謎多き繁殖牝馬
シアードラマ

競走馬としてのシアードラマ
繁殖牝馬シアードラマは米国産で、父馬Burning Roma、母馬Riveting Dramaの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は24戦7勝。主な勝ち鞍は2015年 パーソナルエンスンS 【 GⅠダート1800m 】、同年 デラウェアH 【 GⅠダート 2000m 】、2016年 マディソンS 【 GⅠダート 1400m 】があります。ダートを主戦場とし、距離適性の広い母馬から、どんな産駒が生まれてきているのかが興味深いポイントです。
繁殖牝馬シアードラマの血統背景
繁殖牝馬シアードラマの父馬Burning RomaはMr. Prospector ⇒ Fappianoの流れを汲む種牡馬です。Burning Romaの主な勝ち鞍は、2000年 米フュチュリティS 【GⅠ ダート 1600m 】です。GⅠ勝利はその1勝だけですので、種牡馬入りするには実績は物足りないものですが、種牡馬としてもシアードラマ以外に特筆すべき戦績を残している産駒は見当たりませんので、種牡馬としても大活躍するには至りませんでした。
一方、シアードラマの母馬Riveting Dramaも米国産のサラブレッドです。競走実績に関する記録は見当たりませんでしたので、Riveting Dramaの競走馬としての実力の程は不明です。繁殖牝馬としては、シアードラマの他に2010年 BCスプリント 【 GⅠ ダート1200m 】 勝ち馬Big Dramaを輩出しており、GⅠウイナーを2頭も輩出している優秀な繁殖牝馬です。
ただし、Riveting Drama牡馬産駒5頭の内、3頭がセン馬となっていますので、気性難が受け継がれていく可能性も覚えておく方が良いでしょう。また、父馬の血統からも、母馬の血統からも、受け継がれるのはダートコースの適性である可能性が高いことが予想される点もPOG的には懸念されます。
シアードラマ産駒の
POG期間内戦績及び傾向

シアードラマ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している5番仔レーゼドラマまでを対象に考察を進めていきます。シアードラマ産駒の出世頭は、2025年 フラワーカップ 【GⅢ】勝ち馬のレーゼドラマになります。
シアードラマ産駒の
競走馬デビューの時期について
考察対象のシアードラマ産駒5頭の内、2歳時に競走馬デビューできなかったのは、3番仔ピクシレーション1頭だけですので、シアードラマ産駒は2歳時にデビューできる傾向にあるようです。
ただし、2歳で競走馬デビューできる傾向があるものの、そのデビューは2歳でもやや遅めであることも覚えておくと良いと思います。また、考察対象の5頭の内、2頭がデビュー戦を勝利で飾っています。
シアードラマ産駒の
競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のシアードラマ産駒5頭の内、最軽量で競走馬デビューしたのは初仔サトノルーチェで、競走馬デビュー時の馬体重は418kgでした。一方、最重量で競走馬デビューしたのはルージュアベリアで、競走馬デビュー時の馬体重は486kgでした。
出世頭のレーゼドラマのデビュー戦時の馬体重が468kgでしたので、POGでシアードラマ産駒を指名するならば、470kg前後の馬体重でデビューできるかどうかをチェックする方が良いでしょう。
シアードラマ産駒の性差による
POG期間内の戦績の差について
考察対象のシアードラマ産駒5頭は全て牝馬ですので、性差による戦績差については不明です。牡馬産駒が出てきた時に、どのような競走馬に育っていくのかは注目ポイントです。
父系の違いによるPOG期間内の戦績の差(配合相性)について
繁殖牝馬シアードラマにはこれまで、ディープインパクト、ハーツクライ、キズナ、キタサンブラックとサンデーサイレンス系種牡馬が交配されてきました。出世頭のレーゼドラマはキズナ産駒ですので、繁殖牝馬シアードラマとキズナの配合相性は悪くはないのでしょう。
ただ、全姉ルージュアベリアの戦績を見てみると、現時点で通算3勝を上げているので、決して競走能力が低いという訳ではありません。しかし、POG期間内にルージュアベリアの戦績を限定してみると4戦0勝。加えて、ルージュアベリアの現時点での3勝は全てダート戦のものなので、同じ血統配合でも成長スピード、馬場適性に大きな違いが出ているという点は覚えておいた方が良いでしょう。
配合相性的にはサンデーサイレンス系以外の種牡馬との配合で、どのような産駒が輩出されるのかが興味深いところです。
シアードラマ産駒の距離適性、馬場適性について

考察対象のシアードラマ産駒5頭がPOG期間内に勝利した馬場と距離は、初仔サトノルーチェが芝1600m、3番仔ピクシレーションが芝2000m、出世頭のレーゼドラマが芝1800mと芝2000mですので、シアードラマ産駒の馬場適性、距離適性は芝の中距離にあると考えて良いでしょう。ただし、ルージュアベリアのようにダートで稼ぐ産駒もいるので、ダート適性の高さを示唆するような生産者、育成牧場のコメントが見られるならば、POGでの指名は慎重に検討した方が良いでしょう。
繁殖牝馬 シアードラマ
レーダーチャート

POGでシアードラマ産駒を
選ぶ時のポイント
- 繁殖牝馬シアードラマの血統背景としてはダート色が強いのですが、産駒は芝中距離で実績を上げています。
- 同じ血統配合でも成長スピード、馬場適性に大きな差が出るかもしれないので注意。
- 牡馬産駒 or サンデーサイレンス系種牡馬以外との配合のどちらか、あるいはその両方に該当する仔が出てきた時は要注目。
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