ホタル幼虫の放流や飼育のメディア報道は、相変わらず続いている。
「ホタルの繁殖を進めている○○市において、身近な水辺でホタルの発生を通し、環境に対する関心を高める狙いで、幼虫が上陸する“島”を造ったり、えさになるカワニナを放流。その後、ホタルの幼虫も取り寄せ、このほど幼虫200匹を放流した。期待通りの“乱舞”が見られるのか注目される。」
「○○地区は、昔はホタルがよく飛び交っていたが、宅地開発で数が減ったという。川の水の美しさなど良好な環境の象徴となるホタルを育てることで、子どもたちに地域や環境に関心を持ってもらおうと、4年前から地元の子どもたちや市内のボランティアらが飼育を開始。毎年数匹から数10匹が羽化しているという。」
幼虫やカワニナの放流は、ホタルのいない場所にホタルを復活させるのであれば、初期段階ではどうしても必要である。しかし、上陸間近の終齢幼虫ばかり放流して満足しているようであれば、ホタルは定着しない。将来的には、放流しなくてもホタルが舞うように、生息環境の整備に努力しなければならない。
水槽で養殖したホタルを疑似ビオトープに放流して羽化させることによって、本当に「環境に対する関心を高める」ことができるのであろうか。環境に対する関心を高めた後は、一体どうするのであろうか?ホタルのためになるのであろうか?
東京にそだつホタル