Klezmerとは? わかりやすく解説

クレズマー【klezmer】

読み方:くれずまー

ユダヤ系伝統音楽曲調使用する楽器はさまざまだが、クラリネットバイオリン中心とした少人数編成演奏されることが多い。クレッツマー


クレッツマー【klezmer】

読み方:くれっつまー

クレズマー


クレズマー

(Klezmer から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/19 16:19 UTC 版)

クレズマー
Klezmer
現地名 קלעזמער
様式的起源
文化的起源 東ヨーロッパにおけるアシュケナージ系ユダヤ人の儀式、特に結婚式
使用楽器 標準的なオーケストラ楽器、アコーディオンツィンバロム
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クレズマー(כליזמר、Klezmer)は、東欧ユダヤ(イディッシュ)、アシュケナジム民謡をルーツに持つ音楽ジャンルのひとつ。有名な曲に「ドナドナ」や映画『シンドラーのリスト』(スティーヴン・スピルバーグ監督)の音楽などがある。

概要

語源

東欧ユダヤ人固有の言語イディッシュ語で「クレツメル」、英語「クレズマー」、最近はクレズマーと呼ぶ人が増えてきているもののクレッツマーと呼ぶ人も少なくない。語源ヘブライ語の「容器」(クリ)と「歌」(ゼメル)の合成語で、「楽器」が元の意味。音楽と、それを演奏する楽師の両方を指す言葉だが、当初は軽蔑的な意味を含んでいた。

起源と継承

起源は、中世ヨーロッパ、ルネッサンス期にまでさかのぼると言われる。ユダヤ教の結婚式で演奏される宗教的な器楽で、シナゴーグなど聖域で演奏された。旋律や音階は、ハザン(先唱者)の朗誦する祈祷歌に由来する。旋律は祭事で朗誦されるようなユダヤ教起源のものから、離散地の他の音楽文化から影響を受けたものまで様々である。クレズマーが発展したきっかけは、18世紀半ばに東欧で発祥したユダヤ教「ハシディズム(敬虔派)」において、特に歌い踊ることにより、神との合一(ドゥヴェクート)に至る手段として、音楽が重視されたことによる。東欧離散地のシュテットル(ユダヤ共同体)の結婚式において発展した。クレズマーは宗教儀式の結婚式のための神聖な音楽であり、楽しみのための世俗の音楽とははっきり区別される。19世紀から20世紀の世紀転換期にポグロム(反ユダヤ的暴動)が頻発したことで、多くの東欧ユダヤ人が米大陸へと移住するが、それに伴い、クレズマー音楽も新大陸へと活動の場を移した。東欧各地のクレズマー音楽は、ナチスによるホロコーストにより壊滅した。新大陸へと継承されたクレズマー音楽は、米国の音楽文化や商業主義の影響を受けつつ激変する。1970年代にはかつての伝統は影を潜め、世俗化・大衆化が進んで廃れたが、1970年代末にWalter Zev FeldmanやAndy Statdmanにより復興運動が興る。1980年代を通じて移民二世によるリバイバルが推進された。伝統的奏法の研究やワークショップによる普及活動が実を結び、1990年代には復活を遂げる。リバイバル初期のグループに、Frank LondonのKlezmatics、Alan Bern, Michael AlpertらのBrave Old Worldなどがある。


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脚注

注釈

出典

関連項目

外部リンク



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