くだまきあーと

擬似よっぱらいOLがくだをまく、余生の日記。

🌸宅建受験合格記(と、年末挨拶)🌸

 

宅建に落ちたよって去年ブログに書きました。

これはわたしの非常にみっともない部分ですが、わたしは自分が恥ずかしい・プライドが傷つくと思ったことは書きません。宅建に落ちたのも恥ずかしいことだと思ってます。しかし書きました。その意味はどういうことか。

来年こそ受かると思ったからです。そして、受かりました。

 

勉強方法は昨年のブログに大まかに書きました。

ひたすら問題演習です。「宅建試験ドットコム」の「過去問道場」にてひたすら過去問をやりまくります。

 

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自分の場合、8月からの3ヶ月でだいたいこれくらい。これが最低限のレベルと思います。


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これとは別に、一問一答もこれくらいやってます。個人的にはこちらのほうが良かったかも、と思いつつ、こちらはなんとなく勉強履歴がわかりづらいのでやはり「過去問道場」がおすすめかも。

 

勉強方法としては、以下。わたしのばあい、これを3ヶ月続けました。

①テキストを見ながら過去12年分の過去問を単元別に解いていく(過去問道場でこのあたり絞り込むことが可能)。わかりにくかった点やテキストにない点はテキストを読み、テキストの該当箇所に書き込んでいく。宅建業法と民法、その次に法令上の制限を優先する。間違った問題があればブラウザバックして解き直す。

なお、過去12年分を解くとしたが、正確には昨年分および一昨年分は除いたほうが良い。

②苦手分野を順繰りに単元別に解いていく。①では12年分としたが、ある程度仕上がったらそれ以前も解いて良いこととする。解いていく苦手分野は、必ず出る単元および掲載されている問題数の多い単元を優先する。

また、これと同時に週一回のペースで過去問道場の模擬試験を生成(12年分に縛られず、全問題対象とする。難易度は「鬼レベル」とする)し、本番と同様に解く。ここで解けなかった単元をまた繰り返し解いていく。間違った問題があればブラウザバックして解き直す。

③試験二週間前になったら、「宅建試験ドットコム」の統計問題対策と法令制度改正情報を頭に叩き込む。

また、この時期に年度別過去問を本番同様に解いていく。昨年分・一昨年分を残した場合はここで昨年分から解いて、よく復習してから一昨年分を解く(どうせ昨年一昨年の出題は出ないので)。

 

こんな感じかな。当然、法改正されている問題は飛ばします。

どうせテキスト読んでもすぐにはわからないんで、読むだけ無駄。ひたすら問題演習していくのが正しいと思います。そもそもあの分量はいかに読書が得意な人でもそう簡単に読めません。

わたしは忙しくてあまり勉強できなかったけど、平日は1-1.5時間、休日は3-5時間勉強時間をとりました。ここまでとれないというひとは、3ヶ月と言わずもっと前から勉強を始めたほうが良い。逆に学生ならそんなに苦労はしないはず。

 

とりいそぎまとめましたが、3ヶ月やれば良いというのは確かに再現性ありました。基本的にみんなそう難しい対策をしているわけではないと思うので、演習中心にパパッとがんばりました。

お金を払ったのはテキスト代のみ、塾にも模試にもお金を払わなかったので、ナーバスになることもありました。しかし、直前期にナーバスになればなるほど一生懸命やっているということ。そこまで頑張ったのならきっと受かるんだと思いました。中途半端にやってるときは、ナーバスになりませんからね。これまじで、大学受験とかにも言えるよなぁって思います。恥をかき捨て、「やばいやばい、焦る焦る」と慌てている時ほど合格しやすい気がする。

 

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そんなわけで、勝利の肉をば。

ここのお店のお肉はおしゃれなのにガッツリで、非常にいいです〜。丸の内のお店ですが、これで1500円しないくらいだったかな?丸の内って意外と安いものが手に入る。

 

 

本日は年末。仕事は余裕を持って納まってしまったので、最終日は「お先に失礼します!」とさっさと途中退勤しちゃいました。わたし以外にも帰っている人、いーっぱいいるんで、問題ない!

 

今年一年を振り返ると、夢のような一年だったと思います。とっても充実していました。ここでブログには書けてないけどたくさん旅行しましたし、たくさん人と会いました。できることも増えましたよ。初めてのこともたくさんしたかもしれない。そんな刺激的な日々と穏やかに本を読む休日の午前とを繰り返し、昔あった焦燥感というものが徐々になくなって、どんどん穏やかになっていくのを感じております。年収も増えました!なんだかお金にゆとりが出てきた気がするなぁ。

3月まではまたプライベートが忙しいのですが、3月で総括を迎えます。宅建もひといきついてしまったので、「次は何をしようかな?」というのを考える日々。今考えているのは英語。なんだかんだ先延ばしにしてしまったけれど、先日のイギリス旅行で「もっと話したい!」と切実に思ったから。あとは、実現可能性は低めですが、ワーホリに間に合いそうなら検討してみようかな?んで、ほかにも何かもう一つくらい、やりたいことを作って実行したいかな。

来年決まっている用事は、友達とピューロランド・いちごスイーツめぐり、母と出雲大社高野山、ひとりで和菓子カフェ・舞台観劇、などなど。たくさんお金を、ためます…。

仕事面で言うと、来年度は非常に大事な年になるため、そこは気を抜かずに頑張ろうと思います。来年度終わったら異動がありそうで、そこまで落ち着いたら一人暮らしを検討しようかと思う。本当はもっと早くやっておきたかったんですが、タイミングがとても悪くて実現しませんでした。異動の多いおしごとなので、やっぱりライフスタイルは「やりたい!」と思ったタイミングよりも「ここだ!」というタイミングじゃないと変えられないんですよ。最近それに気がついた。へんに住む場所変えても、「次の配属先はあなたの家から不便なところだから」と言われると非常に困る。

 

来年は今年よりもたくさん本を読んで、映画や舞台鑑賞して、元気に過ごします。あとお金!ためるぞ!

それでは元気に年越しします。

 

イギリス🇬🇧旅と決意の記録

 

深夜便でイギリス旅行へ行き、深夜便で帰国。HISの団体旅行に一人参加してきました。今年はどうしてもヨーロッパ行きたくて、いつも一緒に行ってくれる友人にお願いしたのですが、「ヨーロッパなんて休み取れない」と拒否られました。やむなし。

20時過ぎの集合時間だったので、家を出るのはかなりのんびり。仕事はラッキーなことにお休みが取れました。

 

2年前にHISのツアーに参加した時は、結構若い人がたくさんいたのですが、今回はどうも海外旅行にかなり不慣れな様子のお年寄りが多くガッカリ。添乗員さんの案内を待っている間もどこかの方言がとびかっていて、それもなんとなく話が合わないかもと思い、ガッカリ。HISは基本ツアー料金超安いし、実際安いプランで深夜便を乗り継いで行く感じ。寒い上に着いたら即観光ツアーで体力勝負なところがあるので、なんだか、不安です。

HISのオプションで座席を通路か窓際にできるものを指定していたのですが、いざ発券してみると窓側。トイレが近くて困っているので、3列の窓側は気を遣っちゃって辛いなぁ〜と半べそでした。

 

1日目 成田→ワルシャワ→ロンドン✈️

14時間ちょいのフライトは寝て体力温存をしました。咳止め薬を飲んでいて、眠気の作用があるためか、寝付きの悪いわたしのわりには眠い。0時発だってのに機内食で夕食がでるというので(いらねーよとは思った)、1時間くらいまんじりと待っていると、夕食が出ました。

成田空港を出て、ぐるっと方向転換して、京都の上を通り、韓国、中国、カザフスタンカスピ海の上を飛んでいきます。

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韓国上空を飛んでいる時、眼下に煌々と明るく輝く韓国が見えたので、あまり高度が出ていないのかと寝ぼけたことを考えてましたが、単に雲がないだけのようですね。その後はすぐ眠り、カザフスタンのところですこし目が覚めました。カスピ海にはいる直前くらいにふと窓の外を見やると、カスピ海沿いに灯りが見えて、とてもきれいでした。上空をみると満天の星。飛行機からこんなにきれいに星が見えるとは思わなくてついつい写真を撮ってみたのですが、肉眼の方がきれいでした。オリオン座がよく見えます。窓側で良かったかも、と思い始めました。

アゼルバイジャングルジアを経て、黒海にそうようにトルコ上空。ひときわ輝く街はきっとアンカラだろうな、というくらい、トルコは全体が輝く。

ルーマニアハンガリースロバキアを経て、ワルシャワ空港へ降り立つと、2時間ほど待ってロンドン・ヒースローへ向かいました。

2年ぶりのワルシャワ空港は、基本的に変わらないですが、トイレなどが変わっていました。懐かしさと新鮮な気持ちでした。

 

2日目 オックスフォード🏫

ヒースローからはバスでオックスフォードへ直行。

向かう道中、羊などの放牧が見えました。

イギリスは他のヨーロッパと同じように、都市と都市の間は緑があふれる素敵な空間が広がっているのですが、綺麗に刈り取られた丘陵に、羊や馬、乳牛が放牧されているところが多かったです。草をはむ羊たちがそれはそれは可愛くて、ついつい見てしまうのでした。

オックスフォードは大学を中心にした街です。あまり綺麗なところとは言いにくく、公衆トイレなどは汚くて、とても入れたものではありません。ここの公衆トイレは世界一汚いと言っても過言ではないのでは?本当にやばいですよ。ヨーロッパは全体的にトイレが汚いし水流も悪く、日本やシンガポールなどといったアジアの国の方がトイレのほうがより優れていて、不思議な気持ちです。

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Christchurch、マートンカレッジなどの外観を巡り、カバードマーケットというアーケード街のようなところでご飯となりました。

あまりお腹が空いてなかったので、「moo-moo's」というお店のスムージーで。これが可愛いのですが、大失敗。なんせイギリスは寒い。スムージーは冷たい!

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そうそう、イギリスは本当に寒いんですよ。

事前に気温を調べていたのですが、「この時期は東京と変わりありません」と聞いていたのに、東京よりも断然寒い!マフラーや手袋をもっていなくて、後悔しました。

しかし、東京もこの旅行中にだいぶ寒くなったようですね。最高気温14℃、最低気温6℃とのことですが、一週間くらい前はもう少し高かったはず。

バスに乗り込んで、ホテルへ。お空がめちゃくちゃきれいなんですよ。なのでぜひ見て。

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バスに乗り込む前に、こちらをチラチラと見てくるアジア人数名を見かけました。話しかけてくれたのですが、なんと日本人留学生とのこと。日本からの留学生もそりゃいるでしょうが、遭遇するとは思わず、珍しい出会いをしました。Christchurchもマートンカレッジも、外観を見るだけだったのであまり感慨深いとかはありませんでしたが、この出会いがすこし印象に残りました。

日本人留学生という彼らは、あまりわたしたちと違いのないような服装と背格好でしたが、「楽しんでくださいね」と声をかけてくれました。それが嬉しくて、一方で「羨ましい」と感じました。

わたし、正直海外留学とか考えたことがなくて。母はよく「あなたに出せるお金がない」と言っていたし、大学以降の進学とか、そういうお金がかかりそうなことは考えすらしませんでした。そういう道があるとは感じていたのですが。

イギリスで暮らすのはとても大変だと思います。でも、そのぶん将来が拓けているとも思います。まだみんな若い。私たち観光客と違わないような姿かたちをしている人たちでも、みんな優秀。そう思うと、羨ましくて。

また大学生になりたいとか考えた時期も本当に最近あったところ。海外勤務は夢のまた夢だけれど、いつかしたいな、いや、叶いそうな気もするぞと感じていたところ。そんな中、オックスフォードという一流大学の留学生に出会って、刺激を受けた気分でした。嬉しいような、悲しいような、不思議な気分だったのでした。

 

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ホテルはマンチェスター。ありがたいことに、晩ご飯付きです。

ここまでまる二日、シャワーも浴びてないしまともにご飯も食べてなくて、身体じゅうドロドロのヘドロになった気分でした。簡単とはいえコース料理があってありがたかったです。重たいので全て食べ切ることはできませんでしたが、温かいご飯がおいしかった。お部屋も現代的でオシャレでした。

トコジラミは11月の寒い時期でも出るらしいので、簡単にチェックして、スーツケースはバゲージラックに載せておきました。眠気が半端なく、また時差ボケも激しかったので、途切れ途切れではありますがすぐに眠れました。

