ritualとは? わかりやすく解説

ritual

別表記:リチュアル

「ritual」とは・「ritual」の意味

「ritual」とは、宗教的または文化的な意味を持つ一連の儀式や行為を指す言葉である。これらの行為は、特定の目的や意味を持ち繰り返し行われること一般的である。例えば、結婚式葬式などの儀式や、日常的な習慣や行動も「ritual」と呼ばれることがある

「ritual」の複数形

「ritual」の複数形は「rituals」である。これは、複数儀式習慣を指す場合使用される

「ritual」のスラングとしての意味

スラングとしての「ritual」は、特にない。ただし、日常的な習慣や行動を指す際に、軽い意味合い使われることがある

「ritual」の発音・読み方

「ritual」の発音は /rɪ́uəl/ であり、カタカナ表記では「リチュアル」となる。

「ritual」の語源・由来

「ritual」の語源は、ラテン語の「ritualis」であり、「儀式に関する」という意味がある。これが英語に取り入れられ、「ritual」という言葉生まれた

「ritual」の覚え方

「ritual」の覚え方は、「リチュアル」という発音覚えることが一番効果的である。また、「ritual」という言葉使った英語のフレーズ熟語覚えることで、自然と意味や使い方が身に付くだろう

「ritual」と「ceremony」の違い

「ritual」と「ceremony」は、どちらも儀式や行事を指す言葉であるが、違いがある。「ritual」は、宗教的または文化的な意味を持つ一連の儀式や行為を指すのに対し、「ceremony」は、より一般的な公式な行事や儀式を指す。つまり、「ritual」は特定の目的や意味を持つ行為焦点当てているのに対し、「ceremony」は形式様式重点置いている。

「ritual」を含む英熟語・英語表現

「daily ritual」とは

daily ritual」とは、日常的に行われる習慣や行動を指す言葉である。例えば、毎朝コーヒーを飲むことや、寝る前に本を読むことなどが「daily ritual」に該当する

「ritual」の使い方・例文

1. The wedding ritual is an important event in many cultures.(結婚式儀式は、多く文化重要なイベントである。)
2. Tea ceremonies are a traditional Japanese ritual.(茶道は、日本の伝統的な儀式である。)
3. The tribe performed a ritual dance to celebrate the harvest.(その部族は、収穫を祝うために儀式ダンス行った。)
4. Meditation is a daily ritual for many people.(瞑想は、多くの人にとって日常的な習慣である。)
5. The priest conducted the religious ritual in the temple.(司祭は、寺で宗教的な儀式執り行った。)
6. The ritual of shaking hands is a common greeting in many countries.(握手儀式は、多くの国で一般的な挨拶である。)
7. The ancient ritual has been passed down through generations.(その古代儀式は、世代超えて伝えられてきた。)
8. The athletes performed a ritual before the game to boost their morale.(選手たちは、試合前に士気高めるための儀式行った。)
9. The family gathered for the annual ritual of decorating the Christmas tree.(家族は、クリスマスツリーを飾る年間儀式のために集まった。)
10. The graduation ceremony is a significant ritual for students.(卒業式は、学生にとって重要な儀式である。)

儀式

【仮名】ぎしき
原文】ritual

医学では、恐れ恐怖不安感などの感情和らげるために行われる反復的な行為手洗いなど)のこと。これは強迫性障害のある人でしばしば認められる

儀式

(ritual から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/08 07:22 UTC 版)

儀式(ぎしき)は、特定の信仰信条宗教によって、一定の形式、ルールに基づいて人間が行う、日常生活での行為とは異なる特別な行為をいう。宗教的色彩の薄いものは式典とも称される。

西洋結婚式 (エセックスイギリス)

概要

宗教学においては、儀式は、思想が行動として表現されるもので、それによって特定の宗教を信仰する者と信仰しない者を具体的に判別する事が出来るとし、個人ではなく、集団で行う事で教団として社会から認知されるとする所から、宗教集団を構成する要素の1つとして位置づけている。

