ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

サイノカミ信仰

私の日想観。四天王寺の石鳥居に落ちる秋の夕陽に想うこと。

2025年9月23日は #秋分の日。#秋のお彼岸の中日 になります。#四天王寺 では夕刻から #西門の石鳥居 に落ちる夕陽を遥拝しながら西方極楽浄土を観想する #日想観(じっそうかん)の法要が行われました。#サイノカミ信仰 #神仏習合 #聖徳太子 #推古天皇(豊御…

アラハバキの見つけ方(蟹守と倭文の暗号を参考に)

日本の古代信仰 #アラハバキ。#男女一対 #古神道 のカタチであると考えられますが、現在ではほぼ失われています。しかし丹念に探せば、埋もれた古い信仰のこん跡を見つけることができるかも知れません 目次 全国にひろがる?倭文(しとり)と蟹守(かにもり…

あの世とこの世の境界地。四天王寺【西門(さいもん)】の石鳥居が舞台の【弱法師】の物語

引っ越して四天王寺さんに行きやすくなったこともあり #春の彼岸 の夕陽が名残惜しく、#四天王寺 西門(さいもん)に連日参拝。あの世とこの世の境 #石鳥居 の夕景を舞台にした謡曲 #弱法師(よろぼし)を紹介します #サイノカミ信仰 目次 彼岸の四天王寺が…

【南北地蔵菩薩】くすりの街の守り神さん?【少彦名神社】

大阪のくすりの街 #道修町 の真ん中。田辺三菱製薬本社前の広場に #南北地蔵菩薩 の祠。江戸期に近くの薬商家の土蔵から掘り起こされた「一物」が祀られています。昭和に一時離れていましたが三年前にこちらに戻って来られたそうです 目次 大阪 くすりの街 …

新しいものと古いもの【初日の出2025】AI(人工知能)、生駒の大鳥、石切さん

元旦は東大阪の「石切さん」#石切劔箭神社 に初詣。一の鳥居の近くで #生駒の大鳥 からの初日の出を遥拝。山の端から光が溢れ出た瞬間、凍えた身体に太陽の暖かみが伝わりました。#饒速日山 #物部氏 #藤原氏 #サイノカミ信仰 目次 初日の出2025 AI元年 石切…

住吉大社と仁徳天皇陵を結ぶふるいサイノカミ信仰の南北ライン

新年あけましておめでとうございますm( )m本年もよろしくお願いいたします。2025年の冒頭は前回の続き、これまでも当ブログで紹介した #住吉大社と #仁徳天皇陵 を結ぶラインについてあらためて。#サイノカミ信仰 目次 第一本宮で直角に交わる差東西と南北の…

【住吉三神・考】住吉大社御祭神 表筒男命・中筒男命・底筒男命が西向きに直列する意味

正月三が日の初詣参拝客数が毎年200万人を超える摂津国一ノ宮・住吉大社。インフルエンザが流行中の昨今、三が日は家でと思い一足早く参拝。境内を歩きながら御祭神・海神の住吉三神が西向きに直列する意味をあらためて考えました。 目次 住吉大社参道 反橋…

【信夫山(福島県福島市)】三山詣りのはじめに羽黒神社【大わらじ奉納とわらじ信仰】

前回ねこ稲荷を紹介した福島県福島市の #信夫山 山中には #出羽三山 のお社(分詞社)がそれぞれ鎮座しています。まずは #羽黒神社からお詣り。御本殿そばの高さ10数メートルの #大わらじ が目を引きます(2023年10月参拝) 目次 信夫山(しのぶやま、福島県…

「ヒメさま」のお社(Ⅱ)【アラハバキの信仰】倭文(しとり)の姫神【下照姫】

当ブログでは書ききれなかったまとまりを #アラハバキ解 で書いたのが三年前。その後、少しずつですが進展もあります。今回はその整理と、先日紹介した「ヒメさま」#下照姫 について #蟹守(かにもり、助産) #倭文(しとり・しずり、機織り) 目次 菊水紋に…

【率川神社(Ⅱ)】参拝後、三輪明神に【三つ鳥居】をご教示いただく!?