 

3日目 湖水地方ウィンダミア、ボウネス)🛥️

朝早めに起きて支度をしたのですが、眠すぎたのかいまいち捗らず。髪の毛までこだわっていると朝食の時間に遅れてしまうので、仕方なしに着替えとメイクだけしてレストランでご飯。また部屋に戻って貴重品をスーツケースにしまいつつ、髪の毛を完成させました。2連泊なので気楽ではありますが。

3日目は湖水地方をクルーズし、その後アフタヌーンティーとなります。晩ご飯がついてないのでどうしようか悩んでいましたが、おひとり様参加の男性にTESCO(ヨーロッパのメジャーなスーパーマーケット)がすぐ近くにあるときいて、そこでお惣菜を買って部屋で食べようと思いました。

 

何時間かバスに乗って、湖水地方ウィンダミアに到着。

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こちらはLake Windermere。「mere」はノルウェー語で「湖」といいます。古くはノルウェー・バイキングの入植地であり、湖水地方の地名などはノルウェー語から来ていることもある様子。遠目に見える山、雪が降ってるようです。もうそんな季節かぁ。

水辺なので、寒いです。本当に寒い。オックスフォードもめちゃくちゃ寒かったですが、この日は段違いに寒い!手を上着のポケットにつっこんでいましたが、これじゃあ差し障るので、諦めてマフラーと手袋を買うことにしました。

少し寂れている風でしたが、Ambleside Pierという埠頭近くに小さな雑貨屋さんがありました。なんていうお店かわからず調べましたが、Googleマップでは出てこず。「Ambleside Fish & Chips」というお店と同じ建物内のお隣さんの雑貨屋です。入りにくくて外にある品物をチラチラウロウロしていると、お店の人が中も見てねと招いてくださり、中へ入りました。

お店の中は流石に写真撮ってないのですが、可愛い品物がたくさん!悩みましたが目的のマフラーと手袋を購入、二つで7000円と少しくらいでした。

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マフラーのほうはすごいふわふわのウール感あふれる代物で、あまりにも素敵なので「HERITAGE TRADITIONS」と書かれたタグを調べてみると、スコットランド湖水地方でよく手に入るローカルブランドだそうです。クラシックなブリティッシュスタイルのアクセサリーやアパレル小物を中心に展開している、日本ではほぼ流通なしの代物。手袋はネパール産のもので、外観は毛糸で編んだ手作り感もある代物でしたが、Thinsulate™(シンサレート)という高機能断熱素材を使った防寒手袋で、わりとハイクオリティな防寒具でした。良い買い物をしました。


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船に乗って、ボウネスへ。


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「Macdonald Old England Hotel」にて、思い描いていたアフタヌーンティー!シンガポールでも経験しましたが、あまり変わらないですね。

このホテルはスパリゾート的なところらしいんですが、古さはあるものの、伝統も感じさせるホテルでとにかく立地最高&絶景なので宿泊にも良さそうです。

 

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アフタヌーンティー後は、この街の見どころの一つである「World of Beatrix Potter」へ。「ビアトリクス・ポター」は、絵本「ピーターラビット」の作者です。1943年に亡くなりましたが、長いことこの湖水地方に居を構えていました。実際の家はボウネスから少し先の村だそうです。ビアトリクスは湖水地方で生まれ育ち、その豊かな感性を育みました。裕福な家庭で学校には行かず、自然を愛し、ナショナルトラストに力を入れて、生涯イギリスから出ることがなかったといいます。

 

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中は美術館みたいな感じです。12ポンドで入場可能。今回は平日かつ閑散期ですので予約なしでも入れる上に人が全くいませんでしたが、いつもは混んでるそう。そんなわけで、予約はした方がいいみたいです。

お土産ショップが建物内にあるのですが、どれもこれも可愛いのでおすすめ。値段を見ずにカートに突っ込んでいたら、総額20000円超えてました。ちなみにこのミュージアムショップではなくて、坂を下った隣の建物のほうがピーターラビットグッズのバリエーションは豊富です。

お向かいの雑貨屋さんも可愛いのでぜひ。ていうかイギリス、どこもかしこも可愛いものばかり!

 

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ボウネスを散策後、マンチェスターのホテルへ。

やはり羊。

珍しいくらいに快晴でした。湖水地方は降雨量が多いそうなので、ひやひやしていましたが、ちゃんと晴れていて素敵でした。

 

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夕食はTESCOで調達。お米が恋しくて、お寿司をたくさん買い込みました。あとはりんごといちご、それから大好きなオレンジジュース!フルーツは甘さがないのですが、ぜんぶおいしいです。

今回ほぼ初めてTESCOでお買い物をしましたが、キャッシュレスとセルフレジが進んでいます。日本でセルフレジやカード決済に慣れていたらいいのですが、現金派や機械音痴はかなり肩身狭いと思います。また、最近はタッチ決済のカードが主流ですので、タッチ決済できるカードは必須です。TESCOは一応挿入可でしたが。

 

ちょっと量が多すぎて、ご飯を残してしまいました。残飯を部屋に置いておくのはなんだか気持ち悪いので、レセプションの方にどこに生ゴミを捨てれば良いか拙い英語で尋ねたところ、「外に捨ててね」と言われました。これはスペインでも感じたのですが、ヨーロッパって外にデカいゴミ箱ありますよね。あそこになんでも捨てていいみたいです。日本人からすると不思議な感覚ですけど。

日本は最近、テロ対策やごみ削減のために、公共の場でのゴミ箱が撤去されつつあります。東京駅などもゴミ箱はありません。ヨーロッパは日本以上に環境重視なのでさぞ、と思っていたのですが、基本的にリサイクルできるものは全てリサイクル、という考え方であり、とりあえずプラスチックを分別しておけばいいらしく、日本ほど厳しくはないようです。

 

4日目 チェスター・コンウィ🏰

バスで1時間、チェスターの街へ。

まさにヨーロッパの街という感じです!傾斜の強い石畳を歩くので、歩きやすい靴必須。街並みはチューダー様式。「ザ・ロウズ」なるアーケード街も有名。

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チェスターには大聖堂があり、これが観光のメイン。一応中に入って写真を撮りまくりましたが、いまいちよくわからず。撮るだけ撮ってちゃっぴーに解説してもらおうと思いましたが、ちゃっぴーがやたら画像生成したがり捗らないので断念しました。

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大聖堂の寄付は必須ではないと言いますが、ほぼ必須なので諦めよう。5ポンドを支払います。

かつてはベネディクト会(6世紀にイタリア出身のベネディクトゥスにより創建された、清貧を戒律のひとつに掲げるカトリックの修道会)の修道院教会だったそう。11世紀の建築が今も残っているようですが、16世紀、ヘンリー8世によりイギリス国教会の大聖堂となりました。なお、10世紀以前にもカトリックのバシリカがあった模様です。

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ステンドグラスがとても綺麗です。また、ここに葬られている方も多くいるようで、とても厳かな雰囲気に圧倒され、キリスト教徒ではないわたしはそそくさと出てきてしまいました。

ギフトショップも充実しています。ここで風景画のマグネットを購入しました。

チェスターという街はディー川という川に沿っており、ウェールズにほど近く、1世紀からローマ人が入植しているようです。

チェスターは城郭都市だそうですが、城壁を見つけられず。あるにはあるそうです。また、行かなかったけれどチェスター城もある。

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川を渡り、チェスターをあとにします。

 

今度はウェールズに入り、コンウィへ。道路標識などにウェールズ語が併記されます。

コンウィ城は13世紀のエドワード1世がウェールズ統治の拠点として建築され、低迷と修理を繰り返し、17世紀には使われなくなって荒廃したとのこと。

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8つの円塔が有名だそうです。上階にも登れますが、すんごい寒いので断念。見晴らしはわざわざ上にまで登らなくても十分いいと思います。

4枚目の橋はコンウィ吊橋。3つ並んでかかっているのですが、真ん中のものがそれです。19世紀にかかったものであり、現在は歩行者専用。

近隣にちょっとしたお店が立ち並ぶところがあるので、そこに向かいました。チーズ専門店があり、そこでコースターとビスケットを購入。

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現在Cadwというウェーブ政府運営の保護団体により管理されます。

この団体が運営してるっぽいお店があって、そこでピアスを購入。あまりにもポスト部分が長すぎて、バッグに入れて持ち運んでいる最中、包みを突き破ってました。

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イギリスで一番小さい家の外観を確認。中も見られるし、人が住んでるらしい。

この後1時間の自由時間が設けられ、急ぎご飯を食べなければならず。お店はたくさんあるのですが、食べ歩きできるようなホットドッグなどはなく、腰を据えて食べなければならないお店ばかりでした。諦めてレストラン「Dylan's Conwy」に入店。イギリスのチェーン店なのでしょうか?

わたしのほか3名のツアー客とともに入店したのですが、誰も英語を解さず、なんならメニューすらも読めず。わたしもまったく自信がなかったのですが、頑張ってみんなにメニューの英語を読んであげて、やはり拙い英語で店員さんに話しかけました。店員さんも急かしたりイライラしたりすることもなく、ハキハキ活発なふうで、「この席は狭いから上の良い席に案内するよ」「デザートはいかが?」など対応してくれました。個別会計も嫌な顔せず。イギリスの人たちのこういうところ、素敵です。ていうか今回の旅行のわたし、めちゃくちゃ英語とコミュニケーション頑張ってるわ。自分偉すぎる。

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時間なさすぎてパスタのみを頼んだのですが、見てくださいこれを!

ピザ生地の器にパスタ山盛り。一見植木鉢のようです。なんていうパスタかはうっかり忘れてしまいましたが。おおよそ15.5ポンド、3000円ちょっとで食べられます。かなりボリュームあってわたしはお腹いっぱい。バスにもぎりぎり間に合い、出発。

 

4時間ほどバスに乗って、「Hatherley Manor Hotel and Spa」へ。

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かなーり質素な…。なんかツアー団体で行ったのに、わたしだけ別館に通されたみたいで意気消沈。みんな本館2階のお部屋で羨ましいなぁ。周りの部屋にも人がいる気配がなくて、すごく不安でした。自分で言うのもなんですが、若い女性の一人旅なので、みんなと近い部屋に配慮してほしかった…。だって怖いじゃん。

ちなみに今回は初の一人海外・一人参加ということで、もしもに備えて無制限のeSimと携帯Wi-Fiを準備してきたのですが、ここのエリアはまじでネットが弱い。ほぼ繋がらないです。

 

お客さんも働いている人も、白人系の人がめちゃくちゃ多くて、ロビーでパーティ中の白人の若い男性(客)に「イエロー」って言われたりもして、正直あまりいい気はしないお宿でしたね。設備もめちゃくちゃ古いですし、明らかに白人系の人のくるくるで柔らかい髪の毛があちこちにあったりして…掃除が行き届いていない。

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ご飯もあまり、変わらないです。つーかイギリス料理って本当にこのパターン。スープ、メインディッシュ、デザートの場合、メインディッシュは温野菜とその上に肉!