また、特定の宗教を信仰していなくても、所属する特定の社会に於いて、集団の結束を確認するため、或いは集団への入団儀礼、集団内でのステップアップのために行われ、社会に周知させる意味でも行われる。個人の生涯にとっても決定的な役割を果たすものを特に通過儀礼、イニシエーションと呼び、とりわけ成人(基準は社会によってまちまちである)前後のものが重要視された。これらでは社会から、責任ある役割、一定の生産的役割を果たす存在への脱皮を期待され、個人にとっては社会的に一人前と認められる効用を持っていた。また文化人類学的意味合いを含んだ秘密結社の一部などの閉鎖的組織の中では合言葉符牒などの形式を持っていることもある。

社会に於ける儀式

個人

日本成人式に参加する服装の一例
  • お宮参り - 所属する社会の守護神(氏神)へ、新たな構成員を披露するため
  • 成人式 - 子供という社会の準構成員から、大人という一人前の構成員への昇格のため
  • 結婚式 - 氏神・社会に披露する意味がある
  • 葬式 - 社会と決別し、死後の世界への旅立ちとして

集団

※他に、中等・高等教育における入学試験(受験勉強を含む広義の)も「多くの試練を乗り越えながら、日々学習したことを社会で通用できるかどうかを見極めるため」という性格上、社会に於ける儀式に当たると考えられる。

行事

マサッチオが描いた洗礼

宗教に於ける儀式

キリスト教

  • 洗礼 - キリスト教徒としての入会式
  • 堅信礼 - 14歳でキリスト教の教えを学び、その信仰を固める儀式
  • 前夜祭 - 仏教の通夜に当たるもの
  • 告別式 - 仏教でいう葬式

仏教

神道

儀式にかかわる犯罪行為

説教、礼拝または葬式を妨害する場合には刑法の礼拝所不敬罪が成立し、1年以下の懲役若しくは禁錮又は10万円以下の罰金に処せられる(刑法第188条第2項)。

軽犯罪法(昭和23年5月1日法律第39号)では「公私の儀式に対して悪戯などでこれを妨害した者」(同法第1条第24号)または「教唆し、又は幇助した者」(同法第3条)は拘留又は科料に処せられることがある。

関連項目

外部リンク


式日

(ritual から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/12/20 01:55 UTC 版)

式日
ritual
監督 庵野秀明
脚本 庵野秀明
原作 藤谷文子
『逃避夢』
製作 鈴木敏夫
製作総指揮 徳間康快
ナレーター 松尾スズキ
林原めぐみ
出演者 岩井俊二
藤谷文子
村上淳
大竹しのぶ
音楽 加古隆
主題歌 Cocco
Raining
撮影 長田勇市
岩井俊二
編集 上野聡一
製作会社 スタジオカジノ
配給 徳間書店
公開 日本 2000年12月7日
上映時間 128分
製作国 日本
言語 日本語
前作 ラブ&ポップ
次作 キューティーハニー
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式日』(しきじつ、SHIKI-JITSU、英語: ritual)は、2000年に公開された日本映画庵野秀明監督による実写映画である。「式日」は「儀式を執り行う日」を意味する。

あらすじ

「カントク」は、宇部市に里帰りする。鉄路と巨大なコンビナート地帯、人影のないシャッター通りアーケード商店街に、コンクリート製の電柱ばかりが目立つ寂れた街並み。物語の冒頭、赤いブラウスヒールを纏い、線路に横たわる若い女性に気がつく。

彼女は「明日は私の誕生日なの」と語る。カントクはそれまで、東京で映像作家としての仕事をして、大きな成功を得たが、ヒットによって生まれた無力感や、本当は実写をやりたいという不満を溜め込んでいた。物語の全期間を象徴する31日間の、「私の誕生日」の前の日を共に送りながら、彼女とカントクは次第に心を開いてゆく。

