グリシン【glycine】
グリシン
グリシン
グリシン
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/11 06:06 UTC 版)
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| 物質名 | |||
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Glycine |
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別名
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| 識別情報 | |||
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3D model (JSmol)
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| 略称 | Gly, G | ||
| ChEBI | |||
| ChEMBL | |||
| ChemSpider | |||
| DrugBank | |||
| ECHA InfoCard | 100.000.248 | ||
| EC番号 |
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| E番号 | E640 (調味料) | ||
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IUPHAR/BPS
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| KEGG | |||
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PubChem CID
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| UNII | |||
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CompTox Dashboard (EPA)
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| 性質 | |||
| C2H5NO2 | |||
| モル質量 | 75.067 g·mol−1 | ||
| 外観 | 白色の固体 | ||
| 密度 | 1.1607 g/cm3[3] | ||
| 融点 | 233 °C (451 °F; 506 K) 分解 | ||
| 249.9 g/L (25 °C)[4] | |||
| 溶解度 | ピリジンに溶ける エタノールにわずかに溶ける ジエチルエーテルに溶けない |
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| 酸解離定数 pKa | 2.34 (カルボキシ基), 9.6 (アミノ基)[5] | ||
| 磁化率 | −40.3·10−6 cm3/mol | ||
| 薬理学 | |||
| B05CX03 (WHO) | |||
| 危険性 | |||
| 致死量または濃度 (LD, LC) | |||
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半数致死量 LD50
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2600 mg/kg (マウス, 経口) | ||
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特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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グリシン(英: glycine)とは、2-アミノ酢酸の事であり、地球生物のDNAに規定されている20種類のアミノ酸の中の1つでもある。アミノ酸の構造の側鎖が –H で不斉炭素を持たないため、生体を構成する α-アミノ酸の中では唯一、 D-, L- の立体異性体が無い。非極性側鎖アミノ酸に分類される。
多くの種類のタンパク質ではグリシンはわずかしか含まれていないが、ゼラチンやエラスチンといった、動物性タンパク質のうちコラーゲンと呼ばれるものに多く(全体の3分の1くらい)含まれる。
1820年にフランス人化学者アンリ・ブラコノーによりゼラチンから単離された。 甘かったことからギリシャ語で甘いを意味する glykys に因んで glycocoll と名付けられ、後に glycine に改名された。
生合成・代謝
グリシンは糖原性アミノ酸の1つである。
グリシン開裂系はテトラヒドロ葉酸により以下の反応でグリシンを開裂する[6]。
- テトラヒドロ葉酸 + グリシン + NAD+ = 5,10-メチレンテトラヒドロ葉酸+ NH3 + CO2 + NADH + H+
グリシン開裂系とは別に、グリシンヒドロキシメチルトランスフェラーゼ(セリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼ)(EC 2.1.2.1)の働きにより、可逆的にグリシンをL-セリンに相互に変換し、5,10-メチレンテトラヒドロ葉酸をテトラヒドロ葉酸に変換する反応が触媒される[7][8]。
- 5,10-メチレンテトラヒドロ葉酸+ グリシン + H2O = テトラヒドロ葉酸 + L-セリン [9]
グリシン開裂系とセリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼによる2つの反応を複合すると以下の反応式が示される。また、その全容は図の通りである。
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2 グリシン
| 脂肪族 | |
|---|---|
| 芳香族 | |
| 極性なし | |
| 正電荷 (pKa) | |
| 負電荷 (pKa) |
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