Tipos del País
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 14:58 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ティポス・デル・パイス(西: Tipos del País)は文字どおり「さまざまな生国(しょうごく=生まれ故郷)」[1]を意味し、植民地時代フィリピンの社会階層と職業を示す水彩画のスタイル。衣装を題材に、民族を描きわけようとした[2]。
歴史
1800年代になると、フィリピンの絵画界の主流を世俗的な主題が占めるようになる。教育を受けた社会層「イルストラド」(Ilustrado)が確立し、観光客が増え、また外国人が異国情緒あふれる土産品や装飾品を求めたことから、絵画の様式「ティポス・デル・パイス」が発展した。この分野で最も多作な画家はダミアン・ドミンゴ(en)で人気も最高であった[3]。
ギャラリー
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『フィリピン人のメスティーソ[注 1]』⁑植民地風正装。肩かけの布は民族衣装から取り入れたもの。
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『メスティーソ[注 1]の男性』⁑植民地風の正装にシルクハットと長傘
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フスティニアノ・アスンシオン『フィリピンのメスティーサ[注 1]』⁑ シャツに刺繍入りのオーバーブラウス、手元の「ハンカチ」とロングスカート、オーバースカートが植民地風民族衣装の正装。ロングスカートは細身で民族色が強い。
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『スペイン系フィリピン人のメスティーサ[注 1]』⁑植民地風の正装でも、裾広がりのロングスカートは西洋の影響が強い。
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『蓑(みの)とサラコットを着けたフィリピンの農民』⁑ 手元に山刀(なた)
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『クンディマン[注 2]』⁂ 植民地風の正装で踊る男女。
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『マニラの中国系[注 3]商人』⁂ 左の男性は帽子も筒袖の上着、短めの太いズボンも中国風。右の女性は植民地風正装。
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『中国系フィリピン人の配達員』⁂ 髪型は弁髪。
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『先住民の客と混血中国人[注 3]の茶売り』⁂
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『麺料理パンシットの中国人露天商』⁂ 左の女性客は髪をスカーフで包んでいる。
関連項目
作家:姓の50音順
- フスティニアノ・アスンシオン(⁑= Asuncion, Justiniano) 民俗画の後継者
- ダミアン・ドミンゴ(Domingo, Damian)フィリピンの風俗画ティポス・デル・パイス(Tipos del País)の創案者
- ホセ・オノラト・ロサーノ(⁂=Lozano, José Honorato) D・ドミンゴの後継者で新しいジャンルを創案。風俗画にアルファベットで言葉を書き入れ、1文字にひとつずつ風俗画の主題を重ねる。
作風、作品集ほか
- カサナテンセ図書館のコデックス(Códice Casanatense) 16世紀のポルトガル人がまとめたインド洋・太平洋地域の民俗や文物、自然を記録したイラスト集。1889年復刻。
- 『レテラス・イ・フィギューラス』(Letras y figuras)スペイン植民時代、ロサーノが創案した絵画のジャンル。風俗画にアルファベットの言葉を書き入れ、1文字にひとつ風俗画の人物や動植物を描いてある。
- 民俗資料
関連資料
発行年順
- Roces, Mina (21 Apr 2015). “Dress, Status, and Identity in the Philippines: Pineapple Fiber Cloth and Ilustrado Fashion” (英語). Fashion Theory 17 (3): 341-372. doi:10.2752/175174113x13597248661828.
- Capistrano-Baker, Florina H (October 2017). “Trophies of Trade : Collecting Nineteenth-Century Sino-Filipino Export Paintings” (英語). Archives of Asian Art (Duke University Press) 67 (2).
脚注
注
出典
「Tipos del País」の例文・使い方・用例・文例
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