ROOKIE_Racingとは? わかりやすく解説

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ROOKIE Racing

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/12 07:15 UTC 版)

株式会社ルーキーレーシング
ROOKIE Racing
種類 株式会社
本社所在地 日本
410-1308
静岡県駿東郡小山町大御神字中島629番
設立 2020年5月25日
法人番号 6180001141316
関係する人物 豊田章男
外部リンク ROOKIE Racing
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ROOKIE Racing
ROOKIE Racing PONOS SF19 14号車 (2020年)
国籍 日本
創設者 豊田章男
チーム代表 武田敏明
関係者 片岡龍也
小倉康宏
活動期間 2017年 - 現在
カテゴリ SFSUPER GTスーパー耐久、TOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge
チームズ
タイトル
S耐ST-X (2023年2024年)
2026年のスーパーフォーミュラ
エントリー名 NTT docomo business ROOKIE
レーサー 14. 福住仁嶺
マシン NTT docomo business ROOKIE SF23トヨタ
タイヤ 横浜ゴム
2026年のSUPER GT (GT500)
エントリー名 TGR TEAM ENEOS ROOKIE
レーサー 大嶋和也
福住仁嶺
マシン 14. ENEOS X PRIME GR Supra
タイヤ ブリヂストン
2026年のSUPER GT (GT300)
エントリー名 TEAM ENEOS ROOKIE
レーサー 石浦宏明
鈴木斗輝哉
マシン TBA. メルセデスAMG・GT3 Evo
タイヤ TBA
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ROOKIE Racing(ルーキーレーシング)は、日本のレーシングチーム。TOYOTA GAZOO Racingの姉妹チーム的存在である。

概要

トヨタのワークス活動のブランドとして発展を遂げたTOYOTA GAZOO Racingに対し、原初のGAZOOの精神である市販車開発ドライバーとレーシングドライバーのより深い交流を目的に立ち上げられた、トヨタ自動車会長・豊田章男(モリゾウ)のプライベートチームである。

もともとの活動はスーパー耐久のみであったが、チームルマンの撤退によりSUPER GT/スーパーフォーミュラにも参戦するトヨタ陣営の一角を為すチームにもなっている。

「ルーキー」とは章男の愛犬の名前であり「GAZOO Racingでクルマの楽しさに目覚め、モータースポーツを始めたばかりの女の子」という設定のレーサー犬『ルーキー』がデザインされ[1]、『くま吉』や『モリゾウくん』とともに公式マスコットキャラクターとして活動している。

マシンは黄・青・白の派手な迷彩色に塗られることが多い。

豊田と懇意にしているマツコ・デラックスが個人スポンサーの一人として名を連ねている。

略歴

2017年片岡龍也が若手やジェントルマンドライバー育成を目的に立ち上げたプライベートチーム「T'S CONCEPT」が源流である。スーパー耐久のST-4クラスに86で参戦し、スポンサーの小倉クラッチ社長・小倉康弘がドライバーとして参戦した。また小山美姫もこの年同チームからエントリーしていた。

2018年は2台体制に拡大。チームアドバイザーでトヨタ自動車スポーツ車輌統括部の北川文雄の「次のマスターテストドライバー育成が必要」という考えから、当時トヨタ自動車社長・豊田章男の息子である大輔がこのチームにドライバーとして参加。章男は父として観戦に訪れ、最終戦には“モリゾウ”として親子で参戦。この参戦で章男は、他のチームから市販車レベルでなら問題にならないトヨタ車のエンジンやトランスミッションに関する弱点など様々な意見を聞き、そういった場がクルマ作りに重要であると実感した。

2019年に「ROOKIE Racing」を新設[注釈 1]。章男は自費でチームに86を寄付した上でドライバー"モリゾウ"としてフル参戦。この時からマシンカラーリングがマーブル色になっている。なお、事実上の前身である「T'S CONCEPT」はこの年限りでレース部門を閉鎖し、その後はレーシングギアショップとして事業を行っている[注釈 2]