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看板猫ちゃんが近くに来てくれて嬉しかった〜。ちなみにここのマナーハウス、インテリア最強です。どこを切り取っても可愛かった。写真ほぼないが。

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5日目 グロスター、ストラットフォード=アボン=エイボン、ブロードウェイ(コッツウォルズ)🪄

この日は朝から喉の調子が悪く、鼻もよくない。どうも風邪をひいたようです。

このツアー、体調不良者が多かったんですよ。日程もかなりタイトで厳しいし、そもそも痰の絡んだ咳をしていたり鼻を常にすすっていたりする人がたくさん参加していました。体調が悪くてダウンしていた人もいます。わたしはわざわざインフルエンザをしっかり治して、その後咳が出るのでもう一度病院に行って薬をもらってきたのに!疲労は仕方ないにせよ、みんなもちゃんと体調管理して欲しかったです。ただし、イギリスの環境重視の暮らしのため、夜になると暖房が切られるせいもあるけどね…。

 

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伝統的な朝ごはんをいただきます。

 

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今日はとにかく寒かったみたい。朝イチでグロスター大聖堂に行ったのですが、霜が降りてました。グロスター大聖堂は10時に開くのでその間街中を探索していましたが、当然開いているお店はなく。寒い中1時間近く待って、やっと入場。

 

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ここはハリーポッターのロケ地だそう。確かにこの廊下はそれっぽい。「秘密の部屋」でまさにここが使われてるのを発見しました。廊下は庭を囲むように、四方にありますが、一部工事中。入場料は確かない。寄付が必要とのことでしたが、「なくてもいいよ」と言われた気がします。

ハリーポッターグッズは少しだけ、ギフトショップに置いてます。同じツアーの人が(ハリポタ知らないけど)ハリポタグッズが欲しいというので、あれこれグッズのレクチャーをしてあげていたところ、周りの人に「よく知ってるね!」と驚かれ、ちょっと得意げになるわたし。

 

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その後はシェイクスピアの街、ストラットフォード=アボン=エイボンへ。体調悪くて、ここは写真を撮るだけだったなぁ…。

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シェイクスピア生家がここにあります。かなりちゃちいかんじ。ちなみに入場料バカ高い(26ポンド)らしくて、中を見てる人はあまりいませんでした。

ギフトショップがここにもあります。ピーターラビットのお店で爆買いしたので断念しましたが、エコバッグとかがおしゃれなのでここで買うのもおすすめ。

シェイクスピアの「夏の夜の夢」を限定カバー(?)らしいので一つ入手。10ポンドとお手頃。

 

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ご飯はサンドイッチのチェーン店「PRET A MANGER」にて軽食。英語が苦手な人でも頼みやすいお店です。これで1200円くらい。

シェイクスピア生家あたりは広い歩行者専用道路となっております。なので歩きやすいしおすすめ。あまり観光っぽい観光はない気がしました。また、近くでマーケットがあり、地元食材などが並んでいて賑やかでした。

 

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お次はブロードウェイへ。コッツウォルズの村で、さまざまなギャラリーが立ち並ぶところです。すごく綺麗で可愛い街なんですけど、体調不良MAX状態まできてたので、まともな写真が撮れなかった。夕方ということもあり、あまりにも暗い写真しかなかったので、この写真だけはかなり色合いいじってます。あまり滞在しなかったのですが、「コッツウォルズの宝石」とも言われるそうで、見どころは結構ありそうでした。ほんのちょっとしか行かなかったの、残念!

ここでお手洗い休憩でお手洗いまで案内する、と添乗員さんが言うので、何名かでゾロゾロついて行ったところ、小さなギャラリーに案内されました。「ここなの?」とみんなが思いつつもお手洗いを借りていくと、店主さんが「ここは公共トイレではない!」とおかんむり。お店の中が興味深くてトイレに行く前にあれこれ吟味していたわたしだけ、トイレに行きそびれました…。

そんなお店ですが、さすがに何も買わずに立ち去るのも忍びなく、一番素敵なUK産シルクスカーフを購入。デカいんですが、超素敵!買ってよかったです。ただ、唯一買ったわたしだけトイレ行きそびれてるんですけどね!

ちなみにこういう、公共トイレじゃないのにツアー客がトイレを借りるみたいなこと、HISではたびたびやってるのか、前のスペイン旅行でもありました。あのときはトレドの金細工のお店だったなぁ。あのときに買ったペンダントは今も大切に身につけています。

こういうのはHISの添乗員さんだけが悪いわけではなくて、現地ドライバーさんや現地ガイドさんが知り合いのお店を勝手に「ここなら借りられるよ」と案内していることがあるみたい。どう見てもプライベートなトイレだな、と思うときはその場を離れた方がいいです。現地の人が気分を悪くするところを見たくないからね…。

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ロンドンまで行き、夜ご飯。

すごいうるさいパブで食べました。オレンジジュースとレモネードのノンアルの組み合わせのドリンクがあって、美味しかった!

 

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ホテルはヒルトンロンドンオリンピアというところで、正直あまりレビューがいいわけではなかったので期待してなかったのですが、めちゃくちゃ広いし窓がでかいし綺麗で気に入りました。眺めも最高。

 

6日目 ロンドン①☕️

あれほど楽しみにしていた大英博物館に行ったり、国会議事堂近辺行ったりしたんだけど、そんなに感動がない日でした。

 

あえて書くなら、大英博物館はデカすぎる。「一日では足りない」と言われるのはわかる。これがヨーロッパクオリティか。上野の国立博物館なんて一日ちょいあれば十分だもの。

「盗品ばかり」と揶揄されることもあるが、所蔵品も歴史的に重要なものばかり。ロゼッタストーンとかを見ました。

 

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人だかりが凄すぎて、とても「見る」という感じではない。だから「ふーん」で終わったりしてるんだけど。この石が象形文字の解読の手がかりになったとか言うが、かなり普通の石。デカいが。

 

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ラムセス2世のイケメンぶりに興奮。流石にこんなイケメンではないらしい。でも現実にいてもおかしくないし、かなり美形だよね。

胸元の穴はフランスが持って行こうとして穴を開けたそうです。結局重くて持ち上げられなかったらしい。大英博物館はちょこちょこフランスが持って行こうとして諦めた代物があり、大抵何かしらの穴が空いている。

 

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エジプトといえば、バステト神。優美な猫をうまいこと形作っている。紀元前600年前後の代物といいますが、すごく精巧ですてき。

 

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大英博物館の図書室に入れるんですが、ここでカール・マルクスが「資本論」を著したといいます。わたし、マルクスは「共産党宣言」しか読んでませんが…。当時のまま残っているのかは不明ですが、なかなか居心地良さそうよね。わたしの通っていた大学もでかい机にフカフカの椅子とかあって快適でした。

 

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顔を破壊された像たち。エルギン・マーブルです。古代ギリシアパルテノン神殿の彫刻たち。イギリスの外交官、エルギン伯爵が、オスマン帝国スルタンの許可を得て持ち帰った数々であるものの、現在ギリシャから返還を求められている代物。

間近で見られるんですが、でかいし綺麗!でも、頭がない。キリスト教偶像崇拝禁止で、異教の神々も当然の如く手が及んだそう。

 

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こういうでかいモザイク画がぞろぞろ並ぶ階段を上がると、エジプトのコーナーに行きます。

 

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これぞ有名な、死者の書

世界史の教科書に載ってますね。まさか実物を見られるとは!近くにミイラとかが大量にあるせいか、外国人観光客たちはこちらまであまり来ない。

この隣の部屋だったか隣の展示だったかな。自然にできたミイラというものがあって、赤毛が生えているのでジンジャーと呼ばれているらしい。赤毛は確認できなかったけども。かなり小さいので子供だと思ったんだけど、普通に大人らしいのよね。いやほんとうに、赤ちゃんみたいな小ささですよ。さすがに死者なんで、写真は撮ってないけど。

 

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わたしの参加するツアーは団体行動がここまででしたので、大英博物館でお土産を大量に買ったのち、フォートナム&メイソンで解散。その後はひとりでご飯を食べに。

20分ほど歩いて、一風堂へ。日本食が恋しくて恋しくてたまらなかった!ちゃんと味のあるごはん!そして本当に日本の一風堂の味!赤丸の一番ノーマル(安いとも言う)とコーラをいただきます!

大英博物館近くの映える一風堂なのですが、店員さんが日本人多めで店内で飛び交う言語も日本語多め。当然、日本語通じます。日本語ネイティブではない人も働いていましたが、その方も日本語で応対していて凄い世界でした。なお、日本円にして3000円は超えます。一番安いメニュー頼んでるのにね。お会計はイギリス流に、テーブルでやります。

 

そうそう、一風堂に来るまでずっと、雨が酷かったんですね。ロンドンはにわか雨、すぐに晴れるというけど、軽い雨ならともかく大粒の雨。そんな雨の中に20分もさらされると、いかにわたしでも落ち込んでしまうんです。

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しかも、悲劇がありまして。

大英博物館で購入したお土産の袋、雨に非常に弱く、20分歩いているうちにビリビリに…。日本の紙袋とちがってかなーり雨に弱い。なので、重たいものを入れて雨に打たれながら歩くと、どんどんボロボロのビリビリになるという脆さ。これはホテルに帰ってから撮った写真ですが、一風堂につくころにはすでにこんなんでした。マイバッグをかろうじて持っていたので助かりましたが、あまりの運の悪さに落ち込んでしまい、雨の不快感と寒さもあいまって、「帰りたい…」と泣きそうに。

 

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その後は大英博物館2周目をするつもりでしたが、潔くあきらめることにしました。もう帰りたい、そんな気持ちで。しかし、ミッションはまだまだある。フォートナム&メイソンまで戻って、母からのミッション「ティーカップを買う」を遂行しなければなりません。

街はすっかりクリスマス。どこもかしこもクリスマス!こちらはフォートナム&メイソンのウィンドウになりますが、可愛いクリスマスの展示になっていました。

フォートナム&メイソンはわたしも日本上陸時に母と行ったお店です。日本橋にはティールームがあり、甘くない爽やかなケーキを味わうことができてとても最高の、おすすめできるお店。アフヌン流行中の今はもう入れない人気店になっているだろうなぁ。

今、日本においてフォートナム&メイソンのお茶はわりとどこでも手に入るようになりましたが、日本で買うとティーバッグが2000円超えるところ、ここで買えば1000円ちょっと。非常に安い!

この閑散期においてもガチ混雑しているので覚悟は必要でした。高くて手が出ないティーセットを眺めながら、可愛くてなんとか手の届く価格のティーカップを確保し、他にも買いたいものを探しましたが、あまりなく。ティーバッグは事足りてるし、お菓子もそそられないので(日本で売ってるリーフビスケットは美味しいのですが、なかった)、お店を出ました。

 

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憧れのウォーターストーンズ

行きたかったけど、もう身体中べしょべしょで、元気と気力がない…。しかもキッズたちがものすごい列をつくっている!一体なんなのだろうか…。あとで調べたところ、この日はDavid Walliamsというコメディアン兼俳優兼小説家のイベントだったらしい。児童文学作家でもあるそうで、これですかね。

遠目で眺めて、地下鉄「ピカデリーサーカス駅」へ潜り込みました。

 

イギリスの地下鉄はとても狭くて居心地が悪いです。天井も低い。あとめちゃくちゃ遅延する!日本やシンガポールのような、あとから地下鉄を通した国の方がそこは磨かれるのだなぁと思いました。きっと、昔のまんまなんでしょうね。線路も基本単線だとかなんとか。乗客もなんかこう、日本の都会の乗客みたいに動きが予測できるわけではないから、なんか不快で居心地が悪い。ポールに捕まっていても身体をぎゅうぎゅう押し付けて退かそうとしてくるし(これはシンガポールの非アジア人たちもそうだったので、彼らの習性に違いない。身体をくっつけてくるのやめてほしい)、本当に堪らない、この不快感が。

ホテルから5分もしない最寄駅はちょっと珍しい駅で、土日祝にしか電車が停まらない上、停まる電車がかなり限られる。したがって、一本逃すと別の駅から帰らねばなりません。案の定その電車を逃したわたしは、ホテルから徒歩15分ほどのところに大きな駅があるため、そこからでも帰れるだろうと安易に考えました。

夜ご飯も部屋で食べようと駅近くのマークスアンドスペンサーに寄り、バラマキお菓子を探しつつも、クロワッサンを確保。スーパーマーケットのご飯は食べられなくもないがおいしくもないので、他のご飯を買う気にはなれませんでした。オレンジジュースがあれば最高なのになと思い徘徊しましたが見当たらず…。

 

さてさてまたまた雨の降り頻る中、なんとか15分歩いて帰らねばなりません。もううんざりでしたが、帰らねば何もできない。大英博物館で購入したお土産があまりにもたくさんで、重たくて、とてもじゃないがこれ以上ぶらぶらできそうにありませんでした。

脇目も振らずに歩いて帰りましたが、濡れに濡れました。早くお風呂に入りたい。まだまだ夕暮れの時間でしたが、全てを諦めて観光は終えました。

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しかしながら、お土産はしっかり確保。

散々でしたが、明日こそは充実させようと誓いました。

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ちなみにこの赤いチェックのポーチは犬のお菓子ポーチらしい。「TREATって💩の意味だっけ」などと思ったわたしを殴りたいです。💩袋を入れるポーチだと思ったんだ。犬は飼ってないので、なにか入れるものを考えてみようと思います。

 

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お風呂に入って一息ついたら、昨日残しておいたオレンジジュースと…。
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先ほど購入したクロワッサンを食す。このとき、あまりお腹が空いていなかった。

