金がかかりますよ。
新築で坪60~70万円というのが相場らしいですが、古民家再生をしっかりプロにお願いしたら、新築以上。
多ければ坪100万円以上のお金がかかります。
うちの場合は65坪だから、7000万円とか、それくらいかかってもおかしくありません。
これはもう完全に金持ちの道楽です。
だから結局「古民家再生=プロの仕事」って限定してしまうと、ほとんどの古民家なんて潰すしかなくなります。
だって新築以上のお金をかける価値だとか、価値観だとか、そういうものを見出す人はごく限られていますし、そういう価値観の人がお金を潤沢に持っている可能性はさらに低くなりますから。
だから、「素人の施主施工での古民家再生」というのが最も現実的な選択ですし、王道ともいえるくらいです。
そして、素人でも出来ますよ。
がんばれば。
覚悟があれば。
それ相応の時間と労力をかけるのであれば。
うちでいえば、使った職人への日当も含めても、
建物購入費1200万円+再生費用1800万円で移住まで漕ぎ着けました。
うちの場合は特別な物件で、「広すぎ&傷みすぎ」というハンデがあったので、これでも物凄い費用と時間がかかってしまいました。
もっと小さな物件ならば購入費用も再生費用も半額程度で済んだのではないかと思います。
しかし、誰でも出来ることではないのもまた事実。
専門性も、知識も、技術も無くて大丈夫です。
そんなのは古民家再生をやっているうちに自然と身につきます。
そうではなくて必要なのは、
・時間
・根気
・覚悟
・家族の理解
そういうものです。
もちろん、精神論だけでも駄目ですけれどね。
現場と自宅がある程度近くて、毎週末施工できて(年間100日以上とか)、工期が十分にあれば大丈夫です。
工期も予算も十分にあるのに折れてしまう可能性があるのは気力だけです。
そこだけは精神的な強さも要求されます。
となると、施主施工の古民家再生というのはかなりハードルが下がるはずです。
しかし、気をつけてくださいね。
誰でも出来るとはいえ、「常人を超えたこと」をやるわけですから。
誰でも出来るけれども、誰もやらないことがあります。
その一つが施主施工での古民家再生です。
僕は古民家再生を始める前から、今に至るまで、日本ブログ村に登録しているところはもちろんのこと、いろんな古民家再生のブログやHPをチェックしてきました。
特に施主施工のものですが、ブログの更新自体がストップしているところがたくさんあります。
ブログの更新は止まっていても、ちゃんと古民家再生が進んでいたり、完遂できていればいいのですが、中には明らかに施工自体を頓挫してしまっているものも。
多額の費用と時間と労力をかけた古民家再生が頓挫では、悲しすぎます。
そういう事例が多いこともちゃんと理解してください。
僕がブログを始めた4年以上前には、たとえば日本ブログ村の古民家再生カテゴリも今よりも随分と過疎状態でして、INポイントで170くらいで1位が狙えたものでした。
今でも古民家再生カテゴリはかなりマイナーですが、それでも4年前に比べると随分と充実したものです。
特に、最近の上位を見ていますと、僕と素人大工さんと吉見屋さんと、施主施工の古民家再生がトップ3を占めている状態が続いています。
これは喜ばしいことです。
そして、武田さんや古民家野郎さんや中野さんなど、リアルで繋がれるお友達として古民家再生やセルフリフォームをやっている方がいます。
ブログを通じて知り合った梟の子さん、里山古民家さんもいます。
彼らも僕にとっては心強い「同志」です。
あ、なんか話があちこちに飛んでしまいました。
改めて結論を書きますと。
施主施工での古民家再生は「良い悪い」という次元ではなく、他に選択肢のない、ほぼ唯一の手段です。
よほどのお金持ちで無ければ。
素人施工での古民家再生は、出来るできないで言えば、出来ます。
僕にだって出来たのですから。
素人施工で問題ないかといえば、問題ありません。
無事に住めていますし、結露とか、そういう問題も発生していません。
100年後のこととか、巨大地震が直撃したときの話は、分かりません。
そんなの、素人にも、専門家にも分かりません。
「大地震が直撃しても大丈夫」って言い切る人がいたら、はったりか、思い込みか、慢心なので気をつけましょう。
ならば、素人を小馬鹿にして、見下すことに何の意味がありましょう。
ましてや、専門家の権威を振りかざすことに何の意味がありましょう。
自分の物件を正当化するために、他の工法を否定したり。
素人の施工を小馬鹿にしたり。
問い合わせ多数の人気物件が、短期間に2度も大幅値下げしたり。
自分の物件を売りたいがために、必死すぎて、みっともないですよ。
ネットというのは公共の場ですので、ある程度は品性を保たなければ、他人に不快な思いをさせます。
目に余ったので、ご指摘申し上げました。
(追記1)
「無知な素人が断熱してやがる」というだけなら分かるんだけど、実際には専門家だって断熱施工だらけ。
ネットで調べても専門家による断熱施工の例はたくさん出てくるけど、「古民家で断熱施工はだめ」という主張は、他の人からは出てこない。
そんなことを言っているのは一人だけ。
ネットの情報がすべてではないし、間違っているのもたくさんある。
でも、素人も専門家もみんな含めて「古民家の断熱化」なんて間違っていることを言っていて、逆側の正しいことを主張しているのが一人しかいないなんてことあります?
本当に間違っていることが流布されているんだったら、もっといろんな人が声を上げているはずですよ。
僕の調べ方が悪いのかな・・・。
現状は「無知な素人は駄目、専門家に任せろ」ではなく、
「俺だけが正しい」
って、状態になっているのに気が付きませんか?
(真実は多数決で決まるものではないですけれどね・・・)
(追記2)
他人様の物件なので、僕がどうこう言う問題じゃないのですが。
いかに自分なりにいい形でリフォームしようとも、じきに使えなくなって、慌てて2回も大幅値下げして手放すようでは、それ自体が失敗ですよ。
リフォームとしても。
資産としても。
本当にいい物件ならば、値引かなくても、慌てなくても売れるはずなので、もう少しじっくり売ってみたらいかがですか?
特に、ネット上で毎日必死に、素人施工や他の工法を小馬鹿にしながら宣伝するのは、みっともないのでお止めになったほうがいいですよ。
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僕が断熱壁を基本的に作らなかった理由 - 2017.01.13 Fri
我が家はごく一部の小壁を除いて、すべて蓄熱壁である土壁にしました。
先に説明しておきますと、やむ得ず断熱壁を作ったのはこちらのみです。


