私の姿が見えなくなると、
息子は後追いをして探しに来ます。
泣きながら、
一生懸命こちらに向かってくるのですが、
途中で必ず立ち止まります。
理由は、
家の中に気になるものがたくさんあるから。
コンセントだったり、
服を入れているボックスだったり。
「あ、これ何だろう」
そんなふうに、
少し触ってみては、
また思い出したように泣きながら探しに来ます。
少し進んでは立ち止まり、
また少し進んでは立ち止まり。
そのたびに、
「今は探してる途中だよね?」
と、心の中で思いながら、
その様子を見ています。
それでも、
ちゃんと私のところまでたどり着く。
後追いは大変だけれど、
その途中にある寄り道を見ていると、
家の中でも、
こんなにたくさんの「気になる」があるんだなと感じます。
不安と好奇心が、
同時に存在しているような姿が、
なんだかとても素敵で。
泣きながらでも、
世界をちゃんと見て、触れて、
進んでいるんだなと思います。
今日もまた、
寄り道だらけの後追いをしながら、
息子は少しずつ世界を広げています。