RATATATAとは? わかりやすく解説

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RATATATA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/08 01:50 UTC 版)

「RATATATA」
BABYMETAL x Electric Callboyシングル
初出アルバム『METAL FORTH
リリース
規格 デジタル・ダウンロードストリーミング
ジャンル J-POPヘヴィメタルメタルコアエレクトロニコア
時間
レーベル Century Media RecordsSony Music Records
作詞 Kevin RatajczakNico Sallach、Pascal Schillo、Daniel Haniß、MK-METAL
作曲 NORiMETAL、Kevin Ratajczak、Nico Sallach、Pascal Schillo、Daniel Haniß
プロデュース Kevin Ratajczak、Nico Sallach、Pascal Schillo、Daniel Haniß、KOBAMETAL、Manuel Renner
チャート最高順位
BABYMETAL シングル 年表
LEAVE IT ALL BEHIND
(2024年)
RATATATA
(2024年)
from me to u (feat. Poppy)
(2025年)
Electric Callboy シングル 年表
Hurrikan
(2022年)
RATATATA
(2024年)
Elevator Operator
(2025年)
ミュージックビデオ
BABYMETAL x @ElectricCallboy - RATATATA (Official VIDEO) - YouTube
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RATATATA」(ラタタタ)は、日本のダンスユニットBABYMETAL(以下BM)と、ドイツのバンドエレクトリック・コールボーイ英語版(以下EC)とのコラボレーション・シングル。2024年5月23日センチュリー・メディア・レコード/Sony Music Recordsから、配信シングルとして全世界で同時リリースされた[15]

概要

アイドルXメタルのBMと、メタルコア/エレクトロニコア界で名が知られる、ドイツのパーティ・バンドECによる、2者のスタイルを融合する試みがなされた楽曲で、双方の世界をシームレスに混ぜ合わせ、爽快で新しい限界へと、音楽を押し上げているような作品になっている[15]

背景、制作

映像外部リンク
Babymetal, Download Festival 2024, 'RATATATA' With Electric Callboy, Interview - YouTubeのRock Sound公式チャンネルへのリンク。

当楽曲が連名で企画された理由について、2024年に開催された英ロックフェス「ダウンロード・フェスティバル」会場での英『ロック・サウンド英語版』誌のインタビューで、BMでボーカルを務めるSU-METALは「元々エレクトリック・コールボーイの「We Got the Moves」みたいなライブで盛り上がる曲を作りたいと考えていて、せっかくだからご本人に一緒に作れないかオファーしたら、快く受け入れてくれた。お互い、曲の作成に真摯に向き合うタイプだったので、ものすごくたくさんデモを送りあって、時間をかけて出来上がった。」と語っている。

具体的な制作経緯については、英『ケラング!』誌のインタビューで、ECのメンバーであるケヴィン・ラタイジャック英語版(ボーカル/キーボード)とニコ・サラック英語版(ボーカル)によると、コラボレーションは、両バンドがアメリカツアーを偶々並行して行っていた時期に始まっており、ECがボストンに滞在中の際、BMのエージェント(KOBAMETAL)からメールを受け取り、会合とECのライブ観覧を依頼された。BMのメンバーはステージ上のバルコニーから数曲を観覧し、楽しげにダンスを披露したことがきっかけで、コラボレーションの話し合いが進められたとされる[16]

一方で楽曲制作は難航し、約20種類の異なるバージョンを制作したとされ、両バンドのアイデアが合わず、互いの提案を却下するケースも多かったが、50/50のバランスを目指して調整を続けた。作風はECの楽曲「We Got The Moves」を基調としつつ、よりBMらしいスタイルに仕上げる方向で進められた。アイデアの交換では、相手側のコンセプトを自ら演じる形で試行錯誤が行われ、例えばブレイクダウン前の《RATATATA》パートはECの提案で、ガーリーなボイスを加えるアイデアをBMが高いクオリティで実現したという[16]

制作期間は2〜3か月で、時差のあるメールのやり取りが主に行われ、締め切りによるプレッシャーが進捗を加速させ、集中作業が続いた。ECの2人はこのプロセスを「ミュージシャンとして成長できる最高の経験」と振り返り、BMの構造的な作業スタイルが自身の創造性を広げたと語っている[16]