という、ピンポイントで撮った写真ではないので、見づらいですが。
幅にして8間分の小壁になります。
建坪65坪の平屋で、8間分の小壁というと、いかに少ないかは大体分かっていただけると思います。
壁全体の5%をちょっと超えるくらいでしょうかね。
こちらのみは間柱を立てて、カネライトフォームを充填して、隙間はウレタンフォームやコーキングで埋めて、石膏ボードを貼って、Bドライを塗って、中塗り土を塗って仕上げました。
なので、仕上げの感じだけ見ると、他の土壁とまったく一緒です。
で、なぜこれらの部分は断熱壁にしたかです。
これらの部分はもともと欄間だった部分でして、小壁の下端となる部分が鴨居なので、土壁の重量に耐えられないからです。
差鴨居ではない、普通の鴨居なんて厚さはせいぜい2寸くらいのものですから。
それで2間ものスパンを飛ばしてあれば、とても土壁なんて支えられません。
という事情がありまして、土壁の何分の一かの重量で済む断熱壁にしたのです。
重量も軽くなりますし、間柱の入れ方を工夫することによって、間柱でも鴨居を支えられる「総持ち」になるようにしました。
ここまでは断熱壁を作った理由です。
ここから本題です。
ごく一部を除いたほぼすべての壁を、僕は土壁にしました。
竹を伐採し、1200本の割竹を作り、木舞を掻きました。
塗りは「表塗り→裏撫で→裏返し塗り→貫伏せ→大斑直し→中塗り仕上げ」という、なるべく本式に近い方法で行いました。
言うまでもなく、断熱壁にした方が工期も短く、簡単になります。
では、なぜ土壁にしたのか。
その理由としては、蓄熱性や調湿性ももちろんあります。
欠かせない理由です。
しかし、一番の理由としては、やはり壁内結露が怖かったからです。
ここから先はその専門家氏と考えを異にするのですが、僕の考えとしては、気密断熱処理を完璧にやらなければ壁内結露は起こります。
その完璧な施工が自分に出来るのだろうか?
ましてや、天井や床と違って、いろんなものが絡んで収まりが難しいであろう壁で。
ましてや、これから何十年という長期にわたって、気密性や断熱性を保てるのだろうか?
ましてや、天井や床と違って、壁内での結露は気づきにくく、調べにくい場所だし。
という不安です。
今の自分だったら完璧は難しいとしても、かなりの精度で納める自信もあるのですが、何せ壁の方針を決定したのは古民家再生を始めた初期の頃だったので、「自分には無理」と考えたのです。
というわけで、難しかろうが、手間がかかろうが、壁内結露の発生しない土壁を採用しました。
土壁の蓄熱性も調湿性も素晴らしく、僕は今でもこの選択は間違っていなかったと、嬉しく思っています。
そして、木舞を掻いたり、土壁を塗ったりと、とても楽しく貴重な経験も出来ました。
では、壁は蓄熱壁にするとして、天井と床を断熱した理由です。
先ほどの断熱壁の裏返しで説明がつくのですが。
収まりが簡単なので、気密断熱処理がしやすい部分ですし。
天井裏は我が家の場合は広いので上がり放題動き放題、床が高い分だけ床下も潜れます。
要は点検しやすいんですね。
それに、壁は蓄熱壁に出来ても、天井や床は蓄熱にはできません。
蓄熱性能(熱容量)は質量に比例するので、そんなに重いものを天井に使うなんてのはよほど特殊な工法になってしまうし。
床もそうですね。
蓄熱の床なんて作ったらただ冷たいだけです。
というわけで、蓄熱を肯定している僕ですが、天井と床だけは蓄熱に出来ませんでした。
なので、断熱しました。
温暖な地域ならば分かりませんが、長野県では断熱しなければ、住む人が大変な我慢を強いられることになります。
なので、床天井の2面が断熱、あとの側面4面が蓄熱というのが我が家の仕様です。
あ、そうそう。
断熱壁の場合、基本的に外壁側に構造合板を貼ったり、筋交いを入れたりして耐力壁してしまうので、それも嫌でした。
古民家に耐力壁は駄目です。
現在の木造軸組み工法みたいな剛構造の場合は、頑丈な基礎に緊結して、金物と耐力壁で固めてという発想でもいいと思います。
しかし、古民家のような伝統工法は柔構造です。
すべてが緊結されず、弱いからこそ、地震の揺れを逃がすという免震になるのです。
そこに一部だけ耐力壁を作ってしまうと、地震のときに揺れない箇所と揺れる箇所の両方が出てきてしまいます。
すると、その二つの接合点で家が破壊されます。
耐力壁を作るなどというのは、伝統工法に現代建築を中途半端に持ち込む最たる例です。
駄目なのは中途半端な剛構造と、中途半端な柔構造です。
まったく逆のものなので、中途半端に織り交ぜてはいけません。
古民家再生でも、本当にがっちり再生して、基礎を作って緊結して、耐力壁をがっちり作って、金物もたっぷり使ってというのがありますが、それはそれで僕はいいと思います。
中途半端でなく、完全に剛構造の発想で統一するのであれば。
(そうなると、古民家とか伝統建築である必要性がそもそも無くなるのですがね・・・)
長らく脱線しましたが、そういう理由もあって僕は土壁にしました。
土壁の壁倍率も従来の0.5倍から見直されて、0.5~1.5倍という計算になりました。
振り幅はありますが、多少は耐力壁としての性能が評価されているということです。
古民家はもともとは壁が一枚も無いものですが、再生で新たに壁を作るとしても、こういうあまり頑強でない土壁で囲まれているくらいが従来の柔構造の免震性を失わなくていいんじゃないかと、僕は思っています。
(この件にかんして、また異論が出そうですね)
最後にもう一つ書きますが。
土壁こそ素人でも時間と手間さえあれば出来る最たるものです。
時間は結構かかりますし、時期も選びますよ。
竹の切り旬は「お盆明け~稲刈りの頃」ですので、それを逃すとしばらく待たなければなりません。
寒冷地は、真冬は塗れません。
そういう時期的な問題が多いです。
でも、とても楽しくやりがいのある作業です。
みんなでわいわい荒壁塗りをして、そこからは一人で黙々ときれいに仕上げていきます。
お勧めですよ☆
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ちょっとまって、あなたのブログで薪ストーブを薦めてた - 2017.01.14 Sat
今日は午前中から業者さんが2社みえて、その対応と、買出しと、作業を始めたのですが大雪のためにはかどりません。
というわけで、珍しく日中にもう一本ブログを書いています。
ちょうどタイムリーでご指摘したいことがあったので。
ここ数日間交流のあります、例のブログ。
今朝の記事では「古民家リフォーム御法度③…薪ストーブは火災の危険と周囲の迷惑!」というタイトルで薪ストーブのことを痛烈批判しています。
が。
僕は実はそのブログが始まったときからずっと読んでいるので知っているのですが。
2016年10月28日の記事で「古民家と薪ストーブ…の夢」というタイトルで薪ストーブを賞賛しています。
古民家物件購入者への薪ストーブの設置を薦めています。
他人様のブログなので、リンクまでは張らないですが、興味があればご覧ください。
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」
ということですかね・・・。
輸入物の薪なんて、僕は聞いたことがありません。
廃材・端材だけで3年分以上のストックがある我が家の、どこが不経済なのでしょうか。
(その後も1年分を4万円未満で購入するように、業者さんと話がしてあります)
薪は間伐材に限らなくても大丈夫です。
山の木が適正な価格で取引され、林業にお金が落ちるだけでも十分です。
そのお金が林業者の収入になり、山で働く人の賃金や山の保全に使われるからです。
木の使い道は材木だろうと、薪だろうと同じです。
どちらで使ってもカーボンニュートラルですから。
大切なのは林業にきちんとお金が落ち、林業が成り立っていくことです。
そうすれば林道だって整備できます。
そのために薪や原木を買うことのどこがいけないのでしょうか?
感情的に書き散らしても、ご自身の思い込みと不勉強を晒すだけなので、お止めになったほうが良いかと思います。
ましてや、2ヶ月前の記事と間逆のことを書くようでは・・・。
この一連の件につきましては、今夜の記事でケリをつけます。
ご来訪ありがとうございます。
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すみませんでした・・・ - 2017.01.14 Sat
欠陥建築バスターズ
こちらでご検索ください。
メールアドレスは数字が一つ違うだけで、ほぼ同じです。
まったくの他人ってことないですよね?
すみません。
僕は相手にする方を間違えました。
もう少し普通の業者さんだったら僕ごときでも少しは議論できるかと思ったのですが、この方は違います。
レベルが違いすぎて、僕ごときではお相手できません。
科学を熟知し、家相や風水にも精通されている方です。
他業者の追随を許さない、孤高の存在です。
今回の一連の流れ、ブログ読者さんには見苦しいところをお見せしてしまいました。
特に、ブログ村の皆さんには申し訳なく思っています。
後悔はしていませんがね。
おかげで普段は書かないような内容を、まとまって書くことが出来ました。
議論自体は僕はいいと思います。
議論によって何かが活性化したり、深まったりもあるからです。
今回もまさしくそれでした。
ただ、お相手がね・・・。
今回の一連の流れで、読者さんからもたくさんの応援コメントを頂けて嬉しかったです。
初めましての方も多かったですね。
空調の専門家の方、大学で建築学の教鞭を取られている方、25年のベテラン一級建築士の方からも、僕を支持するコメントを頂けました。
INポイントも普段の2~3倍も貰えました。(僕は支持率みたいなものと考えています)
ありがとうございました。
議論は好きだし、有意義だけれども、書く側も読む側も疲れると思うので、滅多にはやりません。
これからはまた通常営業に戻ろうかと思います。
(梟の子さんのコメントを踏まえての追記)
本記事ではややこしい書き方をしてしまってすみません。
もちろん方便ですよ。
関わることに意味が無いので。
梟の子さんのおっしゃる「正当な議論ができそうでない方のように思えます」というのが全てです。
「欠陥建築バスターズ以外は、絶対に信用してはならない」
なんて書いていらっしゃるんで、議論なんて無理です。
正当な議論が出来ない以上、ブログ村の皆さんへのご迷惑もあるので、これで止めます。
無知と、慢心と、思い込みとで凝り固まった方と議論は出来ません。
僕は議論をする相手を間違えました。
コメントでいただいた最後の、
「むしろ、多くが同じ意見になってる方が背筋が凍ります。」
の部分だけは判じかねますので、補足をお願いします。
(一般論としての話ですか?)
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8割くらい賛成です - 2017.01.15 Sun
先方のシリーズも今回と、あともう一回続くようですし。
実は、今朝に更新された先方の記事、僕は8割くらい賛成です。
先方は僕のことが憎くて全否定するのでしょうが、僕はあなたの今回の記事は8割方賛成します。
というのも、僕が以前に書いた内容と同じですから。
「僕のブログを見て勉強されたんですか?」てな冗談が言えてしまうくらいに、同じ内容です(笑)
専門家の方が素人のブログで勉強するわけないですよね。
失礼しました。
僕が以前に書いたものでは、こちらの4つの記事が該当します。
「基礎」の基礎について調べる(2012年9月下旬) - 2012.12.14 Fri
石場立ては本当に貧弱なのか??(2012年9月下旬) - 2012.12.18 Tue
石場建て支持者も多い(2012年9月下旬) - 2012.12.18 Tue
改めて考えた「なぜ古民家なのか?」・日本の伝統としての古民家 - 2016.06.24 Fri
うち3つはもう4年以上前の記事ですね。
ちょっと古いので、お恥ずかしい部分もあります。
間違っている箇所もあります。
×束石→○礎石
×柔(やわら)構造→○柔(じゅう)構造
さて、それで賛成できない箇所です。
質問させてください。
①
「建物の寿命は、その利用目的が終了した時である。」
ならば、住宅もやはり同じです。
建物本来の寿命が来る前に、住みたくなくなって、住む人がいなくなって、平均26年くらいで取り壊されます。
なぜ住宅だけが「利用目的が終了した時」という原則から外れるのですか?
②
次回のテーマは「耐力壁」についてですよね。
耐力壁こそ、伝統建築にはないものです。
古民家には1枚の壁も無く、建具だけで区切られているはずです(鴨居の上の小壁はあるけど)。
あなたは耐力壁を作っていますが、それこそがあなたの批判する「現代建築の要素を古民家に入れる」ということではないのでしょうか?
(僕は耐力壁そのものを否定しているわけではありません)
また僕も次回に改めて書く事になるのでしょうが、耐震性とか耐力壁とかって、かなり難しい問題だと僕は思っています。
何が正しいのかを判断するのも難しいし、それを証明するのも難しいです。
だから、今までのテーマ以上に、議論の俎上に乗せたくないのですが、仕方ありませんか・・・。
以上、大きく二つ、理解できない箇所があるので、無知な素人のためにご説明願えますか?
あと、質問ではないのですが、もう2つ。
①
「頭でわかって居るだけでなく、”体”でわかる必要があるのです。」
ならば、僕は4年以上も古民家再生の現場をやっているので、十分体でも分かってきたつもりです。
しかも、「体」とか言っているのに、次の行ではすでに「建築学科のある大学では一般社会人向けの講座もありますので、是非勉強をされてください」となっています。
結局、僕は頭と体とどちらで分かればいいのですか?
で、仮に僕が大学で建築学を学ぼうと、現場で経験をつもうと、専門家になろうと、あなたは経験を盾に全否定を続けるんですよね?
何せ、
「欠陥建築バスターズ以外は、絶対に信用してはならない」(貴ブログより抜粋)
という方ですから。
②
あなたのブログの目的は「不要になった古民家を売るための宣伝」のはずです。
ならば、僕なんかと議論して、頭に血が上って、罵詈雑言やら、矛盾していることを書き続けるというのは、古民家購入者の心証を悪くするだけだと思いますよ。
目の前の僕が憎くて、目的なんてどうも良くなりましたか?
今回の記事の「田舎暮らしする奴は、変わり者が多い。」という言葉も、さぞかし購入希望者の心証を悪くすると思います。
そういうことは考えないのですか?
(ブログ読者の皆様・日本ブログ村の皆様)
先方のシリーズが今回と次回のあと2回続くと予告されてしまったので、その分だけは議論のお相手をしてしまいます。
昨夜の記事と違う行動をしていてすみません。
この記事は本日午前中に書きましたが、いつもどおりの定時あたりにアップします。
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蓄熱壁の限界 - 2017.01.16 Mon
現在のところ、取り立てて反論するような内容はないですし。
なので今日は、違うこと。
最近書きました蓄熱壁について、書き加えることにします。
これもちゃんと書きたいと、ずっと思っていましたので。
土壁を代表とする蓄熱壁。
一応説明としましては、「日中に熱を蓄えて夜間に放熱し、夜間に蓄えた冷気で日中の暑さを和らげる」という風に言われます。
要するに、熱容量が大きいので、温度変化が時間差で訪れるのですね。
僕はこの蓄熱壁である土壁が住宅にとっては理想の壁であると思っています。
以前から述べているように調湿性もありますから。
ただし、それは売り文句どおりの効果を常に発揮できるような、「魔法の壁」ではありません。
たとえば、我が家の昨夜から今朝にかけての状況。
最高最低気温計で室内外の気温を監視した結果です。
大寒波の割には今朝はそこまで冷え込まず、屋外の最低気温は-4.4℃で収まりました。
この時期としてはごく平均的な気温です。
一方、室温はといいますと。
いつもどおり夜半頃に最高室温28℃を迎えて、朝の最低室温は14℃。
最低室温が14℃というのは結構いい数値です。
ちなみに書きますと、朝の最低室温の全国平均は12℃程度、長野県は全国最低で8.6℃という統計があります。
なので、我が家の場合は一応、県平均よりも全国平均よりも暖かい朝を迎えていることになります。
ただしこれは蓄熱暖房である薪ストーブを焚いての結果ですから、そうでない場合にはもっと寒くなります。
このあたりに蓄熱壁の限界があります。
蓄熱壁の性能が最も発揮されるのは、夏の日中です。
夏の日中は夜間に蓄えた冷気のおかげで、室温は28℃程度までしか上がらず、これこそが蓄熱壁の本領発揮です。
が、夕方以降は逆に蓄熱壁は放熱を始めるので、室内は暑くなってきます。
しかし、長野県の夕方であれば、窓を開けて涼しい外気を取り入れることで解決するので、まったく問題がありません。
一方、冬はどうでしょうか。
「昼に熱を蓄える」という作用が額面どおりには働きません。
長野県の厳寒期であれば、日中の外気温は0℃くらいで、そこに日光による暖まりを加えたとしても、「蓄熱壁が熱を蓄えている」という状態にはならないのです。
夜はなおさら、外の冷気の影響を受けます。
蓄熱壁は蓄熱しながら吸熱と放熱を繰り返すわけで、残念ながら外壁の場合は、室内の熱を吸熱(蓄熱)して、それを室内外に放熱してしまうのです。
ゆっくりと。
その「ゆっくりと」という部分が大切で、これだけでも蓄熱壁である意義はあります。
ただ、同時に限界でもあります。
というわけで、外壁の場合は蓄熱壁は室内外にゆっくりと放熱してしまい、冬場で蓄熱壁の力が発揮できるのは内壁となります。
親友であり、2級建築士でもある侍も、お客さんがどうしても土壁を希望した際、「内壁だけなら・・・」という提案をするそうです。
寒い長野県にある我が家の場合、蓄熱壁だけならばもっと寒い思いをしていたことでしょう。
そこが蓄熱壁の限界です。
我が家の場合は蓄熱壁に床断熱と天井断熱を加え、さらに焚いてから10時間くらい余熱を放熱し続ける薪ストーブのおかげで、家族がほとんど寒い思いをせずに暮らせる家となりました。
この古民家に移住した次の日、新聞取材を受けた僕は最後にこう付け加えました。
「古民家は僕にとっては理想の家ですが、魔法の家ではありません」
自然物を中心に出来ている以上は、長所も短所もあり、人間にとって不都合な部分もあります。
結局はそれを、断熱材のような新建材で補ったり、加湿器のような電化製品に頼ることもあります。
多分、僕を含めて、現代人の我慢が足りないせいです。
土壁は素晴らしい壁です。
蓄熱性能のおかげで夏はかなり快適に、冬もそこそこ暖かく暮らせます。
調湿性は抜群です。
竹と土と藁で出来ているので、どれも土に還り、特に土は練り直して再利用可能です。
風合いも古民家にピッタリで、落ち着きます。
素人でも時間と根気さえあれば作れます。
強すぎない、適度な耐力壁でもあります。
しかし、魔法の壁ではありません。
その部分をご承知いただければと思います。



