ホタルの独り言 Part 2

ホタルをはじめ、様々な昆虫の写真や自然風景の写真を掲載しています

2023-01-01から1年間の記事一覧

2023年の自己ベスト(自然風景編)

今年は、新型コロナウイルスの感染拡大も減少し、ようやく日常が戻ってきたにも関わらず、自然風景撮影においては気象条件とのタイミングが悪く、また様々な事情により遠征できなかったことが多かった。そのため桜や紅葉、霧氷などまったく撮影できず、四季…

2023年の自己ベスト(昆虫編)

早いもので2023年も残すところ2週間。10月23日以来、写真撮影に出掛けておらず、本年は出掛ける予定がないことから、私自身の一年を振り返った反省と来年の計画立案のために、年末恒例のあくまでも自己満足のベスト10作品を選んで締めくくりたいと思う。本…

和良蛍を守る ホタル勉強会

和良蛍を守るためのホタル勉強会の講師として、和良蛍を守る会の招きで12月3日から一泊二日で岐阜県郡上市和良町を訪れた。 自宅を朝の5時に出発し、中央道国立府中ICから土岐JCTで東海環状道を走り、美濃関JCTで東海北陸道の郡上八幡ICで降り、そこからは…

秋の色

前記事の表題は「11月の夏日」投稿した翌日の7日(火)は、何と東京都心の気温が27.5度と11月の最高気温を100年ぶりに更新した。ところが、12日(日)は一転して冬。上空に強い寒気が入り、東京都心は最高気温が11℃と今シーズンで1番の寒さになった。13日(…

11月の夏日/熊との遭遇、ナツアカネの産卵

11月なのに暑い。4日は、日本ホタルの会の会議で、久しぶりに対面で行い中野まで行ってきたが、東京都心では最高気温26.3℃を観測し14年ぶりに25度以上の夏日となった。気象庁によれば、年間の夏日の日数が4日で141日目となり、1875年の観測開始以降最多だと…

トビナナフシ

トビナナフシは、ナナフシ目(Order Phasmatodea)トビナナフシ科(Family Diapheromeridae)トビナナフシ属(Genus Micadina)で、短い翅をもつナナフシの仲間である。前翅は小さく円形で後翅は腹部中央に達する程度の長さで扇状に広げることができるが、飛翔能力…

キトンボ(飛翔)

キトンボ Sympetrum croceolum (Selys, 1883)は、トンボ科(Family Libellulidae)アカネ属(Genus Sympetrum)で、北海道・本州・四国・九州に分布している。主に丘陵地や低山地の森林に囲まれているような水面が開けた池、沼などに生息し、晩秋の最も遅く…

夏から初秋へ

ブログの更新が一か月空いてしまった。写真は8月下旬以来まったく撮っていない。チョウやトンボ、自然風景も被写体となるものは多くあったが、その多くは、撮影しても過去に写したものと同じような写真になってしまう。新たな目標もあったが、週末の天気に…

ヤマトンボ科

~分類まとめ⑭~ ヤマトンボ科は、かつてエゾトンボ科(Family Corduliidae)に属するヤマトンボ亜科(Subfamily Macromiinae)に分類されていたが、現在では、ヤマトンボ科として分類され、国内には以下の2属6種が生息している。尚、以前は北海道のみに分布…

エゾトンボ科の飛翔

~分類まとめ⑬~ 先月、ホソミモリトンボを撮ることができたので、今回はエゾトンボ科の飛翔写真をまとめてみた。日本に分布するエゾトンボ科は以下の4属13種であるが、そのうち小笠原、北海道、南西諸島等に分布する種を除いた3属7種を撮影しており、…

ホソミモリトンボ(ホバリング)

ホソミモリトンボ Somatochlora arctica (Zetterstedt, 1840)は、国内では北海道と本州に分布し、本州では、これまで福島、栃木、群馬、長野、新潟、岐阜の6県で記録があるが、いずれも局所的であり、近年では確認されていない場所も多い希少種である。10年…

ホソミモリトンボ(飛翔と静止)

ホソミモリトンボ Somatochlora arctica (Zetterstedt, 1840)は、前々回の記事「ホソミモリトンボ」において証拠程度の写真ではあるが、初掲載として紹介したものの、やはりピンボケの証拠写真では気が済まない。8月4日にも再訪したが、個体の確認はしたもの…

日射病?

8月4日に再び前記事で紹介したホソミモリトンボの観察と撮影に行ってきた。毎日、出勤時は午前4時半に起きるのも辛いが、昆虫となれば午前2時半でも平気である。3時に自宅を出発し、現地には5時過ぎに到着。前回は7時頃からすでにホソミモリトンボが…

ホソミモリトンボ(初)

ホソミモリトンボ Somatochlora arctica (Zetterstedt, 1840)は、エゾトンボ科(Family Corduliidae)エゾトンボ属(Genus Somatochlora)で、1840年にヨハンウィルヘルムゼッターシュテットによって最初に記載された。体長50mmほどの細身で、同属の他種とは…

涼を求めて滝巡り③白糸の滝

白糸の滝は、静岡県富士宮市にある滝で、日本の滝百選にも選ばれている他、日本三大名瀑の1つと呼ばれることもある。また、国の名勝、天然記念物。「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産として世界文化遺産に登録されている。なお、名勝、天然記念物…

