El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

定年後の日本人は世界一の楽園を生きる

あの佐藤優でさえ定年本を出す時代 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010) 作者:佐藤優 飛鳥新社 Amazon 日本ほど老人福祉が充実していて、カフェ、図書館、などなど社会資本も充実している国はないのだから、定年後は世界一の楽園だよ、と…

冬に子供が生まれる Audible

やっぱり、上手いなあ 冬に子供が生まれる: (小学館) 作者:佐藤 正午 Audible Amazon 時間の前後などさまざまな技法が使われていても、朗読でもすーっと頭にはいってくる文章と展開の上手さ。<Audibleで聴いています>

日本史を地学から読み直す

今日(1/6)は、松江ー米子で震度5強が・・・ 日本史を地学から読みなおす (講談社現代新書) 作者:鎌田浩毅 講談社 Amazon 億年単位のビッグファイブの次は、日本限定の地震と噴火の話。<読書中>

Obsidian×AI

新年からObsidianに取り組んでいます・・・ Obsidian×AI 自分だけの知識のデータベースをつくる情報収集・活用テクニック 作者:山口大陽 マイナビ出版 Amazon EvernoteやWorkFlowyといったクラウド版の情報管理サービスを長い間活用して、有料で活用していま…

超巨大噴火と生命進化

「江戸からオールド飲んでりゃデブのぺルさんそりゃ吐くわ」 超巨大噴火と生命進化 地球規模の環境変動が大量絶滅と進化をもたらした (ブルーバックス) 作者:佐野貴司 講談社 Amazon 年頭はなぜか理系本が読みたくなる。2025~6年のマイブームの1つは「絶滅…

パーソナル トップ10レビュー(2025)

1.私的 A.I.元年 問答無用のAI時代をどう生きる!?2025は私にとってはAI元年となりました。年始の頃と今では180度AI観が変わってしまいました。まずは、軽い導入本として、実務にちょっとだけでも関わりのある本を読んだのが良かった。アレルギーを起こさ…

2026年 積ん読案件

メモ 本棚に読むつもりで積んでる本たち 長編 「荒涼館」ディケンズ 全4巻(残り3巻) 「肩をすくめるアトラス」全3巻 大絶滅と地殻変動系 「超巨大噴火と生命進化」ブルーバックス 「日本史を地学から読み直す」講談社現代新書 トランスパーソナル心理学 「…

イン・ザ・メガチャーチ

推して推して、我に返らないように生きる!? イン・ザ・メガチャーチ (日本経済新聞出版) 作者:朝井リョウ 日経BP Amazon 大晦日に没入して読み切ってしまった。なかなかの傑作。ひと皮むけた感じの朝井リョウ。 先鋭化、極端化する推し活集団、それをコン…

生成AIで心が折れた

今日、必死にAIのことを学んでも、AIの進歩自身が、その学びをすぐに陳腐化する! 生成AIで心が折れた 強みがなくなる世界でどう再起動するか 作者:湯川鶴章 芸術新聞社 Amazon こういう本を待っていた! 今日、必死にAIのことを学んでも、AIの進歩自身が、…

何者 Audible

距離感の近すぎる若者たち・・・そうなのか今は? 何者 作者:朝井 リョウ Audible Amazon メインテーマは「就活」。私自身は就活したことがないので、子供のときに役に立てなかったが・・・この世界を生き抜く「何者」かになるために、就活という時間をおく…

オール・ノット

オール・ノットとはパールのネックレスなどで1カ所切れてもバラバラにならないように、玉と玉が結ばれていること=All Knot オール・ノット 作者:柚木麻子 講談社 Amazon 今年は、現代の作家たちを積極的に読んだり聴いたりしてきた。柚月麻子さんもその一…

ブックガイド(14)ーミステリーと言う勿かれ!ー

https://uuw.tokyo/book-guide/ 眠れるアンナ・O(新潮文庫) 作者:マシュー・ブレイク 新潮社 Amazon 「気楽に読めて、査定力もアップする本を!」というコンセプトのブックガイド、今回のテーマは、ホリデー・シーズンに合わせて、エンタメでありながらも…

百年の時効

2025年ナンバーワン・ミステリーの声が多い 百年の時効 (幻冬舎単行本) 作者:伏尾美紀 幻冬舎 Amazon 東京2泊3日の旅の間に読み始めて、読み終えた。時間のスケール感がさすがに100年ということで、時々の戦争や事件や災害が織り込まれ、まさに昭和100年の中…

スマホ時代の哲学(増補改訂版)

スマホが奪う、孤独になるチカラ スマホ時代の哲学 深い集中を取り戻し豊かな時間を生きる (新装版) 【増補改訂版】 (ディスカヴァー携書) 作者:谷川嘉浩 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 第1、2章あたりは「かったるいなあ・・」と思っていたが…

生殖記 Audible

うーん、 生殖記: (小学館) 作者:朝井 リョウ Audible Amazon これを読むと作者はきっと性的マイノリティなんだろうな、と思うのだがどうなんだろう。性的マジョリティだったとして、ここまで性的マイノリティの心情を描くことができるのか?逆に描いては失…

