オーバー・ストア
オーバーストア
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オーバーストア(和製英語: over store)とは、小売店などの商業施設が、ある商圏に対して需要より供給が過剰になるほど多数出店している状態を指す言葉。「店舗過剰」のことである。
概要
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商店街などもともとその地域にあった小売店に加え、全国チェーンのショッピングセンターが出店したり、地方のスーパーマーケットがショッピングセンターを開発したり、コンビニエンスストア・ドラッグストアが出店したりして発生する。地方都市で起こることが多い。この状態になると売場面積当たりの販売額が下がり、小売店側は販売効率を高める必要に迫られる。売場面積の大きい店舗は人員削減などにより販売効率を高めることができるが、商店街の商店など小規模な店舗では人員削減のしようがない。そこで市中の商店街が廃れてシャッター通りとなり、郊外のショッピングセンターのみが生き残るという、都市の郊外化の一因にもなる。
また小売需要の大きい大都市圏の近郊部では、郊外のショッピングセンター同士によるオーバーストアが発生するケースもあり、この場合はショッピングセンターの撤退によって廃墟化した建物(デッドモール)が放置され、治安悪化の原因となることがある[1]。
オーバーストアの例
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- 昭和中期から平成にかけて中心市街地に百貨店やファッションビルが乱立、密集しすぎた結果、山崎百貨店→緑屋→ams→109、丸井→EFF(福田屋系)、十字屋、上野百貨店、西武百貨店、ロビンソン百貨店、パルコなどが相次いで閉店や短期での撤退・倒産などを繰り返し続けた。そのような状況だった為、市街地に店を構えていた福田屋百貨店は郊外での出店を図るようになり、EFFを統合する形で福田屋ショッピングプラザ宇都宮店へと移転した。結果として東武宇都宮百貨店のみ生き残った。
- なお、ロビンソンの跡地には新たな核店舗としてヨドバシカメラが誘致され、ララスクエア宇都宮を経てトナリエ宇都宮となった。
- GMSに関しても同時期に共倒れが起き、2000年代初頭に郊外立地のジャスコ2店と長崎屋1店が撤退し、駅の東側にあったイトーヨーカドーも郊外のベルモールへと移転した。なお、長崎屋は市街地の西武百貨店跡地へ再進出をしたものの、運営会社の買収によりMEGAドン・キホーテへ業態変更した。
- 1980年代の時点で、甲府駅から徒歩10分圏内に岡島百貨店、甲府西武、山交百貨店、パセオ、エクラン(現:セレオ甲府)、ダイエー甲府店→トポス甲府店が密集し、人口20万人規模の都市としては供給過多であった。
- 1990年代以降は、バブル崩壊やロードサイド店舗の増加などによって閉店が相次ぎ、1998年に甲府西武、1999年にトポスが閉店。2007年にはパセオが閉店し、パセオ跡地に建設された再開発ビル「ココリ」もデッドモール化、2019年には甲府駅前の山交百貨店も閉店した。
- その後、旧山交百貨店には2021年にヨドバシ甲府が入居した。また、岡島百貨店は2023年に前述のココリに移転し、商業規模を7分の1に縮小したうえで現在も営業を続けている。
- ロードサイド店舗に関しても、駅前と同様のオーバーストアに陥った。このうちグランパークでは、2000年代以降にテナントの閉店が相次ぎ、2006年には運営会社が民事執行法の適用を受けた。経営を引き継いだ企業ものちに破産し、最終的に2014年3月末をもって閉鎖されている。
- このほか、商業施設とはやや異なるものの、1990年代後半から2000年にかけて映画館が市内に乱立したことがあった。1999年時点で市内に7サイト・19スクリーンがあり[2]、一時は人口に対する映画館のスクリーンの多さが全国トップレベルになる程であった。しかしシネマコンプレックスの台頭などから2010年代初頭にかけて閉館が相次ぎ、2026年1月時点で甲府市内に現存する映画館はシアターセントラルBe館のみとなっている[注 1]。
- 郊外型ロードサイド店舗のオーバーストアの例。人口3万人規模の市内に1990年代から2000年代にかけて、リバーサイドモールとLCワールド本巣(同じリオ横山が開業)、モレラ岐阜(ピエリ守山と同じ大和システムが開業)と、大型ショッピングモールが相次いで開店。いずれも「中部地区最大級のショッピングモール」を謳っていた。近隣の商圏内にもイオンモールやアウトレットパークなど大型モールの開店が相次いだ結果、リバーサイドモールは2011年に閉鎖され、2017年に解体されるまで廃墟化した状態で放置されていた。LCワールド本巣もテナント減少により本館は閉鎖、末期はタマネギの無人販売所だけとなっていた[5]。その後、リバーサイドモール跡地にはイオンタウン本巣が建設され、LCワールド本巣はテナントを入れ替えて営業再開している。
- 2010年代前半時点で大阪駅周辺地区(梅田地区)には阪急うめだ本店、阪神梅田本店、大丸梅田店、JR大阪三越伊勢丹の4つの百貨店が密集しており、百貨店の飽和状態になっていると指摘されていた[6][7]。
- 結果として、2011年に開業したJR大阪三越伊勢丹はわずか4年で閉店し、業態転換している。
脚注
注釈
出典
- ^ 上田真緒 (2014年7月31日). “30年後、日本は「明るい廃墟モール」だらけ!?”. 東洋経済オンライン. 東洋経済新報社. 2025年11月12日閲覧。
- ^ 日本映画製作者連盟配給部会『映画年鑑2000別冊 映画館名簿』時事映画通信社、1999年。
- ^ “甲府市でただ一つの映画館「シアターセントラルBe館」が休館”. 甲府経済新聞. (2023年12月7日) 2025年2月16日閲覧。
- ^ “甲府市唯一の映画館「シアターセントラルBe館」が上映再開”. 甲府経済新聞. (2025年5月6日) 2025年11月12日閲覧。
- ^ “巨大モール「LCワールド本巣」廃墟っぷりが大注目 残ったのは「タマネギ無人販売」”. J-CASTニュース. ジェイ・キャスト (2016年9月12日). 2025年11月12日閲覧。
- ^ “DBJ Kansai Topics 『大阪 2011 年問題』について∗”. 日本政策投資銀行. (2005年6月10日)
- ^ “三越伊勢丹、大阪百貨店戦争で敗北・店舗大幅縮小”. 超高層ビル情報. (2014年2月9日)
- ^ “広島市/駅前は売場効率維持も市街地はオーバーストア状態に”. 流通ニュース. (2018年5月18日)
関連項目
「over store」の例文・使い方・用例・文例
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