2020年東京オートサロンで大々的に参戦体制を発表し、ここで同チームをTOYOTA GAZOO Racingの姉妹チームにすることを明確にした[2]。86に代わり、新たにST-1にGRスープラ[注釈 3]、ST-2にGRヤリスで参戦。プロのレーシングドライバーやラリードライバー、市販車テストドライバーまで多様なドライバーが数多くエントリーしており、それぞれを毎戦振り分ける形であるという[3]。また2月にはチームルマンと入れ替わる形でSUPER GTおよびスーパーフォーミュラに参戦することを発表したが、両カテゴリのオペレーションはCERUMO及びINGINGが行う。5月には『株式会社ルーキーレーシング』として法人化されている。

2021年はスーパー耐久のみ『ORC ROOKIE Racing』を名乗る[注釈 4]。ST-QクラスにGT4開発車両としてのGRスープラ、ST-2クラスにGRヤリスで参戦する。第3戦富士SUPER TEC 24時間レース以降はGRヤリスの代わりに、カローラスポーツ水素エンジンを搭載した試験車両をST-Qクラスに投入した[4]。世界初となるこの取り組みは、一般メディアでも大きく報道された。またスーパーフォーミュラやSUPER GTはメンテナンスも含めROOKIE Racingとして自社運営にて参戦を開始した[5]

2023年から2024年にかけてはスーパー耐久のST-XクラスにメルセデスAMG GT3を投入、トヨタ会長がオーナーを務めるチームでありながらメルセデスのマシンを参戦させたことはファンを驚かせることとなった[6]

2025年からは、一部レース(スーパー耐久シリーズ及びニュルブルクリンク24時間レース)を「TOYOTA GAZOO Racing」と一体化させた「TOYOTA GAZOO ROOKIE Racing(略称:TGRR)」として参戦する[7][8]

表記揺れ

『ROOKIE RACING』や『Rookie Racing』などの表記ゆれがあるが、公式には『ROOKIE Racing』となっている[9]。これは『TOYOTA GAZOO Racing』と同様の命名規則である。

ただしスーパー耐久には『ROOKIE RACING』として参戦しており、ボンネットにも同じ表記でチーム名が描かれている。2025年からの前述の『TOYOTA GAZOO ROOKIE Racing』としての参戦時は、GRマークと「TG-RR」(最初のRは黄色)がボンネット及びサイドに描かれている。

戦績

スーパーフォーミュラ

エントラント名 車番 シャシー エンジン ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 順位 ポイント
2020年 ROOKIE Racing 14 ダラーラ・SF19 トヨタ 大嶋和也 TRM
10
OKA
16
SUG
9
AUT
17
SUZ
12
SUZ
9
FSW
14
10位 5
2021年 NTT communications ROOKIE 14 大嶋和也 FSW
10
SUZ
15
AUT
8
SUG
18
TRM
Ret
TRM
11
SUZ
17
11位 2.5
2022年 docomo business ROOKIE 14 大嶋和也 FSW
15
FSW
18
SUZ
19
AUT
16
SUG
14
FSW
13
MOT
17
MOT
18
SUZ
19
SUZ
15
NC 0
2023年 14 ダラーラ・SF23 大嶋和也 FSW
9
FSW
11
SUZ
13
AUT
12
SUG
4
FSW
12
MOT
8
SUZ
19
SUZ
14
10位 13
2024年 14 大嶋和也 SUZ
13
AUT
11
SUG
Ret
FSW
16
MOT
14
FSW
15
FSW
Ret
SUZ
Ret
SUZ
15
NC 0
2025年 14 大嶋和也 SUZ
13
SUZ
10
MOT
10
MOT
6
AUT
15
FSW
6
FSW
10
SUG
18
FSW
13
SUZ
10
SUZ
6
SUZ
18
8位 19
2026年 NTT docomo Business ROOKIE 14 福住仁嶺 MOT
MOT
AUT
SUZ
SUZ
FSW
FSW
SUG
FSW
FSW
SUZ
SUZ