音楽性

歌詞に登場する《Ra-ta-ta-ta-ta-ta》《Bun-bun-bun》といったフレーズ[17]や、昭和ディスコから生まれた《Fu! Fu!》という合いの手[18]のほか、サウンドはトランス[17]テクノ四つ打ちダンス・ミュージックなどを取り入れた、ラウドロックな音作りを特徴としている[18]

批評

  • 音楽ライターのノイ村は、総合カルチャーサイト『リアルサウンド』にて「「feat.」(フィーチャリング)表記ではなく連名で発表された本楽曲は、BABYMETALの透き通った歌声&キュートな掛け合いと、エレクトリック・コールボーイらしい重厚でありながらもキャッチーに突き抜けたハイテンションなサウンドが、まさに正面からぶつかり合ったような会心の仕上がり」と評している[17]
  • 音楽ライターのジョン・ハドゥセックは、米オンラインマガジン『コンシクエンス英語版』で「このコラボは「ダンスメタル」の第一人者同士が結集したもので、その名に恥じない仕上がりだ。テクニカルなメタルリフが脈打つEDMビートに融合され、BABYMETALとエレクトリック・コールボーイがボーカルを分担——前者が高音域のメロディを担当し、後者がグロウルやメタルコア調のヴォーカルを奏でる。」と語っている[19]
  • 音楽ライターのリッチ・ホブソンは、英メタル専門誌『メタル・ハマー英語版』(2025年)で「両バンドの輝かしい要素をすべて、驚くほど中毒性の高い見事なパッケージに凝縮。エレクトリック・コールボーイの90年代ユーロトラッシュ・スタイルが、BABYMETALのかわいいエネルギーと見事に融合している。」と述べている[20]
賞賛・栄誉
  • 音楽アワード「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」において、「最優秀クロスボーダー・コラボレーション楽曲賞」5曲のうちの1曲にノミネートされた[21]

チャート成績

日本

日本では、オリコンチャートで、2024年5月23日付のデイリーデジタルシングルにおいて5位[2]、リリース初週の6月3日付週間デジタルシングルにおいて2,369ダウンロードを記録し22位[1]に、Billboard JAPANの6月3日付Download Songsで24位[3]にチャートインした。

日本国外

アメリカでは、ビルボードの全米チャートで、6月8日付のロック・デジタル・ソング・セールスで9位[4]、ハード・ロック・デジタル・ソング・セールスで1位[6]、6月15日付のホット・ハード・ロック・ソングスで6位[5]にチャートインしたほか、同チャートのホット・ハード・ロック・ソングスで2024年の年間25位[7]にチャートインしている。なお、ハード・ロック・デジタル・ソング・セールスでの1位は、BMとEC共に、自身の楽曲として初の記録となっている[22]

ヨーロッパ地域では、イギリスオフィシャル・チャート・カンパニーの5月31日付のシングル・セールスで23位[8]、シングル・ダウンロードで22位[9]、6月7日付のロック・アンド・メタル・シングルで22位[10]にチャートインした。

また、同地域のそのほかの国のシングルチャートでは、ドイツのGfK・エンターテインメント・チャート英語版で55位[11]ニュージーランドオフィシャル・アオテアロア・ミュージック・チャート英語版で39位[12]オーストリアエードライ・オーストリア・トップ40で66位[13]にそれぞれチャートインしている。

オセアニア地域では、オーストラリアARIAチャートにてデジタル・トラックで24位[14]にチャートインした。

ミュージック・ビデオ

当楽曲のミュージック・ビデオ(以下MV)は、BMの公式YouTubeチャンネルにて、2024年5月24日に公開されており[15]、YouTubeの週間MVランキングでは、ドイツ3位[23]、イギリス19位[24]、日本60位[25]、世界92位[26]にランクインし、公開から20日後の6月13日には900万回再生を突破した[27]ほか、公開から1年後には自身のMV再生回数でTOP5入りを果たしている[18]

映像は、ミラーボール姿のECが壁を破壊したり、BMがカラオケを披露するシーンなどの内容で構成されている[28]

映像外部リンク
「RATATATA」 - BABYMETAL x Electric Callboy Breakdown│#FilmedOnAtlas - YouTubeのAtlas Lens Co.公式チャンネルへのリンク。

