グラビアアイドル
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/24 00:20 UTC 版)
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グラビアアイドル(英: Gravure idol)とは、雑誌やデジタル媒体などで、水着やファッションを中心とした写真表現を通じて、魅力や個性を表現する日本の女性モデルを指す。グラドルと省略される事が多い。
概要
雑誌やウェブ媒体などで活動するグラビアアイドルのうち、特定の作品や活動が高く評価された例に対して「グラビアクイーン」と呼ばれることがある[1][2][3]。この呼称は主にメディア報道や企画の中で用いられるもので、公式な区分ではない。
「グラビア」の語は、本来は凹版によるグラビア印刷(凹版印刷)を指す技術用語であり、かつてカラー雑誌の印刷に広く用いられていたため、その誌面に掲載された写真を指して「グラビア」と呼ぶようになった[4] グラビアアイドルの主な活動には、デジタル写真集や紙の写真集の発売、雑誌や雑誌表紙への掲載、ファンが参加できる公開撮影会への出演などが挙げられる。日本の人気女性タレントの中には、グラビアアイドルからキャリアをスタートされる女性も多い。[5]雑誌媒体よりもデジタル写真や動画作品の比重が高まり、オンライン配信やSNSでの発信も一般的になっている。また、多くのグラビアアイドルはイメージDVDや動画作品を制作し、企画や演出を通じて自身の個性や魅力を表現している。
詳細
グラビアタレントは一般的に女性が多いが、同様の活動には男性もアイドル誌『Myojo』(集英社)や『Kindai』(近代映画社、2009年休刊)で行っており、『週刊ヤングマガジン』(講談社)では2025年時点で男性を対象としたグラビア企画「推しメンFile」の更新をウェブサイトで行い[6]、男性アイドルが雑誌表紙となる場合もある[7]。また『週刊SPA!』(扶桑社)の企画、グラビアン魂でも男性が登場したことがある[8]。ただしこの活動を職業として行うものものは稀であり、彼らをグラビアアイドルとは呼ばない[7]。
海外ではピンナップガール(Pin-up Girl)とも訳される[9]が、厳密には性的要素の強い表現であり、日本の漫画雑誌巻頭グラビアなどを指すには適当ではない。(狭義の)漫画雑誌というコンテンツが日本にしかないことにより発展した日本独自の要素が強い職種・存在であるとの指摘もある[10]。2013年にはフランスのジャパンエキスポ内で「JAPANESE GRAVURE IDOLS - Boy meets Girl」(日本のグラビアアイドル展)[11]、2025年には台北でグラビアアイドルの写真展及び登壇イベント「FRIDAY 40th IMMERSIVE PHOTO EXHIBITION in TAIPEI」が開催される[12]など海外では日本カルチャーの一つとしてみなされている。 グラビアアイドルの活動は、静止画だけでなく、映像作品や各種パフォーマンスにも広がっている。イメージビデオやデジタル映像では、構成や演出を通じてモデルの動きや表情、雰囲気を立体的に捉える表現が行われることが多く、写真とは異なる魅力が重視される。
表現と視覚的特徴
グラビアには多様な表現があり、作品によっては清潔感のある美しさやかわいらしさを強調するものから、いわゆる「セクシー」と形容されるものまで幅広い。グラビアの表現手法は多様である。撮影では、水着やファッションを中心とした視覚的な魅力を引き出す構図や演出が用いられるほか、テーマ性や雰囲気づくりを重視した作品も多い。このように、グラビアは商業的写真表現にとどまらず、創作性や個性を追求する場として捉えられる側面もある。[要出典]
衣装・テーマ表現
衣装やテーマの選択は、作品の方向性やモデル本人の意図、撮影スタッフとの調整によって多様に変化する。水着を用いたグラビア作品は広く見られ、海辺やプールなどの屋外だけでなく、スタジオや室内空間で撮影される例も多い。これらの作品では、開放的な雰囲気や季節感を表現するものから、落ち着いた構図や柔らかな光を用いた演出まで幅広い。水着以外にも、カジュアルファッションやワンピースなどの日常的な衣装を取り入れた作品があり、スタイルやイメージに応じて多彩なバリエーションが見られる。また、企画によっては制服風の衣装が採用され、「かわいらしさ」や「無邪気さ」といったテーマが強調されることもある。さらに、浴衣や和装を着用した作品では、季節感やしとやかな雰囲気を重視する傾向がある。[要出典]
1990年代は制服、体操着など学校を想起させるグラビアも多かったが、講談社によれば2020年代以降はコンプラの問題から制服系の衣装から水着に展開させる「お約束」が厳しくなっており、制服姿で「17歳の初々しい柔肌」などと題したデジタル写真集はAmazonから削除されてしまうという[13]。
紙媒体以外での展開
