たのしみごと

日々のちょっとした出来事を書いてみました

石川・福井の旅:一乗谷朝倉氏遺跡①

 石川・福井への2泊3日の旅。

 福井に行ったら是非訪れてみたいと思っていた「一乗朝倉氏遺跡」へ。

 今まで福井県には、数回訪れたことがありますが、ここはどういう訳か、いつも

 スルーしていました。今回旅行を計画する際に、ここは必ず行きたいと夫に希望

 し実現しました。

 

 一乗谷朝倉氏遺跡は、戦国時代の城下町全体が遺跡となって残された、全国でも

 まれな大規模遺跡です。

 

 越前朝倉氏は、5代約103年間に渡り一乗谷を治めていました。

 人口は1万人以上と考えられ、城下町は越前の中心地として栄華を極めましが、

 第5代義景の代に織田信長との戦いに敗れ、織田の軍勢の放った火によって、町は

 消滅してしまいました。それから約400年、主を失ったこの地は田畑の下に埋もれ

 ていました。

 発掘開始前の一乗谷です(福井市観光公式サイトより)。一面田畑でした。
 

 再びこの栄華の地が日の目を見たのは、1967年から始まった発掘調査からです。

 戦国時代の暮らしぶりがわかる膨大な物や資料が出土し、当主の館をはじめ、

 武家屋敷、寺院、職人たちの町屋、さらにそれらを結ぶ道路に至るまで、戦国

 時代の町並が当時の姿を残し、ほぼ完全な状態で発掘されたことから、日本の

 ポンぺイと呼ばれ、発掘調査は今なお続いています。


 1971年には一乗谷城を含む278haが国の特別史跡に、1991年には諏訪館跡庭園、

 湯殿跡庭園、朝倉館跡庭園、南陽寺跡庭園の四庭園が特別名勝に、さらに2007年

 には遺跡出土品のうち、2,343点が重要文化財に指定されました。

 

 早速、一乗谷川に架かる「御屋形橋」を渡り、「朝倉館跡」へ向かいます。

 

 遺跡の周りは堀で囲まれていて、美しいです。

 
 「唐門」を潜って中に入ります。

 唐門は、第5代当主朝倉義景の菩提を弔うために、この地に創建された松雲院の

 山門で、江戸時代中期に建てられたものです。義景の時代の門跡はまだ地下に

 埋もれているとのことです。

 

 唐門を入ると、右手に「義景公の墓所がありました。

 朝倉館跡は、この第5代当主朝倉義景の館跡地で、広さは6,500㎡。三方は土塁と濠

 で囲まれ、常御殿、主殿、会所、茶室、台所、厩、蔵などが整然と配置されて

 いたとのことです。

 

 現在は建物はなく、遺構だけが残っています。

 中央に見える緑色の花壇は、日本最古と言われています。

 

 ここには「朝倉館跡庭園」があります。

 美しい石組です。

 

 少し登ると、湯殿跡庭園があります。

 

 

 館全体を見下ろす高台に位置し、岩がごろごろと置かれ、荒々しい感じがしま

 した。

 湯殿跡庭園は、一乗谷の庭園でも最古のものとのことでした。

 

 後で気づいたのですが、「諏訪館跡庭園」を見落としたようでした。

 諏訪館は朝倉義景の妻「小少将(こしょうしょう)」の館で、その庭園は遺跡の

 中でも最も規模の大きいものとのことです。

                       (福井市観光公式サイトより)

  
 高台の開けた場所に「中の御殿跡」があります。

 中の御殿は朝倉義景の実母光徳院の屋敷跡と伝わる所で、南側と東側に土塁、東側

 と北側に空濠がめぐらされ、南側の道路から屋敷内に入る事が出来ました。

 建物の礎石から、日常の生活の主たる建物があったと考えられるとのことです。


 更に上の高台からは、中の御殿跡全体が良く見えました。

 

 南陽寺跡庭園に向かいます。

 

 途中に「初代孝景公の墓所がありました。

 風化しないように、廟で囲われていました。

 

 南陽寺跡庭園に向かう道は、山道になっています。

 

 「クマ出没注意」の看板と共に、電気柵が設置されていました。

 こんなの見るとかえって怖いですよねー・・・。

 

 しばらく歩くと南陽寺跡庭園に到着しました。

 南陽寺は、朝倉氏の子女が入寺する禅宗の尼寺で豪華な造りだったようです。

 永禄11年(1568)には、のちの室町幕府15代将軍となる足利義昭をもてなす

 ために、庭の糸桜の下で観桜会(歌会)が開かれたとのことです。

 

 その時に読まれた朝倉義景足利義昭の歌碑。

 

 この糸桜は何代目にあたるのでしょうねー・・・。

 

 下って、「瓜割清水」を見に行きます。


 瓜割清水の広さは約80mで、古くから朝倉氏の御膳水に用いられたと伝えられて

 います。昔から枯れたことがなく、夏は冷たく、冬は温かな清水が滾々と湧出て

 いて、地元では今でも生活用水として利用しているとのことです。

 

 清水の脇にはバナナが・・・。何故?・・・。

 理由は解りませんが、面白かったので載せておきます。


 今度は、「復元町並」を観に行きましょう。

 次回に続けます。