えっくすじゃ〜に〜「Nutanixはじめました」

こちらは、商用版Nutanixについて調べたことや感じたことをメモったり長々とつぶやいたブログです。あくまでも個人の見解であり、正確性を保証するものではございません。参考程度にご覧ください。

【CE 2.1】Prism Central内の機能をすべて有効化するにはどれくらいリソースが必要なのか?

本記事は、Nutanix Advent Calendar 2024にて、12/15に執筆した記事となります。

(これを書き始めたのが当日21時…果たして間に合うのか?)

adventar.org

以前、Nutanix Community Edition(CE) 2.1で商用機能がどこまで検証できるのか?について触れました。

この時の記事の狙いは、「Nutanix商用環境を買い揃えられない」、「あるけど案件優先で使われている」などの理由からNutanixの検証ができない方を想定し、商用環境とCEの違いを知ればCEでもやりたい検証が可能かも!というのを知ってもらうことが目的でした。

x-journey.hatenablog.com

既に知られたとおり、Nutanixにおいて仮想マシンやストレージ管理といった基本操作を除く上位機能の多くはPrism Centralが提供しています。

Prism Centralは、以前こそCE専用のPrism Centralが提供されていましたが、CE 2.0以降は商用版のPrism Centralが利用可能となっため、今ではCEでもNutanixの最新機能を試せるようになりました。

Prism Central全機能を有効化したら?

Nutanix Meetupに登壇した際にも話したことがありますが、私が使うCE環境はNutanix AHV(商用版Nutanix環境)上に構築しています。(もちろん誤家庭ではなく、職場w)

つまり、従来物理マシンでCE環境を構築するところを仮想マシンとして扱うため、CEのコンポーネントであるAHV、CVM以外にもPrism CentralやゲストVMと1つの仮想マシンで管理します。

この際、CVMのリソース使用量はストレージコントローラーを担うことなどを考慮して致し方ないとして、Prism Centralに必要なリソースも無視できません。

しかも、Prism Centralの特徴として機能を有効化する度にPrism Central仮想マシン(PCVM)のvCPUやvMEMが自動的に増設されるケースなどがあります。

それらをすべて有効化したらPCVMはどの程度大きくなるのか?

PCVMを起動するCEのリソースはどの程度必要なのか?

について気になりましたので確認結果を紹介します。

前提条件

  • バージョン:pc.2024.2
    最新のpc.2024.3より1個前のバージョンですがお許しくださいm(_ _)m
  • Prism CentralはSmallサイズで作成しています。
    最近では機能が絞られたX-Smallでのデプロイが可能ですが、Prism Centralででき得るすべての機能を有効化するには最低限がSmallサイズが必要と判断しました。
    Smallサイズをデプロイする際に必要なリソースは以下です。
    - 6vCPU
    - 28GBメモリ
    - 500GiBディスク
    www.nutanix.com
  • Nutanix Database Service(NDB)は除きます。
    現状、NDBの機能はPrism Centralに統合されておらず、わが道を独走中なため、PCVMのリソースとしては考慮外としています。

確認結果

CE環境Prism画面での仮想マシン一覧から見た結果は以下のとおりです。(ディスク容量は割愛)

  • PCVMのリソース
    - 10vCPU
    - 44GBメモリ
  • CVM
    - 6vCPU
    - 20GBメモリ
  • ポリシーエンジン(プロジェクトを使用する際にデプロイを強く推奨される仮想アプライアンス
    - 4vCPU
    - 6GBメモリ

▼ Prism(CE)の仮想マシン一覧画面

単純に仮想マシンリソースを合算した場合、20vCPU、70GBメモリとなります。

メモリ容量は、基本的にオーバーコミットを考慮させませんので70GB+α、この後作成するであろうゲストVM分を加味すると90GBメモリ程度用意したほうが無難と感じました。

CPU容量は、オーバーコミットを効かせることが可能です。ここでは最もvCPUを使用しているPCVMの10vCPUを超える12vCPU程度が無難と感じました。

ということで、上記を参考に私のCE用仮想マシンは、12vCPU、96GBメモリで作成しています。(ディスク容量は750GiB割り当てていますが、すでに550GiB以上使っていますね…)

▼ Prism(商用版Nutanix)の仮想マシン一覧画面

Prism Centralで有効化した機能の数々

  • Network Controller
    Flow Virtual Networking(オーバーレイ)やFlow Network Security(マイクロセグメンテーション)の前提となるコンポーネント

  • Microsegmentation
    名前のとおり、マイクロセグメンテーション



    以前、CEを管理するPrism Centralでマイセグを有効化しようとした際に、「Host Cluster Registered to this Prism Central」というエラーが出たことがあります。CEだとマイセグは使えないのか心配しましたが、CEに詳しいNutanixの方に聞いたところ「CEでもマイセグは使えるはず」というアドバイスをもらい、新たに別のCEをデプロイして試したところ、普通に有効化できました。(原因は不明)

  • App Management
    予め定義したブループリントによる仮想マシンの展開、管理を行うセルフサービス(旧:Calm

  • Policy Engine
    プロジェクト内のリソース上限の設定や、VPC内のトンネルVMと通信して行うVPC内のオーケストレーション、セルフサービスの承認ポリシー機能の制御、ランブックのスケジューリング

  • Disaster Recovery
    DRの自動化なども行えるディザスターリカバリー(旧:Leap)

さいごに

(12/15中の投稿が間に合った…)

ご覧の通り、Prism Centralで提供される機能の(たぶん)すべてが有効化できました。
物理、仮想共にCEを構築する際のサイジングの参考としていただけましたら幸いです。