紙媒体と並行し、グラビアタレントの活動として重要なものにイメージビデオの制作がある。ビデオ媒体は、2000年代前半に家庭用ビデオレコーダーの規格がVHSからDVD-Videoへ移行し、製造費が非常に安価になった。そのため、個人経営を含む中小製造会社が大量に参入し、毎月の発売本数の増加などがみられるようになり、供給過多状態に陥った。以降、一時代を築いたDVDでのイメージビデオ販売は斜陽となっており、売り上げを補填するために過激化路線へ移行している[14]。露出度の高さを売りにした「着エロ」表現もそのひとつであり、着エロの盛行により、ヌードグラビアやアダルトビデオとグラビアのハードルを下げることにつながったため、着エログラビアに出演していたモデルがAV女優やヌードモデルに転向する例も多く、2000年代以降のグラビアタレント全体の閉塞感を生みだす一因ともなっていく。その一方、2024年のブレーメン大島の記述によればイメージDVDを発売せずに手の届かない存在としてファンに飢餓感を感じさせるグラビアアイドルが増えているという[15][16][17]。
また、2020年以降は紙の雑誌の売り上げ低下を補うべく、各出版社から毎月大量のデジタル写真集が発売されていった。これには資源再利用の側面もあり、この裏側をさらに撮影したグラビアオフショット動画の需要も2022年時点で「週プレChannel」のチャンネル登録者数は約100万人、「講談社ヤンマガch」は約73万人、「ヤンジャンTV」は約40万人と増えている[14]。
さらに、グラビアアイドルの活動は雑誌や写真集に限らず、多様なメディアへ広がりを見せている。たとえば、業界大手カラオケブランド「CLUB DAM」が提供する背景映像サービス「グラカラ」では、毎月新たなグラビアアイドルが追加され、合計30名のオリジナル映像をカラオケ背景として楽しむことができるとされている[18]。また、同サービスの別ページでは、計10名の映像作品を楽しめる企画も案内されている[19]。
年齢層の拡大
一般的に、グラビアタレントのキャリアは短いとされてきた。1970年代から2000年代初頭にかけてのグラビアタレントは、早ければ10代、遅くても大学卒業相当(22 - 23歳)の年齢でグラビアを卒業することがほとんどだった。 しかし、21世紀にはいりアンチエイジングが進むと従来には見られなかった30歳を過ぎてもグラビアから撤退せずに第一線で活躍し続けるタレントが増えてきた。その流れを作ったと言えるのがほしのあきで、彼女は10代でファッション雑誌の専属モデルとしてデビューし、2001年頃からグラビアの仕事を始める。そして、30歳近くに差し掛かった2000年代後半になると、これまで少なかった「年長グラビアアイドル」の草分け的存在として話題になる。
グラビアアイドルとして活動するタレントの年齢層は、上は30代以上から下は10代前半までと幅広くなっており、20世紀には考えられなかった既婚者も珍しくなくなった。上限については優木まおみなどのように大学を卒業してから、あるいは井上和香や壇蜜などのように社会人を経験した後に芸能界デビューする者も多く見受けられるようになったためである。原幹恵らが、グラビアタレントとしての平均寿命を上げることになり、年長グラビアタレントが活躍の場を広げる。1967年生まれの桜井美春が41歳にしてグラビアタレントとしてデビュー、「ほしのあきを超えた、最年長グラドル」として話題となった。また、2010年には1965年生まれで、1990年代にレースクイーンなどで活躍した岡本夏生が44歳にしてグラビアタレントとしての活動を再開したことも話題になった。
2020年代には熊切あさ美が再ブレイク。これを機に華彩なな、小柳歩、戸田れい、平塚奈菜、あべみほ、沢地優佳[20]、更には中島史恵といった美熟女グラドルが大量に活躍している[21][22]。2024年にグラビア活動を開始し、グラジャパ!2024最優秀作品賞受賞者となった声優・井口裕香も30代半ばでのグラビアデビューであった[23]。
下限については、1990年代以降注目されるようになった、小学生から中学生の子役女優を指した「チャイドル」や「ジュニアアイドル」が、度々水着でグラビアを飾っており、小池里奈や紗綾など、その流れを汲んだタレントのグラビアは根強い人気を維持していた。しかし、中には10歳に満たない小学生がグラビアデビューを飾る例も出てきており、しばしば児童ポルノに該当するとの指摘がなされるなど、批判の対象になる事例も少なくなかった(ジュニアアイドル#法的課題と議論も参照)。低年齢化の流れは2014年の児童ポルノ法改正を受け、アマゾン、DMMなどが自主規制により、被写体が成人(18歳以上)の作品のみの取り扱いとなったため、批判は収まっていった。
グラビアアイドルの傾向
一般的にグラビアタレント活動は、ひとつには芸能界において知名度向上を図るためのステップの1つと捉えられており、ある一定ラインの年齢を過ぎたり、テレビドラマや映画においてヒロインなどの重要な役に起用され、人気に火が付いたのをきっかけに女優や歌手、ファッションモデルなどへの転身が計られ、自然とグラビア界からフェードアウトしていくのが通例である。もうひとつはもともとが女優や声優、女性歌手、ファッションモデルなどで、グラビアタレント的活動をしている状態がある。
グラビアアイドルの倉持由香は下積みイメージがあるのは「稼げるのは一握り」「収入源が限られている」ことが主原因と記述[24]。花形である雑誌仕事よりも下積み仕事と思われる撮影会やイベントが主要な収入になると筆致している[24]。
キャンペーンガール系
キャンペーンガールは水着姿でポスターなどの広告媒体に掲載されることが多く、グラビアタレントとは非常に融和性があり、一大供給源となっている。水着グラビアタレントの元祖はアグネス・ラム(CMモデルとしてブレイク)など、日本人女性と比べると優れたプロポーションを持つ外国人女性なども挙げられる。キャンペーンガールではないものの、その後も「グラビア界の黒船」と言われたリア・ディゾンや、「無国籍の9頭身美女」のキャッチフレーズで注目されたCicaなど、様々な外国人女性が一定の人気を得ている。