最後に2015年GW作業でやった荒壁塗りの作業風景を載せます。
友達と泊り込みでやった荒壁塗りは本当に楽しかった!!
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昨夜の薪ストーブは失敗だった・原点回帰 - 2017.01.18 Wed
24℃をちょっと超えたあたり。
薪ストーブはメラメラ燃えているわけではないけれども、それなりの量の熾き火がある。
うーん。
燃料を足すべきかどうか考えて、止めておきました。
寒波のピークも過ぎたことだし。
と思ったら、寝る頃には結構部屋が寒い。
確認はしていないけれども、室温計は多分22℃とかそれくらいのはず。
経験的に。
でも、室温計は高さ85センチのシステムキッチンの上に置いてあるから、寝ている畳付近はもう少し室温が低い。
さらに、古民家特有の隙間風もある。
耳の辺りがスースーしました。
朝、5時くらいから嫁さんが起き出して、何かしている。
薪ストーブを焚いていました。
我が家は平日の朝は薪ストーブは焚きません。
焚いても、立ち上がったころにみんな家を出るので、無駄になるからです。
平日の朝はいつも石油ヒーターです。
ところが今朝は薪ストーブ。
僕は寝ぼけながら薪ストーブの燃える音を聞き、「今日は朝食からオーブン料理でも作るの・・・?」なんて思ってみたり。
起きて嫁さんに聞いてみると、
「寒くって」
という返答。
確かにみると外気温は5時現在で-7.1℃。
室温は12℃ですが、隙間風のある我が家では寒く感じます。
いやー。
薪ストーブの焚き方を失敗しました。
特に寒波が過ぎたと思った頃に、寒くなるとは。
どうしても10時を過ぎ、後は寝るだけという時間になると「どうせ寝るんだから、焚かなくてもいいか・・・」なんて思ってしまうのですが、やはり焚くべきですね。
翌朝の最低気温を見ながら。
ちなみに今日も同じような傾向。
10時現在で26℃もあるから、結構暖かいけれども、さっき見たら翌朝の最低気温が-12℃の予報。
もう熾き火も落ち着いてきた時間だけれども、もう一回焚きなおそう。
まさしく、昨日の記事で書いた蓄熱壁の限界というものです。
あ、もう一つ我が家の場合は隙間風もありますが、これはまたおいおい。
構造的に隙間風を防げない箇所が一つあるんです。
昨日の記事で書いたとおり、土壁(蓄熱壁は)とてもいい壁なのですが、特に暖かさを保つという部分に関しては断熱壁には負けます。
土壁の評価を書きますと、
涼しさ◎
暖かさ(外壁)△
暖かさ(内壁)○
気密性△
調湿性◎
耐震性◎(強すぎない耐力壁という意味で)
風合い◎
循環◎
施工性◎(素人でも出来る)
費用◎(竹と藁と土だから自給できるし、買っても安い)
という感じです。
暖かさのみが弱点ですが、それでも古民家に本来ついている建具よりはかなり優秀です。
さて、で、昨日の夜はあまり眠れませんでした。
それは前述のように寒かったこともあるのですが、もう一つは嬉しかったから。
何名もの新しい方から、コメントを頂けました。
その中でも特に「原点回帰」という方からのコメントが嬉しかったです。
そのHNのとおり、当ブログの原点回帰を求めるコメントでした。
そうだよな。
ちょっと理屈っぽくなって、原点を見失っていた。
このブログは、馬鹿丸出しの素人が、たくさんの失敗とほんの少しの成功を繰り返しながら、汗まみれで古民家再生を遂行していく姿を、面白おかしくお伝えするブログだったはずです。
確かそうだったはず!!
違いましたっけ・・・?
多分そんな感じ!
なんか違う気もするけど・・・。
そんなわけで、原点回帰します。
簡単に言い換えると、元に戻ります・・・。
その前に、「原点回帰」さんが選んでくれた、好きな回ベスト3。
これが面白くって。
多分、初めてコメントをくれた方だと思うのですが、ベスト3の内容を見ただけでかなり昔から読んでくださっている読者の方だと推察できます。
今回の記事では「原点回帰」さんが選んでくれた「好きな回ベスト3」をご紹介します。
僕はこれを読んだとき、嬉しくて眠れなくなりました。
第3位。
シンペイさん登場の各会(もつ煮とか煮てた詳細がもっと見たかった)

いきなり来ましたね、シンペイさん!!
もうね、懐かしい。
シンペイさんがブログに頻繁に出てきたのは屋根工事の辺りまでだから、2014年夏頃までの話です。
シンペイさんというのは、あゆみ大工さんの知り合いの職人さんで、うちの古民家からは車で15分くらいのところに住んでいます。
何の職人さんかというと、これが難しく。
いわば「現場の何でも屋さん」です。
一応コンクリートミキサーとか持っているから、そういうこともやるけれども、そういうのが専門でもありません。
大工経験もあるから、刻みでも活躍してくれました。
でも、本業は「モザイクアーティスト」です。
だから、鉄平石を使った炉台とか、アプローチとか、そういうのが一番得意です。
居るだけで現場が明るくなる、楽しいおじさんです。
東面の母屋を上げる(2014年6月6日) - 2014.07.27 Sun
基礎の残りをやる前編(2014年6月22日) - 2014.08.20 Wed
南面の母屋を上げる(2014年7月18日) - 2014.09.04 Thu
怒涛の南面工事が始まる(2014年7月19日) - 2014.09.05 Fri
↑
モツ煮などの現場グルメが載っているのはこの辺の記事です。
現場グルメについて補足をしますと、屋根工事が始まって、あゆみ大工さんシンペイさんに加えて、Sさん、Fさんなど、現場に入ってくる職人さんが増えてきた頃、いつの間にか現場に大鍋が置かれていました。
そして、刻み場でもあった土間には焚き火用のドラム缶が置かれ、そこに鍋を吊るす用の自在鉤のようなものが拵えられ、鍋にあわせた蓋が丸く切り出されました。
屋根工事は難しく、なかなか進みませんが、鍋設置に関わる職人たちのチームワークは素晴らしいものがありました。
そして、現場で毎日出てくる廃材を使って、大鍋での煮炊きが始まったのです。
最初はどこかから貰ってきた根曲がり竹をゆでて食べていたのですが、それからとうもろこし、ジャガイモを食べるようになり、最終的にモツ煮まで発展しました。
7月の暑い盛りに、現場でモツを煮込んで食べていたのです。
みんなで材料や調味料を持ち寄って。
しかも、施主である僕に無断で(笑)
まあ、僕もお相伴に預かれて嬉しかったですけどね。
いやあ、懐かしい。
屋根工事も、モツ煮も、シンペイさんもみんな懐かしいです。
シンペイさんのことは僕は大好きなので、今でもたまに会いに行っています。
記事に書かないだけで。
第2位 皇室御用達のテーブルゲームを捨てたくだり

ははは。
これも懐かしい。
かなり初期の記事ですな!!
蔵の燃え残った2階部分の片づけが完了(2013年3月23日午後) - 2013.03.24
クロックノールを見つけたときの記事がこちら。
燃え残った蔵の2階を片付けていたときに見つけました。
手作りっぽい、作りかけのような、意味不明なおもちゃに見えました。
そんなものに構っていられないので、迷わずに捨てました!
そしたら・・・、
何気なく新聞を見ていたら・・・ - 2013.04.02 Tue
わずか1週間後の新聞で、そのゴミにしか見えなかった物体が、貴重なゲーム盤であったことが判明。
長野県で18個しか見つかっていない貴重なゲームの、19個目は僕が捨てました(涙)
それだけでなく・・・、
クロックノールがなんか大変なことになってるよ - 2014.09.09 Tue
さらに1年半後には、昭和天皇実録が公開され、クロックノールが昭和天皇もご愛好された玩具であることが判明。
瞬間的にでしたが、クロックノールが世間の注目を浴び、僕のダメージはより大きなものに(涙)
確かに・・・。
クロックノールは自分が捨てたものの中では唯一後悔しています・・・。
何せ捨てたタイミングと、新聞記事のタイミングが絶妙すぎる!!
第1位 秘伝の古色の配合がインスタントコーヒーの蓋

最後がこちらですか!?
そりゃ、何せ僕にとっても衝撃でしたからね。
新材を古材に調和させるために塗る古色の秘伝の調合。
古民家再生を得意とする業者の中では秘伝中の秘伝とされ、非公開。
うわさでは、「その家に溜まっている煤を混ぜなければ、本物の色は出ない」と言われるくらい、熟練の勘で調合されるもの。
・・・。
の、はずが・・・。
古色を調合する(2014年4月5日) - 2015.04.19 Sun
あゆみ大工さんの教えてくれた調合は、インスタントコーヒーの蓋で計量するというもの!!
しかも、そのとおりに作ると確かに完璧な古色が完成したという、オチつき!!
しかもしかも、いい加減違う方法をやればいいのに、僕は今でもコーヒーの蓋で計って古色を調合しています。
秘伝って、案外そういうものかもしませんね。
確かに、コーヒーの蓋で軽量するなんてこと人に言えないから、秘伝になって当然かもしれません。
という、「原点回帰」さんは3つの記事を選んでくれました。
ブログをはじめて丸4年以上が経過し、記事の数は1500を超え、古参の読者さんにとっては古い記事の記憶が薄れ、新規の読者さんにとってはすべてを読破するのは難しくなってきている時期かもしれません。
そこで、今回は「原点回帰」さんから着想をいただきまして、皆さんで記憶に残る記事をあげてみませんか??
面白かった記事。
印象に残っている記事。
記憶には残っているけれども、どこにあるのか忘れてしまった記事。
改めて読みたい記事。
改めて読んでほしい記事。
移住して、多少時間に余裕がある今だからこそ、振り返ることも可能です。
普段はコメントをしない方、久しくコメントしていない方も、ぜひともコメントください。
推薦くださった記事は、僕が(多分、それなりに)丁寧にご紹介します。
僕も手始めに自分自身で好きな記事10選でも選んで、明日のブログで紹介しようかと思います。
こういうのを自画自賛というのでしょうが、僕はやっぱりこのブログが大好きですよ☆
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巨岩運びと駐車場の砂利敷き(2016年12月29日) - 2017.01.18 Wed
昨夜は一昨日の反省から、午後10時過ぎに再び燃料を入れまして、就寝する0時頃でもまだ熾き火が十分にある状態にしました。
今朝の最低気温は-5℃。
予報だと-12℃のはずだったのですが、それよりは随分暖かい。
平年並みです。
そして、最低室温はといいますと16℃。
これはかなり暖かいです。
注意して寝る前に多めに焚いておいたのと、外気温が思ったほどは下がらなかったことが要因のようです。
真冬の朝が16℃で目覚めるとなると、これはかなり贅沢だと思います。
そこまで行かないまでも、14℃での朝を理想としまして、これからも薪ストーブを焚く量について気をつけていきたいと思います。
さて、今日は「自分の好きな記事10選」を紹介しようと思ったのですが、記事の総数があまりに多くてすぐには選び出せない状況です。
今しばらくお待ちください。
というわけで、今日の記事は久々に時系列に戻ります。
時系列は12月29日。
午前中に井戸に鉄筋コンクリートの蓋を打設したところまででしたね。
実はこの日、ミキサー車が来る前に、ダンプで2トン分の砂利を運んでもらっていました。

年末の仕事納めの日だったせいか、2トン頼んだのに3トン近く運んでくれました。
送料込みで6,650円です。
砂利は旧宅のときはHCで買って自家用車で運んだこともあります。
でも、1袋20キロ(200円くらいのはず)を10袋買って撒いても、量としては知れています。
HCと家を何往復もして、お金を結構使いながら泥濘に砂利を撒きました。
個人であっても、よほどの少量でなければダンプで運んでもらっての購入をお勧めします。
さて、午後からはコンクリートの打設も終わったことだし、この砂利を駐車場に敷きましょうかね。
玄関から駐車場にかけての場所が微妙に窪地になっているらしく、雨が続くと水溜りになるのですよ。
これから雪でぬかるむ時期ですので、砂利で対策をします。
と、その前に。
敷地を整備しよう。

特にこういう岩。
今回の井戸付近の施工でもたくさん出てきました。
こういうのがあると砂利を敷くのにも邪魔なので、まずはこれらを敷地の隅に移動させることにしました。
ところでこの巨岩。
何キロあるのか知らないけれども、まったく持ち上がりません。
一輪車に載せることが出来ません。
なので、これは転がして運んできました。

あんな遠くから(汗)

