【No.】 1104
【ストレッサー】 五百メートル移動に二十分
【内容】 バスが渋滞に巻き込まれてなかなか動けずに、乗客の誰もがイライラしているのが見て取れる状況になっている
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★
【対処法】 隣席の年配男性が「まだか、まだか」と百回ほど声に出したことにより、自分は冷静になり気持ちが落ち着いてきたことに気づく
【ストレッサー型】 1 イライラ自己過信型
【解説】この一年間を振り返ってみますと、ちょうど一年前の年末年始休暇の九連休に小説を書き始めてから、半年ほどは順調に筆が進んでいたように思います。ところが七月に気管支炎を患って体調を崩し、執筆はやむなく中断することになりました。その後も十月に入ってから新型コロナに感染し、ようやく回復の兆しが見え始めた頃に、母が亡くなるという出来事が重なりました。
十一月になると、弟から母を海洋散骨してはどうかという提案がありました。一方で妻からは、「私の時はきちんと埋葬してほしい」と言われました。そこで、ふたりで墓地や霊園を巡ることを始めました。十二月に入ってからは、ヨドバシカメラの「夢のお年玉箱」の抽選販売に当選するという思いがけない幸運にも恵まれ、今思えばこのあたりから流れが少し変わっていったように感じます。
十二月二十一日の日曜日、四箇所目となる霊園を妻と見学しました。条件には合いませんでしたが、石材店の方から「希望に沿う霊園を紹介したい」と言われ、車で三十分ほどの場所へ案内されました。そこで一基限り百万円という区画を提示され、妻も気に入ったため購入を決めました。帰り道に駅まで歩いてみると、確かに十五分ほどで駅に着くことが分かり、交通の便にも安心しました。
こうして二〇二五年の最後になって大きな買い物をしたわけですが、その後届いた見積書には石材と工事費が二割引になるという案内があり、驚かされました。永代使用料を含めても標準石なら八十万円ほどで収まる条件となり、さらに石種の違いによる二十種類ほどの見積額が並んでいました。割引を踏まえると、石種のグレードアップや追加加工をしても総額百万円ほどで収まりそうだと考え始めました。

年末年始休暇に入り、石材店とは連絡を取らずに、昨日は霊園へ足を運び、他の墓石を参考にしようと思いました。バス停から徒歩五分と聞いていたため、バスで向かいました。途中、前日にも通った商店街では、朝九時前にもかかわらず千人以上の行列ができており、アメ横のような活気に満ちていました。バスは三十分ほどで着くと聞いていましたが、ターミナル駅で五分ほど停車したため、結局四十分ほどかかりました。
地図で確認していた霊園までの道は南へ下るだけのはずでしたが、川を渡る橋が限られているため、住宅街の行き止まりに迷い込みながらも、五分ほどで到着しました。購入した区画の周辺を見て回ると、標準石の白地に黒模様の墓石も悪くなく、少しグレードの高いピンク色の石も実際に見ることができました。前回は事務所内のトイレを借りましたが、外にもトイレがあることを知り、利用してみました。
帰りもバスに乗りましたが、二十分ほど待った後、順調に進んでおりました。11時頃例の商店街の前を通りましたが、数千人が列を作っておりました。そして、終点の駅ターミナル直前の五百メートルで渋滞に巻き込まれました。右折して駅に入る車が一度の信号で二、三台しか進めず、直進や左折の車だけが次々と駅へ吸い込まれていきます。
結局、右折するまでに二十分ほどかかりました。隣に座っていた年配の男性は「まだか、まだか」と百回ほど繰り返し、運転手が「申し訳ありません。間もなく到着します」とアナウンスする場面もありました。乗客の誰もが苛立ちを抱えていたと思いますが、その苛立ちを抑えきれず態度に出す人がいると、かえって自分は冷静になり、気持ちが落ち着いていくことに気づきました。
小生は駅の一つ手前のバス停で降り、そのままヨドバシカメラへ向かいました。入口には元旦に販売される福袋の内容が掲示されたチラシをもらいました。先行抽選で当選した「SIMフリースマホのお年玉箱」が同じく一万円で販売されることを知りました。今回は早朝から並ばずに済むことに、ほっとした気持ちになりました。こうして大晦日を迎え、慌ただしくも意味のある一年を静かに締めくくることができたように思います。
本年もよろしくお願いいたします。
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