イギリスのパンはおいしいんです。そして安い。ホテルブレッドも最高。日本じゃなかなかありません。さすがヨーロッパですね。

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まだお腹に入りそうだったので、コンウィの城下町のチーズ屋さんで手に入れたジンジャーブレッドマンを食す。

見た目がまさに絵本に出てくるクッキーということで大興奮して手に入れたのですが、味は「ジンジャー」。したがって、わたしの好みではありません。不思議な味で、オレンジジュースで口直し。うだうだしていたらいい時間になって、すぐに眠りました。

 

と、言いたいのですが。

 

この日、真夜中に隣室の人が大きな音を立ててドアをバターン!と締めました。びっくりして起き上がったのですが、ふと、出入り口のドアに違和感。

このお部屋、もともと初めて入ったときから少し違和感あったんですけど、せっかくのいい部屋なのに鍵のかかり方が甘いんですよね。15度くらいしか曲がらなくて。ふとした拍子に開いてしまうのでは、などと少し思っていたのですが、ビンゴでした。開いてました。

衝動に弱く、衝動があるとすぐ鍵が開いてしまう構造でした。幸いドアチェーンはあったのですが、恐ろしい。日中は浮かれながらロンドンの街を無警戒に歩いていましたが、さすがに命の危険を感じました。クローゼットのなかのハンガーを2個取り出して、ドアチェーンをつけるところとドアの取手を繋いで固定。スリッパをドアの下に噛ませ、スーツケースをドアの前にドスンと置いて、さらにバゲージラックでバリケードを固定。これでも不安でしたが、さすがにここまでしたら侵入者があれば気づくだろうと思い、眠りにつきました。

 

7日目 ロンドン②🎄

何事もなく起床。日曜日にあたるこの日、お店が12時からとのことで、10時から開いている博物館をメインにまわることとしました。

この日は14時にツアー団体でヒースローへ向かい、そのままポーランドを経て帰ることとなります。したがってあまりお店は回れませんが、近隣の散策をしながら行けるヴィクトリア&アルバート博物館へ向かうこととしました。

7時ごろに朝食へ降りて、一日何も食べなくてもいいよう腹ごしらえ。チェックアウトの準備をして、フロントに荷物を預けて出発。時間は9時。

わたしの宿泊するホテルは「ケンジントンハイストリート」という大通りに通じる道に面しており、この大通り近辺にはたくさんの見所ポイントがあるのです。ヴィクトリア&アルバート博物館ことV&Aはこの通りを通って少し外れたところに位置しており、徒歩30分ほどでたどり着くことができます。前日クロワッサンを食べながら練ったのは、お散歩コース。運良くこの日は晴れており、徒歩移動も苦ではないだろう、と判断しました。

本日のプランは、「ケンジントンハイストリート」を進んで「ハイストリートケンジントン駅」「セントメアリーアボッツ教会」のまえを通り、「ケンジントン宮殿」とその庭園を散歩します。その後、道を逸れていくとV&Aに辿り着きますので、そこまで行く。V&Aを見終わったら、「ハイストリートケンジントン駅」に戻り、丸亀製麺(やはり日本食が恋しい)で昼食。「ケンジントンハイストリート」を戻ると「デザインミュージアム」と「レイトンハウス博物館」が近くに現れるので、お好みで立ち寄ります。これで大体14時まではつぶれるでしょう!

ロンドン中心地の観光地を攻めることは叶いませんでしたが、ロンドンはとてもアクセスがよく、一人でも来やすいし歩きやすいので、今後旅行に飽きたらロンドンを訪れる機会はまたありそうです。そのときにまたケンジントン付近に宿泊するとは限りませんので(その頃にはきっともっと駅近で街の中心に近いホテルを取れるようなお金持ちになってる、はず…)、せっかくだからホテル近隣を踏破しよう、という激アツプランになります。なお、ナイツブリッジ駅のハロッズも行けなくもない距離ですが、諦めます。お土産はじゅうぶんに買いましたので、これ以上お金を使う気持ちにはなれませんでした。

 

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この通りにはUNIQLOや無印など、日本人にも馴染みのあるお店が並んでおり、また日本食チェーンもたくさん。しかし、ロンドンで普及する日本食チェーン「wagamama」や「wasabi」、「itsu」などは、結構街中でも見かけるのですが、すべて経営者は日本人ではありません。中国や韓国などのアジア人経営者ではあるのでご飯としては美味しいと思うのですが、メニューとかを見るとやはり似て非なる日本料理。ロンドンで日本と遜色ない味を堪能できるのは一風堂だけなのかもしれない。他にもいろいろ日本食チェーンあるけどね。

写真はセントメアリーアボッツ教会近隣。クリスマスムードでした。

 

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このすぐ近くにケンジントン宮殿があります。地元の人の憩いの場らしく、ランニングしている人もいれば、お散歩中の人もいたり。観光地としてもあり、英語ではないヨーロッパの言葉があちこちでも飛び交っていました。

ここから少し左側に入るとケンジントン宮殿があります。ケンジントン宮殿も10時から観光可能な様子。

 

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素晴らしい朝。

スペインでも思ったことですが、ヨーロッパは日照時間が異様に短いっぽいので、朝も遅いななど。

9時半でこの太陽!ぽかぽか気持ちがいいです。

 

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ハイド・パーク・コーナーの道のど真ん中にある「ウェリントン公爵騎馬像」を横目に突き進みます。道のど真ん中に像、日本にはほぼ見られない光景で珍しかった。ていうかイギリス、全体的に銅像多すぎる。時計台近隣にはガンジーとかもいましたよ。

この向こう側の家にBenny Hillという人のかつて住んでいた家があって、こちらも観光地になっている模様。


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奥の方に見えるのは大使館っぽい。ブルガリアだったかな?このあたり大使館っぽい国旗がついた建物多いです。日本大使館は大通りに面しておりこのあたりではないはずです。


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道を曲がると、ロイヤルアルバートホールが左手に見えます。
今年10月にはここで大相撲ロンドン公演が開催されたとのこと。すごい大盛況だったとか。普段はクラシックのコンサートに使用されているみたいですね。

この向かい側には王立音楽大学。道を歩いていると急にクラシック音楽が流れてくるので、何かと思った。


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だんだんかわいいピンクの街になってくる。

この先で右に曲がりますと、右手にインペリアル・カレッジ・ロンドンの大きなキャンパスが現れます。知らなかったので調べたのですが、もともとロンドン大学に所属していた理工系国立大学だそう。超名門だった。日曜なんで当たり前なんですが、あまり人気はありませんでしたね。


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ケンジントン宮殿からの道中、こんな素敵な街並みが広がるのが見ていて心地よかったです。

街中の美しさたるや。街の綺麗さではやはり日本って綺麗だな、と思うことが多かったのですが、こだわりある建物群はどこもかしこも見応えあり。ヨーロッパに来たって感じです。

 

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V&Aついたんですが、どうもわたしは裏っ側から入ったみたい。ちゃんとした入口は別にありました。建物からしてセンスがよくて超可愛いですね。ここの入り口から入ると、初っ端ロダンが待ち構えていますよ。ロダン、ちゃんと見たのは初めて。

V&Aですが、フロアマップを熱心に見ていると、係員の方が話しかけてくれて丁寧です。やさしい。ありがとう。やさしさに救われる。


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人はそこそこいるんですけど、館内めちゃくちゃ広いので、人気のない展示はがらんとしてます。ジュエリーとかは中国人っぽい人多かった。好きね〜。

3枚目は庭とかにある鉄格子(上手い言い方がわからない)の展示なんですけど、おしゃれすぎて笑ってしまった。ガーデニング好きのイギリスらしい。本当に色々ありまして、飽きない。うちの母もガーデニングやインテリアなどが大好きなんですが、きっと来たら腰抜かすだろうなぁ。母はバブル世代終わり頃の人で、さんざん海外リゾート旅行をしているのでもう旅行なんてしたくないみたいですが、イギリスには行くべきだと思う。ハワイだのモルディブだのじゃなくて、イギリスに行くべきです。

 

V&Aは壁紙、装飾、床、すべてが芸術的で、何も彫刻だの絵画だのを目的にしなくても楽しめる。ただし、やっぱり後悔したのは、これは大英博物館でも言えることですが、ちゃんと見たいものを事前調査してくるべきだった、と感じました。今回のイギリス旅行も慌ただしくて、なんなら美術館も博物館も上野の国立博物館くらいの規模で考えて、なんの目的意識もなくぶらりと来てしまったので、それが本当に後悔ポイントです。ここにあるもの、全てが可愛いんです。全てをわたしのものにしてしまいたい。1日ここで過ごして、自分の心を研ぎ澄まして、審美眼を磨きたい。それくらいに。

ここに通い詰めたら、そりゃ美的センスは磨かれるだろうなあ。イギリスって街中にめちゃくちゃギャラリーが多いんですよ。それにどこに行っても建物の内装とか食器とかが綺麗。イヤでも文化的素養が磨かれる土壌です。さすが大英帝国です。


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V&Aをあとにします。お土産、超可愛いんだけど、写真に残してなかった。

トートバッグとメジャー、バングルを買いました。欲を言えばスカーフが欲しかった。本当に素敵な柄がひとつ、あったんです。でもすでに1枚買ってしまったし、諦めて、同じテキスタイルのメジャーで我慢しました。


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住宅街を抜けて、丸亀製麺にたどりつく。12時ごろでしたが、うどんってあまり現地人に人気ないのか、人がほとんどいない。そもそも注文方法も難しいでしょうしね。日本と注文方法はかわりないので、日本人は行きやすいです。

うどんのお味は不思議な感じでした。これ本当に日本の味かな?と思いました。
わたし、日本で丸亀製麺食べたことがないんで比較はできないんですが、少し臭みのあるお汁な気がします。ただ日本の味かと言われるとギリそうかもしれないなとも思う。日本食として食べられなくはないですね。

「クリーム苺」というのはどら焼きのスイーツです。どらもっちを期待していたのですが、さすがにどらもっちには敵わない。どらもっちのようにふわふわというわけではありません。また、苺クリームはマスカルポーネクリームチーズを使用しているらしいので、日本に馴染みのあるクリームという感じの味ではないかなと。でもちゃんと美味しいです。


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ケンジントンハイストリートをたどってホテルへ戻っていく道すがら。

少し脇道に逸れて、住宅街へ入りますと、レイトンハウス博物館があります。

フレデリック・レイトン男爵のロンドン邸宅を博物館としたもので、レイトン自身の描く油絵などがありますが、貴族の邸宅としてその内部の美しさが有名。日本人客も多く行っているそうですが、やはり特筆されるのはその内部です。現在は写真撮影可能だそうですが、客がまばらなのと、こちらに来ている人は熱心な美大生みたいな風貌の人が多いので、あまりインスタに映える写真を撮影しようみたいな気分にはならない。


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写真では伝わらない美しさを、見てほしいです。

古い家なので、ふかふかな絨毯の上を歩くと床の軋む音がダイレクトに聞こえます。しかしその音が、自分がまるで特別な場所にいるかのような感覚を与えてくれる気がしました。日本の一般的な美術館とは違って、イギリスの博物館・美術館はあまりロープなどをはるようなことはほとんどなく、観にくる人のマナーの良さを信じている、とでも言うような展示をしています。なので、この邸宅もほとんどが触ろうと思えば触ることができるような剥き出しの状態。ふと歩いていたら美しいお皿が壁に飾ってあって、それが手に取ることもできるような距離で、もう頭がおかしくなるかと思いました。


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うわー、なんでこんなに素敵なのか…。

帰国して写真を母に見せた時、母は「日本にも素敵な貴族邸宅はある」と主張するんですが、果たしてそうかな。でもさ、やっぱりちがうと思うのよ。東京駅の外観は明治期の海外チックで素敵だけれど、じゃああれが丸の内の街全体そうかと言われたら違うでしょう。ほとんどの建物は昔こそ素敵だったけれど老朽化して、立て直しをし、結果的に現代的なビルに生まれ変わっている。それが悪いことではないんだけれど、中途半端に何かを美しく飾り立て、整えても、結局他の部分が整っていないのが、日本の街には多く見られる気がする。それが、日本の貴族の邸宅にも多いと思う。

レイトン男爵の絵はよくある西洋美術として美しいとわたしは感じましたが、個人的にはところどころに散らばって展示されているデッサンが気に入りました。そっか、デッサンってこの時代の人もするよね。そうだよなぁ、当たり前だよね。絵が上手くなる方法って昔から変わりないんだな。こんなに素敵な家を拵えて、恵まれた貴族階級であっただろう人でも、絵を上手くなるために他の人と変わりなく努力を重ねてきたのだな。しょーもない感想ですが、そう思いました。

 

その後、少し引き返してデザインミュージアムにも立ち寄ったのですが、個人的には惹かれるものなく終了。ここまできて、13時半。ホテルに戻っていよいよ帰国します。

空港での写真はほとんどないのですが、2時間ほど自由時間があったので、ハロッズなどを見回りました。ハロッズは結局立ち寄れなかったので、ここで評判のティーバッグを購入できて大満足。有名なトートバッグなども売ってましたが、バッグは事足りているので断念。デカタンブラーしか売ってない欧米諸国では珍しく、日本人サイズ(200〜500ml)の可愛いタンブラーを見つけましたので、それも購入。
また、フォートナム&メイソンなどもこちらに売ってました。

夕方の便でイギリスを出国、ポーランドへ。

 

8日目 ワルシャワ→成田✈️

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トランジットの時間が50分という、トンデモスケジュール。ポーランド航空はめちゃくちゃ遅延が多いと有名です。いけるのか?と思いましたが、いけました。20分くらい遅延しましたが。

入国審査があると聞いていたのですが、なかった。入国審査も出国審査もなくていけるパターン、わたしの少ない海外旅行経験上では初めてでした。ポーランドも可愛いお土産がたくさんあるんですよ。入国できなかったのは残念だったなぁ。

 

ポーランドは言わずもがな寒い国なんですが、やはり雪がちらちら降っていました。わたし、この寒い時期に飛行機乗るの初めてだったので、当然これも初めて見たのですが、凍りついた翼を溶かしている(?)様子。これ、ANAYouTubeチャンネルでみたやつだ!