令和時代以降、コンプライアンス的問題から水着グラビアでの企業広告こそ減少傾向にあるが、一般公開の展示会ではグラビアアイドルがコンパニオンやイメージモデルとして起用されることも多い。アニメ、ビデオゲーム系イベントでは登場キャラクターに扮したコスプレイヤーが登用されることも多く、こういった活動は公式コスプレイヤーと称される[25]。
女優系
芸能界で活躍している女優・タレントの中にも、以前はグラビア活動も展開していた人物は決して少なくない。例えば、セミヌードの項にあるとおり1970年代から1980年代にかけ、俳優業を行っていた女優らが雑誌の他にテレビCM、商品(おもには酒類)販売促進用のカレンダーやポスターなどの広告媒体などでグラビア活動を実戦していた。1990年代以降も仲間由紀恵、深田恭子、加藤あい、井川遥、綾瀬はるか、長澤まさみ、倉科カナなどのほか、2010年代の新川優愛、有村架純、吉岡里帆などは、グラビア活動をこなしつつ女優業も行っていた。[26]その後、彼女らは出演作品に恵まれたこともあり、女優としても活躍した。
一方で、もともと女優をしながら、セクシャルな写真集などを刊行するなどで、グラビア活動を並行して展開する傾向も多く見られる。#通常ファッションの通り、グラビアは何も水着やヌードだけには止まっておらず、通常ファッションによるグラビアも展開されている。過去には広末涼子[27]、矢田亜希子、上戸彩らが、この路線で成功している。[28]。オスカープロモーション所属[29]水着グラビアを見せること自体が稀となった女性タレントの水着が掲載された雑誌や写真集、テレホンカードは、中古市場で高値で取引されている。
特撮ヒーロー番組分野においては、かつては一般ドラマより格下とみられたこともあり、その後の役に恵まれず、ヒロインや敵役を務めた女優が、後にヌードグラビアなどを発表することが多く見られる傾向はあった。2002年に放送された特撮テレビドラマ『忍風戦隊ハリケンジャー』に出演していた長澤奈央と山本梓、グラビアに数多く登場していた志田音々が『仮面ライダー』シリーズに出演したり、「特撮ヒロイン(悪役も含む)からグラビア」の現在も続く路線が生まれた。以後、『スーパー戦隊シリーズ』からは木下あゆ美や逢沢りな、高梨臨、大久保桜子らが、『平成仮面ライダーシリーズ』からは白鳥百合子、松本若菜、馬場ふみからが、グラビアタレントとしても活躍し、ブレークのきっかけを掴んでいる。
さとう珠緒や桃月なしこのように当該作品に出演する以前からグラビアで活動していたタレントも多いほか、中村知世や杉本有美、元アイドリング!!!メンバーの森田涼花、にわみきほ、秋山莉奈、内田理央などは、すでにグラビアタレントとして地位を確立していた。あくまで子供番組であることからレギュラー出演時はグラビア活動を控える傾向もあったが、2020年以降は週刊プレイボーイが仮面ライダーヒロインコラボ号を出すなど、雑誌側、番組側ともに積極的に関与するようになっている[30]。
タレント系
お色気要因としてバラエティ番組に起用されることも多く、1980年代以降はリアクションなどを求められるバラエティアイドル(バラドル)として活躍する者もいた。優香、小池栄子、眞鍋かをり、MEGUMI、中川翔子、若槻千夏らのような1990年代、2000年代を代表的するグラビアアイドルらは、グラビア界を離れた後も女優業や司会業、コメンテーター、果てはお笑いタレント並みのコントまでこなせる幅広い適応能力が評価されて、人気タレントになっていった。その一方で、グラビアタレントとして一定の地位を確立した後も、あえてグラビアを(少なくともしばらくは)卒業せずにタレントや女優としての活動を並行して進める者もいる(一例として、井上和香、小倉優子、吉木りさ、おのののかなど)。
一方、2020年現在は"撮影会やSNSなどでも水着になるだけで誰でもグラビアタレントと名乗れてしまう"現状となっており、前述の雑誌や映像媒体ベースで活動していたものからは、批判や不満も出ている[31]。
コンプライアンスの兼ね合いから令和時代以降、地上波バラエティへの出演機会は激減しており、テレビの影響という意味では、2022年にボクシング中継でのラウンドガールから脚光を浴びた雪平莉左、天野麻菜、波田妃奈らがブレイクした[32]。
歌手・アーティスト系
洋の東西を問わずにセクシーさを前面に打ち出した歌手・アーティストも非常に多く[33]、セクシャルな自身の姿をレコードジャケットなどに採用したり、セクシャルなミュージックビデオを製作するなども多くみられ、このことから、グラビア活動を展開するものも多い。日本でも過去には奥村チヨや辺見まり、五月みどり、西川峰子、阿川泰子、といったセクシー系歌手などがみられ、昨今でも藤田恵名、紫艶、真梨邑ケイ、秋本奈緒美、倖田來未、八反安未果 、谷村奈南など、多くがグラビアタレント活動を展開する。 2010年代半ばには「1番脱げるシンガー・ソングライター」の異名をもつ藤田恵名がミス東スポ2014グランプリ受賞などでブレイクした[34]。歌うことが本業の意味では、後述のアイドルグループもこの系統だといえる。
アイドルグループ・メンバー