これが井戸付近の岩たちです。
先ほどの岩と同じように、持ち上げられない大きさのものもまだあり、それらは転がして運びました。
寒い日なのに、汗だくです。

こういうギリギリ持ち上がる重さなら大丈夫。
一輪車でらくらく運べます。


ついでなんで、敷地の裏のほうも岩を探しに行って、いくつか集めました。
岩探しなら、草も雪もない今がチャンスです。
でも、さすがに広くて探しきれないし、多くて運びきれない。
あんまり運ぶほうにこだわっていると、本日中の砂利敷きの時間もなくなってしまうので、岩運びは大体にしておきました。

小一時間でこれだけの岩が集まりました。
銘石でもないこういう岩って、使い道もなかなかないですよね。
処分してもらうのも大変だし。
何年後に壁土用のプールを埋めるときに、一緒に埋めてやろうかと思います。


ともあれ、これで家の正面の岩はほぼ片付きました。

つづいて、砂利を敷いていきます。




もう、ひたすら地道に。
深型一輪車で40杯分くらい配ったかな。
へとへとです。
何が大変って、砂利の山から一輪車に砂利を積み込むの。
運んだり、砂利をおろしたり、均したりのほうはまだ楽なんだけど。
物凄い疲れたけれども、この時期の長野県はこの日のうちにやっておかないと、きっと翌日には砂利山は凍りついているはずです。
なので、がんばってこの日のうちにやりきりました。

砂利山はまだわずかに残っています。
これは使い切らずに、雨のときの様子を見て、足りない箇所に砂利を加えるための予備です。
ただ、この日以来、伊那谷ではまとまった雨は降っていませんので、いまだに砂利の効果も分かりません。
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【薪の運搬・保管】茶箱の欠点 - 2017.01.19 Thu
薪の入れ物 - 2016.10.19 Wed
の記事の続報です。
話としましては、我が家では薪の運搬と、室内での保管に茶箱を使っているという話でした。
茶箱の利点としては
①容量が0.12立米くらいあって、たくさん入る
②ブリキの内張りがしてあるから、木屑がこぼれない
③運搬と保管をそのまま兼ねられる。薪垣から茶箱に入れて室内に運び入れて、そのまま保管できる。
④我が家の場合は茶箱4箱でちょうど1週間分になる
⑤古民家の景観ともマッチしている
というのが挙げられます。
同じく、薪用に茶箱を使っている読者さんからも「薪の運搬・保管用としては最強」というコメントを頂きまして、メジャーではないものの愛用者は居るようです。
我が家としましても、なかなか良いチョイスをしたと、喜んでいたわけです。

薪垣からこのように茶箱に移しまして、炉台に移動させます。
ざっくり3箱が普通サイズの薪で、1箱が焚き付けという感じです。

我が家の炉台は3畳と広いので、このように積んでおしまい。
さて、この方法で2ヶ月以上使っていたわけです。
そして、この方法の欠点も分かってきました。
今日はその欠点を大きく2つ説明します。
①大きすぎ、重すぎること
もう、これに尽きるわけです。
先ほど申しましたように、茶箱の容積が0.12立米。
隙間無く入るわけではないから、実質0.1立米くらい入るとしても、それが広葉樹の薪だったらそれだけで50kg。
さらに、茶箱自体も結構がっしりして重く、それだけでも10kgは言い過ぎだろうけど、5kgくらいはある。
最初はあまり問題なかったんです。

なぜかというと、最初は本当にこういう端っこの規格外のものを優先して使い始めていたから。
これだとスカスカなので、そこまで深刻な重さでは無かったです。
が、最初の写真のように、だんだんと通常サイズの薪を入れるようになって、明らかに重さが増えました。
これでもまだ我が家は廃材の針葉樹ばかりだからいいんです。
目いっぱい入れても、茶箱まで含めて30~40kgくらいのものでしょう。
しかしこれが、何年かあとには購入原木からの広葉樹薪に切り替わるので、そうなったらそれこそ50~60kgということもありえます。
僕はわりと腰が丈夫なほうですが、それでもいつか腰を悪くしそうです。
②茶箱の強度が心配
茶箱というのは結構がっしりしています。
しかし、所詮は板材同士を釘で固定したもの。
そして、お茶っぱのような、軽くて嵩張るものを保管するための箱です。
これも最初は良かったのですが、薪の質が良くなって、茶箱の総重量が重くなるほどに茶箱にその重さの負担がかかるようになったようです。
さらに、そこまで重いと、こちらも下ろすときとかにあまり丁寧に置けずに、ガサっと置くような感じになってしまいます。
この分じゃ、茶箱の寿命もいつまで持つかな・・・。
なんて考えてしまいました。
茶箱から木屑が洩れないようにしてくれている内張りのブリキも、それ自体は柔らかい金属なので、薪で擦れて傷ついていきます。
これもいつかはボロボロに剥がれてくるでしょう。
そんなわけで僕は、自分が腰を悪くする前に、茶箱が壊れてしまう前に、違う運搬・保管方法を検討し始めたわけです。
もっと楽に運べる方法はないものかと・・・。
明日の記事に続きます・・・。
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【薪の運搬・保管】ログフープとカンガルーログキャリー - 2017.01.20 Fri
茶箱を4箱購入して、茶箱での運搬・保管による薪ストーブ生活を開始した我が家。
しかし、茶箱は大きすぎ&重すぎ、また耐久性が心配という問題に直面。
喫緊の課題というわけでもないけれども、近いうちにどうにかしたいなあ、と思う問題ではありました。
で、考えたのは炉台にログラックを置くこと。
我が家の炉台は3畳と広いし、その部分は床組みも頑丈に作ってあるので、ログラックで薪を積み上げてもまったく問題がありません。
それ、いいかもな。
でも、さすがに普通サイズのログラックは幅が1.1メートルとかあるので、それは邪魔です。
そんなに大量の薪を炉台に保管しておく必要も無いし。
1週間分の薪を置ければ十分です。

考えた挙句に注文したのがこちら。

はい、ログフープです。
ログラックよりもお洒落ですし、容量も我が家にピッタリです。
直径90センチのものですので、我が家の規格である45センチの薪を満載すると、
0.45×0.45×3.14×0.45=0.29立米
という容積を積めます。
45センチの薪はちょっと長すぎるので、ゆくゆくは40センチ規格にするとしても、それでも0.26立米。
茶箱は1つ0.12立米ですが、箱ですので薪をきっちり隙間無く入れることは出来ません。
その点、ログフープのほうがより隙間無く積み上げられます。
隙間問題を考えると、ログフープ一つで茶箱3箱分が保管できそうです。
そして、我が家は茶箱4箱のうち、3箱を薪用、1箱を焚き付け用にしていました。
長々と書きましたが、以上のことをまとめますとログフープひとつで我が家はこれまでどおり、1週間分の薪を保管できます。

さっそく設置♪
インテリアとしてもいい感じです。

茶箱4つが不要になるともったいないのですが、2つはこのように相変わらず焚き付けやら、コロ薪やら、屑薪やらの運搬保管用に使い続けます。
それらを入れて運ぶ分には大した重量ではないので、大丈夫です。
残り2つの茶箱も、使い道を変えて使い続けています。
それはまたいつか。
さて、これで薪の保管は大丈夫。
茶箱のメリットの一つは「運搬と保管がそれだけで済む」ということでした。
そうです、運搬の問題が残っています。

運搬のためにこのカンガルーログキャリーを買いました。
(画像はメーカーHPから借用)
これ、人間工学に基づいているとかで、使ってみると確かにらくらく大量の薪が運べます。
体感だと1回で0.04立米(40リットル)くらいかな。
これで7往復もすれば、ログフープに満載になります。
茶箱のときと比べて往復回数は増えますが、楽々です。
これを読んでいると、台車とかでもっと楽に運べるのでは?という風に考える人もいるかと思います。
先ほどもそのようなコメントを頂きました。
しかし、我が家の場合は土間に入るためにはいずれの場合も15センチほどの敷居をまたがなければならないので、台車は無理です。
スロープとかつけても、敷居の上に何かが載ること自体が(建物に対するマナーとして)NGですから、やはり台車なのではない運搬法である必要があります。

薪を運ぶ導線を改めて説明しますとこんな感じです。
茶色で描いた部分が薪垣です。
土間から外に通じる道は、玄関と裏口と、掃き出しサッシの4箇所があります。
緑の矢印から薪を運んできまして、そのまま赤の矢印から室内の炉台に薪を置きます。

薪垣はこういう感じですね。
いずれも軒下にあるので、雨だろうが雪だろうが、関係なしに取りに行けます。

先ほどの赤の矢印の箇所を、スケッチアップで描いた図で拡大しますとこんな感じです。
土間と炉台は板戸一枚で区切られているだけなので、外から運んできた薪は、居住空間を一切通らずに直接土間に置けます。
この導線は、部屋が汚れないのでお勧めです。
カンガルーログキャリーで薪をほいさほいさと運んできまして、それを炉台に積んでいきます。
そしたら、炉台で待機している嫁さんか長女が、その薪をログフープに積み上げておしまいです。
わずか10分足らずの作業です。
この方法のおかげで週に1回の大変だった薪運びからも解放され、我が家の薪ストーブ生活はまた一段と快適なものになりました。
終始、自慢と自画自賛ばかりで恐縮ですが、本当にお勧めの方法です。
特に同じような導線で、炉台が大きい人にお勧めします。
ご来訪ありがとうございます。
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【薪ストーブ11】炉台と天板は広いほうがいい・茶箱の使い道 - 2017.01.21 Sat
【薪ストーブ1】炉台の大きさと、土間からのアクセス - 2016.11.21 Mon
こちらの記事の続きであります。


以前の記事でも紹介しました我が家の炉台。
鉄平石で作り、広さは3畳あります。
以前の記事では、このように広い炉台を持つと
①薪の屑や灰などで部屋が汚れない
②薪や他のアクセサリーを置くだけの十分な面積が得られる
というメリットがあるという説明をしました。
とはいっても、下の写真のように3畳の炉台でも実際には結構ギリギリというか、ごちゃごちゃしちゃうものですけれどね。
今日は広い炉台のメリットをもう一つご紹介します。
それは、
子どもの事故防止になる
ということです。
通常、我が家のようにちびっ子が居る家庭では、ストーブ用のガードを設けるかと思います。
我が家の場合も、薪ストーブを設置したその日に煙突屋さんと嫁さんとの間で「やっぱりガードが必要ですよね」みたいな話をしていました。
僕は、えっ?!と思いましたよ(汗)
せっかく広く作った18畳間なのに、そんなガードを置いて区切っちゃうの?!
まあ、でも、安全のためなら仕方ないか・・・。
その場で議論しても仕方ないので僕も曖昧に頷いておしまいに・・・。
なんて思ったのはここだけの話です(笑)
それくらい自分の中では抵抗があったのですがね・・・。
それが、いざ移住してみると嫁さんの口から、
「これならガード要らないね」
という言葉が。
そうなんです。
広い炉台のおかげでガードが要らなくなりました。
というのも、炉台は天然石だし、汚れている前提だから居住空間内であっても土足エリア。
専用のサンダルを置いています。
だから、移住初日から子どもたちには「この石の上に行っちゃ駄目だからね」と言い聞かせてあります。
ストーブ関連の子どもたちの事故は、普段は良くても、お友達が来たりとか、イベントとかの特別なときに多いと聞きます。
つい、嬉しくてはしゃぎ回っているうちに、「熱くて危ない」という普段のストッパーが外れてしまうんでしょうね。
我が家のように広い炉台があって、普段から炉台に入らないこと自体を徹底しておくと、どんなにはしゃいでてもそのルールは守ってくれています。
炉台にさえ入らなければ、ストーブに触ってしまうことはありません。
これだけだと、ボリュウムがいまいちなのでもう2つ。

イエルカの薪ストーブは天板がとても広く、重宝しています。
たとえばこういう使い方。
洗い終わったあとの鍋やボールを乾かしています。
ものの2~3分ですぐに乾きます。
数えてみると、蒸発皿代わりのタライに、薬缶に、あとは鍋4つとボール1つが乾かしてありますね。
これが我が家の日常の光景です。
こういうのって、ほとんどの人がやっているとは思うのですが、それでもやはりイエルカの薪ストーブのように天板が広いというのは有利です。
それに、鋼鉄製ですから、鋳物ストーブのように温度変化で割れることもありません。
鋳物ストーブで同じことをしたときには、気をつけたほうが良いかもしれません(推測)。
あと、台所シンクの真横が薪ストーブというのもポイントです。
だからこそ、洗ってすぐに乾かせます。