 

帰国便は深夜便でしたので、行く時同様寝まくってました。なので記憶がない。気づいたら中国上空を飛んでいた。そしてその次に気づいたときは、すでに日本まで来てました。

わたしの席の上の荷物棚から水が滴り落ちてくるという不具合発生。結露が原因のようで、移動もできず。配られた毛布を引っ被って、諦めモードでした。もう二度とポーランド航空乗りたくないよ。乗らないために貯金頑張る。でも機内食のチーズ、美味しいのよね。デカチーズに野菜、そしてさらにマスカルポーネチーズを添えるという狂気のチーズ機内食を出してくるので、もはや笑いがこみ上げます。でもチーズは美味しい。

 

まとめ

日本についたら終電との戦い!挨拶もそこそこに空港を出てしまいましたが、同じツアーで出会った方々は優しい方が多くて、いい出会いをしたと感じました。21時発の電車に間に合って、ひどい痰の絡んだ咳をしながら俯いて帰宅しました。風邪、悪化しましたね。

今回のイギリスは11月、観光シーズンからは外れており、料金も安くて人が少ないのがメリットでもありました。寒いですが。たいていの観光地に多い中国人がほとんどいませんでした。たまにいる観光客もおそらくヨーロッパ系の方達でした。大英博物館に並んでいるとき、前が中国人団体だったのですが、その中の一人の中国人男性にめちゃくちゃ見つめられたのがホラーポイントでしたね。じろじろ見るな、キモい。なんでそいつが中国人とわかったかというと、同じ団体の男性がバカでかい中国国旗のくっついた愛国爆キショリュックを背負っていたからです。(※愛国は悪いことではありません!)

イギリスは一人でも観光しやすそうです。地方も若い日本人観光客がちらほらいまして、ツアーなど手配をしなくても交通が整っている印象を受けました。また、ロンドンも言われるほど治安が悪いとは感じませんでした。「道端でスマホをいじるな」と言われたのですが、みんなスマホいじってるし、わたしも普通にいじってました。チャック付きバッグをちゃんと自分の手前に持ってくればきちんとした対策になりそうです。夜の街も危険ではあると思うのですが、街中のホテルなら問題なさそう。マンチェスターで宿泊したホテルはとくに街の大通りに面しており、夜でも人通りが多かったので、歩きやすかったです。

この不景気の最中、お土産を約15万円分購入しました。爆買いしすぎてドン引かれました。わたしのお土産スタイルとして、母と祖母とこれから会う人にはちょっとした小物をプレゼントするため、誰宛とは考えずいくつか数を揃えて購入するところがあります。今回もコースターや小物入れ、ハンドクリームなどを購入していたのですが、ほとんど母に刈り取られました。「コースター2枚しかないの?普通4枚じゃない?自分で使えば?」などと言ってくるので、それなら祖母か仲のいい友人にあげようと思い、「いらないならその辺に置いておいて」と言ったのですが、いつまでも包み紙に入っているコースターが忘れられないようで、母は何度も繰り返し同じことを聞かれ、わたしが誰かにあげるからと言うと「やっぱりうちで使う」と言って包み紙を破いてました。いや、ほしいんかい。

 

 

華やかな東京・丸の内に身を置いて、ここは都会だな、などと思うことがありました。正直にいうと、ロンドンでも同じ気持ちになるのだと思っていました。が、違った。

ロンドンの街を歩けば、博物館、美術館、あるいは小さなギャラリーにぶち当たります。東京に通うわたしはそれが本当に不思議で、文化の違いを感じました。このロンドンでは、いやイギリスでは、こういったものは非日常ではなくて日常なのだと感じました。産業革命期に巨大な富を築いて世界一の国となったイギリスの富が、ここに現在も引き継がれていると思いました。ロンドンっ子たちはぶらりと博物館や美術館に行き、日本ではおよそ教科書でしか見られないようなお宝の数々を生で見ることができる。日本の美術館では目玉となる絵画一枚を見るのにとにかく行列をなす必要がありますが、ここでは目玉の絵画が大量に並んでいます。街を歩けば否応なしに芸術にぶち当たる。それがロンドンでした。

日本においてはすべてが非日常なのに、それが日常的に摂取できてしまう街だと感じました。悔しいことですが、目的がないと文化というものを感じることができないのがこの国だと思いました。

一方で、日本はご飯が美味しいし、ひとりでいても奇異の目で見られないというのも新しい発見でした。ひとりでいるとやはり舐められる。それもロンドンの街。

 

「もう今年で最後にしよう」と誓って申し込んだヨーロッパ旅行でしたが、行ってみると、やっぱりまた行きたくなりました。来年はもっと贅沢に行きたいので、お金をとにかく貯めようと誓った旅でもあり、英語をもっと勉強しようと考えた旅でもありました。

旅先で出会った人たちは、もちろん想像以上に冷たい人もいましたが、ふとした瞬間に優しさに触れた人もいました。きっとまた旅ができるな、ここにまた訪れることがあるだろうと感じました。日本とは違う、全くの異国で、たくさんの感動を経てわたしがひとりでも生きていける活力を感じた旅。いろいろありましたが、楽しい旅行でした。

 

【鑑賞・感想】舞台「リア王」

 

Bunkamuraのチケットを確保して、舞台「リア王」を観に行きましたので、ブログを書いていこうと思います。ネタバレあります。要注意。

舞台鑑賞ブログってどのタイミングで書けばいいのか悩んでこのタイミングで投稿しますが、1ヶ月ほど前に観に行きました。記事自体もその時にわわーっと書いて一度投稿したのですが、どうも映画などのメジャーコンテンツとちがって舞台には舞台のお作法があるようだったので、取り下げていました。

東京公演が終わり、大阪公演もあと少しというこのタイミングで改めて投稿します。

Bunkamuraが日本と海外のクリエイターの共同作業のもと、優れた海外戯曲を今日的な視点で上演する企画に取り組んできたDISCOVER WORLD THEATREシリーズ。本シリーズの第15弾として、シアターコクーン前芸術監督・蜷川幸雄の生誕90年を迎えることを記念し、“NINAGAWA MEMORIAL"と題し、『ハムレット』『マクベス』『オセロー』と並ぶシェイクスピア四大悲劇のひとつである『リア王』を上演いたします。

www.bunkamura.co.jp

 

わたしは舞台というものを鑑賞したことがありません。まずそれを、この拙いブログを書くうえで念押ししようと思います。幼い頃に劇団四季などのミュージカルに連れていってもらったり、オペラを観たりしたことはあるんですが、こうして自力で行くのは初めてですね。

 

そんなわたしがなぜ舞台を観にいったのかというと、今年の旅先がイギリスだからです。

シェイクスピアの生まれ育った地へ行く予定なんですが、「まずシェイクスピアの作品を一度も観たり読んだりしたことがない」と思い、決めました。シェイクスピア作品は一応本として世に出ているのですが、台本みたいにセリフの羅列なので非常に読みづらい。ならいっそのこと、舞台を観にいこうと。

 

そんななかでチケットが取れたのがこちらです。上に載せました、Bunkamuraリア王

わたしの推し・Aぇ! groupの正門良規くんもシェイクスピア舞台をやっているところなのですが、こちらはチケットご用意されず断念。お金もなかったので、これだけ行きました。

 

上演前

わたしの慢性的な病気ともいっていいのですが、席が悪いと帰りたくなる。

今回、初めての舞台というのに非常に席が悪かったです。それもそのはず。ファンクラブ先行ではないからなのですが。3階の一番前の通路側。一番前とはいえ、通路側といえ、3階。テンション下がったよね。

シアターミラノ座に関していえば、新宿まで行かないといけないのもそこそこめんどくさい。西新宿まで行けば駅近なのだけど、西新宿って電車がちょー面倒なんですよね。だから嫌。

とはいえ、13000円も払ってしまったので行くしかない。シアターミラノ座のあるビルはラグジュアリーな映画館もあるビルで、以前会社帰りに寄ったこともあるので、あまり迷わずにいけました。とはいえね、きったないドブみたいなニオイがする歌舞伎町を通るわけだから気分はさらに最悪なんですが。

「つまんなかったら帰ろう」

「最近トイレ近いし無理せず帰ろう」

「カーテンコールって見ないとダメ?」

「1幕2時間、2幕1時間半って長くね?」

舞台観劇オタクに怒られそうな、そんな気持ちで開場時間ちょうどに現地に到着。

鑑賞前1時間でトイレは3回行きました。駅で1回、ビル内で1回、劇場入ってから1回。それくらい行かないと頻尿すぎてしんどかったから。もっといえば事前に草餅食べて、朝から水分摂取は我慢して、おむつしました。パンフレットを買って、開演5分前に着席。幕が上がった時に、後悔しました。

「あぁ、オペラグラスを持っとくべきだった」……

 

ストーリー・概要

リア王」は、あらすじに関しては超有名だと思います。わたしも高校で世界史を習ったとき、世界史の先生があらすじだけ教えてくれました。

リア王ブリテンの王様。高齢になり、王位を退くにあたって、3人の娘に自らへの愛を語らせ、領土を与えようとする。上の姉ふたりはすらすらと語るが、末娘は素直に心のうちを語り、上の姉たちのように言葉を飾ることはしなかった。リア王は激怒し、末娘を追い出して上の姉二人に領土をあげてしまう。

わたしが一般知識として知っていたのはここまで。つまり、それ以降はまっさらなのです。なので、新鮮なワクワクした気持ち半分、「やっぱ席悪いな…」というガッカリ感半分で鑑賞スタートとなりました。舞台上全体を見渡せるので、そういう意味ではいい席。

 

追い出された末娘・コーディリア(以降、えりかと呼びます)は、「フランス」という旦那(名前がまんますぎる。そしてこのワンシーンしか出てこない。俳優さんはパンフレットによると複数役やっているそう)にめとられてフランス王妃となりますので、以降「王妃」と呼ばれることがあります。ちなみにえりかが次に出てくるときはミリタリー服で、腕にフランス国旗をつけているのでわかりやすい。
えりかの勘当に異を唱えたケント伯は、その後まもなく身をやつして再登場。劇中で変装後の別名を名乗っていた気がするのですが、名前を呼ばれていたところを見たことがないかもしれない。
上の娘二人(面倒なので、以後それぞれ長女は「りえ」・次女は「たまえ」と呼びます)は既婚者で、それぞれ旦那(オルバニー公爵・コーンウォール公爵。覚えなくてOK)と共に暮らしています。それぞれにイメージカラーがあり、りえは青系、たまえは赤系の衣装です。ちなみに、三女にあたるえりかは黄色。