また、2024年10月19日に、MVのメイキング・ビデオ(舞台裏映像)がECの公式YouTubeチャンネルで公開されたほか、2024年10月5日には、撮影監督のフロリアン・バーワンガーによるMVの解説(ブレイクダウン)が、米アトラスレンズ株式会社の公式YouTubeチャンネルで公開された。

なお、当楽曲のライブMVは、2024年6月7日、BMの公式YouTubeチャンネルで公開されており、映像は、同年5月25・26日にさいたまスーパーアリーナにて開催された、BMが初めて主催したフェス「FOX_FEST」の模様が収録されている[29]ほか、同年8月6日には、独ロックフェス「ロック・アム・リング 2024」におけるパフォーマンスの映像が、ECの公式YouTubeチャンネルで公開されている。

ライブ・パフォーマンス

2024年5月25・26日に、BMが主催するフェス「FOX_FEST」で、BMのステージに、ECのヴォーカルを担当するニコ・サラックと、ケヴィン・ラタイジャックがゲスト出演して、当楽曲を初披露した[30]

また、ドイツで同年に開催されたロックフェス「ロック・イム・パルク」(6月7日)や「ロック・アム・リング」(6月8日)でも、BMとECが共に出演して、各々のステージで披露している[27]

タイアップ

2024年8月に、アメリカのプロレス団体WWEが主催する、ドイツ・ベルリンで開催のPPV大会『バッシュ・イン・ベルリン英語版』の公式テーマソング[31]や、2025年2月に発売された、WWE公式プロレスゲームシリーズの2025年版『WWE 2K25』のサウンドトラック[32]に当楽曲が採用されている。