父母娘神を祀り子守明神として知られる #率川神社(いさがわじんじゃ)。奈良時代、藤原是公が #阿波 より #事代主神 を招いたのは、隠された御父神の鎮魂でしょうか。#玉櫛姫 #媛蹈鞴五十鈴媛命 #三つ鳥居 目次 率川神社(いさがわじんじゃ)子守明神【大神…

【三島溝咋神社(Ⅱ)】媛蹈鞴五十鈴媛とは【謎の古代史考察の分水嶺】

三島(大阪府茨木市)#溝咋神社 の二回目。御祭神 #媛蹈鞴五十鈴媛(ひめたたらいすずのひめのみこと) #銅鐸 の名を持つ #姫巫女 は神武天皇皇后としてヤマト #出雲屋敷 に住み #三輪山 を遥拝する祭祀の祭主になりました 目次 娘神・媛蹈鞴五十鈴媛命(ひ…

【上賀茂の御神水野菜】今も続いている「恵みの水」を大切にする伝統

古代 #鴨族 が #山背 に拓いた #上賀茂。#大田神社 の丘陵(#ヤタガラス、鴨の山)からの傾斜地は水豊かな稲作地帯だったはず。#上賀茂神社 を経て流れる #明神川 の御神水は今も #上賀茂野菜 づくりに利用されています 目次 上賀茂野菜 京都伝統の振り売り …

【鴨の山】【ヤタガラス】上賀茂神社の立砂が二つの謎。賀茂の古代信仰の原点を眺める【上賀茂の大鳥】

上賀茂神社 #立砂 と眷属 #ヤタガラス(#八咫烏)の謎。あらためて上賀茂一帯を歩き、弥生時代に始まる古代 #山背 #鴨縣主(かものあがたのぬし、大和から移住した鴨族)の信仰について考察 #源頼貞 #藤原俊成 #紫式部 目次 上賀茂神社、立砂が二つの謎 鎌倉…

【松岳山古墳】石棺を挟んで立てられ、孔が彫られた謎の立石【天の磐船(アメノイワフネ)】

河内と大和の国境であった国分(国分、大阪府柏原市)。大和川を見下ろす南岸の丘陵地に #松岳山古墳(まつおかやまこふん、前方後円墳)。墳丘部で露出した #石棺 と南北に立てられ穴が彫られた謎の #立石 を見ることができます #天の磐船 目次 大和と河内…

弥生時代と古墳時代が交差するところ。摂津住吉【住吉大社 正印殿跡(3)】

千五百年にわたり #住吉大社 神主家であった #日本三家のひとつ #津守氏 の居館があったところに #アラハバキ 的な陽石(石棒)と陰石(胎内石)。住吉さんに残る子孫繁栄・五穀豊穣を祈る南北ラインと関係か。#仁徳天皇陵 目次 住吉の南北を繋ぐライン 出雲…

【今泉 賽の河原(2)】イタコ装束のお地蔵さまと祭壇のオシラサマ【安倍 安東氏とアラハバキ信仰】

北津軽、今泉 #賽の河原 二回目。優しいまなざしで南の十三湖と岩木山を見つめる #イタコ 装束のお地蔵さま。本堂の祭壇には #オシラサマ(男神木)。安倍安東氏の古い #アラハバキ信仰 のこん跡 目次 イタコ装束のお地蔵さま 祭壇のオシラサマ 安倍・安東氏…

【今泉 賽の河原(1)】岩木山と布袋(ほてい)さん【安倍 安東氏・考】

津軽 #今泉賽の河原(看板に「安倍安東氏霊場」)。入口には #十三湖 の南に見晴るかす #岩木山 を想起させる かっぷくの良い#布袋さん 像。一帯には数多くの #安倍安東氏 の史跡。津軽と大和の繋がり、そして蝦夷と云われる人々について考えてみました 目次…

【若宮商工稲荷神社(2)】狛犬さんのお口の中の勾玉

先日紹介した、大阪商工会議所(大阪市中央区本町橋)敷地内の #若宮商工稲荷神社。お口の中にあるという #勾玉 を確認しにあらためて参拝してきました #阿吽(あうん)#豊臣秀吉 #アラハバキ #古神道 目次 若宮商工稲荷神社 狛犬さん 狛犬さんのお口の中を…

【地蔵盆】行く夏来る秋。季節の境目に想う【継承された道祖神の信仰】

蓮の華が描かれた提灯に明かりが灯る #地蔵盆。お供えをして地域の子どもたちの安全と健康を祈願。虫の声も賑やかに、朝夕の風と雲と光に秋の気配 #道祖神 #サイノカミ 目次 夏と秋のせめぎ合い 光と雲が描く一期一会のデザイン 地蔵盆 本文 夏と秋のせめぎ…

【生國魂神社元宮(お旅所跡)】生駒の大鳥を眺めながらアラハバキ信仰を考える

大阪城公園南西入口そば #生國魂神社 元宮跡(お旅所跡)。ここから大阪城外堀の向こうに #生駒の大鳥 を眺めることができます。弥生の人々は日本最古級の祭祀場から、#クニウミ #子孫繁栄 を祈ったと考えています #アラハバキ 目次 大阪最古の祭祀場 生國魂…