アイドルタレントが、自身の歌手活動と連動して水着グラビアに出演する手法は、1970年代から現代まで用いられており、特に新しい芸能活動の手法ではないし、アイドルがユニット化した2000年代以降においても同様である。1980年代半ばのおニャン子クラブをはじめ、「アイドル冬の時代」とされる1990年代前半の正統派アイドルおよびアイドルユニット(乙女塾系や桜っ子クラブなど)のメンバーも、音楽番組などへの出演数が減った分、雑誌などの水着グラビアに積極的に出演し、存在感を示す手法が取られた。1990年代後半から2000年代前半にかけてミリオンセラーを連発し、本業の音楽活動でも成功したモーニング娘。などのハロー!プロジェクトや、
2000年代後半から国民的な人気を得たAKB48とその姉妹グループ・メンバーらは、活動当初からメンバー各自で水着グラビアに積極的に進出し、CDセールスや総選挙・握手会といったライブ・アイドルとしての先客とは別の男性ファンを獲得する原動力となった。2010年代からはさらにアイドルグループ・グラビア進出が活発となり、SUPER☆GiRLSやフェアリーズらが雑誌グラビアやグラビア写真集に登場した。 同年代後半からは、乃木坂46や欅坂46らの坂道グループが雑誌グラビアに登場し始める。雑誌グラビアでは水着を封印していた坂道グループは写真集で水着グラビアを披露し、乃木坂46の白石麻衣の写真集は売上歴代1位になるなど、坂道グループメンバーのグラビア写真集が写真集の売上ランキングを席巻した。2000年代後半に活躍したAKB48グループの卒業生もグラビアアイドルに転向し、中でも永尾まりやや平嶋夏海は水着グラビア界でも活躍した。
2022年の「オリコン年間BOOKランキング」女性写真集部門では、乃木坂46、櫻坂46、日向坂46のいわゆる「坂道グループ」関連作品が1位から10位までを独占した[32]。雑誌グラビアではHKT48の田中美久が30以上の雑誌で表紙を飾った[32]。 アイドルグループからグラビアへ転向するケースも増え、元NMB48の白間美瑠や上西怜が代表的な例である。グループ時代は水着グラビアを縮小している坂道系グループも、2020年代以降からグラビア転向が活発になり、元乃木坂46の相楽伊織、中田花奈はグラビア雑誌の表紙を飾っている。
グループアイドルでも全員がグラビアを展開するという例は少なくなっており、週刊ヤングジャンプ主催「サキドルエースサバイバル」(2012年開始)など、メンバーの一人ないし数名がグラビア担当としてグループの知名度をけん引する例がある[35]。
ファッションモデル系
1990年代後半になると、ローティーン向けファッション誌の専属モデルを務め、同世代の少女たちに人気のあったタレントらが、専属モデル卒業を機に、もしくは高校進学した時期に合わせて、続々とグラビア界に進出させる傾向が見られた。これは、「グラビアからの転身」とは逆の現象である。古くはキャティ、甲賀瑞穂らがファッション・モデルとグラビア・モデル両方で活躍した。[36]
『ピチレモン』出身では榎本加奈子や酒井彩名、加藤あいなどがこのケースで、酒井と加藤は新人グラビアタレントを発掘することを目的とした日本テレビのプロジェクト『日テレジェニック』の第1回メンバーにも選出されている。2000年代に入っても、この流れは続き、当時
その他にも、『ニコラ』で幾度となく表紙を飾った新垣結衣、岡本玲、川口春奈らも、同誌卒業後に女優業の傍ら、グラビアにも短期間進出した。同誌では久保ユリカなどは卒業後、イメージビデオを多く発売する展開を見せていく。そのほかにも天野莉絵(ピチレモン) 岩﨑名美(ハナチュー) 大野いと(Seventeen)大原優乃(ピチレモン) 岡崎紗絵(Seventeen) 尾形沙耶香(Seventeen) 泉はる(ニコラ、non-no) 北乃きい(ハナチュー) 北山詩織(Seventeen) 新川優愛(Seventeen、non-no) 杉本有美(ピチレモン、JJ) 千眼美子(ラブベリー) 広瀬アリス(Seventeen) 水沢奈子(ピチレモン、ハナチュー) 三原勇希(ニコラ) 安田聖愛(ラブベリー) 岡本夏美(Seventeen、ラブベリー、ニコラ、non-no) 川津明日香(Seventeen) 飯豊まりえ(Seventeen、ニコラ)らの例がみられる。
2015年ごろからは、女性ファッション雑誌モデルのグラビア進出が「モグラ女子」と呼ばれムーブメントになった(後述)。
女子アナウンサー系
1990年代からあった流れとしては、山口美江や小牧ユカなどに代表されるテレビ局のアナウンサーがタレント並みに注目されるにつれ、フリーアナウンサー・キャスターとなって、グラビアを通して清楚で知的な雰囲気を醸し出し、一定の男性ファンを獲得する手法が取られた。 特に平成初期のフジテレビ系局では自局のアナウンサーをトーク番組やバラエティ番組に登板されることが多く、それが知名度の向上と新たな視聴者の獲得に貢献していた。
キャスターとしてのイメージを守るためか、ヌードや水着グラビアは無く、露出は抑えめにする例(根本美緒や杉崎美香、小林麻央、皆藤愛子ら)が多いが、お天気キャスターで全国区の人気を得た角田華子や吉田恵が写真集で水着姿を披露したり、競馬番組のキャスターだった柳沼淳子、NHK契約キャスター出身の古瀬絵理らが積極的にグラビアに進出する動きも出てきた。これらはフリーアナウンサーの枠組みができたことが大きい。