カントクは、自分の作品の素材として、彼女の日々を撮り始めるようになる。眠らない彼女。毎朝6時に決まって、住居としている廃墟ビルの屋上に上って、身を投げる勇気を試す「儀式」。入ってはならないと言われたビルの地下室は、水浸しの床に赤いと赤いろうそくが一面に並ぶ。

二人で生活し始めるうち、当初は被写体としてしか捉えていなかったカントクだが、彼女がうちに秘める喪失感、自分を捨てた母親への憎しみ、常に比較の対象にされてきた姉への嫉妬など…虚構の世界に引きこもる動機に直面し、次第に彼女の心の問題そのものに取り組むようになる。やがて「錯乱した彼女の心」を持て余すようになった、カントクと彼女の間に……。

概要

不幸な家庭と過去の体験に絶望し、現実世界を隔離して生活を送る少女の孤独で病的な精神世界の変遷を、非常に芸術的な映像で描き出した作品である。

2000年平成12年)12月7日東京都写真美術館にて初公開された。

第13回東京国際映画祭最優秀芸術貢献賞を受賞している[1][2]

第27回東京国際映画祭の「庵野秀明の世界」で、東京国際映画祭で再び上映されている。

製作

背景

スタジオジブリの第2レーベルとして設立されたスタジオカジノの第1回作品である。そのためか、ジブリコレクションのひとつとしてビデオ・DVD化されている。DVD-Videoに関しては、後に英語字幕がつけられ、アメリカ合衆国でもリリースされる。

当初は樋口真嗣と組み、徳間康快製作のスタジオジブリ発の実写特撮映画の企画だった[3]

企画が現在の形で本格的に動いた際には「絶対に元が取れませんけど、大丈夫ですか?」と庵野が躊躇したものの、徳間康快が「世界に出せる日本文化の一つとして、挑戦してほしい」「失敗しても構わない」「今回儲からなくても、次で儲かればいい。好きにやってほしい」と制作を強く勧めたため、正式に長編映画として制作された[4][3]

美術館での上映となったことが象徴するように、芸術性の高い作品であり「エンターテインメント」や「大衆・万人受け」を全く目指しておらず、庵野は「100人中1人が、この映画を観て良かった」と思える映画作品作りに徹しており、作中でもそうした映像を批判する。

脚本

藤谷文子の書いた小説『逃避夢』が原作で、藤谷本人が主演した。この原作も、藤谷自身の家族問題が下地になっている。庵野は原作に対して「頭のおかしな女の子の話で、文法を無視して書きたいことを書いた面白い作品」と評しつつも、そのまま忠実に映像化するのは無理があったため、「キャラクター、主に『彼女』の構造」「逃げ出したい程の『悲しみ』、キャラクター達がそれぞれ抱える『孤独』、過去故に抱いている『妄想』、生きることへの『意味』」等原作の根底となるものを抽出して尊重しながらも、全く別の構成に改変した[4]。藤谷は「『変えられて嫌だ』とは全然思わない。面白いものになるなら、どんどん変えてもらいたい」「雰囲気・匂い等の基本さえ変わらなければいい」と後押しし、プロットの段階から、正式稿になる段階まで、1ページ毎に庵野・南里幸・藤谷の3人で話し合いを何度も重ねていった。特に庵野に至っては、アイディアが浮かぶ度に藤谷に電話で確認をとった[5]

庵野は「個人として収束させたくない」という思いから、敢えてキャラクターの固有の名前を作らなかった[6]

撮影前に鈴木敏夫が初期稿を読んだ際、「これはわかりやすすぎる。簡単に尻尾を掴まれて、理解できる様な作品じゃダメだ。もっと謎が謎を呼ぶ、難解な展開にしたらどうかな」と提案をしたところ、庵野は「難解にする方が難しいけど、そうします」と笑ったという[7]。そうしてできた決定稿を読んだ鈴木は「正直びっくりしたのを覚えています。庵野は『フィクションの“虚”を描き、ドキュメンタリーとしての“実”も少しある』と言っていたけど、僕は逆だと思ったんです」と話している。庵野は「男性の声のナレーションに、僕の嘘のない当時の心境が反映されたのかな」と答えている[8]

