手術の体験記みたいなの - 2013.11.15 Fri
右手で打てるのは人差し指と中指くらいかな。
親指は添え木の角度的に厳しいし、薬指はなんかすごく違和感がある。
なので今日は手術の体験記みたいなのを書きます。
手術後からずっと書こうとは思っていたけれど、右手の状況により、書くのが今日になってしまいました。
このブログのメインストリームである「古民家再生」がこれから古民家再生を目指す人の参考になるように、この体験記も同じ手術を受ける人の参考にしてもらえればと思います。
1時ちょっと前
病院にチェックイン(という表現でいいのかな?)
しばらくすると診察室に通されて、点滴をされる。
点滴は普通のラクテック(体液に近い組成のやつ)と抗生剤の2種類。
そのまま点滴をガラガラ引きずって移動し、いよいよ1時半からの手術に臨む。
で、一応着替えるんだけど、上半身だけ。
脱いで肌着になって、手術衣を着る。
でもどうせ右半身は着る必要もなくて、左肩のみ袖を通し、遠山の金さん状態。
更衣室のロッカーに荷物を預けて、再び点滴を引きずりながら移動。
手術室というのはあれですね、広いですね。
フロア全体が手術用になっている感じで、さらにそこから色んな細かい部屋があるようでした。
雰囲気はといえば・・・。
これはもうかなりアレな表現だけれど、屠殺場。
あるいは食肉加工場。
ああ、もう、これは、人間か家畜かの違いで、やはり肉と骨と内臓を扱う場所なんだなと、妙に納得。
で、自分が手術を受けるベッドにたどり着く。
先週にお会いした執刀医の先生に挨拶する。
全体的にほんわかムード。
有線でJ-POPが流れている。
スタッフもなにやら会話しながら作業している。
ちょっとした喫茶店のよう。
それからスタッフが次々と僕に自己紹介。
自分が手術にどの様に関わるのかを説明してくれる。
この雰囲気、テレビの生放送のときみたいだな・・・。
お医者さんは3名。
執刀医の先生と、若い研修医さんと、年配の先生。
年配の先生は終始アドバイザーみたいな感じだった。
手術開始。
執刀医の先生が痛みについて解説してくれる。
「腕から先は静脈麻酔をかけるので、痛みはありません。ただ、麻酔が全身に回らないように、上腕のところをずっと血圧計みたいなので圧迫します。これが唯一痛いです」
との説明。
まず、麻酔を打たれる。
「チクッとしますよー」
つづいて、でっかいゴムバンドみたいなので腕を先端から順に締め付けられ、仕上げに上腕のところで圧迫される。
で、再び麻酔。
たぶんこのときの麻酔が本番用。
しばらくすると執刀医の先生が僕の手をいじり始める。
グギッ!!
いたたたたた。
医「あれー?まだ痛い?そうか。まだ麻酔して3分だもんな。痛くて当然だよな」
とか、誤魔化しながらまたどこかへ行ってしまう。
2時ちょうど。
麻酔が効いてきたのを確認し、執刀開始。
僕からは腕は、タオルで遮られていて見えない。
見たいけどなー。
まあでも、素人が手術なんかを、しかも自分の腕が手術されているのを見たらそれこそ気絶ものか・・・。
全然感覚がないので、最初の1分くらいは何も分からなかった。
続いて聞こえてきたのは・・・。
キュイーン
という、どう聞いてもドリルの音。
歯医者さんの使うような精密な音ではなくてですね、現場用のほうです。
いつもあゆみ大工さんが使っているようなやつ。
あの音が終始聞こえてきました。
そして時々、その音に連動するように、僅かな痛みが。
僅かというか、どこか遠いところに感じる痛みが。
そうか、いよいよサイボーグになるのか。
そのような不穏な音や、遠い痛みに耐えていると不意に、
「手術終わりました。成功です」
の声が。
ええ?
もう?
時計を見ると、僅か15分しか経っていない。
それからレントゲンを撮って、骨が正しい位置に固定されているのを確認し、シーネ(添え木みたいなの)を固定して完了。
あっけないくらい。
麻酔が完全に解けていない腕が重い。
そして麻酔が解けてくると今度は痛い。
右手は包帯でぐるぐる巻きだけれど、その中身は一切分からない。
変な感じ。
家に帰ろう。
麻酔の影響でフラフラしたらどうしようと思ったけれど、案外大丈夫だったので歩いて帰りました。
家までは歩いて20分くらい。
家に帰りながら思ったこと。
医療ってすごいなー。
僕も年齢なりに病気や怪我をしているけれど、医療の力がなかったら、今はもっともっと不便な生活をしていたはずだ。
もしかしたら死んでいたかもしれない。
でも、医療のおかげで、こんなに不便なく暮らせている。
折れてしまった骨も、元の正しい場所でくっ付いてくれる。
なんだか文明に対して懐疑的になりがちな僕も、この日ばかりは医療の進歩に素直に感謝しながら帰宅したのでした。
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