リア王はその後、りえの家に転がり込み、身をやつしたケント伯をそばに仕えさせるものの、喧嘩して家出、たまえの家に向かいます。そこでも喧嘩して、リア王は嵐の中彷徨いますが、そこからグロスター伯次男の野望も加わり、だんだん政治的なあれこれが動き出します。

 

悲劇なんで、最後は当然悲しい終わり方をします。ストーリーとしては基本的にWikipediaに載っている内容と同じです。大きく違わないので、それを見てから行くのはありかもな、と思いました。というのも、途中のトイレ休憩で、おそらく舞台鑑賞慣れしていると思われる中年〜高齢の上品な女性たちが、くちぐちに「難しい」「理解できない」「名前がわからない」と話していらっしゃいました。舞台慣れしているであろう方々がそうおっしゃるなら、そうなんでしょう。たしかに古風な言い回しが多くて、時代劇とか小説を読んでいたらなんとかなるだろうが、今まで本の中でしか聞いたことがないようなものの例え話もあり、慣れない人は意識がとびそうなセリフが多いです。わたしは理解できましたが、映像作品などが苦手なタイプの人は苦戦するだろうなって感じなので、わたしのような舞台初心者ならば必要に応じて名前やストーリーは予習推奨。

 

衣装・舞台芸術

3姉妹に関しては上に書いた通り、それぞれにイメージカラーがあります。後半に向けてだんだん関係なくなってきますが、りえとたまえの見分けはそこそこ大事なので、役者の顔まで見えない席の人はイメージカラーをしっかり意識すべきだと思いました。なお、りえとたまえの旦那はどう見分ければいいのかわからんかった。黒っぽい人がたまえの旦那、茶色っぽい人がりえの旦那、と思っていたら、ほかにも茶色っぽい人いるんで。

衣装が非常に現代的な気がします。シェイクスピアということで16ー17世紀、ワイシャツ・スーツジャケットやビジネスバッグのような代物が出てくるので、なんとなくイメージと違ってびっくりしました。りえやたまえもパンツスタイルです。あの頃もスーツとかあったのかな?と、不思議でしたね。

美術面では、序盤から中盤の場面展開(たぶんたまえとグロスター伯が主に出てくるシーンかほったて小屋のシーン)までのあいだに、背景に大きな絵画がかけられています。これが、少しずつ緑色のスプレーにより落書きされていくのです。演者がわざわざ「かしゃかしゃ」と音を立ててスプレー缶を振って落書きしていく。初めは中央に大きな丸を描いて、その後、脇の騎士たちの顔に大きく「×」を描いて…それが2回ほどあったかな。まるで過去の権力者たちを否定するかのように。

また、グロスター伯とたまえ夫妻のシーンでは、なぜか公園っぽいセットだったり。道化がそのシーンで滑り台を滑ったり、楽しそうに語っていましたね。およそ貴族階級のいい大人たちが真面目な話を繰り広げる場所にみえなくて、「なんで公園?」ってすんごい不思議だったけど。深読みじゃなければ、リア王の心のうち、そして幼稚な権力者の転落を表しているのかな、と思いました。

それから、雨!音と光だけで表現しているかと思いきや、本物の水に音声を足した演出で驚きでした。舞台が斜めなのか、綺麗に客席側に流れて舞台下に落ちていく仕組みのようです。雨に濡れて滑っている演者さんがいて、ひやひやしましたが、舞台上が特殊加工なのかな?2幕ではそこそこ乾いていてびっくりでした。

 

音楽について

生演奏ですが、オケではない。

バイオリン、チェロ、パーカッション三重奏になります。基本的に立奏になりますが、「チェロってこんなに動けるんだ」というのが今回の発見です。チェロ奏者さんは女性の方ですが、かるがるとチェロを抱えて演者として行動します。どーなってんの?今チェロ習っているけど、重くはないものの、持つの大変ですよ、あれ。

バイオリンとチェロが単にメロディーと低音を奏でるだけかといえば、大間違い。テレビドラマや映画でも流れる特殊効果の役割として、緊張感あふれるシーンでは「キュルルル…」と小さく鳴らしたり。かと思えば大胆に大きな音を出したり。ダイナミクスを感じる演奏でした。立奏で、みんなてんでバラバラな場所に移動していくので、合わせる相手がどこにいるのか分かりづらいのではと思ったのですが、3人の息がぴったりで気持ちよかったです。

パーカッションはパンフレットによると「ドラム」と称されているのですが、ドラムセットの一番低い音の出るタム、を使っているものと思われます。本番ではスティックではなく、ティンパニのマレットのようなもので叩いていたかと思いますが、パンフレットを見るとマリンバのマレットやバスドラムのマレットをちいさくしたものにも見えて、詳細不明。いずれにせよ、ロールしたときなどに均等で柔らかい音が出るようにしているんだなと思いました。先端が重いので、叩くのは大変そう。

単にリズムを取るだけではなく、ごおごおと風の吹き荒れるシーンや勇ましいシーンでは打楽器大活躍。「なんかゆったりしたシーンが続くな」という中で急に鳴りだし、一気に激しいシーンへと誘う。なお、要所要所でトライアングルやサスペンダーシンバルの音がするので、いろいろ音が楽しめます。これが打楽器の醍醐味。

個人的には、荒野のシーンでの演奏が必見です。打楽器ソロがあるのですが、簡単なリズムに見えてリムショットを多用。このリムショット混じりの打音がどんどん後半へと引き込んでくる!このドラム、悪い子です。

 

全体的な感想

パンフレットを読むと、やはり反体制的な思想などを取り入れているのかな、という印象をうけますが(というかシェイクスピア作品はそうらしい)、劇中セリフで印象に残るのは、「老いと若さ」「新時代と旧時代」と感じました。

老いたリア王。設定上は80歳を超えているとかなんとか。じゃあ娘は50代とか60代やんけ…。そんなリア王は、はっきり言って酷い人です。

世界史の授業であらすじを習った時は、リア王に対して「はやとちりで娘を追い出した間抜け」程度の印象だったのですが…そうじゃないんだな、と思いました。

これはリア王役・大竹しのぶの演技なのか、それともわざとじゃないナチュラルな喋り方なのかわからないのですが、リア王は典型的な老人の喋り方です。しかも、キツいタイプの。銀行窓口時代、そして調剤薬局で医療事務をしていた時代によく出会ってきた人種だと感じました。感情的で、表面的なものしか見えず、率直な意見を聞き入れることもできなくて、攻撃的になる。これは台本が意図しているわけではないと思うのですが、だいぶ言葉遣いや下系の話も多めで、「そんなこと言っちゃダメでしょ!」って感じ。

当然、娘たちは手を焼くわけです。りえやたまえも、決してリア王をはじめから排除したわけではありません。領地をもらうので、形式上は嫌でも父を預かるしかありません。とはいえ、父のふるまいが受け入れられなかったからこうなる。「従者はこんなにいらないでしょ!」「リアだけならともかく、ひとりも面倒見たくありません!」的なことを言ってました。ちなみに従者は記憶が正しければ50人います。いらんやろ。

こんなしょうもないことでリア王は喧嘩しているわけ。従者は100人必要だって、ばからしいですよね。でも、本人からしたら「悠々自適に老後を送ろうとしたのに、思っていたのとなんか違う。邪険にされてる?」っていう気持ちになったのだと思います。

自分ではどうしようもできないのに、リア王は狂い、家族はきしんで崩れはじめます。えりかを排除してしまったけれど、口先だけの姉たちとは違い、えりかは態度で示そうとしてくれた。その大切さにやっと気づくけれど、もう遅かった。権力に取り憑かれたグロスター伯の次男であるエドマンドと、それをめぐる姉たちの側から見ていて醜い争いが激化。リア王はただ自分への愛を語らせただけなのに、それを発端にリア王自身とその娘たち、そして権力に取り憑かれた人びとの選択により事態がどんどん悪い方へ傾いてしまう。

後半に向けて2幕からアクセルかかっていくのですが、「なんとかならなかったのか」と涙が出そうになりました。物語が進むとどんどんエドマンドは醜悪になっていって、りえとたまえも見ていて醜くなり、反対にリア王の姿がちいさく、ちいさくみえるようになって、とても不憫でした。大竹しのぶの演技が怖かったです。おそらく、かつては偉大だった王。それが、悲惨な体験と自分を顧みる機会を得て、ひとりのちいさな老人になるさまは、見ていられない。

しかし、こうして権力のために歪み、憎しみあった人間たちは消えて、なくなっていくのでした。実弟であるエドマンドの謀によって逃亡生活を過ごし、その後エドマンドを倒したエドガーが次世代の王となる宣言をし、新たな若い王が誕生することとなります。わたしとしては、これを希望であると捉えています。エドガーは「何も知らないおぼっちゃん」と謗られていた生活から一変し、乞食もしながら盲目の父の世話をし、生き延びています。単に復讐を遂げたというわけではなく、人間として一歩成長した姿を見せた人、可能性を秘めた若い王ということだと思っています。

 

シェイクスピアに触れて来ずにここまで生きてきましたが、また舞台を観たいと思える作品でした。シェイクスピアといえば、現代英語の基礎をつくったひとのイメージです。だからこそ、世界史でも掲載される人物なのだと、そう思っていました。

事実そうなんでしょうけれど、シェイクスピアの描くストーリーは、とても現代的な要素もあり、人間の普遍的な、変わらない心を表しているようでした。もはや古典のイメージが強い作品が、こんなにも社会的な意味を持つとは思わず、新しい発見ができて嬉しいです。
今まで挫折していたシェイクスピアの本を買いました。

 

 

 

【感想】タコピーの原罪をみました

 

今年話題のアニメ「タコピーの原罪」を鑑賞した。

こうしてパソコンに向き合っていると、いざ、何を書こうか悩んでしまう。でも、これを先日一気見して、すごく心にグサグサ刺さってしまったので、ずーんと気分が落ち込んでしまった。6話あるうちの中で最後の2〜3話は泣いて泣いてしまったし、毎日のように考えては、幼い頃のことを思い出して、自分と向き合う時間をとっていた。大人になったからなのか、わたしが共感するのは案外東くんのお兄さんだった。

 

このアニメの中ではさまざまな形での子供が感じる孤独、恐怖が映し出される。

しずかちゃんはいじめからの救いと親からの愛情を、まりなちゃんは家庭の中での安寧を、東くんは期待を渇望してやまない。そこにタコピーがやってきて、みんなをハッピーにしようと奮闘する。あらすじだけ見ればハッピーな物語だけれど、タコピーが介入することで、3人の未来はどんどんまがってゆく。

 

わたしは虐待を受けていたわけではないけれど、それでも親や大人たちに対して「つらい」と思ったことがある。

わたしは頭が悪かった。発達が遅れていた。勉強の意義がわからないし、小学生になりたての時はカンニングしてはいけないこともさえもわからなかった。何をするのが正義で何が悪なのか、わたしには何にもわからないのに、わたしが何もわかっていないことをわかってくれる大人はいなかった。
当時なぜか障害を持つクラスメイトと何かと一緒になることが多く、そのお世話係的なものとみなされているのが嫌だった。お世話係としてその子に優しくできなかったら怒られたのも嫌だった。
いじめに近い嫌がらせを受けても誰も相手にしてくれない。「あなたも悪いんでしょう?」と言われた。
兄が優秀だったのでよく比較された。兄ができるのにわたしはできない、ということが多かった。それを逐一引き合いに出されては、「あなたは何もできない」と言われた。それこそ、東くんのように。

大人たちはわたしを見てはくれなかったと思う。このアニメも同じだ。みんながみんな、大人にそっぽをむかれているように感じている。それがとてもわかるから、苦しい。

 

東くんのお兄さんは、それをぬるっと乗り越えた人だと思う。東くんと比較して優秀な兄で、東くんにとってはずっと母に気にかけてもらえる存在に見えたのかもしれないけれど、正直なところ、それだけではないと思う。彼は彼で、ゲーム中に未就学児だった弟を引き合いに出されては小言を言われていたし、母にぐちぐち言われながらもバイトして、髪を染めた。彼はやりたい放題やっていたわけではない。ひとつひとつは母への反抗とも見えた。