涼を求めて滝巡り②陣馬の滝

陣馬の滝は、静岡県富士宮市の五斗目木川にかかる滝で、源頼朝が富士の巻狩りで近くに陣を張ったことから「陣馬の滝」と呼ばれている。鐘山の滝の比べれば迫力に欠けるが、川からの直瀑と、溶岩層の隙間からの潜流瀑が何本か横から流れており、小さいながら…

涼を求めて滝巡り①鐘山の滝

鐘山の滝(かねやまのたき)は、山梨県の山中湖、忍野八海をもととする富士山伏流水も含まれる桂川の滝である。鐘山の滝は、鐘の音を響かせるという伝説がある。それは、武田信玄がのろしをあげる時を惜しんで、早鐘を打たせた際、勢いあまって懸け金がはずれ…

ヒメボタル(東京2023)

ヒメボタルの東京都における生息地は、標高およそ700m~1,200mの山地に点在しており、2004年から観察と撮影を行っている。今年は、2021年から観察を開始した生息地に行き、発生状況や環境の変化などを調査観察をするとともに、いつものように写真に収めてき…

沖縄の昆虫たち

今回の沖縄遠征では、トンボ類は14種類を撮影することができたが、チョウ類はまったく縁がなかった。主目標にしたコノハチョウ、フタオチョウ、イワカワシジミは見ることすらできず、リュウキュウウラボシシジミは、3回目撃したにも関わらず撮ることができ…

沖縄のトンボたち

今回の沖縄遠征で13種類のトンボを撮影したが、目標にしていたカラスヤンマ、アメイロトンボ、オオメトンボを撮ることができなかった。カラスヤンマは、昨年にオスの証拠程度の写真を撮り、メスも産卵していた場所と環境的にいるであろうと思われる新たな場…

リュウキュウベニイトトンボ

リュウキュウベニイトトンボ Ceriagrion auranticum ryukyuanum Asahina, 1967 は、イトトンボ科(Family Coenagrionidae)キイトトンボ属(Genus Ceriagrion)で、九州南部(熊本県、宮崎県、鹿児島県)及び南西諸島のほぼ全域と南北大東島などに分布している…

アオビタイトンボ

アオビタイトンボ Brachydiplax chalybea flavovittata Ris, 1911 は、トンボ科(Family Libellulidae)アオビタイトンボ属(Genus Brachydiplax)のトンボで、その名の通り前額が金青色に輝く。1970年代以前の国内では、沖縄県の大東諸島以南にしか分布して…

オオキイロトンボ

オオキイロトンボ Hydrobasileus croceus (Brauer, 1867)は、トンボ科(Family Libellulidae)オオキイロトンボ属(Genus Hydrobasileus)で、沖縄本島の他、渡嘉敷島、久米島、石垣島、西表島に分布する国内のトンボ科では最大種である。平地や丘陵地の挺水…

ヤンバルトゲオトンボ

ヤンバルトゲオトンボ Rhipidolestes shozoi Ishida, 2005 は、トゲオトンボ科(Family Rhipidolestidae)トゲオトンボ属(Genus Rhipidolestes)のトンボ。トゲオとは「棘尾」の意味で、オスの腹部第9節背面にトゲ状の小さな突起があることに因んでいる。…

トビイロヤンマ

トビイロヤンマ Anaciaeschna jaspidea (Burmeister, 1839)は、ヤンマ科(Family Aeshnidae)トビイロヤンマ属(Genus Anaciaeschna)のトンボで、成虫はオスメスとも体の地色は赤褐色で、和名の「鳶色」はここに由来する。性成熟したオス成虫の複眼は淡青色…

七夕の天の川(沖縄にて)

七夕の天の川を沖縄にて撮影してきた。 昨年に引き続き、本年も沖縄に4日間の遠征。トンボやチョウなど昆虫の撮影が主な目的であるが、今回も天の川の撮影を予定に組み込んだ。昆虫の写真や遠征記録は、次の記事から順に掲載しようと思うが、まずは天の川を…

ゲンジボタルのメスの飛翔

ゲンジボタルのメスの飛翔の様子を記録として写真に撮影した。 ゲンジボタルは、生息地によっても多少の違いはあるが、概ね19時半頃になると発光しながら飛翔するが、そのすべてはオスである。メスは、川辺の草の葉の上に止まって発光している。メスを見つけ…

和良蛍

和良蛍は、岐阜県郡上市和良町に生息するゲンジボタルのこと。昨年の6月12日に初めて訪れたが、あいにくの月明かりと発生初期であったため、発光飛翔の数が少なかった。そこで、今年も訪れ、これぞ「和良蛍」という写真と映像を撮影することができ、また深夜…

杜に舞うヒメボタル

杜に舞うヒメボタルを観察し撮影してきた。 杜に舞うヒメボタルは、日本各地で見ることができ、関東周辺では静岡県御殿場市の二岡神社(未訪問)が有名であるが、今回の撮影場所は違う所である。 撮影した地域は、ヒメボタルの分布的に貴重な地域であり、201…

スジグロボタルの映像

スジグロボタル Pristolycus sagulatus sagulatus Gorham, 1883 は、ホタル科(Family Lampyridae)スジグロボタル属(Genus Pristolycus)のホタルで、北海道、本州、九州に分布し、近畿亜種と奄美亜種がある。四国には、同属のシコクスジグロボタル Pristo…