カップルズ Audible

うーん Audibleには向かない カップルズ: (小学館) 作者:佐藤 正午 Audible Amazon 7つの中編で構成されるが、全体に関連があって、伝言ゲームみたいな構造になっている。それはそれで面白いのだが、Audibleっていうのは、そこまでプロットを覚えていられ…

訃報 嵐山光三郎さん

11月14日 83歳にて 肺炎で死去 先日「爺の流儀」を読んだばかりだったが、亡くなったそうです。合掌。文学的不良中年~不良老年、高齢での自転車での奥の細道・・・などなど人生の15年先輩として、おりおり書いたものを読んできました。 あけすけに言えば、…

荒涼館(2)

さて、今月中に! 荒涼館 二 (岩波文庫) 作者:ディケンズ 岩波書店 Amazon <読書中>話が広がり始めた。

時をかけるゆとり Audible

なぜか朝井リョウのエッセイを・・・ 時をかけるゆとり: 文藝春秋 作者:朝井 リョウ Audible Amazon 朝井リョウは1989年生まれなので36歳。私の子供の世代で、ゆとり世代の後半?年齢差もあって、さすがに読んでこなかったが、このところ立て続けにヒットを…

荒涼館(1)

2025年の大作読書 荒涼館 一 (岩波文庫) 作者:ディケンズ 岩波書店 Amazon 秋から冬に向かい、少し落ち着いて古典の長編を読んでみようと思い、今回選んだのがディケンズの「Bleak House」日本語タイトルは「荒涼館」。岩波文庫で1冊500ページ超×4冊。19世紀…

セツと八雲

ひさしぶりに楽しめる朝ドラ「ばけばけ」 セツと八雲 (朝日新書) 作者:小泉 凡,木元健二 朝日新聞出版 Amazon 今期のNHK朝ドラ「ばけばけ」を毎週末に1週間分ずつ見ている。主演の小泉セツ(ドラマでは「おトキさん」)を演じている高石あかりさんが、なんだ…

ブックガイド(142)―保険会社は知りたくないの―

https://uuw.tokyo/book-guide/ ヤバい保険の経済学――〈選択問題〉で、なぜいつもコケてしまうのか? 作者:リラン・エイナヴ,エイミー・フィンケルスタイン,レイ・フィスマン みすず書房 Amazon 「気楽に読めて、査定力もアップする本を!」というコンセプト…

移動と階級 Audible

社会科学における交絡因子を考える 移動と階級: 講談社現代新書 作者:伊藤 将人 Audible Amazon 少し、文章が硬くて頭に入ってこない部分はある。「移動する経済的、時間的能力」「移動せざるを得ない環境」など、移動を切り口とした社会学で、ちょっと見に…

macOS Tahoe パーフェクトマニュアル

人生最後のMacintosh!? macOS Tahoe パーフェクトマニュアル 作者:井村 克也 ソーテック社 Amazon 人生最後の、という枕詞で浪費しているかもしれない・・・ 今年はiPhoneやAppleWatchのリニューアルの年。その上、経費予算を遣いきれていない大人の事情もあ…

70代は神様から与えられた特別な時間 Audible

確かに、最近そう思う 80代になるとたいていボケるか死ぬ。70代は神様から与えられた特別な時間 作者:林 真理子 Audible Amazon 70歳が近づいてみると、ここから80までは何となく人生楽しめそうな気がする。親は死に子は独立し、仕事はやってもやらなくて…

ゴッホのあしあと

女性のガンバリなかりせば・・・ ゴッホのあしあと (幻冬舎文庫) 作者:原田マハ 幻冬舎 Amazon 人生で何度目かの「ゴッホ展」が地元神戸で。市立博物館はキャパや動線がいまいちなので、こんな大型展はきびしいものがある。ゴッホ展で毎回思うのは、狂気の進…

ババヤガの夜

うーん、そこまで評価が高い理由が??? ババヤガの夜 (河出文庫) 作者:王谷晶 河出書房新社 Amazon 一気読みできる長さと展開で、名前に関わる叙述トリックがあって混乱させられる。ただし、ジェンダーやシスターフッド的なものを感じるほどのことなのか?…

Gemini 最強のAI仕事術

AI

11月からGeminiもProヴァージョンに! Gemini 最強のAI仕事術 AI仕事術シリーズ 作者:池田朋弘 芸術新聞社 Amazon 今のAIの使い分けは、メインはChatGPT(C)、サブとしてGemini(G)なのだが、作業のやり取り部分はGoogle Workspaceなので、Geminiで完結す…

爺の流儀

自分が爺になると、なんだか爺本が読みたくなくなってきた 爺の流儀 (ワニブックスPLUS新書) 作者:嵐山 光三郎 ワニブックス Amazon 団塊世代が70歳~80歳になってきて、爺本もかなり高齢域のものが増えてきた。嵐山光三郎は15歳年長の83歳。もう先がない・…

BUTTER

世界中で読まれている! 読むべきは日本のオヤジかも BUTTER(新潮文庫) 作者:柚木麻子 新潮社 Amazon あの木嶋佳苗の人物像をテーマにしながらも、いくつもの人間関係を重奏的に重ね合わせ、そして破綻がなく、未来へとつながるかなり名作。世界中で読まれ…