キャスティング

映画監督の岩井俊二がこの映画で初めて俳優として出演している。当初は庵野が岩井の担当する役を演じる予定だったが、「撮影現場で演出しながら、役者になるのは難しい」という理由で、他の人が担当することになった。庵野の「この役は本当の監督にやってもらいたい」と注文して、「設定が監督」と聞いた鈴木がすぐに岩井を思い浮かべた[9]。作中、岩井がワープロを打っているシーンは「現場では仕事の文章を真面目に作っている」と庵野が語り、実際に岩井はそのシーンでは「リリイ・シュシュのすべて」の脚本を執筆していた[3]

岩井を起用した理由として庵野は「ビジュアルです。見た目が格好良いから」と話している[8]

劇中では折々に主人公2人の独白がナレーションとして流れるが、「それですら嘘か本当かわからない、二転三転する様な客観性をモノローグに持たせたい」という庵野の意向から、松尾スズキ林原めぐみ・映像ソフト版では松尾が担当した部分を藤谷によって語らせる様にしている[10]

撮影

物語の舞台およびロケ地は、庵野の出身地である山口県宇部市である。作品中では基底として標準語や関西弁が使用されているものの、後半では効果的に山口弁が使用されている。ロケ地に宇部市を選んだ理由として、フィルム撮影のベテランスタッフと組むため、どうやったら監督として主導権を握れるかを考えた時に、「自分が撮影する場所を知っている」という所を武器にし、庵野なりのバランスをとった[7]

映像演出としては「映画と言えばシネマスコープ」という庵野の原体験に基づき、コンセプトは「シネマスコープの『2.35:1』という横縦の比率を生かす」「部屋はインスタレーションの様な作り込んだ美しさを作る」「風景描写は場所の説明だけでなく、見ている人・キャラクターの心の動き等、別のものを映し出す様にする」「アニメの場合、色がメタファーとして伝えやすい。キャラクターの区別として、色分けは最後の手段になる。『カントク』は黒・『彼女』『彼女の母親』は赤・『彼女の姉』は青と、アニメの色彩設定のノウハウを実写に持ち込む」ことを狙う様にした[6]。後年、庵野は本作品の撮影テーマについて「主人公らの精神的な観念を映像に置き換えた世界観」であったと述べている[11]

アニメ作品が中心であった庵野監督が、それまでの実写作品はDVカメラによるものだったため、35ミリフィルムアナモルフィックレンズを使用した実写映画作品は、これが初めてである[4][3][11]。これは「とにかく『赤』をきれいに見せることができるフィルムを選びたい」という庵野の意向であり、様々なフィルムをテストした結果コダックの「EKIR 20」を使用することにした[6]。ただし、「頭の中を覗く様なイメージシーン」はハイビジョンカメラを使用している[12]

撮影期間は1ヶ月。その間はキャスト・スタッフ共に舞台となる山口県宇部市から一歩も外に出なかった。DVカメラが使用されたシーンでは、庵野と岩井の2人だけで撮ったシーンがあり[10]、比率でいえば、ほとんどは岩井が撮影した。庵野は「観客が『カントク』の主観・視点をイメージできれば」と語っている[6]。また、ラストシーンに近い一部のパートでは台本無しで役者の即興劇で撮影されたシーンがある[4]。庵野は「生々しいシーンを撮る時は演劇的な画面にすることで、中和してバランスをとる様にした」と語っている[10]

「彼女」が住居としているビルも太陽家具百貨店が1994年の移転に伴って、当時廃屋となっていた山口県宇部市中央町の宇部本店跡である7階建てのビルの中でセットが組まれた[6]。美術の林田裕至は、当初庵野がスタッフと喋らず、脚本も抽象的であったため、求められているものがわからず苦労した旨を語っている[13]