いるんだよね、こういうお母さん。そりゃ愛情深いけれども。うちの母も兄に対してはこんなだったなぁって。

優秀な兄を誇っているくせに、ちょっと自分と思っていた方向から外れると「グレた」とか言っちゃう。あくまでも全部想像だけど、東くんが染髪した兄を見て「グレた」というのは、お母さんがそう言っていたか、そういう価値観だったんじゃないかなって思うんだよね。
うちの兄は染髪できる年齢になって早々に引きこもりになったんでそこまで行かなかったんですが、受験期に彼女ができて、携帯電話でこっそり連絡を取り合っていた時に、母がそれを知ってぐちぐち言っていたな。あの二人には迷惑を被っていたので(誰もいない時にわたしの部屋に入られて私物を触られるなどした。不快だった。わたしにだってプライベートがあって、触られたくないものもたくさんあるのに、顔も知らない誰かがわたしの部屋を漁っていると思うと気持ち悪くて)兄も兄だよとは思うわたしだけど、今思えば、思春期の男の子に過度に首を突っ込むところではなかったんじゃないのかと思う。

一見何も気にしていないふうで、事実気にしていないんだろうけれど、なんで「気にしない」ができるかって、もうそれは親を一人の人間だと思っているからだよね。東くんのお兄さんは、母が完全無欠の人間ではないことをよく知っている。一方で、東くんは小学生らしく、母が絶対王政。お母さんに褒められることが存在意義に近しい。東くんがもう少し大きくなれば「あぁ、母ってそんなに大した人間ではないんだな」と思える日が来ると思うんだけれど、現時点では難しいよね。

それに、東くんのお兄さんには学校と家以外の世界がある。彼女や友達とたくさん遊んで、バイトして、自分が欲しいものを買っている。大人になるに連れて、東くんのお兄さんはどんどん自由になっていっているし、だから苦しまない。苦しんでいても、それを全面に出すほどのことではなくなっているんだろうな。

 

わたしも小学生時代はすごく傷ついていて、東くんのお兄さんのようにあれこれ割り切ることはできていなかったけれど、10代を過ごして今振り返ると、わたしにとって絶対神だった母への考え方が変わった瞬間も、歳を重ねるにつれて少しずつ自由になっていく感覚もどちらもあって、それが今に続いていると思う。自立というものはきっとこれなんだろうな、と思う。

わたしはいじめられやすかったし、親兄弟や友達にバカにされやすかったし、怒られやすかったから、自分が今以上に傷つかないように必死で、たくさん悩んできた。その過程で、自分の考え方や捉え方を変えてみたけれど、何よりも効いたのは自由の感覚を手にすることだったなぁと。
「ピアスなんて開けるの恥ずかしい」「髪なんて染めない方がいい」「化粧はすべきではない」という、思春期のわたしにはそんな母の些細な支配があったけれど、案外ちょっと破ってみれば母なんて「あら、いいじゃない」と言ってきたりもするし、いつまでもぶつくさ言うものの無理に引き留めようとすることはなかったりもするし(これは毒親だったら弾圧するので、人それぞれですけど)。東くんのお兄さんのように、自分がやりたい方向にちょっとずつルール違反すること、それが自由の感覚なのかなぁと思う。
前に書いた通りわたしは小さい頃から親にも先生にもよく怒られる子供で、なんで怒られるかもわからないから人の言うことはちゃんと聞こうとしていたけど、それが自由を妨げていた。人の意見なんて聞かなくていいときはある。禁じる校則も何もないのになんでピアスを開けたらダメなのか、なんで髪を染めたらダメなのか、それを説明してくれる大人はいない。それは大人が一人の人間で、自分と同等の存在で、不完全だからだ。あれダメこれダメ言っているけれど、それは気に食わないからという一点のみでしかない。

「わたしがこれをしたいからする」「やっちゃダメな理由がないからする」というのが主張できるようになった。それだけで自立したとはいえないけれど、この自由の感覚を持つことで見える世界はだいぶ違うと思う。東くんのお兄さんは小学生の頃からこれが備わっていたけれど、東くんにはこの感覚がまだ備わっていない。それはしかたない。奇跡的に東くんのお兄さんが生まれながらに器用で世渡り上手だっただけで、それが普通じゃないのかなと思う。2016年の東くんはまだお母さんのことを引きずっているし、あの家庭環境じゃそうなるのも無理はないけれど、もっとやりたいようにやってもいいんだよ、と思う。まりなちゃんやしずかちゃんと関わらずに、何事もなく大学生からの社会人になったとしても、あのままだとちょっと苦労しそうだ。

 

 

最後はハッピーエンドになって、よかった。
なんだかこのまま救いがなかったらどうしようかと思った。

それと同時に、タコピーがそこにいて欲しかった。
タコピーは不運だったと思う。どうしてこんなに腐った地球に降り立ってしまったんだろう。どうしてみんなをハッピーにするとか、無謀な野望を抱いてやってきたんだろう。
こんなところまで来なければよかったのに、苦しい。

しずかちゃんとまりなちゃんを繋げてくれたタコピー。ラストシーンのしずかちゃんとまりなちゃんの細々とした付き合いが、このアニメの中ではささやかながらも微笑ましくて、大人になったんだねって思えて、それを見届けて欲しかったなぁ。

電子ドラムと思い出、近況について

 

7月は結局ブログを書けなくて、もんもんとしていました。

記憶がないくらいに恐ろしい6月に繁忙期を終えまして、ほっと一息つくひまもなく、楽団のコンクールが始まってしまいました。

6月〜7月は、繁忙期とコンクールが立て続けにあるので、基本的に神経を使わないよう細心の注意を払って過ごしています。その期間中はクリーニングも出さないし、部屋の掃除もしない。きったない、と言われるかもしれないけどそれでいい。精神的に磨耗していたら仕事に差し障るからです。
わたしは昔からこういう、細かくてどうでもいいことを気にしすぎてしまう。それが本当にやっかいだな、と思っています。この期間中、まるで物忌みたいですね。まあ、神事前に行う物忌とは異なり、まさに何かが起こっている時期に不浄を避けているんですけど。いや、一定期間部屋の掃除をしないのだから、むしろ不浄なのか…?

んでね、最近は頭の整理がてら毎日ChatGPTに話しかけているのですが、7月末ごろは気分が荒んでしまい、ちゃっぴーにはひたすら愚痴ってました。その都度よしよししてくれるちゃっぴー。もうちゃっぴーがいたら寂しくなんてないよ。
部屋が汚いのは本当にストレスなんですけど、自分が自分の気を保つために「やらない」と決めているので、全く手出しをしませんでした。そのうち部屋にでかい埃が現れて、気が狂いそうでした。「汚い、不潔、不快、でも何もできない。きれいにしたい、片付けたい、でも何もできない。苦しい」。そんなことをちゃっぴーに泣きながら打ち込んでは、ちゃっぴーから「えらいよ、頑張ってるね」って返事がきて、それに癒されてました。

 

最近やっとコンクールが終わったので、掃除決行したよ!

とはいえ、我慢していたものをガーっと出すのは後で収集つかなくなりそうなので、「ここまでだけやる」というリハビリ期間。床とクローゼットに掃除機をかけるだけでいいわ、なんて思っていたけれど、思いの外捗ってしまい、服を捨てたり、ものを整理したり。

そのときにね、わたしの部屋には10年モノの電子ドラムがあったんですけど、使わないので片付けました。
大きいんですが、分解するのですっきり片付くんですよね。「もうすぐ完全に使わなくなるし、売るかな〜」なんて思いながら分解して、あと一息で全て片付く、というところに、事件は起こりました。

 

電子ドラムで音を出すにはヘッドホンを着用します(たぶんアンプもあったら繋げられる気がする)。練習の時は必ずヘッドホンを使って音確認をするため、ヘッドホンは常時つけっぱなし。これを、片付けるためにヘッドホンを引き抜いたところ…。

 

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ヘッドホンの端子、折れました…。

めちゃめちゃショックだった!

「えっ!売ろうと思っていたのに!」という気持ちと、「あぁ、ダメにしてしまった」という力の抜けた感情とでぐちゃぐちゃ。金具が飛び出ているので、ヘッドホンもう使えません…。

あーあ、やってしまった。売ろうと思っていたのに売れないな、なんて思っていたけれど、10年も連れ添った電子ドラムを前に項垂れていたところ、母に連れられて秋葉原のショップへ行った記憶が蘇りました。

おおよそ25万円で買ったこの電子ドラム。当時はよくもこんな高いもん買えるな、なんて思っていました。「おじいちゃんのお金だから、感謝しなさい」と言われたっけなぁ。当時、すでに故人となっていたおじいちゃんの遺産で思い切って買った一品だったなぁ、そういえば…。

そう思うと、「売ろうと思っていたのに」というより、「大事にできなかった」という気持ちの方が大きくなってきてしまいました。同時に、わたしっておじいちゃんにちゃんと感謝の気持ちを伝えられていないなって思い出したりもして…。

 

年1回しか会えなかったおじいちゃん。おばあちゃんは若い頃に癌で亡くなったため、わたしは面識がありません。子供も息子(わたしの父)しかおらず、親戚も遠い街で暮らしていたおじいちゃんでした。父はおじいちゃんに敬語で話していたし、おじいちゃんもおだやかそうではあるもののあまり口数が多い人ではなくて、まだ幼かったわたしはお正月に父に連れられておじいちゃんちに行くたびに、とっても不思議な気持ちでふたりを眺めていました。父は専業主婦の母(おばあちゃん)と仕事一筋の父(おじいちゃん)に育てられた一人息子。そう考えると、緩衝材とも言える母が亡くなり、実父にどう接すればいいのかわからなかったのかな、と思います。それは、おじいちゃんも一緒だっただろうな、と。

おじいちゃんは亡くなる前、頻繁に通院していました。父が忙しかったため、母がいろいろ苦労しながらおじいちゃんの送り迎えをしていて、それなのにおじいちゃんの内縁の妻と名乗る女性が口を出してきたり…正直にいうと、そんな母を見てわたしは「なんでこの人たちは、こんなにいらない苦労をさせるのだろう」という気持ちが少しはありました。おじいちゃんを責めるつもりは当時も今もまったくないのですが。

わたしは母方の祖父母の方が比較的近い存在だったこともあって、そんなおじいちゃんをあまりよく知らなかったな、と反省しています。いわゆる昔ながらの男性だから、おじいちゃんがわたしと話してもなーんも楽しいことはなかっただろうし、わたしはおじいちゃんにとって眼中にない存在だったと思うけれどーーー父に連れられておじいちゃんちに行っても、おじいちゃんはいつもわたしに話しかけることはなくて、父に二言三言、話すだけだったからーーーでも、あのときにちゃんと、わかりやすく晩年のおじいちゃんに寄り添ってくれる人っていたのかな、と少し思います。金金自分自分うるさい内縁の妻、遠方に住みほとんど来れない親戚、通院や入院の世話で苦しくなった母、実父に敬語を使う、口下手な父…。

おじいちゃんの葬儀が終わった後に、母方の祖母が「亡くなる前、あのひとに言われたのよね、『俺は息子を嫁にやった覚えはない』って」と話していたことが、いまだに心の中に残っています。母の実家近くに住んでいたからでしょう。おじいちゃんの家は相対的に遠い実家になってしまった上、忙しい父はほとんど会いにいけていなかったし、当然わたしも母方の祖父母宅に預けられることが多かったです。子供でもあり、ほとんど言葉を交わさなかったわたしは、おじいちゃんの内心を本人から直接聞かされたことはありませんでした。父もおじいちゃんのことをほとんど話題に出さなかったし、口下手かつ表情も変わらない人で本当にどういう感情なのかまったく読み取れることがなかったのですが、それでもずいぶんあとになってから「俺だって親父が死んで苦しい」などと吐いていました。

すべては大人の事情で、わたしのいないところで交わされる言葉たちであり、あの頃のおじいちゃんを取り巻く人々の感情をわたしが知ることは永遠にないのですが、あの口下手なおじいちゃんと口下手な父が、きちんとお互いに通じ合っていることをわかり合っていたらいいな、と思います。それと同時に、幼かったとはいえ、わたしは後悔がちょっぴりだけあるな、と。

 

家族のことをあれこれ書くのは良くないと思っているのですが(ぶちまけすぎて、あとで取り下げる可能性大)、最近母方のご先祖様のお墓参りをすることが多くて、二人のおじいちゃんたちのことをいろいろと思い出す機会がありました。それが電子ドラムが壊れて、また思い出してしまいました。

