喪中につき年始のご挨拶は差し控えさせていただきます。
新年の始まりに、縁起の良いとされる「赤富士」の写真を添えました。
赤富士は、夏から初秋の限られた早朝、朝日を受けて富士山が赤く染まる現象で、わずかな時間にだけ現れる特別な光景です。古くから「絶大な開運力がある」とされ、「無病息災」「商売繁盛」「運気上昇」「厄除け」「願望成就」「子宝・安産」などの縁起物として、人々の願いと希望を映してきました。
一方、夜の自然にそっと灯るホタルの光もまた、生態系の豊かな環境があってこそ生まれる、かけがえのない命の輝きです。空に現れる一瞬の吉兆の光が赤富士であるなら、ホタルは、地に宿る小さな希望の光だといえるでしょう。
私は、ホタルの生態と生息環境の研究を行っていますが、是非叶えたいことは、石垣島から北海道まで、ホタル前線とともに日本列島を縦断し、最後は秋に発生する対馬のアキマドボタルに至るまで、各地のホタル生息地を観察し、写真と映像に記録していくことです。
その光を追う旅を通して、自然環境の美しさと大切さを伝えるとともに、未来へ残すための保全の在り方についても発信していきたいと考えています。赤富士が一年の始まりを告げる光であるように、ホタルの光が、次の世代へ自然をつなぐ灯となるよう、力を尽くして参ります。
また、ホタルだけではなく、引き続きチョウとトンボ類を中心に様々な昆虫の生息環境と生態を学びながら、シャープで美しい図鑑的写真・生態写真を撮ります。そして自然風景については、「美」を追求し、音楽が聞こえるような風景を撮ることを目指します。
本年も引き続き、ご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、この2026年が、皆さまにとって健やかで実り多き年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
2026年1月 東京ゲンジボタル研究所 古河 義仁
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