ショックウエーブ【Shockwave】
読み方:しょっくうえーぶ
Adobe Shockwave
(Shock wave から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/30 02:32 UTC 版)
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| 開発元 | (マクロメディア→) アドビ |
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| 最新版 |
12.3.5.205 [1] / 2019年4月9日(米国時間)
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| 対応OS | Windows, macOS, Mac OS 9 |
| ライセンス | プロプライエタリ |
| 公式サイト | Adobe Shockwave Player home |
Adobe Shockwave(ショックウェーブ)は、かつてアドビが開発していた、音楽や動画などのマルチメディアデータを再生するプラグインソフトウェアである。旧称はMacromedia Shockwaveで、開発元はマクロメディアだった。
概要
プラグインだけではなくデータ再生の技術を指すこともある。データ作成はオーサリングソフトのDirectorが必要だが、再生に必要なプラグインのShockwave Playerはフリーウェアとして配布されている。主にドット絵を使用した2D作品を制作できたが、対応ブラウザは最終的にInternet Explorerのみになってしまった。
類似技術のFlashに比較して多機能で、グラフィカルなゲームやチュートリアルなどに多用されたが、のちに動作の軽快さから多くがFlashに置換された。
雑記
Shockwave.comでは本ソフトウェアを使用した作品も提供しており、2000年7月に開設されたshockwave.co.jpもゲームなどを提供していたが2009年1月31日にサービスを終了した。
アドビによれば、Shockwave Playerの普及率は2009年9月で54.5パーセント、12月で52.1パーセント、2010年3月でバージョン不明が51.7パーセント、バージョン11が43.1パーセントである。
Adobe Directorは2017年2月1日に、macOS版Shockwave Playerは2017年3月1日に提供を終了し、Windows版Shockwave Playerも2019年4月9日に提供を終了し、Shockwaveの個人向けサポートは全て終了した。法人向けは2022年の契約期間終了まで引き続きサポートが提供される[2]。
最後までショックウェーブプレイヤーをブラウザ上で使用し続けた作品は事実上ぱんぞう屋のみであり、2017~2018年ごろまで新作が公開され続けたが、2019年ごろからブラウザ上ではなく、.exeプログラム上でブラウザーのランチャーを経由して起動するアプリケーションが登場したことで廃止された。
Shockwave 3D
| 拡張子 | .w3d |
|---|---|
| MIMEタイプ | application/x-director |
| 開発者 | Adobe Systems |
| 種別 | Web向け3Dモデル形式 |
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この節の加筆が望まれています。
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Shockwave 3DはIntelとの共同開発によって搭載されたShockwaveの3D機能であり[3][4]、この機能は3D Xtra extensionとして提供されていた[5]。
Shockwave 3D向けのモデル形式としてW3D (Web 3D)形式 (.w3d) があり[6]、多くの3DCGソフトウェアがShockwave 3Dへのエクスポートに対応していた[7]。
脚注
- ^ Security update available for Adobe Shockwave Player
- ^ “Adobe Shockwave のサポート終了”. Adobe (2019年2月25日). 2019年3月12日閲覧。
- ^ Macromedia Director 8.5 Shockwave Studio Now Available Animation World Network 2001年4月25日
- ^ Internet 3D Graphics Software Intel
- ^ ADOBE DIRECTOR BASICS (11.5) P.11 Adobe 2014年3月24日
- ^ Using ADOBE DIRECTOR 11.5 P.305-306 Adobe 2011年9月28日
- ^ 『Special Edition Using Director 8.5』 P.750 Gary Rosenzweig 2001年11月13日 ISBN 978-0789726674
外部リンク
- Adobe Shockwave Player ホーム
- Shockwave.co.jp(日本語版サイト、終了)
- Shockwave.com(英語版サイト)
衝撃波
(Shock wave から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/08 04:18 UTC 版)
衝撃波(しょうげきは、英: shock wave)は、主に流体中を伝播する、圧力などの不連続な変化のことであり、圧力波の一種である。物体内部にも容易に侵入し、隅々まで破壊する(スポーリング[1]を引き起こす)ため、一部の用途で有用な反面、極めて危険な物理現象でもある[2]。
詳細