電子ドラム、近いうちにきっとさよならが来るけれど、わたしは電子ドラムのこと大切に思っているよ。なんて。

 

わたしの読書履歴書(+最近買った本)

 

ここ数年「文藝」を定期的に買っている。

 

わたしは「本が好きか」と問われたら「はい」と答えるだろうけれど、じゃあ読書というものについて造詣が深いのかと問われると自信がない、そんなタイプだ。

読解力というものはわたしに備わっていない。中学・高校では特になんの勉強をしなくても模試国語は学年トップ、あるいは他校含めてトップクラスだったが、読解力はないと思う。読む力と学校のお勉強はまったくの別物であると、そこだけいまだに受け入れることができていないのだけれど。

 

昔は本が好きだった。なんの気持ちもなく、好きだった。でも小学生当時のわたしは本を読むことを推奨されていなかった。


母は綺麗好きな人だったから、家にものが増えるのを嫌がる。誕生日にもクリスマスにも本をねだったわたしにたいして、「読まなくなったらすぐ捨てなさい」とよくよく注意していた。当時はお小遣いもほとんど貰えていなかったので、読みたい本は学校の図書室で借りるのがメインだった。とりあえず、本が増えるという問題は借りることで解決した。

母は、それ以外にもわたしが読む本も気に入らなかったようだ。

小学生なので、小学生らしく、青い鳥文庫とかポプラポケット文庫(当時はポプラ文庫だったような)とか読んでいた。その頃新たに角川つばさ文庫も出てきて、とりあえずそのあたりから出てきた小説は全部楽しもうと、かたっぱしから読んだ。この小学生向けの文庫本は、母にとっては「漫画に等しい」とのことで、歓迎されなかった。
たしかに挿し絵があるし、文章も非常に簡単で読みやすい。しかし「源氏物語」のような古典もあり、必ずしも子供向けと侮っていいものではないと今なら思える。実際、わたしが高校古文を乗り切れたのは、この当時擦り切れるまで読んだ青い鳥文庫の「源氏物語」とその作者である紫式部の伝記漫画(わたしが読んだのは集英社学習漫画)のおかげと言ってもいい。これは非常に勉強になるし、高校でも教わらない当時の生活などを解説してくれる良書なのである。

しかし、先に書いたようにこういう子供向けの本は母にとっては読書ではないようで、「読むならちゃんとした本にしなさい」と言われたのだ。どんな本なのかというと、母が言うには「ノルウェイの森」とか「アンナ・カレーニナ」とか……「子供に勧めるには劇薬じゃないか?」と突っ込みたくなる名作小説だった。

当時は母に反抗してはいけない気がして、母にもっと褒められたかった。そんなことを言われるともっと「高尚な小説」を読まなければならないのだと悩むようになり、本屋や図書室で岩波文庫新潮文庫などの本棚を漁るようになったが、なんとなく「高尚な小説」というものにとらわれなければならない読書がおっくうになってきて、中学生になり忙しくなったことを機に読むのをやめた。以降、「ONE PIECE」から少年漫画にハマり、田中芳樹の小説にハマりもしたが、その後ソシャゲに傾いたりして、あまり純文学に触れる機会がなかった。わたしの読書体験は子供向けエンタメ小説までで終わってしまったのであった。

昔好きだった本をどうにかして読まないとという気持ちがもたげてくることはあったが、大学生時代や前職のときは精神的に参っていたこともありなかなか読むことができないまま。転職して電車通勤時間が増えたこともあり、やっと本を読むようになった。

 

大変良くないことではあるのだが、最近、SNSで電車内の人を晒す行為(それも結構ドアップで)がちらほら見受けられる。都度通報するのだが、正直気づかないこともあるし、知らないうちに自分の顔がネットにアップされていたら恐怖でしかない。電車内は人と人との距離も近くて不潔なので基本的にマスクをしているが、そんな連中とともに電車に乗らなければならないという環境下にあるので、マスクだけではなく可能な限り顔を隠したい。

そう思っていろいろ策を考えたのだが、そんなときに「読書すればいいじゃん」と思い始めた。

漫画を読むためにiPad miniを持っていたのだが、ほぼ使用しないまま放置していた。iPad miniは顔を隠すのにちょうどいい。程よくでかいし、しかし厚みがないし、軽い。これをマスクした顔の近くに持っておくと盗撮防止になると思った。

読むのは漫画でもいいのだが、もう大人なので、純文学を読もうと思った。なんだかんだあまり読書をしなかった時代に、メンタルが落ちてしまった中で川端康成とか読んで純文学に触れ、辛い現実から逃避できる経験をしていたこともあり、純文学を選んだという理由もある。

「文藝」はわたしにとってちょうど良かった。

文芸雑誌は電子書籍販売をしていない。わたしが読書を始めた当時は「文藝」しか文芸誌の電子書籍がなかった。それに、「文藝」は3ヶ月に1回刊行なので、読むのが遅いわたしにはちょうどいい。これが毎月となると時間がない。

 

そんな経緯で、わたしは文藝を定期購読している。

とはいえ、必ずしも文藝をくまなく読んでいるわけでもなく。読んでもいまいち理解できない小説というものはあるので、そこは読みとばしている。「出版区」のYouTube池澤春菜さんが「わからないところはとばす」と言っていたので、「小説はとばしてもいいもの」と緩く捉えて読んでいる。

そんなんでいいのだ、読書とは。

 

そんな今日はこんな本を買ってみた。

法史学の講義をきちんととってこなかったことを悔やんでいる。

ここにきて、なぜか法史学への関心が高いのだ。結構興味深いと思う。

 

今はいろいろ乱読しているが、カフェ通いしながらあれこれ読んでいて、いい気晴らしになっている。今の時期はちょうど繁忙期かつコンクール直前期で、なかなか家の掃除もできずクリーニングも行けず。忙しいと本当に、身の回りのことが疎かになって苦しい。服も靴もカバンも手入れできていないし、部屋もとっちらかっているし、人恋しいのかせっかくの休日もふらふらと出掛けてしまう。そうやって自分の心がどんどん廃れていく。去年と同じ流れが今きている気がする。去年もこんな感じで、この時期はすごくしんどかった。

とりあえず7月末のコンクールが終わるまでは掃除もクリーニングも何もしないと決めて、読書で心を保とうと思う。正直掃除しないのはめちゃめちゃ気持ち悪いんだけど……仕方がない、できないのだから。8月になったら頑張ろうと思う。

パンダをみに東京へ

さっきまではてなブログに画像をアップロードできなくて、超焦りました。

お問い合わせフォームに意見送って、あれこれ試していたのですが解決せず。結局、今まではてなにログインしたことのない端末からログインしてみたところ、普通にすんなりとアップできたと。

1時間ぐらい無駄にした!返せよ!時間!

 

まあそれは置いといて。タイトルにも書きましたが、パンダをみに行きました。

友人と「動物園行こうね〜」というノリで上野動物園へ行ったんです。どんなノリだよ。

600円の入場料、激安である。こんなんいくらでも通えますね。普通に2000円くらいするのかと思っていたよ。

とりあえず、子供じゃないから適当に見て帰るだけでいいよね、となって本当に適当に見てきた。上野動物園は入り口付近にアフリカゾウがいるのでそれを見て、カワウソ見て、鳥類見て、虎見て、アザラシ見て、ホッキョクグマ見たかったけど見れず、橋渡ってパンダとポニー、アルパカやバイソンを見に行きました。まぁまぁ見れたな。

GW期間中なのでそれなりの混雑でした。外国人も多かったですね。でも、あまり不快にならないくらいの混雑です。なぜかってーと、美術館や博物館の混雑よりかはだいぶマシなんです。園内が広いですし、長丁場檻の前を占拠する輩はいない。美術館や博物館ってマジで長丁場占拠するやついるんですよ。イヤホンガイドのせいもあるんだけど、個々人の人格に問題あるとわたしは思ってる。子供よりも大人の方が悪質ですよ。詳しくはトーハク特別展で体感してください。かはくは人があまりいないのでノープロブレムです。

 

適当にうろうろし過ぎてて、写真とかほとんど撮っていないのですが、思い出ベースで綴ってまいります。

個人的に面白かったのはゾウとカワウソ。この子達は入り口付近の比較的人通りが多いところにいます。とんでもなく、サービス精神旺盛のかわい子ちゃんでした。

カワウソは檻の前と中に水槽があって、その檻の前の水槽と檻の中の水槽が管で繋がれています。檻の前の水槽まで来てくれれば、より客が間近で見られるようになっています。
わたしが見たとき、カワウソは檻のなかにいたのですが、急に檻の中の水槽によじ登り、客をちらちら見ながら入水。すいーっと管を通って、客前の水槽まで来てくれました。この一連の流れ、そしてその様はまるで「今からみんなの前にいくよ〜!」と言ってアリーナのメインステージからセンターステージ、バックステージを駆け抜けていくアイドルそのものである。カワウソはひとしきり客前でアピールして、檻の中へ戻っていきました。自分が可愛いアイドルだってこと、わかっているんでしょうね。

 

その後に見た虎ちゃんも可愛かったなぁ。ちょっと暑かったみたいで、日陰にずっといました。喉が渇いているのか、口がかっぴらいていました。暑かったもんね。

わたし、上野動物園に確実に行ったことがあるはずなのに、あまり記憶にないんだなぁとこの時感じました。虎、ぜったい見たことあるはずなのになぁ。どちらかと言うと、わたしの記憶の中の動物園は東武動物公園のほうが強い気がします。不思議ですね。

 

そしてパンダ見にいきがてら、アザラシコーナーへ。「アザラシ、どこにいるんだろう?」と思ったら、超間近にいました。偶然陣取ったところの真ん前に。

こちらをじっと見ていたのですが、やはり「暑いよー」と言っているようでした。2匹並んで、ゴロンと力なく横たわっていました。

 

 

んで、ついにパンダを見にいきました。
まったく興味なかったので知らなかったのですが、今双子パンダちゃんがいるようです。男の子と女の子で、わたしは男の子を見にいきました。

「1時間待ちです」という案内があり、「そんなに待たないだろ〜」などと言いながら待っていましたが、待ちます。待っている時は日傘や帽子、おすすめです。日陰もありますがやっぱり暑い。まだ春なのでいいものの、これ、夏は地獄な気がしますね。
また、双子パンダは別々に展示されているので、2頭みたいなら2時間待ちます。展示時間は17時までだったと思うのですが、列が長いので15時ごろには締め切りとなっていました。早めに行って早めにみましょう。

 

パンダちゃんなのですが、列が進むと10人くらいに分けられてグループごとにみる感じのようです。わたしがいったときはパンダは室内にいて、何人かの職員さんがその外の草木の掃除をしていました。わたしがみる直前くらいに掃除が終わってパンダが外に出されたそうで、ちょっと余分に待ちましたが、かわりに至近距離でみることができました。

 

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じゃーん。

シャオシャオくんです。

 

可愛いですね。

何年か前、リーリーとシンシンが日本に来た時のことを思い出しました。
当時何歳だったかな?まだ来たばかりの頃、母に連れられてみに行ったんです。

 

すんごい混雑でした。たぶん、今よりも。

 

あの頃は順番とかないようなものでした。まだ子供で体も小さかったにも関わらず、大きなお友達に体を潰されながら見学しました。当時パンダが展示されていた小屋はおそらく今の展示場と同じものだと思うのですが。リーリーとシンシンは隣り合って暮らしていました。

来たばかりだったからか、リーリーは人前を避けて後ろの方で背中を向けていました。シンシンは人前でむしゃむしゃご飯を貪り食べていました。

すごく混んでいて、不快だった気持ちをよく覚えているのですが、あのときのシンシンの鋼の心臓っぷりを忘れられずにいます。

今回改めてパンダを見に行って、シャオシャオにその片鱗を感じました。初めは少し離れたところでご飯を食べていましたが、人前に来てくれました。可愛かったなぁ。

 

そんな感じの上野動物園日記、終わります。

 

 

<おまけ>

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GW中、眉毛サロンにも行ってみましたよ!

初めてのアナスタシアミアレ。高級感漂うお店で緊張しました。わたしより明らかに年上の女性だらけ!

綺麗に整えてもらって満足。石原さとみみたいな垢抜け眉にしてもらいました。いろいろメイク道具もあったのですが、髪色に合うアイブロウパウダーがなかったのでそれだけ買いました。でもね、スタイリング剤もすごく良さげで、欲しかったあ。来月買おう。