2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧
ウスバシロチョウ Parnassius citrinarius citrinarius Motschulsky, 1866 は、北海道から本州、四国にかけて分布するが、分布域のどこにでも見られるわけではなく、局所的に個体群が存在してる。そのため、それぞれの地域個体群の間で遺伝的な変異が存在す…
アオヤンマ Aeschnophlebia longistigma Selys, 1883 は、ヤンマ科アオヤンマ属で、日本のアオヤンマ属は、アオヤンマとネアカヨシヤンマの2種からなる。本種は、北海道から九州まで生息しているが、九州はごく一部の県でしか確認されていない。他のヤンマ…
サラサヤンマ Sarasaeschna pryeri (Martin, 1901)は、ヤンマ科サラサヤンマ属で、日本のサラサヤンマ属は、サラサヤンマとオキナワサラサヤンマの2種からなる。サラサヤンマは北海道から屋久島にまで分布し、オキナワサラサヤンマは沖縄本島北部にのみ分…
ハラビロトンボ Lyriothemis pachygastra (Selys, 1878)は、トンボ科(Family Libellulidae)ハラビロトンボ属(Genus Lyriothemis)で、ハラビロトンボ属は、日本には本種以外に2種(オオハラビロトンボとキイロハラビロトンボ)が生息している。本種は…
~分類まとめ④~ カワトンボ属(Genus Mnais)の種分類学的取り扱いについては諸説があり、以前はニシカワトンボ、ヒガシカワトンボ、オオカワトンボに分けられていたが、Hayashi et al.(2004)によって、核DNAのITSI領域の塩基配列と外部形態の解析から2種…
「奥四万湖の浮島」は、浮島と呼ばれてはいるが、浮いているわけではない。いわゆる中州で、通常は水上に出ているから 木も生えている。しかしながら、雪解け水等が流れ込んで水位が上がる時期は、少しばかり水没し水没林となる。それが、四万ブルーと呼ばれ…
奥四万湖は、群馬県中之条町四万温泉の最奥にある、四万川が四万川ダムによって堰き止められてできた人造湖である。奥四万湖の特徴は、何といってもコバルトブルーの湖面であろう。湖には、酸性の水が流れ込んでいるが、酸性の水中には岩石より溶け出たアル…
遅く起きた土曜日の朝。本年計画している昆虫写真のターゲットの数々は今月末からの予定。勿論、大遠征すれば撮り直しできる種もいるが、 来月上旬に行う講演の準備など、色々とやらなければならない事があり出掛けるつもりはなかった。しかしながら、外を見…
オオイトトンボ Paracercion sieboldii (Selys, 1876)は、イトトンボ科(Coenagrionidae)クロイトトンボ属(Paracercion)で腹長19.0~33.0mm、後翅長15.0~25.0mmのイトトンボである。和名ではオオイトトンボとされているが、同属他種と比べてそれほど大…
シリーズ「ホタルの写真を撮る」その4 日本のホタル科(Lampyridae)49種類の内、幼虫が水中で過ごすホタルは、ゲンジボタル、ヘイケボタル、クメジマボタルの3種類のみで、46種類は、ヒメボタルを代表するように、一生を陸地で生活する陸生ホタルである。…
ムカシトンボの観察を東京都内で始めたのは2009年からで、成虫の写真を始めて撮影できたのは2010年であった。(以下の写真)当時、 午前9時に探索を開始した時は、まだ1頭も発見できなかったが、午前11時頃になると、ムカシトンボが渓流の上を飛び始めた…
日本国内におけるアゲハチョウ科(Papilionidae)アオスジアゲハ属(Graphium)は、下記の2種が生息しており、他のアゲハチョウ科と生態的に差異があり、幼虫は、茎や幹ではなく「葉」で蛹化し、食草(食樹)も異なる。 アオスジアゲハ属 アオスジアゲハ Gr…
~分類まとめ③~ トンボ科(Libellulidae)ヨツボシトンボ属(Libellula属)は、日本国内に以下の2種が生息している。 ヨツボシトンボ属 ヨツボシトンボ(Libellula quadrimaculata asahinai Schmidt,1957) ベッコウトンボ(Libellula angelina Selys, 188…
日本国内におけるシロチョウ科(Pieridae)モンシロチョウ属(Pieris)は、下記の4種が生息している。 モンシロチョウ属 モンシロチョウ(Pieris rapae crucivora Boisduval,1836) スジグロシロチョウ(Pieris melete Menetries,1857) エゾスジグロシロチ…
ホソミイトトンボ Aciagrion migratum (Selys, 1876)は、イトトンボ科ホソミイトトンボ属で石川県、栃木県を北限東限とする本州、四国、九州に分布する南方系のイトトンボである。トンボ類では国内で唯一、夏型と越冬型の季節型があり、夏型は6月頃から見…
チョウの形態的特徴や美しさは、それぞれ翅の裏側であったり表側だったりする。翅を閉じた姿の撮影は、どこかに止まってくれれば難しくはないが、撮影者としては、翅を開いた表の姿も撮りたいものである。しかしながら翅を開いた表の姿は、なかなか撮らせて…
トラフトンボ(Epitheca marginata Selys, 1883)は、エゾトンボ科(Corduliidae)トラフトンボ属(Epitheca)で、5月上旬に繁殖を迎えるエゾトンボの仲間である。エゾトンボの仲間は、全身が光沢を帯びているが、トラフトンボは、名前にあるように黄色と黒…
ヒメシロチョウ(Leptidea amurensis vibilia Janson, 1878)は、シロチョウ科(Family Pieridae)コバネシロチョウ亜科(Subfamily Dismorphiinae)ヒメシロチョウ属(Genus Leptidea)に属する白色のチョウで、モンシロチョウよりひと周り小さい。白い色素…