主に媒質中を超音速で移動する物体の周りに発生し、媒質中の音速よりも速い速度、すなわち超音速で伝播、急速に減衰して最終的には音波(ソニックブーム)となる。
また、波面後方で圧力・温度・密度の上昇する圧縮波であるが、自然界で発生するほとんどの衝撃波は近傍に膨張波を伴っている。
衝撃波の強さは、衝撃波前方と後方の圧力比・温度比・密度比・速度比などで示される。これらの比は衝撃波マッハ数(衝撃波伝播速度を衝撃波前方の音速で割った値)に対してそれぞれ1対1で対応するため、衝撃波マッハ数も衝撃波の強さを示す値として用いられる。なお、理想気体中でのこのような比はランキン・ユゴニオの式によって関係付けられる。
分類
- 垂直衝撃波
- 伝播方向に対して波面が垂直なものを指す。形状が単純であることから、各衝撃波の空気力学的解析によく用いられる。
- 斜め衝撃波
- 伝播方向に対して波面が垂直でないものを指す。図のθがある値θmax より小さい曲がり角に超音速の流れが進入する際に発生する。このθmax はマッハ数とともに増加する。なお、θが負の時はプラントル - マイヤー膨張扇と呼ばれる無数に集まったマッハ波が発生する。
- 超音速で飛行する航空機に発生した円錐形の衝撃波(マッハコーン)も、斜め衝撃波である。このような場合、波面の角度βはマッハ角と呼ばれ、マッハ数M と sinβ = 1/M の関係がある[3]。
- 離脱衝撃波
- θがθmax より大きくなったときに、曲がり角の手前側に発生する衝撃波。
発生例
超音速飛行中の戦闘機[4]やロケット、隕石や大気圏再突入した人工衛星などの周囲で発生する。また弾丸による発生も確認されている。地表に達すると窓ガラスを割るなどの被害を生じ、減衰してもソニックブームと呼ばれる大きな騒音になる。衝撃波を発生させるには大きな力が必要で、造波抵抗という抗力として作用するため、超音速飛行を実現するうえで大きな技術的課題となっている。
爆発によっても発生することがある。爆発の膨張速度が音速を超えると、表面に衝撃波が生じる(爆轟)。自然界の例としては火山噴火や雷などが挙げられる。人工的な爆発では、地表核実験などがあげられる。発生した衝撃波は伝播とともに急激に減衰して音波となり、「ドン」という、いわゆる爆発音になる。
ごく小規模なものとして、鞭を振るったときに先端部が音速を超えて発生するものがある。パシッと鳴る音は、衝撃波が減衰したソニックブームによる[5]。 「ヒュウ」と鳴る音はこれとは別の、音速に関係のないエオルス音と言われるものである。
研究
衝撃波の理論研究の歴史は、次のようである[6]。
- 1858年にベルンハルト・リーマンが、衝撃波は断熱可逆過程で生成されるとして解析を行った。現在では実際にはこれは非可逆過程で起こっていることが知られている。
- 1870年にウィリアム・ランキンが、1887年にピエール=アンリ・ユゴニオがそれぞれ独立にランキン・ユゴニオの式を発表した。
- 1887年にエルンスト・マッハが、シュリーレン法を用いて衝撃波の写真撮影に成功した。
- 1905年にルートヴィヒ・プラントルは、マッハ1.5を達成できる小型超音速ノズルを製作し、斜め衝撃波と膨張波の特性について研究した。テオドル・マイヤー (Theodor Meyer) はプラントルのもと、1908年の博士論文でプラントル・メイヤーの膨張波の理論を発表した。
- 1918~1919年にブライアン(G. H. Bryan)は、円柱の周りの亜音速と超音速流れの理論解析の比較を行なった。
- 1927年にヘルマン・グロアートは、同一の翼型周りの亜音速状態での圧縮流と非圧縮流に対する揚力係数の変換式(プラントル・グロアートの相似則)を見出した。
- 2015年にアメリカ航空宇宙局のアームストロング飛行研究センターによりシュリーレン法を改良した『背景指向シュリーレン(BOS)法』が開発された[7]。
光の衝撃波
音波だけでなく、光(電磁波)においても衝撃波に似た現象が観測される。 一般に媒質中の光速は真空中より遅く、例えば水中では真空中の3/4である。素粒子などが媒質中を高速で移動する際、これを上回ると発生する。
荷電粒子が原子内を通過すると、電子軌道が乱され電子の偏りが生じる。偏りは光子を放出して元に戻るが、通常は光子は打ち消し合って消えてしまう。しかし、荷電粒子の速度がその媒質での光速を超えていた場合、放出された光子の速度を超えて次の光子が放出されるため、追いつけず打ち消し合えない。この結果、光子は外部に飛び出し、チェレンコフ放射として観測される。
脚注
- ^ “スポーリング [JSME Mechanical Engineering Dictionary]”. www.jsme.or.jp. 2025年12月5日閲覧。
- ^ 嶽本, あゆみ; 前原, 弘法; 渡邉, 敏晃; 伊東, 繁 (2008). “衝撃波を利用した食品の軟化技術について”. 日本調理科学会大会研究発表要旨集 20: 50–50. doi:10.11402/ajscs.20.0.50.0.
- ^ 前田弘『翼のはなし』養賢堂、2000年、52頁。ISBN 4-8425-0056-5。
- ^ AMIR Ha. “tomcat f-14 supersonic”. YouTube. 2020年8月5日閲覧。衝撃波により機体下で海面が波立っている。
- ^ 高山和喜 (2005年9月). “テクニカルレポート:コラム:衝撃波の科学 第1回:衝撃波はどこに現れるか 5. 衝撃波はどこに現れるか(その2)”. 伊藤忠テクノソリューションズ. 2020年8月5日閲覧。
- ^ 永田雅人『高速流体力学』森北出版、2010年、4-9頁。 ISBN 978-4-627-67361-8。
- ^ Ground-Based Schlieren Technique Looks to the Sun and Moon - NASA
関連項目
「Shock wave」の例文・使い方・用例・文例
- <wend, waver<wave.
- Shock waveのページへのリンク