【率川神社(2)】媛蹈韛五十鈴姫(ひめたたらいすずひめ)を見守る父神と母神【子守明神】

奈良市 #率川神社 二回目。境内の様子と卒川阿波神社(御祭神:事代主神)。中殿の #媛蹈韛五十鈴姫(ひめたたらいすずひめ)を父神(狭井大神)と母神(玉櫛姫命)が見守る姿から #子守明神 とも。本宮 #大神神社 の #三鳥居 を彷彿とさせます 目次 率川神…

【率川神社】ささゆりの如く凛として美しい狭井の姫神を祀る【三枝祭(さいのくさのまつり)】

初代神武天皇の皇后、#媛蹈韛五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)を祀る奈良市内最古の #率川神社(近鉄奈良駅近く)。本日は姫神さまに #ササユリ で飾った酒樽を奉納する #三枝祭 目次 率川神社(いさがわじんじゃ、率川坐大神御子神社) 「ゆりま…

【忍坂坐生根神社(2)】古い時代の石神さん信仰のこん跡

はじめに 前回の続き。#忍坂坐生根神社 の案内板には #磐座(石神)、そして #陰陽石 のことが書かれていました。陽石は見つけましたが、陰石が見当たらず…しかし。#神籠石(ちご石) 目次 石神さん(磐座・陰陽石)信仰のこん跡 神籠石(じんろうせき、ちご…

【馬蹄石】猿田彦神の言い伝えが残る七本松の石神さん【船越神社】

はじめに 三重県志摩市大王町 #船越神社。明治期の激しい合祀の紆余曲折を窺わせ、境内にはかつての各社の御神体らしきものが複数。中でもしめ縄の巻かれた #馬蹄石 が目をひきます 目次 船越神社(三重県志摩市大王町船越) 船越神社 参拝 馬蹄石 本文 船越…

【伊勢しめ縄】「蘇民将来の子孫の家の門」をあらわす厄除け

はじめに 伊勢志摩の #蘇民将来 の名が書かれた #伊勢しめ縄。厄除けの一方「千客万来」など良いものは受け入れる #サイノカミ信仰 に通じます #ハバキ(祓い)#京都祇園八坂神社 目次 伊勢市にて 鳥羽市相差(おうさつ) 鳥羽市立海の博物館(展示) 京都祇…

【河内磐船】弥生から鎌倉まで。北河内有数の遺跡集積地【古代陽石崇拝の遺跡】

はじめに JR学研都市線 #河内磐船駅(かわちいわふねえき)前は、古墳時代の #鉄器工房跡 #森遺跡。一帯は多数の古墳をメインに弥生から鎌倉まで 各時代の遺跡が集積 #肩野物部氏 目次 河内磐船駅と森遺跡(肩野物部氏、鉄器工房遺跡) 須弥寺(しゅみじ)…

【富雄丸山古墳 盾形銅鏡】「サカイ」を守る鋸歯文【盾形埴輪】【隼人の楯】

はじめに 銅鏡として史上最大の #盾形銅鏡(#富雄丸山古墳)の発見は大きなインパクト。よく似た #盾形埴輪 が #長原高廻り古墳(大阪市平野区)から出土。鋸歯文のデザインは外敵を防ぐ威嚇の意味があったようです #隼人の楯 目次 サカイを守護する超ハイレ…

【縄文の自然科学・考】二項対立(陰陽)と転変(五行)の思想【ぐるぐる渦巻】

はじめに 考古学の資料でよく目にする #縄文の祭祀 とは何でしょうか?このシリーズ最終回として考えてみました。自然の #二項対立 と #転変 をあらわす #ぐるぐる渦巻文様。直感的に #陰陽五行 の原型のようなものを想起させます 目次 縄文祭祀とは何ぞや …

【縄文のぐるぐる渦巻文様・考】二つの世界のサカイに立つ縄文神像【縄文晩期】

はじめに 道祖神(サイノカミ)的な信仰の起源は縄文時代?というテーマの前回の続き。#金生遺跡中空土偶(山梨県北杜市)のボディの前後に描かれた #ぐるぐる渦巻紋様 はあの世とこの世 #異世界 を繋ぐ出入口ではないかと妄想 #タイムトンネル #サルタヒコ …

【道祖神】 境界(際) の路傍に立ち、幸を迎え入れ、災厄を塞ぐ【サイノカミ】

はじめに 正月明け、各地で #とんど焼き。#サイノカミ とも云われる神事は #道祖神 の信仰に起源。『境界(際) の路傍に立ち、幸を迎え入れ、災厄を塞ぐ信仰』は日本列島広範に古くから深く根付いています 目次 道祖神とサイノカミ信仰 道祖神とサイノカミ…