脚注

  1. ^ a b 週間 デジタルシングル(単曲)ランキング 2024年06月03日付#22”. ORICON STYLE. オリコン株式会社. 2024年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年1月25日閲覧。
  2. ^ a b デイリー デジタルシングル(単曲)ランキング 2024年05月23日付#5”. オリコン株式会社. 2024年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年1月25日閲覧。
  3. ^ a b Billboard JAPAN Top Download Songs 2024年05月29日公開#24”. Billboard JAPAN. 株式会社阪神コンテンツリンク. 2024年5月29日閲覧。
  4. ^ a b Billboard ROCK DIGITAL SONG SALES 2024年06月08日付 #09” (英語). 2024年6月7日閲覧。
  5. ^ a b Billboard HOT HARD ROCK SONGS 2024年06月15日付 #06” (英語). 2024年7月5日閲覧。
  6. ^ a b Billboard HARD ROCK DIGITAL SONG SALES 2024年06月08日付 #01” (英語). 2024年7月5日閲覧。
  7. ^ a b Year-End Charts: Hot Hard Rock Songs (2024)” (英語). 2024年12月13日閲覧。
  8. ^ a b UK Official Singles Sales Chart on 31/5/2024│31 May 2024 - 6 June 2024 #23” (英語). The Official UK Charts Company. 2026年1月25日閲覧。
  9. ^ a b UK Official Singles Downloads Chart on 31/5/2024│31 May 2024 - 6 June 2024 #22” (英語). The Official UK Charts Company. 2024年6月1日閲覧。
  10. ^ a b UK Official Rock and Metal Singles Chart on 7/6/2024│7 June 2024 - 13 June 2024 #22” (英語). The Official UK Charts Company. 2024年6月13日閲覧。
  11. ^ a b OFFIZIELLE DEUTSCHE CHARTS TOP 100 SINGLE-CHARTS 31 Mai, 2024 #55” (ドイツ語). OFFIZIELLE DEUTSCHE CHARTS. 2024年6月15日閲覧。
  12. ^ a b Official Aotearoa Music Charts - Hot 40 Singles│31 May–06 June 2024 #39” (英語). Official Aotearoa Music Charts. 2026年1月25日閲覧。
  13. ^ a b Austria Top 40 - Singles Top 75 04.06.2024 #66” (ドイツ語). austriancharts.at. 2026年1月25日閲覧。
  14. ^ a b “The ARIA Report: Week Commencing 3 June 2024”. The ARIA Report (Australian Recording Industry Association) (1787): 9. (June 3, 2024). 
  15. ^ a b c BABYMETAL xエレクトリック・コールボーイ、コラボ楽曲「RATATATA」リリース&MV公開”. CDJournalニュース. 株式会社音楽出版社 (2024年5月23日). 2026年1月25日閲覧。
  16. ^ a b c エマ・ウィルクス (2025年8月25日). “Electric Callboy on their BABYMETAL collab: “It was one of…” (英語). ケラング!. 株式会社ウェイステッド・タレント. 2026年1月25日閲覧。
  17. ^ a b c ノイ村 (2024年6月28日). “BABYMETALは海外アーティストが強く求める存在に BMTH、Electric Callboy……コラボ曲から考察”. RealSound. 2026年1月25日閲覧。
  18. ^ a b c 阿刀大志 (2025年8月8日). “音楽専門誌『ぴあMUSIC COMPLEX』連動企画(第225回)BABYMETAL新時代の扉を開く記念碑『METAL FORTH』がいよいよ全世界発売。『PMC Vol.36』掲載中の全曲紹介を特別公開!”. ぴあ音楽. ぴあ株式会社. 2026年1月25日閲覧。
  19. ^ ジョン・ハドゥセック (2024年5月23日). “BABYMETAL and Electric Callboy Unveil New Song "RATATATA"” (英語). コンシクエンス英語版. 株式会社コンシクエンス・メディア英語版. 2026年1月25日閲覧。
  20. ^ リッチ・ホブソン (2025年1月13日). “The 50 best metal songs of 2024” (英語). メタル・ハマー英語版 (株式会社フューチャー). https://www.loudersound.com/features/the-50-best-metal-songs-of-2024/5 2026年1月25日閲覧。 
  21. ^ 「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」主要部門ノミネート作品を柴那典や松島功が解説、発表会レポート”. 音楽ナタリー. ナターシャ. 2025年4月17日閲覧。
  22. ^ ヒュー・マッキンタイア (2024年6月8日). “BABYMETALが初の全米1位 「最も売れたハードロック曲」に”. フォーブス日本版 (リンクタイズ株式会社). https://forbesjapan.com/articles/detail/71546 2026年1月25日閲覧。 
  23. ^ ウィークリー ミュージック ビデオ ランキング May 24 - May 30, 2024 ドイツ#03”. YouTobeChart. 2024年6月13日閲覧。
  24. ^ ウィークリー ミュージック ビデオ ランキング May 24 - May 30, 2024 UK#19”. YouTobeChart. 2024年6月13日閲覧。
  25. ^ ウィークリー ミュージック ビデオ ランキング May 24 - May 30, 2024 日本#60”. YouTobeChart. 2024年6月13日閲覧。
  26. ^ ウィークリー ミュージック ビデオ ランキング May 24 - May 30, 2024 グローバル#92”. YouTobeChart. 2024年7月6日閲覧。
  27. ^ a b BABYMETALとELECTRIC CALLBOYが語る、「RATATATA」制作の舞台”. RollingStone Japan (2024年6月13日). 2024年6月13日閲覧。
  28. ^ Watch Babymetal embrace their silly side, do karaoke and team with glitter ball-wearing Electric Callboy in the completely crazy video for Ratatata” (英語). メタル・ハマー. 株式会社フューチャー (2024年5月24日). 2026年1月25日閲覧。
  29. ^ BABYMETALとElectric Callboyのコラボにアリーナ熱狂!「RATATATA」ライブ初披露時の映像公開(動画あり)”. 音楽ナタリー. 2024年6月8日閲覧。
  30. ^ BABYMETAL、主催フェス〈FOX_FEST〉にてELECTRIC CALLBOY&POLYPHIAと共演”. CDJournalニュース. 株式会社音楽出版社 (2024年5月27日). 2024年6月8日閲覧。
  31. ^ “Babymetal and Electric Callboy team up with WWE for Bash In Berlin with Ratatata” (英語). MetalHammer U. (2024年8月19日). https://www.loudersound.com/news/babymetal-electric-callboy-ratatata-wwe-berlin 2024年8月20日閲覧。 
  32. ^ “Spiritbox, Babymetal, Gojira, Architects and more announced for the most metal WWE videogame soundtrack in years”. MetalHammer (英語). 2025年2月21日. 2025年2月22日閲覧.

外部リンク




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