2010年代に入ると、タレントとしてのキャリアがあるアナウンサー・キャスターが増加したことや、フリーアナウンサーそのものが供給過多状態になったことから、脊山麻理子、塩地美澄、伊東紗冶子、薄井しお里など、局アナからグラビアタレントに転向し、水着グラビアに進出する者も現れている。一方で、前述のフリーアナウンサーの露出を抑えたグラビア進出の影響から、局アナのグラビア進出も鷲見玲奈(テレビ東京、のちにフリー)[37]、三谷紬(テレビ朝日)など稀にみられるようになった[38]。局アナやフリーアナウンサーを問わず、レアな露出と美貌や知性で人気を集めているとされる[39]。
アスリート系
世界でもアリカ・シュミットなどの例がある通り、日本でもスポーツ出身タレントもしくは現役アスリートで、新体操、女子ゴルフ、フィギュアスケート、体操、水泳、女子プロレスなどの分野で、グラビア・モデル活動を展開する例が見られた。ビーチバレー選手(当時)の浅尾美和がルックスの良さとスタイルが評価されて、グラビア活動や、水着写真集を発売するなど、ビーチバレーの認知度向上に貢献した。ほかに小沢美奈瀬、和泉里沙・村主章枝・小森美希・高野人母美・今井メロ・畠山愛理らがグラビアに挑戦した。
逆に、グラビアタレントからプロアスリートに転向した稀有な例もある。中原未來は元来ギャンブル好きで自身は賭ける側であったが、仕事でガールズケイリンの存在を知ったことで自身も競輪選手に憧れ、スポーツ競技の経験は一切なかったものの競輪選手への転向を目指し芸能界を引退した。中原はのち日本競輪学校(当時)の入学試験に合格、同校で訓練を積んだのち2018年7月より本名の日野未来としてガールズケイリンでプロデビューを果たし、トップレーサーにまで登り詰めた[注釈 1][40][41][42][43]。ほかにも、プロレスリング転向組もおり、2010年代以降、愛川ゆず季、まなせゆうな、万喜なつみ、白川未奈、姫ゆりあらがリングデビューしている[44]。
その他(声優など)
また、グラビア界には、前述の傾向以外からの進出も増えているが、2000年代後半からはその流れが加速している。声優界では、アイドル声優として知られる平野綾、たかはし智秋、戸松遥などが、いずれもグラビアアイドルと同様の水着姿を披露していくほか、2010年代になると、内田真礼[45]、佐倉綾音[46]、水瀬いのり[47]、小倉唯[47]、斉藤朱夏[48]、逢田梨香子[49]、豊田萌絵[50]などのように、いわゆる一般の漫画雑誌などの巻頭グラビアに登場したり、水着姿を含む写真集を発表する声優も現れるようになった。 もともと漫画雑誌はアニメーション番組を通して声優業界とつながりが大きいことや、 いくつかの声優雑誌では(特に巻頭特集などで)、インタビューページよりもグラビアページの方にページが割かれている傾向が強いことが少なからず存在している。一例として『声優アニメディア』『声優パラダイスR』『B.L.T VOICE GIRLS』などが該当する。 2020年代からはりりか、あみちなどSNSインフルエンサーのグラビア進出が本格化。週刊プレイボーイ編集部・金髪りさはグラビアをやっているインフルエンサーに「グラエンサー」と名付けた[51]。
AIグラビアアイドル
歴史
1970年 - 1980年代
日本においての「グラビアアイドル(以下、特別な場合を除きグラドルに略記)」の歴史は、キャンペーンガールとして1976年より活躍したアグネス・ラム(ハワイ出身)に始まる。
この時代はグラビア誌面の雑誌は、『平凡パンチ』(1964年創刊、マガジンハウス刊)、『週刊プレイボーイ』(1966年創刊、集英社刊)などの週刊誌系のみで、飾っていたのは当時の女性アイドルと専任のヌードモデルたちであった。
女性アイドルのメインは、ほぼすべてがテレビ出演やコンサートでの歌手活動で「アイドル歌手」とも呼ばれ、彼女らのグラビアにおける水着披露は、歌手としての人気を獲得するプロモーションの一環に過ぎず、「あくまで本業は歌手」の前提であった[52]。
1974年に小学館からA4大判のグラビア雑誌『GORO』が創刊される。それまでの雑誌グラビアが、どちらかと言えば読み物記事の添え物といったような扱いだったのに対し、『GORO』は表紙と巻頭グラビアを写真家篠山紀信が担当した。無名女性モデルのヌードからアイドル歌手、新進の若手女優を等価に扱ったグラビアコーナー「激写」を生み出し、これが世に受けてグラビア写真により大きな比重を置いた雑誌として、成人男性読者を中心に大きな反響を呼ぶ。
1980年代前半当時の芸能界は、山口百恵引退後の第2期女性アイドル歌手ブームが起きていた時期であり、掲載していた場合について、まだ世間的にも女性アイドルが「グラビアに載っている」という捉え方でしかなかったが、アイドル歌手、クラリオンガールなどのキャンペーンガールや新人女優が、グラビアで水着を披露する割合が多かった。
1984年、堀江しのぶがデビューする。堀江は後に巨乳アイドルブームの立役者となる野田義治(現:サンズエンタテインメント会長)の秘蔵っ子であり、野田に「堀江を売り出すためにイエローキャブを創った」と言わしめるほどの存在だった。グラビアで人気を獲得した堀江は徐々にバラエティー番組やドラマ、映画へと活動の幅を拡げ、現代においても見られる「グラドル→マルチタレント」の流れの基礎を築いたが、4年後の1988年9月に、胃癌により23歳の若さで急逝。彼女の死が大きく報じられたことによりグラドルの存在を世に記す第一歩となり、その後野田が手掛けたかとうれいこや細川ふみえも、豊満で肉感的なスタイルを活かしてまずグラビアで人気を博した後、テレビ番組など活動の幅を拡げており、野田率いるイエローキャブはグラビア界で地位を確立した[52]。
