BLEACH Rebirth of Souls
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/03 10:41 UTC 版)
| ジャンル | 対戦アクションゲーム[1] |
|---|---|
| 対応機種 | PlayStation 5 PlayStation 4 Xbox Series X/S Steam[1] |
| 開発元 | タムソフト |
| 発売元 | バンダイナムコエンターテインメント |
| 音楽 | 石元丈晴 |
『BLEACH Rebirth of Souls』(ブリーチ リバース オブ ソウルズ)は、タムソフトが開発しバンダイナムコエンターテインメントより2025年3月21日に発売されたゲームソフト。対応プラットフォームはPlayStation 5・PlayStation 4・Xbox Series X/S・Steam。公式略称は「リバソル」。
本作は久保帯人による漫画『BLEACH』を題材とした対戦アクションゲームであり、パワーアップで極限の状況をひっくり返す「逆転」バトルをコンセプトにしている[2]。
システム
本作においては複数のモードが収録されている。
うちストーリーモードは、原作の死神代行篇から破面篇までの物語を題材としているメインストーリーのほかに、物語の裏側で起きていた出来事などを各キャラクターの視点で描いた「シークレットストーリー」で構成されている[3]。また、戦闘中に特定の条件を満たすことで、原作の名シーンをCGで再現したシーン「リアルモーメント」が解放される。
これ以外にもCPUと連戦するミッションモードなどが収録されている[4]。また、対戦モードはオフラインとオンラインの両方に対応している[4]。
戦闘システム
本作では、キャラクターの体力に相当する「霊子」に加え、残機に相当する「魂魄」が設けられており、相手の「魂魄」を完全に破壊すれば勝利となる[5]。魂魄は「霊子」が尽きると破壊されるほか、魂魄を破壊する技「毀魂技」でも破壊可能である[5]。ただし、「霊子」が尽きると自動的に「毀魂技」が発動する仕組みとなっている[5]。
キャラクターの基本的なアクションは「攻撃」「崩し手」「ガード」の3種類である[6]。このほかにも特殊アクションとして前述の「毀魂技」に加え、「己有技」や「霊圧技」、そして発動タイミングによって効果が変動する「リバースアクション」がある[6]。また、戦意を一定の量まで溜めると「覚醒」できるようになり、「覚醒」するとキャラクターや技の性能が変化する[6]。
プレイアブルキャラクター
本作で操作可能なキャラクター。これらの他に、操作はできないがSTORYモード限定で敵として登場するキャラクターも存在する。
- 黒崎一護
- 巨大な斬魄刀「斬月」で戦う。覚醒で卍解することで攻撃力を犠牲にスピードを向上させ、スタイリッシュに立ち回ることを可能にする。
- 黒崎一護[卍解]
- 卍解状態の斬魄刀「斬月」で戦う。覚醒で虚化し、全体的な性能が上昇する。また、条件を満たした上で魂魄が無くなると再覚醒して完全虚化の状態で復活する。完全虚化の状態では、近距離における攻撃力が大きく上昇し、虚閃による強力な遠距離攻撃が可能。
- 黒崎一護[最後の月牙天衝][7]
- 斬魄刀「斬月」と一つになって戦う。覚醒ができないが、前己有仕様「終幕」により毀魂技を敵にHITさせる度、性能が大きく上昇する。また、毀魂技を3回敵にHITさせたとき、強制的に戦闘に勝利する。
- 朽木ルキア
- 斬魄刀「袖白雪」を扱う。覚醒で始解し、全体的な能力が向上する。
- 石田雨竜
- 霊子を利用して弓矢で遠距離攻撃を得意とする。己有仕様「霊子収束状態」は、霊圧技「魂を切り裂くもの」成功時に発動し、全体的な攻撃が強化される。覚醒「乱装天傀」で攻撃性能と移動性能が向上し、「霊子収束状態」が常時発動した状態になる。
- 朽木白哉
- 桜の花のように散る斬魄刀「千本桜」を扱う。覚醒で卍解「千本桜景厳」を開放し、遠距離からの攻撃性能が向上する。
- 四楓院夜一
- 機動力に優れる。覚醒すると「瞬閧」を起動し、性能が向上する。
- 茶渡泰虎
- ボクシングを得意とする。覚醒すると「悪魔の左腕」を開放し、一部の性能が向上する。
- 浦原喜助
- 斬魄刀「紅姫」を扱う。覚醒で始解し、リバースゲージの蓄積速度が向上する。
- 市丸ギン
- 斬魄刀「神鎗」を扱う。覚醒で卍解し、攻撃範囲が広くなる。
- 松本乱菊