あと、昨日の記事でお役御免になったかのような茶箱ですが、まだこうやって重宝しています。
我が家には写真のようにごみのような薪、屑薪も多いですから。
たとえば写真は燃え残った廃材を薪にしたもの。
我が家は僕が購入する何年か前に雷が落ちて、蔵が半焼しています。
そのときの燃え残りを薪にしているので、やはりこういうものは煤や炭が部屋を汚さないために、ブリキ張りの茶箱で運搬保管するのが良いと思います。
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天井裏に結露を発見 - 2017.01.22 Sun
僕の断熱材と結露に関する考えはこちらのとおりです。
断熱材では家の寿命は縮まらない - 2017.01.09 Mon
経緯を説明しますと、欠陥建築(欠陥住宅)バスターズという業者さんが別のハンドルネームで書いているブログが日本ブログ村の古民家再生ランキングに参加していまして、そちらで自分の物件を売るために、自分の物件以外の工法(断熱材の施工、素人の施主施工)を否定しまくっています。
僕はもう相手したくないし、うちの読者さんも「相手にしないで」という話なのですが、あちらは相変わらずいい加減な情報を発信していますし、こちらでも興味深い現象が新たに見つかったので記事にします。
僕は素人ですし、ハーバード大学院を出た秀才(笑)でもないので、自分のことを一切権威付けできません。
理論と証拠だけで説明します。
あ、ついでに書いておきますと、先方の古民家の耐震補強に関する考え方は僕とほぼ同じで、賛同します。
古民家は免震と制震で持たせるのが良いと思います。
我が家の場合はそのために、構造設計を専門にする建築士の方に壁量の計算をしていただいて、新たにたくさんの土壁を作りました。
先方は僕のブログをあまり読んでいないらしく「素人が適当にやってる」みたいに書いていますが、ちゃんと大切な箇所は専門家を入れていますよ。
僕の考える古民家に相応しい耐力壁は土壁です。
壁倍率は従来0.5倍であったのが、近年になって0.5~1.5倍に見直されました。
ちゃんと作った土壁ならば耐力壁としての強度があるということが評価されたわけです。
強度のある土壁がどういうものかは、またいつか説明します。
構造合板は壁倍率が2.5倍なので、ちょっと僕の感覚では強すぎるようにも思いますが、それは人それぞれでしょう。
少なくとも僕は、古民家にベニヤ板を張って黒ペンキを塗っておしまいのような工法はやりません。
材料作りから含めて、丸2年かけて土壁を作りました。
ごめんなさい。
話が逸れました。
今日の本題は「断熱と結露」でしたね。
先日、1月17日ですが、別の用事で小屋裏に上ったときに、こんなものを発見してしまったのです。

これです。

もう少しアップで、フラッシュを焚いて。
結露ですね。
ちょうど、断熱材と断熱材との間、防湿シートの室内側が結露しています。

以前に書いた模式図ですと、このパターンですね。
(茶色が天井板、赤が防湿シート、黄色が断熱材、青が結露です。念のため)
室内側の暖かく湿った空気が天井板を通り抜けて、防湿シート越しに冷たい空気に触れたので結露しました。
断熱欠損していたためです。
なぜ、ここが断熱欠損していたかといいますと、手前側がユニットバス天井、奥側が洗面所天井で、2つの天井の境界となる段差となる場所だったからです。
まあつまり、施工者である僕のうっかりですね。

小屋裏にあった予備の断熱材を被せて、断熱欠損を塞いでおきました。
これで大丈夫のはずです。
そして昨日。
1月21日。
まだ4日しか経っていませんが、小屋裏に上る用事があったので、ついでにその箇所を見に行きました。
ぺろっと、断熱材をめくって。

はい、乾きました。
正直、僕自身もびっくりしました。
まだ4日しか経っていないのに、もう乾いているなんて。
断熱材で覆って、断熱欠損をなくしたら、結露はどこかへ行ってしまいました。
おそらく蒸発しました。
もっと正確に言うと、該当箇所を断熱したことによって温度が上がり、結露は蒸発して、いったんはすぐ下に接している天井板に吸湿されたはずです。
そして、天井板はその水分を室内側に放湿してこれもまた乾くことでしょう。
ちなみにここは洗面所なので、薪ストーブの熱はほぼ来ません。
洗面所という用途のとおり、家の中では湿っぽく、家族が使うときにだけ石油ヒーターを20℃程度で焚く場所です。
決して薪ストーブエリアのような高温で乾燥している箇所ではありません。
それでもこれだけ早く乾きました。
今日お伝えしたかった続報は以上です。
気密と断熱を完璧にやれば結露は発生しません。
断熱欠損による結露も断熱をやり直せば、すぐに消滅しました。
僕の考える理論も、証拠もこのとおりです。
欠陥住宅バスターズさん。
あなたの言っていることは理論としては不十分で、矛盾していて、すっ飛ばしています。
そして、いつも証拠がありません。
僕がいつも示すような写真や具体的な数値もありません。
あなたの言っていることは経験論ですらなく、単なる根拠のない経験談です。
説得力がありません。
(繰り返しますが、耐震性については同意見なので、僕はあなたの考えと経験談に賛成します)
僕のような素人ですら理論と証拠を示しています。
あなたは専門家を自称するのですから、もっと責任をもった情報を発信したらいかがですか?
僕の主張は根拠や証拠があるので、反論も反証も可能です。
あなたの主張には根拠や証拠が無いので、反論も反証も不可能です。
反論・反証できないものを「科学」とは呼びません。
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なぜ断熱欠損は発生するのか?①施工の仕方 - 2017.01.23 Mon
昨日の記事でご紹介した、断熱欠損による結露。
壁内結露の場合も同じ理屈ですが、発生する原因は不十分な気密か、断熱欠損です。
今日からのシリーズでそれがなぜ発生するのかを説明します。
そのまえに、気密断熱施工のやり方から。

まずは、天井の場合です。
天井板に防湿シートを敷きまして、その重なり部分に気密テープを貼ります。
で、本来は防湿シートの端も気密テープで留めるのがいいのですが、我が家のように古民家の場合は天井裏が煤だらけでテープが効きません。
なので、うちの場合はタッカーで留めました。
どの道しっかりやれば問題ありません。

そして、グラスウールを敷き詰めます。
グラスウールは隙間があってもいけないし、逆に狭いところに押し込んでもいけないので、半端なところは丁寧に切ってはめ込みます。
グラスウールは切りづらく、チクチクするので嫌な作業です。
我が家の場合は縦横に交差させて10Kで100mm厚のグラスウールを2重に敷き詰めました。
ここまでが天井断熱です。
で、天井断熱というのは安くて、施工もやりやすい部類に入ります。
これでも。
問題は床と壁です。

床はこのように新たに大引と根太を入れた箇所はまだ作りやすいです。
ちゃんとしたピッチで根太が入っているので、そこにはめ込むだけですから。
押出法ポリスチレンフォームを切ってはめ込みます。

このように古材の床組みを再利用する場合は何倍も大変です。
古材の床組みはまっすぐな材はあまり無く、耳付きの半割材である場合もあります。
(この箇所は奥半分は床組みが消滅していたので、新たにネダレスで作りました。ハイブリッドな床です)

押出法ポリスチレンフォームは柔軟性と加工性に欠ける素材なので、きっちりはめ込めない隙間にはこのようにスプレー式のウレタンフォームを充填します。

ウレタンフォームというのがまた曲者で、これも施工性が物凄く悪いです。
充填したあとに1時間くらいかけて膨らむので、半分以上を切り落とすことになります。
でも、ちゃんと充填されないと嫌なので、無駄になることを承知でそれなりにたくさん充填するしかありません。

で、硬化後に余計な部分を切り落とします。
ウレタンフォームの欠点は
①値段が高い
②開封したら速やかに1本を使い切らないといけない
③特にこのような使い方の場合、半分以上が無駄になる
④硬化が遅い(完全硬化は2時間は見たほうがよい)
⑤寒いときは、ゆっくりと温めてから使わなければならない
⑥硬化前の修正が出来ない(触ってはいけない)
⑦関係ないところに付着する
⑧ノズルをちょっと引いただけで、景気よく噴出して無駄になる
など、物凄くたくさんあります。
これだけの欠点がありながら、必要なので嫌々使います。
さらに、ウレタンフォームを切り落としたあとに、それでもまだ残っている数ミリの隙間をコーキングで充填します。
コーキングも施工性は悪いです。
ここまでやれば断熱と気密は完了です。
念のために書きますが、押出法ポリスチレンフォームを断熱材として使う場合は、防湿シートはどちらかというと不要です。
押出法ポリスチレンフォームはきわめて吸水しづらいということが実験からも明らかになっており、グラスウールなどの繊維性の断熱材とは性質が異なるからです。
このあたり押出法ポリスチレンフォームを使った場合の防湿シートの必要性に関しては、説明するとそれだけで一記事分のボリュウムになってしまうし、込み入った話になってしまうので今回はこの程度に留めます。
読者さんのご希望があれば書きます。

我が家はごく一部の小壁のみ断熱壁を作りましたが、基本的にはこれは床断熱と変わりません。
根太が間柱になったと思ってもらえればいいです。
同じように押出法ポリスチレンフォームをはめ込んで、隙間を埋めます。
本当はここから施工の問題点まで書こうと思ったのですが、ここまでで結構なボリュウムになってしまいました。
今回は施工の仕方だけにして、続きは次回にします。
次回は
「なぜ断熱欠損は発生するのか?②施工の手間と費用」
です。
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- なぜ断熱欠損は発生するのか?②施工の手間と費用
- なぜ断熱欠損は発生するのか?①施工の仕方
- 天井裏に結露を発見
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なぜ断熱欠損は発生するのか?②施工の手間と費用 - 2017.01.24 Tue
断熱欠損が発生する理由について、昨日の記事では断熱施工の仕方までで終わってしまいました。
先に断っておきますが、僕が前回今回で書いている施工法はあくまで素人の施主施工や、古民家の既存の床組みを残したままでの施工法です。
現在の新築やリフォームの施工法から見ると、一昔も二昔も古いやり方です。
最近は、大手ハウスメーカーのみならず、中小の工務店も勉強熱心なところはSW工法などのフランチャイズになっていますので、かなりパネル工法が浸透していると考えられます。
なので、それら確実な断熱気密ができるパネル工法が普及する中で、「どうしてこれまでの物件は断熱欠損が発生しやすかったのか?」という問いになります。
正確に言えば。
そして前述のように、施主施工や古民家の床組みを生かした再生の場合は、やはり「現場の努力」での断熱気密になります。
タイトルにあるとおり、断熱欠損が発生してしまう理由は「施工の手間と費用」に尽きます。
もう二つ加えると「意識とモラル」の話でもあります。
施工の手間としては、昨日の記事で説明したとおり。
たとえば、床組みであればレベルを取りながら大引→根太と施工して、あとは荒床を張れば「フローリングも畳も御座れ」という状態。
ここで、断熱気密施工をしようと思えば、工程としては根太と荒床の間にやる必要が出てきます。
結構な手間と労力がかかります。
僕はこの間の週末に10畳間の断熱施工をしていたのですが、特に昨日の記事でも紹介したような古い床組みを生かした施工の場合は、断熱にとんでもない手間と時間がかかります。
10畳間で丸2日くらいかかります。