1990年代
1990年代に入ると、大手のオスカープロモーションがC.C.ガールズやシェイプUPガールズといった、セクシー路線に徹したアイドルグループを売り出し、こうしたセクシータレント及びグループが多数登場した。しかしながら、この時点でも「グラビアアイドル」の言葉は浸透しておらず、売り込む対象は一部の男性層に限られており、彼女たちは(後年には別な意味合いとなる)「セクシータレント」などと呼称をされていた。この時期には『ギルガメッシュないと』(テレビ東京)、『トゥナイト2』(テレビ朝日)などの深夜番組が開始され、水着アイドルが雑誌以外の媒体で活動する機会も増加した[52]。
1994年、この年にエポックメーキングな登場をしたのが雛形あきこである。2年前に俳優として芸能界デビューしていたが伸び悩んでおり、イエローキャブに移籍して水着グラビアを始めるとその素質が一気に開花する。俗に「雛ポーズ」と呼ばれる両腕を絞って胸の谷間を強調するポーズで広く知られ、これ以降の水着グラビアに一定の方向性を示した。またグラビアアイドルという呼称が世の中に伝播したのもこの当時とされる[52]。1996年にはグラビアアイドルをピックアップしたバラエティー番組『BiKiNi』(テレビ東京、司会は雛形あきこ)が開始された[52]。
イエローキャブ系の巨乳グラドルが隆盛の中、細身で美乳の新しいタイプのタレントとして、藤崎奈々子や山川恵里佳らを擁するアバンギャルドが台頭し、彼女らもグラビアでの成功を機にマルチタレントへとステップアップしている。
また、この頃から大手プロダクションもグラビアアイドルを手掛けるようになり、ホリプロからは優香がデビュー。1年後の1998年にゴールデン・アロー賞のグラフ賞を受賞したのを皮切りに、1999年度には最優秀新人賞・放送新人賞を、2000年度にも放送賞を受賞し、2002年度には記念表彰のゴールデングラフ賞を受ける快挙を成し遂げ、グラビアタレントの地位向上に大きく貢献した[52]。
イエローキャブ系以外の巨乳グラドルとしては、青木裕子、黒田美礼、坂木優子、松田千奈などが活躍。取り分け、青木裕子と黒田美礼はグラビア雑誌の表紙を競い合うように飾ったが、雑誌以外のメディアに出演することは少なかった。一方、坂木優子や松田千奈はバラエティやVシネマなどでも活躍した。
1990年代末期になると、バストのサイズが100cmを超えるグラドルも登場。大沢舞子(100cm、1999年デビュー当時はみなみ名義)を皮切りに、2000年代以降の根本はるみ(103cm)、石川夕紀(105cm)へとつながっていく。また、巨乳グラドルの増加に伴い、雑誌の紹介記事などでは、サイズに加えてカップが記載され、キャッチコピーで使われることも多くなっていった。
90年代後期は雑誌社もミス○○というグラビアの仕掛けを展開し始め、フジテレビ「ビジュアルクイーンオブザイヤー」がグラビア発掘系にシフトする[52]。俗に「アイドル冬の時代」と呼ばれ、歌って踊るアイドルは日の目を浴びにくい状況だったが、自らの肢体を武器に新たなスター像を確立したグラビアアイドルは大きく花を咲かせた[52]。
2000年代以降
2000年以降、アイドル系の新しいグッズアイテムとしてトレーディングカードが登場し、グラドルの有力商品グッズの1つとして定着していった。グラビアタレントのバラエティ番組への本格的進出が顕著になり、特にMEGUMIや若槻千夏をはじめとする「芸人並にしゃべれて面白いリアクションができるグラビアタレント」の出現が、グラビアタレントの裾野を広げるきっかけとなった。
この頃から大抵の番組では俗に「グラビアタレント枠」と言われるものが設けられ、お笑い芸人たちに混じって番組を盛り上げる役として、お茶の間の人気を獲得していく。2000年代中盤以後、ライブアイドル・ファッション雑誌専属モデルなど、グラビアのキャリアなくキャリアを成長させるタレントの増加などがみられるほか、グラビアタレントより露出の多いジャンルへの人材流出などがみられた。
2000年代中盤以後、『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)の新規参入や『漫画アクション』(双葉社)、『ヤングキング』(少年画報社)の復活といったものはあるものの、グラビア業界の市場規模の拡大については、陰りが見え始めた。市場規模拡大について陰りが見えた主な原因として、少子化によるグラビア誌の購買人口の減少や、出版不況による紙媒体の衰退などがあげられる。2008年夏には『週刊ヤングサンデー』が『ビッグコミックスピリッツ』に編入される形で休刊され、2010年の始めには『
更に2010年ごろから、AKB48などのグループ・アイドルやファッション誌のモデルらが、雑誌の表紙やグラビアページ、更には先述したバラエティ番組の「グラビアタレント枠」に割って登場するようになり、既存グラドルの活躍の場が、少しずつ失われていった[53]。グラビア出身の小池栄子、酒井若菜らはこの間に女優業へシフトしていった。そんなグラビア冬の時代と言われる中で奮闘したのが14歳でデビューした篠崎愛、12歳でプレイボーイの表紙となった紗綾らのジュニアアイドル出身者や、吉木りさ、おのののから癒し系と言われるアイドルたちである[54]。
