1. 「顧客」を顔のある存在として扱い続ける
見失わないメーカーは、最後まで
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年齢
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使う場面
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困り方
を具体像として保持している。
市場調査はするが、
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「平均的ユーザー」
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「ペルソナ図」
に置き換えない。
現実の一人の不便さが、判断基準として残っている。
2. 思想が“スローガン”ではなく“制約”になっている
理念を掲げる会社は多い。
でも見失わないメーカーでは、理念はこう機能する。
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それは「できる理由」ではなく
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「やらない理由」
例:
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これをやると楽に儲かる
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でも「それはウチじゃない」
思想が選択肢を減らす刃として使われている。
3. 成功体験を「再現」ではなく「材料」として扱う
見失うメーカー:
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成功=型
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型を守ること=正しさ
見失わないメーカー:
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成功=条件の束
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次は何が変わったか?を問う
だから過去を否定しないが、
過去に縛られもしない。
4. 現場の違和感が上に届く“短い回路”がある
報告書よりも、
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試作品
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クレーム
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壊れた現物
が強い会社。
「これ、変です」が
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会議資料を飛び越えて
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意思決定に影響する
言語化されていない情報が尊重される。
5. ブランドを“守る対象”ではなく“結果”として扱う
見失わないメーカーは、
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ブランドを作ろうとしない
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露骨に語らない
やっているのは一貫して、
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約束を守る
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余計なことをしない
その積み重ねの副産物がブランド。
6. 数字は「評価」であって「目的」ではない
数字を見ないわけじゃない。
ただし順序が崩れない。
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まず:何を良くしたいか
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次に:その結果として数字を見る
数字が悪ければ、
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作り方を疑う
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伝え方を疑う
存在意義そのものを売り渡さない。
決定的な違い
見失わないメーカーは、常にこう問い続けている。
「これを一番喜ぶのは、誰だ?」
この問いに即答できなくなった瞬間、
メーカーは危険水域に入る。