根太と根太の間隔を測って、大体そこに+2ミリくらいの幅で押出法ポリスチレンフォームを切り出してはめ込みます。
+2ミリくらいが最適です。
小さすぎるのは論外ですし、ピッタリサイズは結構スカスカになります。
少し大きめのを内装バールとゴムハンマーなどを使いながら入れるからこそ、隙間無く入ります。
その作業を延々とやっていきます。
そして、断熱材を入れる箇所がいびつな形をしていることも多いですので、そのつど微調整をします。
それが終わったらウレタンフォームとコーキング。
とにかく大変で、たった10畳で丸二日間かかります。
この作業、いつもやっていて思うのですが、職人によっては手を抜く人も居るでしょうね。
あるいは、工期や費用の問題から、丁寧な施工が出来なかったり。
僕はお金は無いけれども時間はある素人の施主施工ですので、自分の納得いくまで手間をかけられます。
そういう部分では圧倒的にプロよりも素人のほうが有利です。
必要なのは技術ではなく手間と時間なのですから。
特に、施工後は見えなくなる箇所ですから、手の抜きようもあります。
施主の意識としても、施工者の意識としても仕上がりのフローリングなどは気にしても、その下地の断熱までは気にしないでしょう。
ましてや断熱欠損が結露を招くという認識もありません。
その断熱欠損が原因で不具合が出るとしても、何年も後の話です。
という、よほどの手間と費用と意識とモラルが無ければ、手の抜きようがある部分が断熱施工なのです。
そして、現場の知識や認識としても、「断熱欠損=結露」という認識はあまり無いのではないでしょうか。
「断熱欠損=ちょっと寒い」程度で、あまりシビアに捉えられていないように思います。
そしてもう一つは費用です。
たとえば前述の僕が今やっている10畳間の場合、断熱材の材料費が2万円の、手間賃が3.6万円(1人工1.8万円として)の、合計で5.6万円がかかる計算になります。
これは断熱材の施工のみの費用となりますので、それ以外にも床組みや荒床や仕上げの費用がかかります。
すると、「ここの断熱材施工は1人工でやろうか」となるのは当然の話です。
そういう風にしてどこかしらの手間賃を削らないと、価格競争についていけないからです。
ならば施主が気にする仕上げや、不陸や床鳴りの原因となる床組みではなく、断熱材の施工手間を減らすのは当然の流れです。
(多少、短絡的な書き方をしていますが・・・)
結果として、通常の倍のスピードで急いで断熱材を入れたけれども、断熱欠損のある床が出来ます。
これって防ぎようがないと思うんですよ。
防げるとすれば、工期と費用が十分にあることが大前提で。
なおかつ、現場監督の意識が高いか、施主の意識が高くて毎日現場に見に行っているか。
そうでなければチェックする間もなく、床も壁も塞がれて見えなくなってしまいます。
そういうわけなので、現場の諸事情に左右されずに施工精度を確保できるパネル工法が普及するのは当たり前のこととなります。
我が家の場合は、一昨日の記事のように、僕自身のうっかりで天井裏が断熱欠損による結露をしていました。
たまたま施主施工で、たまたま広くて歩き回れる小屋裏で、たまたま小屋裏に上る用事があったので発見してすぐに対処できました。
これが通常の物件の場合はいつまでも発見されずに、深刻になってから天井の染みなどの不具合として発見されたことでしょう。
断熱気密を完璧にやれば結露は発生しません。
しかし、断熱気密を完璧にやるのは、かなり難しいことです。
工期と費用が十分にあって、現場監督と職人に意識とモラルがあって、初めて実現することです。
結果、断熱欠損がある物件が世の中にはあり、それが「断熱材を入れると結露する」という誤った認識に繋がっていると思います。
さて、断熱気密を完璧に施工すればそれで良いのでしょうか?
実は断熱欠損が発生する要因がもう一つあるのです。
それは明日の記事で紹介します。
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なぜ断熱欠損は発生するのか?③施工後に起こること - 2017.01.25 Wed
今日は断熱気密の施工後に起こること。
僕は業界人ではないので詳しくは知りませんが、もしかしたらこれは業界人はあまり言わないことかもしれません。
言いたくないことかもしれません。
業界に無関係だから言えることかもしれません(推測)。

ちゃんと断熱を施工したのに、それでも断熱欠損が発生するとすれば、それは他の職方が原因でしょうね。
特に、天井裏にグラスウールの断熱をした場合。
グラスウール施工後、竣工までの間に天井裏に入るのは電気屋さんとダクト屋さんです。
これらの職方が仕事をするためには、いったんグラスウールをどかす必要があります。
どかしたあとにきちんと戻してくれるでしょうか?
あるいは、新しく入れた機器や配線やダクトに応じて、適切にグラスウールを切り欠いて納めてくれるでしょうか?
ちょっと疑問です。
というのも、まず昨日一昨日の記事で書いたように、大工や現場監督や設計士でさえ断熱気密不良による結露の仕組みをちゃんと理解していない可能性があります。
ならば、電気屋さんダクト屋さんならばなおさらでしょう。
さらに、屋根裏というのは暗い・狭い・暑い・埃っぽい、という人間にとって嫌な条件が揃っています。
通常の人間ならば「こんなところ、早く出たい」と思うのが当然の場所です。
僕は旧宅で10月の夕方6時くらいに屋根裏に上ったことがありますが、それでも暑くて大変な思いをしました。
これが真夏の昼間だったらと思うと、恐ろしいです。
ただでさえ、暗い場所というのはうっかり忘れやすいですし。
何箇所も施工しているうちに、うっかりグラスウールをちゃんと戻さなかった箇所が出ることも十分にあります。
では、現場監督がそれら職方の仕事が終わったあとに断熱をチェックするかというと、それも無いでしょう。
電気機器やダクトがきちんと稼動した時点で職方の仕事は終わりだからです。
と、僕の推測だけで誤った情報をお届けしてもいけないので、業界人でもある親友の侍(工務店)に電話して聞いてみる。
野「僕の推測だけどさ。断熱施工したあとに電気屋さんやダクト屋さんが断熱欠損を起こしちゃうってことがあるんじゃないかな?」
侍「あー。それ。あるある!!」
というお返事でした。
侍のところはそういうリスクを避けるためもあってSWのフランチャイズをやっていますし、SW工法を選ばないお客さんには吹き付け断熱か屋根断熱を選択してもらっています。
もう一つ、竣工後の話ですが、ありえる話が欠陥住宅診断の人々。
断熱欠損による結露の原理を理解していなければ、彼らもその原因となりかねません。
ちょっと派生すると、欠陥住宅診断という仕事は、屋根や天井裏や床下など、家主の目の届かないところに入りますので、たとえばわざと瓦をずらしてその状態を撮影し、屋根修理の仕事を取ったりと、そういう事例も聞きます。
少なくとも飛び込みの営業だけは相手にしないほうが良いでしょう。
飛び込みで営業に来た場合は、冷静になってその場で契約せず、施工してくれたHMや工務店に相談しましょう。
どの職方に限らず、飛び込み営業には注意してください。
話を戻します。
竣工後の断熱欠損の可能性はあと2つ。
一つは野生動物です。
古い住宅ならば屋根裏に何かが入ることもあるので、悪さされるかもしれません。
最後の一つは地震です。
これはとくに断熱壁の場合ですが、自身によって防湿シートに隙間が出来る可能性もあります。
実は僕はこれが怖くて断熱壁を作るのをやめました。
僕の知っていることは以上です。
この話、業界の人はしたくないですよね。
こういうのが公になると、電気屋さんもダクト屋さんも仕事しにくくなるし、それ以上に大変なのは現場監督。
職方が天井裏に入るたびにチェックしなければなりません。
まあ、幸いなことに、最近はグラスウールの天井断熱というのも減ってきましたので、そういう苦労も減ろうかとは思います。
今回の記事は素人の憶測込みですので、その辺をご了承ください。
いい加減な記事にならないように、一応ウラは取りました。
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ずんだ餅・年末年始の帰郷 - 2017.01.26 Thu
年末は1月30日まで作業しました。
古民家移住までの3年間は年末作業もギリギリまでやっておりましたが、移住できた今となってはそこまで根詰める必要も無いので、最終日はほどほどに大掃除もかねて。
写真はありません(笑)
思えば前日に井戸の蓋と駐車場の砂利敷きをしたので、結構疲れていましたし。
ところで、嫁さんが30日午前まで仕事だったので、ちっとも新年を迎える準備が出来ていない我が家。

31日朝に慌ててホームベーカリーで餅をつきました。
餡子と黄な粉とずんだで頂きます。
ずんだはごくたまに食べる機会があって、かねがね美味しいと思っていたので、作ってみました。
餡子とかと違って、市販ではあまり売っていないですしね。
普通の冷凍の枝豆を買ってきまして、解凍し、薄皮を剥きます。
マッシャーで潰すも上手くいかずに、結局は電動ミルで潰しました。
こういうときに擂り鉢が欲しくなりますが、使用頻度が低いのでなかなか買う踏ん切りがつかないのも擂り鉢の特徴です。
味付けは砂糖と少量の塩で。
おいしゅう御座いました。
一番手間隙がかかるのがやはり薄皮を剥く作業です。
また作りたいです。
さて、それでは帰郷準備。

母親と兄へのお土産として、菜園の大根を抜きます。

ズボッと。
凍っている地面ごと抜けるのが、この時期の長野県の特徴ですね。

6本抜きました。
対象物が無いので分かりにくいですが、通常の半分くらいのサイズです。
意外だったのが、一番右のもの以外は又大根にならなかったこと。
石だらけの菜園なのに、思いの外まっすぐに育ってくれました。

玄関に注連縄。
今年は百均ので勘弁してもらいます。

あと、神棚に鏡餅。

出発前の車に嫁さんがいたずらしてくれました(笑)
昭和な感じですね。

そして故郷で見る初日の出。
今年も良い一年でありますように!!
今年も、ここ10年くらいと変わらないパターンでの年末年始を過ごせました。
日々の変化が目まぐるしいからこそ、年末年始くらいは十年一日の平凡なマンネリな感じが嬉しいです。
ブログ読者の皆さん。
改めまして今年もよろしくお願いします。
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中野さんの古民家を訪問(2017年1月2日) - 2017.01.27 Fri
古民家再生中の3年間は1月2日はお昼には伊那谷に戻りまして作業を開始していたのです。
ところが、今年はその必要もなし。
ということで、せっかくなので新城まで中野さんの古民家を見に行きました。
中野さん一家が泊まりに来た・結婚式から6周年 - 2016.11.27 Sun
中野さんというのは、以前にこちらの記事で紹介しました。
うちのブログの読者さんであり、愛知県の新城市に古民家を購入して再生に挑もうという方です。
ちなみに偶然ですが、僕と同じ中学校の3つ下の後輩でもあります。
その方が昨年11月末に、我が古民家に遊びに来てくれました。
そして初対面ながら大いに語らいました。
そのときに感じたのは、やはり物件を見ないと具体的なアドバイスは出来ないということ。
いや、もちろん僕は本業ではないのでアドバイスなんてしなくていいんですが、施主施工の古民家再生をした人間だからこそできるアドバイスというのもあるとは思うのです。
プロはお金さえあれば何でも言ってくれますし、何でもやってくれますが、実際にはお金は有限ですから。
ということで、帰郷帰りの1月2日に新城の古民家で待ち合わせをして、お話しすることにしました。
以下、写真がたくさん出てきますが、図面が手元に無いので散発的です。
「ああ、こういう物件なんだ」という参考までに。

まずは離れから。
昭和初期な感じのお風呂。
僕が学生時代に住んでいた家や、兄が昔住んでいた家のお風呂もこんな感じだったなあ。

こちらが中野さん。
穏やかな好青年ですよ☆
僕のような変人ではありません。
変人でないのに古民家再生をするという、奇特な方です(笑)

離れの1階。
ガラス戸が多用されているから、明るいです。

1階の天井。

1階トイレ。
床板を突き破って竹が進入してくるようです。
すぐ隣の段下が竹林です。
竹林は良し悪しですが、中野さんの場合竹林からの小舞竹の自給が出来ます。

離れ2階座敷。

と、その奥の床の間。
離れのほうが築年数が新しい分だけ状態も比較的よく、畳さえ入れ替えればすぐにでも子どもの遊び場所などとして使えそうです。

変わって今度は母屋。
玄関を入ったところを見上げています。
かっこいい!!
我が家の残念なのはこういう曲がり梁がないこと。
我が家の梁桁は案外まっすぐなのです。
古民家再生の場合は梁桁を見せたくて吹き抜けにしてしまう場合が多いのですが、そのせいで寒くなったり居住性が犠牲になります。
この家の場合は、おそらく二重梁になっているのでしょう。
梁を見せながらも天井を作れるという、理想の状態になっています。


ただ一方で、少し残念で気の毒なのが、柱や敷居にこのようなキクイムシの食害が多いこと。
かなりボロボロのものが数本あり、ひどいのは化粧材を被せてカバーしてあります。

空中写真。
母屋と離れと蔵が敷地内にあります。
基本的にはちゃんと大切にされてきたお宅のようです。

上手すぎて読めない掛け軸があったり。


あと玄関には大量の提灯入れが。
これもきれいにすれば何かに使えそうですね。

古民家にありがちな隙間。
プリント合板が貼ってあります(笑)
丁寧に施工するならば小舞を掻いて土壁を塗るのが良いでしょう。
ただ、たったこれだけの隙間なのに時間だけはかかるので、他の土壁と同時進行で。

母屋の中心部に、床が抜けてしまった部屋が一部屋だけ。
ある程度手入れされているこの家に床が抜けている部屋があるということは、しばらくの間無人だった期間とか、雨漏りが放置されていた期間があったのではないかというのが、僕の推測。
雨漏りは家の寿命を絶対的に縮めるもので、雨漏りさえなければこういう物件はもっと良い状態で残せるはずです。