こうした中、倉持由香や塚本舞、鈴木咲らは、SNSなどで水着姿の自画撮り画像を公開し、雑誌や既存メディアに頼ることなく、水着グラビアを披露する動きが出てくる[55]。後に倉持は人気グラドルの一人となり、SNSなどの自画撮り画像の公開は、その後のグラドルたちのアピール手法の一つとして確立する[55]。そして、デジタルカメラの普及により、全国的に増加していた撮影会への出演を通して知名度を重ねていく。
また、いわゆる「ご当地アイドル」ブームの低下と同時に、ライブアイドルたちがタレントとしての生き残りを探る中で、水着グラビアを披露する例が増加する。2010年代中ごろから、イメージDVDなどに出演していたモデルがAV女優に転身するケースとして、AV女優やヌードモデルとして活動させることが決まっているタレントに「タレント」の肩書をつけ、転身の箔を付けさせるため、あらかじめ水着・着エロなどでのグラビア媒体に出演させる例も見られていく。
2016年ごろからは、グラビアタレントとしてもファッションモデルとしても活躍する人物が「モグラ女子」として注目されるようになり、馬場ふみか、久松郁実、内田理央、大川藍、泉里香、武田玲奈、石川恋、朝比奈彩、松元絵里花、武田あやな、松本愛らが活躍[56]。
その一方、非AKB系のメジャーアイドルユニットを抱える事務所は、AKB系が独占してきた雑誌グラビア枠に、続々と所属タレントを出演する戦略を取った。これまで音楽業界に重点をおいてきた大手エイベックス・マネジメント(浅川梨奈・出口亜梨沙・大原優乃など)も、先行するアップフロントプロモーション勢(例えば牧野真莉愛・譜久村聖・植村あかりら)のように、グラビア業界に参入していった。
2018年ごろからは、新興のモデル事務所であるリップ(葉月あや・橋本梨菜・森咲智美・戸田れいなど)、ゼロイチファミリア(青山ひかる・桃月なしこ・伊織いおなど)のタレントがグラビア界に参入する。
そして脊山麻理子・塩地美澄・薄井しお里・鷲見玲奈・森香澄ら、アナウンサーからの転身組、えなこ・伊織もえなどのコスプレーヤーの登場など、多種多様なジャンルから、モデルが参入する。
こうして、群雄割拠な状況ながら、グラビアタレントは復権しつつある。2022年5月、週刊プレイボーイ編集部(週プレチャンネル担当)の金髪りさ、とりはグラビアアイドル104人にアンケートを行い、ライバルは「いない」と答えた女性が多かったことに言及し、SNSで誰でも自己発信できるようになり、いかに自分らしさを写真などで表現するかが大事になった時代と考察している[57]。
一方、2023年12月には女性ファッション誌『LARME』から仲川瑠夏と月足天音を起用したデジタル写真集が発売。これまでも女性向け女性グラビアは『an an』や『ar』で観られたが、デジタル写真集に落とし込んだのは珍しく、水着や下着表現も多いことから、女性向け女性グラビアの誕生と位置付けられた[51]。週刊プレイボーイにおいてもファッション誌カメラマンである東京祐、中村和孝、前康輔の起用が増えるなどコンテンツのボーダーレス化が増した[51]。
2025年は芹那が約11年ぶりにグラビア復帰、かとうれいこが約26年ぶりグラビア活動に復帰、原幹恵が同じく8年ぶりに復帰などグラビア活動復帰が話題となった[58]。
グラビアアイドル関連のプロジェクト・コンテスト
ゴールデン・アロー賞「グラフ賞」
社団法人(現:一般社団法人)日本雑誌協会雑誌芸能記者クラブ主催の「ゴールデン・アロー賞」には、日本雑誌写真記者会が選考する「グラフ賞」があり、もともとその年度で最も雑誌のグラビアを飾り話題を提供した被写体が受賞者に選出されていた。
以下、1998年度(第36回)受賞の優香以降は、グラビアアイドルの登竜門的な賞となっていた。
- 1998年度(第36回):優香
- 1999年度(第37回):本上まなみ
- 2000年度(第38回):釈由美子
- 2001年度(第39回):井川遥
- 2002年度(第40回):吉岡美穂
- 2003年度(第41回):井上和香
- 2004年度(第42回):岩佐真悠子
- 2005年度(第43回):安田美沙子
- 2006年度(第44回):ほしのあき
- 2007年度(第45回):南明奈
受賞者は、自動的に翌年度の「雑誌愛読月間」[注釈 2]イメージキャラクターに起用される。いずれも、その時代を反映したフォトジェニックであり、受賞者を改めて見ることで、一般大衆が求めるグラビアの傾向やその推移が見て取れる。
そして、他のミスコンのように、同性の視線を意識してか、均整の取れたプロポーションの持ち主が選ばれやすいのが特徴。また受賞者は、ミスマガジンなどの、当該年度キャンペーンの受賞者であることなどから、実績、活動に対しては非常に厳しい評価がされている。ゴールデン・アロー賞は第45回をもって終了したが、雑誌愛読月間イメキャラの選出は2013年度まで行われた。
2009年度以降は佐々木希、桜庭ななみ、武井咲、剛力彩芽、能年玲奈が起用されており、ゴールデン・アロー賞終了後のイメキャラは、グラドルから若手女優へとシフトしている。つまり2012年度はグラドル勢で孤軍奮闘していた吉木りさが、2013年度はそのエロティックなキャラクターが広く話題となり、女性ファッション誌にも出演機会があった壇蜜が落選しているのである。
AKB48および姉妹グループのメンバーは、2009年頃以降の雑誌グラビアを席巻していた時期でも、選出者がいなかった。 2010年代中盤には「カバーガール大賞」として、事実上復活している。