SUPER GT

エントラント名 車番 使用車両 ドライバー クラス 1 2 3 4 5 6 7 8 9 順位 ポイント
2020年 TGR TEAM WAKO'S ROOKIE 14 トヨタ・GRスープラ GT500 大嶋和也
坪井翔
GT500 FSW
3
FSW
3
FSW
9
TRM
4
FSW
2
SUZ
11
TRM
12
FSW
Ret
6位 68
2021年 TGR TEAM ENEOS ROOKIE 14 大嶋和也
山下健太
GT500 OKA
1
FSW
2
SUZ
12
TRM
13
SUG
12
AUT
11
TRM
6
FSW
3
4位 72
2022年 14 大嶋和也
山下健太
GT500 OKA
1
FSW
7
SUZ
8
FSW
7
SUZ
14
SUG
11
AUT
4
MOT
3
5位 67.5
2023年 14 大嶋和也
山下健太
GT500 OKA
4
FSW
4
SUZ
6
FSW
11
SUZ
3
SUG
6
AUT
8
MOT
6
6位 67
2024年 14 大嶋和也
福住仁嶺
GT500 OKA
NC
FSW
8
SUZ
2
FSW
4
SUZ
6
SUG
9
AUT
9
MOT
13
12位 53
2025年 14 大嶋和也
福住仁嶺
GT500 OKA
2
FSW
6
SEP
9
FSW
SPR1

Ret
FSW
SPR2

1
SUZ
2
SUG
7
AUT
9
MOT
12
4位 75.5
2026年 14 大嶋和也
福住仁嶺
GT500 OKA
FSW
SEP
FSW
SUZ
SUG
AUT
MOT
TEAM ENEOS ROOKIE メルセデスAMG・GT3 Evo 石浦宏明
鈴木斗輝哉
GT300 OKA
FSW
SEP
FSW
SUZ
SUG
AUT
MOT

脚注

注釈

  1. ^ 前年までT'S CONCEPTから出走していた「29号車」の参戦枠を使って新規参戦し、ゼッケンも「104」に変更した。
  2. ^ T'S CONCEPT」は最終的に2017-2019年まで参戦。その後、チームの発起人である片岡は2020年に「TKRI(TK Racing Invitation)」を立ち上げている。
  3. ^ グループGT4規定であるが、ホモロゲーション取得のタイミングの関係でST-Zにはエントリーできなかった
  4. ^ ORCは"Ogura Racing Clutch"の略称。

出典

  1. ^ GAZOO Racingキャラクター「ルーキー」”. 株式会社キャラズ. 2020年4月2日閲覧。
  2. ^ 遠藤俊幸 (2020年1月12日). “トヨタ豊田社長父子も参画、「ルーキー・レーシング」が2種類のGRでスーパー耐久に参戦…東京オートサロン2020で異例の発表”. Car Watch. インプレス. 2024年1月7日閲覧。
  3. ^ TOYOTA GAZOO Rcing TOKYO AUTO SALON 2020 DAY1-2B ROOKIE Racing 体制発表会 YouTube 2020年1月10日
  4. ^ トヨタ、モータースポーツを通じた「水素エンジン」技術開発に挑戦』(プレスリリース)トヨタ自動車、2021年4月22日https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/35209944.html2021年4月22日閲覧 
  5. ^ Car Watch『ルーキーレーシング、トヨタ生産方式をモータースポーツへ 豊田章男オーナー代行山中繁氏に聞く』(インタビュアー:笠原一輝)、インプレス、2021年4月5日https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1316410.html2024年1月7日閲覧 
  6. ^ ROOKIE Racingのスーパー耐久参戦でなぜメルセデスAMG GT3? オーナーとパートナーの思い
  7. ^ TOYOTA GAZOO Racing、東京オートサロン2025に出展 - グローバルニュースルーム(トヨタ自動車) 2025年1月10日(2025年7月10日閲覧)
  8. ^ 6年ぶりのニュルブルクリンク24時間レースにTGRRとして挑戦 - グローバルニュースルーム(トヨタ自動車) 2025年6月19日(2025年7月10日閲覧)
  9. ^ TOYOTA GAZOO Racing、2020年の活動計画を発表TOYOTA GAZOO Racing公式サイト 2020年2月6日

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