外観です。

蔵です。
傷みが激しく、特段残したい希望が無ければ、古民家再生が落ち着いた頃に解体するのが良いでしょうね。

隣のこのあたりも敷地に含まれます。
こういう敷地があると、再生作業中は何かと重宝するはずです。
さて、見学と話し合いは午前中に1~2時間くらいなものかと思っていたのですが、実際には5時間近く、午後3時過ぎまで話してしまいました。
中野さん自身、今回の再生はすべて施主施工によるものではなく、我が家と同じように業者と協力し合ってのものです。
なので、僕は敢えていうなればセカンドオピニオン的な立場で、いくつかアドバイスはしました。
しかし、このときには一番大切なことは言えなかったのですよ。
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古民家再生に究極的に必要な二つのもの - 2017.01.28 Sat
実は中野さんの古民家でアドバイスをしている間、帰り道、帰ってからもずっと自分の中にモヤモヤするものがありました。
5時間もお話したので、それこそ内容はたくさんです。
土壁の作り方から、建具への下駄の履かせ方から、全体の作業工程まで。
でも・・・。
僕は一番大切なことを言っていない気がする。
帰宅したら中野さんからのお礼メールが届いていたので、考えながら返信しました。
「近々、電話で大切なことをお伝えしたい」と。
うーん。
どう伝えたらいいものか・・・。
少なくとも今の中野さんの計画では上手くいかない気がする。
なぜ僕に古民家再生ができたのか? - 2016.06.30 Thu
以前にこちらの記事でも、自分が古民家再生を出来た理由を7つ挙げたことがあります。
中野さんに伝えたかったのは、それとも似ていますが、もっと根源にある、究極的なことです。
古民家再生に究極的に必要なもの。
それは、お金か時間のどちらかです。
両方ではなく、どちらか片方が十分に確保されている必要があります。
要するに、お金をふんだんに使ってプロにやってもらうか。
自力でちまちま時間をかけてやるか。
ということです。
まあ、「タイムイズマネー」なんていいますから、同一的なもの、補完関係にあるものともいえるわけです。
お金をふんだんに使えば、通常の民家規模であれば、半年程度、1年はかからずに再生できます。
かなり傷んでいる物件でも。
時間が十分にあれば、どうにも必要な部分だけプロに任せて、他は自力でいくらでも出来ます。
するとその分に関しては経費は材料費のみで、プロに任せた場合に比べて1~2割の金額で済ませることが出来ます。
本当に、新築以上に古民家再生の場合は人件費の比重が大きいですから。
さて、中野さんの場合はどうでしょう。
移住予定日は今年の12月。
工期は1年を切ります。
予算はここでは書かないけれども、うちと同じようなもの。
プロにすべてを任せたら、必要箇所の半分もいかずに予算が尽きそうです(「必要箇所」の考え方にも拠りますが・・・)。
そして、出来るところは施主施工でやりたいという希望があります。
ここまでで、工期も予算も十分ではないことが明らかです。
それ以上に僕が心配なのは距離の問題。
中野さんは静岡県藤枝市在住。
物件は愛知県新城市。
スムーズに行けても片道1時間以上かかります。
(高速区間だけで75キロ)
加えて、小さいお子さんがいらっしゃいます。
1月2日にお伺いしたときは、お子さんたちは中野さんのご実家に預けての作業。
となると、なかなか長時間の作業とはいかず、夕方の早い時間には切り上げて迎えに行かなければなりません。
これからしばらくの間は工務店主体での再生工事が始まり、それと並行して施主施工を始めたいところですが、きっとこの距離と時間では、週末は工務店との打ち合わせに忙殺されるでしょう。
最悪の場合、工務店が半年間入って、その間はほとんど施主施工できず、工務店の工事終了後もやるべき箇所が大量に残され(どこまでやるかの打ち合わせが完璧でないと、容易に起こりえます)、予算も時間も残り少ない中で移住の目途がまったく立たない。
ということもありえます。
我が家と同じように、子どもの入園入学に間に合うように移住するという予定なので、移住の目途が立たないのは大問題です。
僕は基本的に能天気で楽観的な人間ですが、それでもこのような最悪のシナリオを考えてしまう状態でした。
でもなあ。
他人様の人生にそこまで介入するようなことを話すのもな・・・。
でも、言わなければ伝わらないよな。
そう悩むこと丸二日。
僕は意を決して、話すことにしました。
このままでは大変なことになりえると。
僕が話した内容は以下の3点です。
①工期を1年伸ばしたほうがいい
②すぐにでも物件近くに賃貸に移住して、週末は作業に集中
③移住と同時に物件近くに転勤
他人様の人生に踏み込み過ぎな発言です。
①はまだいいとしても、②③では住むところや、働くところにまで口を出しています。
僕だって他人様に干渉したくないですよ・・・。
ただ、言わなきゃ中野さんも自分も後悔する羽目になると思って言いました。
僕が古民家再生できた理由はいろいろですが、なにより時間があったことです。
そして、現場と自宅が近くて、家族の理解があって、週末は子どもたちは嫁さんと長女に任せて、現場作業に没頭できたからです。
朝9時前後から、夕方は7時近くまで。
本当に必要なときは休日平日関係なく深夜まで作業しました。
それが実現するためにはやはり現場と自宅と職場が近い必要があります。
現場と自宅との移動や、通勤に時間をとられている場合じゃないのです。
このことを話したときの中野さんの反応は、
「やっぱりそうですよね・・・」
でした。
多分、中野さんも分かっていたのだと思います。
ただ、決断をするのに、誰かの後押しが必要だったのではないでしょうか(推測)。
後日、中野さんから連絡があって、奥さんと相談し、工期を延ばすことと夏に物件近くに移住することを決めた、とのことでした。
ひとまず、安心しました。
僕もどこかで人手が必要になったら、お手伝いに行きますよ☆
こうやってブログを書き続けていると、良くも悪くも他人様に影響を与えてしまう部分もあります。
ごく限られた人への、わずかな影響でも、影響は影響です。
それがときに他人様の人生を狂わせてしまうとしたら、少し怖いです。
僕は自分の人生の責任を取るだけで精一杯ですし。
ただ、僕はそういうネガティブな側面よりも、古民家再生を通じて人の輪が広がるというポジティブな側面を大切にしたいです。
だから今日もこうして、記事を書いています。
(いつもいつも、無責任な記事でごめんなさいね・・・)
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古民家再生の七つ道具 - 2017.01.29 Sun
古民家再生に役立つ7つ道具の話です。
といっても、今回は玄翁とかインパクトドライバとか、そういうものは取り上げません。
そういうのはいわゆる大工道具ですから。
今回取り上げるのは大工仕事やDIYの中で、特に古民家再生に特化したものだけです。
なので、普通の大工さんが持っていないものも含まれます。

まず何よりも大切だと思うのはヘッドランプです。
古民家再生は屋内の満足に光源がない中で行うことが多いです。
もちろん電源があって、投光機などを使うことが大前提ですが、それでも現場内は広く、いつでも必要箇所に十分な明るさがあるとは限りません。
また、手間の面から見ても、いちいち投光機を移動しながらというのも大変ですし、投光機がたくさん必要になってきます。
そういうときにヘッドランプがあると便利です。
というか、ヘッドランプさえあれば、あとは作業場を照らす投光機一つだけでも何とかなるくらいです。
僕の愛用しているヘッドランプはLED LENSER H7です。
2012年から使い始めて、確か2016年4月頃に接触不良で駄目になったので、また同じものを買い直しました。
現場の職人さんにも好評で、3名の職人さんに同じものを代理購入したことがあります。
今調べたらもう廃番で、手に入りにくいようですね。
後継機もあるのですが、光量が増した分だけ電池の消費が激しく、全体に大きく重くなり、値段も倍以上します。
H7は購入時期によりますが送料込みで3000円くらいでした。
壊れて、後継機もあるのに同じものをまた買いたいと思える名品でした。
ヘッドランプを買われる方は光量ばかりでなく、持久性も気にしたほうがいいです。
あと、さすがに作業で1日中使っていると、1セット単四電池3本は平気で使い切ってしまいます。
なので、途中からエネロングというエネループの類似の充電池を使いました
エネロングは単四が1本100円くらいなので、すぐに元が取れてしまいます。
僕はLED LENSER H7ばかり愛用しているので、実は最新のヘッドランプ市場には詳しくありません。
多分、適度な光量で、持久性があって、なおかつ電池ではなくバッテリー式のものもあるはずです。
本体が高いかもしれません・・・。
充電池のほうが汎用性がありますが、単純な蓄電性能だとバッテリー式のほうが上だと思いますので、その辺は良く調べていただければと思います。
とにかく、ヘッドランプは必需品です。

2つ目は15センチの直定規です。
もちろんメジャーも差金も使いますが、特にこの直定規は重宝します。
300円くらいで買えますし。
何せ小さいので、作業着のペン差にさして、いつでも持ち歩けます。
夏場は頭にタオルを巻くので、タオルに挟み込みます。
いつでも携帯できるというのがミソです。
そしてこんなことを書くと怒られちゃうのですが、盟友の古民家野郎さんも同じことを書いていたので、僕も正直に書きます。
この直定規、汎用性があります。
力を入れて切ればビニール紐くらいは切れます。
カッターがないと開封できないような、何かのパッケージや貼ってあるセロテープなども切れます。
古民家にありがちな、堆積している煤もケレンのように剥がせます。
いちいちケレンを取りに行くのが面倒な小規模であれば、定規で剥がしたほうが速いです。
隙間を掃除したり、隙間に入ってしまったものを取るのにも使えます。
という、定規を越えた万能棒なのです(笑)
これがたったの300円!!
それだけ雑に3年間使い続けたのに、まだ定規として十分に使える頑丈さです。
すぐにでも買ってください(笑)

3つ目はこちら。
見慣れない道具ですね。
これは内法メジャーといいます。
古民家再生はすでにある建物に手を加えるわけなので、新築に比べても内法を計る機会が多いです。
柱間の内法のように普通のメジャーで計れるものならばいいのですが。
そうでない場合。
たとえば梁と床との間にピッタリ入るつっかえ棒を作りたい場合(例えばですよ!!)
普通のメジャーしかなければ、折り曲げて計るしかありませんが、この方法はかなりの誤差を覚悟しなければならず、目安にしかなりません。
本業の大工さんなら如意棒のように伸縮する長い定規も持っていますが、あれは高いですし、機動性にかけます。
短い内法を測ることは出来ませんし。
そういうわけで、この内法メジャーはとても重宝します。
ポケットに入る大きさですからね。
もちろん普通のメジャーとしても使えます。

4つ目は小さいノート。
ノートやメモ帳くらい大工さんなら持っていますが、古民家再生の場合の特徴は、ポケットサイズであること。
これはA7サイズだったかな。
胸ポケットに入ります。
古民家再生で使う材料は、現場で採寸して、メモして、そのとおりに刻んで持っていくという場合が多いです。
新築に比べてメモを使う頻度は何倍も多いはずです。
ですから、常にメモ帳を持ち歩く必要があります。
ちなみにこのページに書いてるのは僕が今やっている床への断熱材のメモですね。
このメモ帳は3冊目かな。
本当に多用します。

5つ目は指なし手袋です。
1組128円の。
暖かい地方は無くてもよいかもしれませんが、僕は真夏以外は大体つけています。
手を保護するためです。
軍手はよほどの土木作業でなければ使いません。
かといって、素手でやるのは困難な作業が多いです。
本業の大工さんは手の皮が厚いのかもしれませんが、我々施主施工者は普段は違う仕事をしているので、どうしても手の平の皮が薄い部分を保護したくなります。
手先の器用さを確保しながら、弱い部分を守れるので、僕の場合は作業効率がぐんと上がります。
材木のようなごつごつ堅いものも、何か汚いものも、この手袋を嵌めているだけで随分と抵抗無く持てるものです。
おすすめです。

6つ目は建築用シャープペンシル。
これはほとんどの現場でメジャーですよね。
古民家再生の特徴は赤色を使うということです。
最初の1年くらいは赤鉛筆を削って使っていましたが、シャープペンシルを買ってからは手放せなくなりました。
鉛筆をまめに削るのは面倒ですし、かといって先が丸くなった鉛筆を使い続けるのもストレスです。