- 斬魄刀「灰猫」を扱う。覚醒で始解し、一部の行動が変化する。
- 日番谷冬獅郎
- 氷雪系の斬魄刀「氷輪丸」を扱う。攻撃を当て続けてゲージを溜めると天相従臨状態となり、一部の技が大幅に強化される己有仕様「天相従臨ゲージ」を有する。覚醒で卍解し、天相従臨ゲージの増加量が上昇する。
- 更木剣八
- 斬魄刀を扱う。覚醒で眼帯を外し、攻撃力が上昇する。
- ウルキオラ・シファー
- 斬魄刀を扱う。自身の霊子を犠牲に長射程攻撃である虚閃を放つことができる。霊圧技「超速再生」で少しずつ霊子を回復できる。覚醒で刀剣解放し、性能が向上する。また、再覚醒で刀剣解放第二階層の状態になることで更に性能が向上する。
- 東仙要
- 斬魄刀「清虫」を扱う。覚醒で卍解する。
- 砕蜂
- 機動力が高い。覚醒で「未完成瞬閧」を発動する。
- 阿散井恋次
- 斬魄刀「蛇尾丸」を扱う。覚醒で卍解する。
- 吉良イヅル
- 斬魄刀「侘助」を扱う。覚醒で始解する。
- ネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンク
- 斬魄刀を扱う。覚醒で刀剣解放し、性能が向上する。
- グリムジョー・ジャガージャック
- 斬魄刀を扱う。覚醒で刀剣解放する。
- 涅マユリ
- 斬魄刀は「疋殺地蔵」。斬魄刀以外にも毒や武器を扱い、トリッキーに戦う。覚醒で卍解する。
- 藍染惣右介
- 斬魄刀「鏡花水月」を扱う。霊圧技「破道の九十 『黒棺』」は攻撃力が高い。
- 山本元柳斎重國
- 技の攻撃力が高い。斬魄刀「流刃若火」を扱う。覚醒で始解する。
- 平子真子
- 斬魄刀「逆撫」を扱う。覚醒で虚化する。
- ザエルアポロ・グランツ
- 斬魄刀を扱う。覚醒で刀剣解放を行う。
- 京楽春水
- 二刀一対の斬魄刀「花天狂骨」を扱う。覚醒で始解する。
- 狛村左陣
- 斬魄刀「天譴」を扱う。覚醒で卍解する。
- 檜佐木修兵
- 斬魄刀「風死」を扱う。覚醒で始解する。
- 斑目一角
- 斬魄刀「鬼灯丸」を扱う。覚醒で卍解する。
- ノイトラ・ジルガ
- 斬魄刀を扱う。覚醒で刀剣解放を行う。
- ティア・ハリベル
- 斬魄刀を扱う。覚醒で刀剣解放を行う。
- コヨーテ・スターク
- 斬魄刀を扱う。覚醒で刀剣解放を行う。
- 志波海燕
- 斬魄刀「捩花」を扱う。覚醒で始解する。
- 黒崎一護[千年血戦篇][8]
- 斬魄刀として二刀の「斬月」を扱う。 霊圧技「生まれ変わった力」は攻撃力が非常に高い。覚醒すると虚化し、一部の攻撃のHIT数が増え、一部の技の硬直が減少する。
- 卯ノ花烈[8]
- 斬魄刀「肉雫接」を扱う。回復技を持つ。覚醒で卍解することにより、攻撃に特化し、霊子回復能力が向上する。SPIRIT DRIVE前の毀魂技は魂魄の破壊数は全キャラクターの中で最も少ないが、SPIRIT DRIVE状態になると毀魂技の魂魄の破壊数が全キャラクターの中で最高となる。また、卍解の状態のみ使用できる霊圧技「戦いこそすべて」は攻撃に特化した卍解状態の技の中でも霊子破壊量が最高である。
開発
以前から、バンダイナムコエンターテインメントには家庭用ゲーム機向けの『BLEACH』のゲームの要望が多数寄せられていた[2]。加えて、2022年10月からのアニメ『千年血戦篇』の放送や、2024年のアニメ放送20周年など様々なことがあり、本作の開発へと至った[2]。プロデューサーには『ONE PIECE 海賊無双4』や『ONE PIECE ODYSSEY』に携わった都築克明が起用された[2]。
最初から『BLEACH』のアクションゲーム化は考えられていたものの、単なる対戦アクションではない、さらにもう一工夫したいと都築は考えており、本作ならではの『BLEACH』らしさをコンセプトに据えることにした[2]。開発チームは漫画のバトルシーンやファンに人気のある「名シーン」を研究し、「キャラクターの個性」、「個性を体現するための斬魄刀」、「卍解をはじめとする変身」、「大きなコマで描かれる躍動的な逆転劇」をコンセプトに据えた[2]。元々都築は原作のファンであり、原作を見直して作品の深みを理解しつつも、作品の持つ空気感や読後感をゲームとしてしっかり表現しなくてはならないと感じたとライター・村田征二朗とのインタビューの中で明かしている[2]。作品の研究はデザイン面にも落とし込まれており、たとえばメインメニューにおいてはキャラクターの顔をあえて見せないデザインとなった[2]。
