1943 - 1945年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/11 22:57 UTC 版)
「ファラガット (DD-348)」の記事における「1943 - 1945年」の解説
4月16日、ファラガットはアダック島に向かう。5月11日までアラスカ水域を行動したが、その2日後の5月13日、伊31からの魚雷が戦艦ペンシルベニア (USS Pennsylvania, BB-38) に向けて発射される。ペンシルベニアを護衛していた米駆逐艦フェルプス(英語版)(USS Phelps, DD-360)が潜航中の潜水艦をソナー探知して爆雷2発を投下するも、伊31を撃沈できなかったばかりか伊31の反応も消えてしまった。上空を警戒していたPBY カタリナが伊31が潜航していると思しき位置に発煙筒を投下して目印とし、離れた場所にいたファラガットとエドワーズ(英語版) (USS Edwards, DD-619) を呼び寄せて伊31の討ち取りに差し向けた。やがてファラガットとエドワーズは爆雷攻撃を行い、その後浮上してきた伊31へ向けエドワーズが砲撃を行って伊31を撃沈した。6月も引き続き対潜哨戒任務に就いたあと、7月5日からはキスカ島の包囲に参加。8月15日のコテージ作戦開始までの間に艦砲射撃を繰り返し、9月4日までキスカ島への部隊上陸を支援ののち、輸送船団を護衛してサンフランシスコに向かい、そのままオーバーホールに入った。 オーバーホール後、ファラガットは10月19日のサンディエゴを出港し、ハワイ水域での訓練ののちエスピリトゥサント島に進出。ガルヴァニック作戦のうちタラワの戦いに12月8日まで参加し、作戦終了後はサンディエゴでの修理と西海岸水域での訓練を経て1944年1月13日にマーシャル諸島に向けてサンディエゴを出港した。マーシャル方面ではクェゼリンの戦いとエニウェトクの戦いの支援のほか、第58任務部隊(マーク・ミッチャー中将)に随伴してウォレアイ環礁とワクデ島への攻撃の支援も行う。4月に入るとホーランジアの戦いの支援で出動した第58任務部隊に再び随伴して、支援任務が終了したあとはマジュロに下がって訓練任務に就いた。6月からの一連のマリアナ・パラオ諸島の戦いでも、サイパンの戦いでは6月11日からサイパン島に対する艦砲射撃に従事し、6月19日から20日にかけてのマリアナ沖海戦ではピケット艦任務にあたった。6月28日から7月14日までの間はエニウェトク環礁で補給を行い、7月17日から18日にかけてはグアムに近接して水中爆破班の支援を行う。7月21日からのグアムの戦いでは火力支援任務に就き、7月25日にロタ島への艦砲射撃を行ったあと5日後に戦場から離れ、ピュージェット・サウンド海軍造船所でオーバーホールに入った。 ピュージェット・サウンド海軍造船所でのオーバーホールを終えたファラガットは11月21日にウルシー環礁に到着し、第38任務部隊(ジョン・S・マケイン・シニア中将)に合流。補給支援担当の第30.8任務群に加わり、第38.2任務群(ジェラルド・F・ボーガン(英語版)少将)と第38.3任務群(フレデリック・C・シャーマン少将)の後方支援任務に就く。もっとも、12月中旬の活動には加わっておらず、このためファラガットはコブラ台風の災厄からは逃れた。12月末からは台湾攻撃のマイクI作戦と南シナ海でのグラティテュード作戦に引き続いて第30.8任務群所属として参加し、ルソン島の戦いを横腹から支援する第38任務部隊のために奔走した。ウルシー環礁に帰投した第38任務部隊は、第3艦隊(ウィリアム・ハルゼー大将)から第5艦隊(レイモンド・スプルーアンス大将)への引き継ぎに伴いマケイン中将からミッチャー中将に指揮権が移って第58任務部隊と改称するが、ファラガットは引き続き第30.8任務群改め第50.8任務群にとどまる。第50.8任務群所属としては硫黄島の戦いと沖縄戦に従事。1945年5月10日まで第50.8任務群に付属ののち、5月11日から8月6日まではウルシーと沖縄本島間の船団護衛任務に従事。その間、5月の最後の2週間の間には、沖縄近海でのレーダーピケット艦任務にも就いた。 戦争終結後、ファラガットは沖縄水域を離れて8月21日にサイパン島に到着し、9月25日にブルックリン海軍工廠に凱旋した。ファラガット級駆逐艦の生き残りは大西洋艦隊への転属ののち、コブラ台風でのハル (USS Hull, DD-350) とモナハン (USS Monaghan, DD-354) の沈没の悲劇に対する教訓と復原性の著しい低下により、早期の退役が促されることとなった。ファラガットは1945年10月23日に退役して1947年1月28日に除籍の上、1947年8月14日にフィラデルフィアのノーザン・メタル社にスクラップとして売却された。 ファラガットは第二次世界大戦の功績で14個の従軍星章を受章した。
※この「1943 - 1945年」の解説は、「ファラガット (DD-348)」の解説の一部です。
「1943 - 1945年」を含む「ファラガット (DD-348)」の記事については、「ファラガット (DD-348)」の概要を参照ください。
- 1943 - 1945年のページへのリンク