7つ目は墨壷。
これも朱色というのが古民家再生の特徴です。
やはり使う頻度や用途から考えても、密閉型の自動巻きでしょうね。
6つ目7つ目が赤色・朱色である理由をまとめて説明します。
単純に古材が黒いからです。
だから黒い鉛筆や墨ではほとんど見えません。
僕も実はつい最近までは黒の墨壷を我慢して使っていたのですが、やはりとても不便しました。
墨壷の墨は黒と朱と白があります。
単純に古材にしか使わないのなら白が一番見やすいのでしょうが、そんなことはありえないので、古材でも新材でも見やすい赤や朱が一番いいと思います。
もう一つ加えますと、今日紹介した7つ道具のうち、特に冬場で上着を着ているときは6つを常時持ち歩いています。
頭にヘッドランプ。
ペン刺しにシャープペンシルと、定規。
胸ポケットに内法メジャーとノート。
手には手袋です。
これ以外にも、ズボン左ポケットにメジャーと携帯電話。
というのが、腰袋以外で常備している装備です。
という、古民家再生の7つ道具をご紹介しました。
中野さん。
今の中野さんの作業ではまずはヘッドランプと手袋からになると思いますが、徐々に揃えていってくださいね。
そして、実は非常に大切な道具がもう一つあります。
これはまたボリュウムが増してしまうので、明日の記事にします。
今日はキリの良い7つ道具までのご紹介でした。
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古民家再生の必需品をもう一つ - 2017.01.30 Mon
今日はその続きで、もうひとつ大切な道具をご紹介します。
といっても、多分ほとんどの人は持っているし、使っているでしょう。
それはデジカメです。
なーんだ、と思って帰らないで、まあ聞いてください。
せっかくの古民家再生。
ほとんどの人は撮影して記録しているでしょう。
でも、もしかしてスマホで撮影していませんか?
という方は、これからデジカメを買うことをお薦めします。
せっかくですから防水防塵仕様のデジカメにしてください。
スマホではいけない理由ですが、やはり現場でのタフな使い方に耐えられないだろうし、そういうところで神経を使うのも非効率的だからです。
通常仕様のデジカメも同じように厳しく、シンペイさんのデジカメも買って半年でレンズが出てこなくなりました。
やはり砂やら埃やらが駆動域に詰まってしまうようなのです。
シンペイさんには僕が防水防塵使用のデジカメを買い換えた際に、古いほうをプレゼントしました。
ちなみに僕が現在愛用しているのは、

こちら、オリンパスのTG-4です。
防水15m、防塵、耐衝撃2.1m、耐加重100kg、耐低温-10℃というタフな仕様。
そして、F値2.0という明るいレンズ。
その他、機能満載(笑)
という、アウトドア仕様のカメラの中ではハイエンドモデルとなります。
まあ、こんなにオーバースペックでなくていいので、防水防塵仕様のデジカメをどれか選んでもらえればと思います。
通常のデジカメより少し割高で、いくつか種類があります。
それでは、どういう風に使って、重宝するかを説明します。
①ブログ用写真
僕の場合は一番はこれです。
ブログにアップするために、多分通常の3~4倍くらいの写真を撮っています。
単に自分の思い出のためならば、そんなに多く撮影する必要はありません。
以前に何回も書いているとおり、僕にとってはブログを書くこと自体が古民家再生を成功できた大きな要因になっているので、そういう意味ではブログ用の写真というのはとても大切なのです。
写真さえ撮っておけば、何年後でも書きたいときにブログやHPで公表できます。
②家族に見せる
特に小さいお子さんがいる場合は、僕のように家族は自宅に置いたままで、自分だけ現場で作業してというパターンになることが多いです。
そんで、現場が暑かったり寒かったり汚かったり危なかったりすると、家族が来るのもごくたまになって。
そういう時は、帰宅したら夕食後にでも家族にその日の進み具合を写真で見せます。
すると家族も嬉しいですし、家族に喜んでもらえると自分もがんばれます。
③友達に見せる
少しでも古民家再生に興味を持ってくれる友達や同僚に写真を見せると、手伝いに来てくれるきっかけにもなります。
①とも共通しますが、何も発信の仕方はブログだけは無いので、SNSで日々拡散するのも助っ人に繋がるかもしれません。
④自分自身の思い出・人生の記録
まあ、これは自己満足で。
⑤施工の記録
僕自身たとえばこういうときに過去の写真が役に立ちました。
これは以前の
炉壁のコンクリートブロック塀を作り始める(2016年1月26日) - 2016.03.07 Mon
こちらの記事でも書いたことですが、薪ストーブを入れるに当たって、急遽炉壁が必要ということになって、コンクリートブロックで作ろうとしたわけです。
でも、コンクリートブロックで作ると総重量240キロ。
ただでさえ、鉄平石を敷き詰めて、300キロ近くの薪ストーブを置く場所なのに、さらに240キロの荷重なんて大丈夫か?という不安が自分の中にありました。

そういうときに過去の写真を見返すと、見えなくなっている下地の状態がわかります。
今回の場合は画像のように大引きに細かなピッチで6本も鋼製束を立ててあり、画像には無いですがさらにその上に通常よりも太い2寸角の根太が入っていることが分かったので、安心して炉壁を作ることが出来ました。
たくさん撮影しておくと、こういうときに役立ちます。
⑥メモ帳代わりに
このメモ代わりという使い方は2種類あります。

1つはこの写真のように、これは鴨居の溝を測っていますね。
これはピッタリ入るように柱に鴨居の溝を刻むためですが、いちいち溝の間隔をメモするのが面倒なので、そのまま撮影しました。
するとこの写真だけで12mm、38mm、52mmという間隔が分かります。
こういう風にいちいちメモできないとき、面倒なときは測っているスケールそのものを撮影すればよいです。

あと、昨日の記事で書いたように、古民家再生は現場で採寸して、メモして、そのとおりに刻み場で加工するという作業を繰り返すことが多いです。
なので、胸ポケットに入る小さなノートは必需品なのですが、そういう作業を繰り返しているうちにうっかりノートを刻み場のほうに置いてきてしまうことがあります。
そういう時はこの写真のように、手近な下地や端材にメモしてそれを撮影します。
刻み場までノートを取りに行くほんの少しの手間を省くだけですが、実はそういう積み重ねで効率やストレスが随分と違ってくるものなのです。
という感じで、今日はデジカメを古民家再生で重宝する理由を6つ紹介しました。
中野さんシリーズはこれでおしまいのつもりでしたが、もう一つ書きます。
素人大工さんもちょうどあの作業を始めたことですし・・・。
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耐力壁としての土壁 - 2017.01.31 Tue
素人大工さんにも現在進行形で関係しています。
これから古民家再生に挑む方へ。
土壁はいいですよ。
土壁のよさだけでシリーズで書けるほどです。
いい蓄熱壁です。
調湿してくれます。
風合いがいいです。
素人でも作れます。
小舞さえ掻ければ、歪な場所にだって壁を作れます(古民家再生では重要!)。
そして、強すぎない理想的な耐力壁です。
「土壁は耐力壁ではない」
なんて言っちゃう勉強不足の木造建築士さんは、免許を返納して退場してください。
たとえ改正以前の0.5倍の壁倍率だって、耐力壁は耐力壁です。
土壁の壁倍率は平成15年12月に「壁倍率を定めた告示(昭56建告1100)」によって改正され、それまで一律0.5倍だったのが、壁厚などの仕様によって0.5~1.5倍の壁倍率が認められるようになりました。
最大で、従来の3倍の壁倍率(耐力壁としての性能)が認定されたのです。
(あ、最近うちのブログで改正後の数値を0.5~2.0倍と記憶違いして表記していました。さっき気づいたので、過去記事も2箇所直しておきました。訂正とお詫びを申し上げます)
さて、それで、それら従来以上の壁倍率が認定される壁の条件は以下のとおりです。
『貫』は、厚さ1.5cm以上、幅10cm以上のものを、91cm以下の間隔で3本以上設け、柱との仕口はくさびで固定する。
『間渡し竹』は、幅2cm以上の割竹または径1.2cm以上の丸竹とし、柱および梁・桁・土台などの横架材に差し込み、貫にSFN25同等以上の釘で打ち付ける。
『小舞竹』は、幅2cm以上の割竹を4.5cm以下の間隔で配置し、棕櫚縄または藁縄、パーム縄などで、間渡し竹に締め付ける。
『荒壁土』は、100ℓの砂質粘土(荒木田土など)に対して、0.4kg以上0.6kg以下の藁すさを混合したもの。
『中塗土』は、100ℓの砂質粘土(荒木田土など)に対して、60ℓ以上150ℓ以下の砂及び0.4kg以上0.6kg以下のもみすさを混合したもの。
上記のものを以下の塗厚で施工する。
中塗土を両面に塗り、土塗り壁の壁厚7cm以上 → 1.5倍
中塗土を両面に塗り、土塗り壁の壁厚5.5cm以上 → 1.0倍
中塗土を片面に塗り、土塗り壁の壁厚5.5cm以上 → 1.0倍
法律なので、土壁のような極めてファジーなものもいちいち数値で表さないといけないのでちょっとややこしいのですが、これはいたって緩い基準ですよ。
よほど材料をケチらなければ余裕でクリアできる基準です。
ちょっとうちのやり方で比較してみましょう。
左側の青字が公示の条件で、右側の赤い部分が我が家の仕様です。
『貫』 厚さ1.5cm以上、幅10cm以上 → 厚さ3.0cm、幅12cm
91cm以下の間隔で3本以上設け → 60cm以下の間隔で3~4本設けた
『間渡し竹』 径1.2cm以上の丸竹 → 径1.5cmの丸竹
貫にSFN25同等以上の釘で打ち付ける → 38のステンレススクリュー釘で、各貫に2箇所ずつ固定
『小舞竹』『荒壁土』『中塗り土』 これはほぼ仕様どおり
『壁厚』 7cm以上 → 8~9cm
という、特に意識したわけではないのですが、基準から見ると随分なオーバースペックなわけです。
ただ、法律は法律なので、いくらオーバースペックとはいっても1.5倍を超える壁倍率を自分で設定できるわけではないのですが(汗)
まあ、地震の時にはその分の働きをしてくれるかもしれません。
オーバースペックといって、特に目立つ部が二つあります。
一つは貫の厚さで、基準の2倍ですね。
まあでも、5分厚の貫というのはいくらなんでも薄すぎ、最低でも7分、古民家の場合は柱も太いから1寸の貫くらいはごく当たり前です。
もう一つは間渡し竹と貫を結ぶ釘の仕様。
多分これが江戸時代に比べて現代が大きなアドバンテージを持っている部分です。
古民家の間渡し竹というのは、残念ながらあまりちゃんと貫とは固定されていません。
固定のための釘が細かったり短かったり弱かったり錆びていたりして、固定が非常に弱いです。
多分、鉄が貴重な時代だったから、仕方が無いのでしょうけれど。
現代は釘くらい安く手にはいるので、ケチらずに使いましょう。
まずはステンレス釘です。
これは、鉄釘だと後から錆が壁の表面まで浮いてくる可能性があるためです。
そして、ステンレス釘は抜けやすい(鉄釘は錆びることによって固着するから)ので、スクリュー釘を選択します。
長さは32か38が適当です。
打つ前にドリルで間渡し竹に下穴をあけられるのも、現代の有利な点です。
こうやって、釘をケチらずに、間渡し竹と貫の交点を2本ずつの釘で固定すれば、江戸時代の人が泣いて喜ぶ頑丈な間渡し竹を施工できます。
個人的な解釈ですが、僕は強固な土壁を作るために貫と間渡し竹が頑丈であることが何より重要ではないかと考えています。
貫と間渡し竹が弱いところに、いかに上手に小舞を掻いて土壁をしっかり塗っても、やっぱりへにゃへにゃになっちゃいます。
そういう駄目な土壁は解体の際にいくつか壊しました。
駄目になった原因は雨漏りで小舞が腐ったか、あるいは前述のように釘が弱かったことです。
あと、もう一つ付け加えるのであれば、小舞の間隔は広すぎても狭すぎても駄目です。
広すぎると壁が塗れません。
狭すぎると、塗れはするのですが、弱くなります。
以前にあったEディフェンスの実験では、今回紹介した公示どおりに狭い間隔で小舞を掻いた建物を揺らしたとき、土壁が表と裏でばらばらに崩れてしまったことがありました。
まるで魚の三枚卸のように、小舞だけを残して。
これは小舞の間隔が狭くて、表塗りのときに十分に反対側に土をはみ出させることが出来ず、裏撫でがちゃんと出来なかったためです。
土壁そのものは仕様どおりで頑丈であっても、表面と裏面が上手く結着し、一体化できなかったわけです。
なので、4.5cm以下という言葉を文字通り解釈せずに(狭くても大丈夫と思わずに)、4.5cmぴったりを目指して掻くのが良いと思います。
ちょうど指二本がギリギリ入るくらいの間隔です。
という、今回ご紹介したことを守っていただければ、壁倍率1.5倍の程よい耐力壁が作れると思います。
耐力壁はバランスが大切ですので、きちんとした知識と良識を持っている建築士さんのアドバイスを得ながら配置を考えてくださいね。
資格を振りかざすだけの人とか、不安を煽るだけの人は駄目です。




最後に、素人大工さんのブログでも最近荒壁塗り作業に入ったようです。
ぜひご訪問ください。
土壁06:初めての土壁塗り(2017/01/24)
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