小学生が出てくるシーンのみ岩井が実質的な監督を務めている。庵野が「演技していることを意識しないで、好きな方向に行っていいよ」と指示を出したら上手くいかずに、しびれを切らした岩井が小学生達に指示を出した[8]

キャストが「ここはどう演じましょうか」と聞くと、庵野は「好きにどうぞ」という放任主義だった。藤谷は慣れるまでに時間がかかったが、普通だったら美術スタッフが作って、役者が触ることがない部屋の小道具の配置について庵野は「キャラクターとしてではなくて、あなただったらどう置くのか?」とキャストに決めさせた。その姿勢に藤谷は「隅々まで動いていいんだ」という気持ちになった。ただ、藤谷は撮影時のテンションをしばらく引きずってしまい、一緒に住んでいる家族にひたすら喋り続けてしまった[10]

岩井は「普段は監督をしているので、『俳優』として挑むと身軽に感じました。監督は現場であっちからもこっちからもスタッフに対応するので」と振り返っている[8]

カメラは予め決められた場所に持っていって、カメラの位置・画面の切り方・実景等にこだわり、絵に対して意図的にコントロールしていった[14]

作品は岩井の影響を強く受けているように見えるとも言われており、全体的に岩井テイストの音楽、編集、テロップなどが出てくるが、その映像の構図、撮り方などは庵野独特のものに他ならない。庵野特有の映像、カットが実写にも取り入れられ、映像作家として、彼の世界を垣間見ることができる。

スタッフ

メインキャスト

評価

原作者でもあり、主演でもある藤谷は「ラストの一部は精神性・観念的なイメージで書いた原作と一番違っていて、映画では会話で成り立たせた。『現実に流れている空気』が伝わるシーンでこれは実写だからこその醍醐味」「現場の人間として、少しは強くなれた様に思います。『遠慮する時はして、しなくていいときはしない』というやり方が少しわかりかけてきた様な気がするんですよ」「映画の根底にあり、ベースになっているものは、小説で自分が求めていたものと一緒だった」と感謝の意を示している[10]

岩井は「僕にとっては、宇部市全てがこの映画であり、この映画が宇部市そのもの。撮影中は静止した時間の中にいた1ヶ月でした。この空気を堪能してもらえたら」と称している[8]

本広克行は「庵野さんのテーマは『新世紀エヴァンゲリオン』から終始一貫しているんだな、と。言葉にすると陳腐ですけど、見ると何かが残りますね。『なんだこのもやもやするのは』って、すごく色んなことを考えてしまいました。もっと芸術的にしていると思ったら、全然違った。娯楽性がちゃんとあって、最後の展開まで構成がちゃんと流れていて、楽しめました」と称賛している[15]

松蔭浩之は「ナレーションのインサートがたくさん入っていて、どうしても何度も泣いてしまうんですよ。特に『カントク』の独白はたまらなかった。チャールズ・ブコウスキーの小説を読んでいるみたいだった」「『カントク』の持っている雰囲気が、フランス映画で見られる『アンニュイ』『倦怠感』『退廃』ではなくて、日本人独特の『何かを持て余している。だけど、あがくのもなぁ』という『憂鬱』がポイント。『憂鬱』を描かせたら庵野さんが世界一だ」と称賛している[6]

製作に関与した鈴木敏夫は「よく『自伝』と称した小説や映画があるが、そのほとんどが美化が入ったフィクションでしかない。しかし、庵野は違う。そもそも彼は『等身大の自分自身をそのままさらけ出すのが映画作りだ』とかたくなに信じこんでいるのだ。『式日』はその庵野秀明の映画作りが最もピュアにほとばしり出た作品になった。『新世紀エヴァンゲリオン』が好きな人は、ぜひ『式日』を見るといいと思う。より深く『エヴァ』の本質が分かる、いわば“副読本”みたいな映画だ」と話している[16]