操作体系に際してはアクションゲームの初心者でも楽しめるように配慮がなされた「スタンダード操作」と、そのような要素がない「プロフェッショナル操作」が用意された[2]。
バトルシステムの構築
バトルシステムの構築に際し、逆転の楽しさの部分は試行錯誤が重ねられた。とりわけ同作は刀を武器とする者が多く、間合いに焦点があてられた[2]。間合いの駆け引きにはキャラクターのスピードに大きく影響するため、そのあたりのバランス調整に苦労したと都築は述懐している[2]。
また、キャラクターの個性が強い分、グラフィックやエフェクトの再現も障壁となった。実際本作には一護やグリムジョーなど変身によって戦い方が大きく変わる者に加え、固有ゲージを要する者も多い[2]。また、キャラクター独自の動きもあり、この部分はアクションゲームとしてのやりこみ要素としても位置付けられている[2]。
シナリオ・ワーディング
都築は村田とのインタビューの中で、ワーディングにも苦労したと述懐している[2]。
ストーリーやキャラクターのセリフは開発チーム内で調整を重ねるかたちで作りこんだのち、テレビアニメ版の製作委員会の担当者の協力を得、さらなる調整を重ねた[2]。本作の開発当時は『千年血戦篇』の1クール目と2クール目を制作中であり、製作委員会側から制作現場のノウハウも得たと都築は語っており、それがなかったら完成までにもう1年かかっていただろうと述べている[2]。
『千年血戦篇』につながる物語を丁寧に楽しめるようにしたいという考えから、メインとなるストーリーモードは「死神代行篇」から「破面(アランカル)篇」までが収録された[2]。一方、ゲームオリジナルで描かれるストーリーは既存のストーリーの部分を横に広げるという方針が立てられた[2]。
評価
電撃オンラインは「ジャンプフェスタ2025」でプレイアブル出展されたバージョンについて、原作の再現度の高さを評価している[3]。
日本国外においては戦闘システムが評価された一方、ゲームモードについては意見が分かれた[9]。
脚注
- ^ a b “BLEACH Rebirth of Souls SPEC”. 2025年8月15日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 都築克明 (21 March 2025). “「BLEACH Rebirth of Souls」が描く“逆転”と“再生”とは?――卍解とともによみがえる熱狂”. ファンファーレ (Interview). Interviewed by 村田征二朗. 2026年1月2日閲覧.
- ^ a b “『BLEACH Rebirth of Souls』先行レビュー:原作再現度の高い対戦アクションで、一護の“虚化”やウルキオラの“刀剣解放第二階層”など原作ファン歓喜の戦いが味わえる【BLEACH(ブリーチ)】”. 電撃オンライン (2024年12月21日). 2025年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年1月2日閲覧。
- ^ a b “『BLEACH Rebirth of Souls』ゲームシステムや収録モードを紹介した映像公開。“千年血戦篇”キャラも参戦決定”. 電撃オンライン (2025年1月17日). 2026年1月3日閲覧。
- ^ a b c “逆転アリな魂魄の“破壊し合い”が手に汗握る『BLEACH Rebirth of Souls』先行プレイレポー原作再現の剣戟対戦アクションは、行動の先読みがアツい”. インサイド (2024年12月21日). 2026年1月3日閲覧。
- ^ a b c “「BLEACH Rebirth of Souls」,バトルの基本的な流れを紹介する動画を公開。黒崎一護をはじめ,3人のプレイアブルキャラに関する情報も”. 4Gamer.net. Aetas (2024年7月30日). 2026年1月3日閲覧。
- ^ STORYモードクリア後に使用可能となる
- ^ a b 有料DLC追加キャラクター
- ^ “「ゲームプレイと演出を両立しているが、“卍解”には至らない」海外レビューひとまとめ『BLEACH Rebirth of Souls』”. Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト (2025年3月27日). 2026年1月2日閲覧。
外部リンク
- BLEACH_Rebirth_of_Soulsのページへのリンク