グラビア・オブ・ザ・イヤー
2018年よりキネマ旬報社が主催する年間表彰[59]。イメージビデオを制作するイーネット・フロンティア、エスデジタル、スパイスビジュアル、竹書房の4社協議により選出。売り上げだけではなく、話題性やファンサービスなどの貢献度も審査対象[60]。2020年まで森咲智美が3年連続でグランプリ選出され、殿堂入りとなった[59]。
プロジェクト・コンテスト例
- ミス・アップ(ワニブックス『UP to boy』、1986年 - 1999年)※一時期中断
- ミスiD(講談社、2013年 - 2022年)
- ミスマガジン(講談社『週刊少年マガジン』『週刊ヤングマガジン』合同、2001年 - 2011年・2018年 - )
- 旧ミスマガジン(講談社『週刊少年マガジン』単独開催、1982年 - 1990年)
- ミスヤングマガジン(講談社『週刊ヤングマガジン』単独開催、1996年 - 2000年)
- サキドルエースSURVIVAL(集英社『週刊ヤングジャンプ』、2012年 - )
- ゲンセキ(集英社『週刊ヤングジャンプ』、2015年 - 2017年)
- グラビアJAPAN(集英社『週刊プレイボーイ』『週刊ヤングジャンプ』合同、2009年 - 2011年)
- 制コレ(旧:全国女子高生制服コレクション)(集英社『週刊ヤングジャンプ』、1992年 - 2008年・2014年・2018年・2020年 - )
- ミス週プレ(集英社『週刊プレイボーイ』、2005年・2006年)
- ミス週刊ヤングジャンプ(集英社『週刊ヤングジャンプ』、1980年代)
- ミスアクション(双葉社『漫画アクション』、1987年 - ) ※一時期中断
- ミスFLASH(光文社『FLASH』、2006年 - ) ※2010年は開催無し
- ミスヤングチャンピオン(秋田書店『ヤングチャンピオン』、2010年 - )
- 乙女学院(小学館、2008年 - )
- YS乙女学院(小学館『週刊ヤングサンデー』、2004年 - 2008年) ※コンテストとしては2006年 - 2008年
- ミスヤングアニマル(白泉社『ヤングアニマル』、2000年 - 2014年、2022年 - 2024年) ※休止中はNEXTグラビアクイーン、YAグラ姫を開催。2022年に復活。
- ミス東スポ(東京スポーツ新聞社『東京スポーツ』、2012年 - )
- グラジャパ!アワード(集英社『週刊プレイボーイ』、2015年 - )
- ZAK THE QUEEN(産業経済新聞社『夕刊フジ』 / 産経デジタル『ZAKZAK』、2004年 - 2015年)
- 日テレジェニック(日本テレビ、1998年 - 2015年)
- フジテレビビジュアルクイーン(フジテレビ、1992年 - 2002年)
- テレ朝エンジェルアイ(テレビ朝日、2001年 - 2004年)
- ファイブスターガール(ポニーキャニオン、1997年 - 2006年)
グラビアページを掲載している主な媒体
- 秋田書店 - 週刊少年チャンピオン・月刊少年チャンピオン・ヤングチャンピオン・ヤングチャンピオン烈・別冊ヤングチャンピオン・グラビアチャンピオン
- KADOKAWA - グラビアザテレビジョン・ヤングドラゴンエイジ・グラビアンエイジ・GIRLS-PEDIA
- 講談社 - 週刊少年マガジン・週刊ヤングマガジン・月刊ヤングマガジン・FRIDAY・週刊現代・WHITE graph
- 光文社 - FLASH
- 三和出版 - MEN'S DVD・gra fan
- 集英社 - 週刊プレイボーイ・週刊ヤングジャンプ
- 小学館 - ビッグコミックスピリッツ・週刊ポスト・週刊少年サンデー・週刊ヤングサンデー(2008年7月休刊)・sabra(2010年1月休刊を経て2024年10月電子雑誌として復刊)・PARADE
- 少年画報社 - ヤングキング(一時期掲載無し)
- 新潮社 - 「月刊」シリーズ( - 2010年)
- スクウェア・エニックス - ヤングガンガン
- 宝島社 - GIRLS graph.
- 竹書房 - 近代麻雀・月刊キスカ(2022年1月休刊)
- 東京ニュース通信社 - B.L.T.・blt graph.・BLT MONSTER
- 徳間書店 - 週刊アサヒ芸能・アサ芸シークレット・ENTAME (月刊エンタメ) (2025年3月休刊)・ENTAME 36℃
- 日本ジャーナル出版 - 週刊実話
- 白泉社 - ヤングアニマル・ヤングアニマル嵐(2018年6月休刊)
- 日之出出版 - SUNNY GIRL
- 白夜書房 - BUBKA・BRODY・DOLCE
- 扶桑社 - 週刊SPA!・別冊SPA! 旬撮GIRL
- 双葉社 - 週刊大衆・EX大衆・漫画アクション
- 文藝春秋 - 週刊文春(「原色美女図鑑」)
- 文友舎 - エキサイティングマックス!(2025年1月電子雑誌に移行)
- ワニブックス - アップトゥボーイ・UTB+(2020年3月休刊)・UTB:G
- ワン・パブリッシング - BOMB・BOMB Love Special・BOMB Premium
雑誌ではないが、消防庁や公共団体・業界団体がポスター撮影にグラビアアイドルを採用するケースも多い。
脚注
注釈
出典
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関連項目
- gravure idolのページへのリンク