アニメ批評家の池田憲章は、「永遠に続くかと思う『誕生日の前日』の『今の思い』が長田勇市撮影監督と長田達也照明監督の力強い映像で画面に刻印されていく。少女と監督が2人だけで街を部屋を彷徨う映像が圧巻で、ラストの現在に帰還する少女のセリフの鮮やかな微笑み。実験的な作品スタイルだが、映像の力を感じた」と語った[17]

脚注

  1. ^ 第13回(2000) 受賞結果”. 東京国際映画祭公式サイト. 公益財団法人ユニジャパン. 2025年5月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年6月23日閲覧。
  2. ^ 庵野監督からメッセージ(第13回東京国際映画祭 優秀芸術貢献賞受賞)”. 『式日』公式サイト. スタジオカジノ. 2001年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年9月1日閲覧。
  3. ^ a b c d 庵野秀明が自身のキャリアを振り返る!【実写映画編】アニメで感じた限界と実写でしか撮れない映像とは?Part2”. MOVIE WALKER PRESS (2014年10月28日). 2023年3月28日閲覧。
  4. ^ a b c d 徳間書店刊「アニメージュ」2000年10月号「式日 特報 庵野秀明×スタジオジブリ 実写を撮る」pp.8-9より。
  5. ^ 徳間書店刊「アニメージュ」2001年1月号「ガメラに恋して、式日で開花。」p.97より。
  6. ^ a b c d e f g 美術出版社刊「美術手帖」2001年4月号「[対談] 庵野秀明×松蔭浩之 視線の構造学と色彩の論理額」pp.16-21より。
  7. ^ a b キネマ旬報社刊「キネマ旬報」2007年9月上旬号「『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』エヴァンゲリオンが遺した12年の軌跡、そして未来」p.32より。
  8. ^ a b c d e 岩井俊二を「式日」主演に抜擢した理由は?庵野秀明・鈴木敏夫が制作当時を振り返る”. 映画ナタリー (2025年12月19日). 2025年12月20日閲覧。
  9. ^ THE GUEST VOLUME 02 スタジオジブリ プロデューサー論 岩井俊二×鈴木敏夫”. JAPAN FM NETWORK (2004年3月30日). 2023年4月19日閲覧。
  10. ^ a b c d e キネマ旬報社刊「キネマ旬報」2000年12月下旬号「作品特集 式日」pp.64-68より。
  11. ^ a b 「インタビュー / 庵野秀明 第4部 キャスティングから撮影現場」『ジ・アート・オブ シン・ゴジラ』企画・責任編集 庵野秀明、企画・編集・発行:カラー 販売:グラウンドワークス、2016年12月30日、512頁。ISBN 978-4-905033-08-0 
  12. ^ 美術出版社刊「美術手帖」2004年6月号「digi+KISHIN×庵野秀明 欲望の写し取り、緊張感の制御への挑戦」pp.32-33より。
  13. ^ 「美術インタビュー 林田裕至」『シン・ゴジラ GENERATION』ホビージャパン〈ホビージャパンMOOK〉、2017年7月31日、60 - 61頁。 ISBN 978-4-7986-1417-5 
  14. ^ 講談社刊「GAINAX INTERVIEWS」堀田純司著p.74より。
  15. ^ 角川書店刊「月刊ニュータイプ」2001年4月号「庵野秀明 × 本広克行 DREAM TALK ジャパニーズ・エンターテインメントとは?」p.119より。
  16. ^ 庵野秀明監督:実写作品集が発売 ジブリ鈴木Pが「『エヴァ』の“副読本”」と呼ぶ作品も…”. MANTANWEB (2016年7月20日). 2023年9月8日閲覧。
  17. ^ 『文藝別冊 庵野秀明 アニメと実写の映像革命』河出書房新社、2004年5月30日、27頁。 ISBN 4-309-97679-4 

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