高橋道八とは? わかりやすく解説

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たかはし‐どうはち〔‐ダウハチ〕【高橋道八】

読み方:たかはしどうはち

江戸後期に始まる清水焼陶工代々の名。→仁阿弥道八(にんなみどうはち)


高橋道八(二代)


高橋道八(三代)


高橋道八

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/22 04:20 UTC 版)

仁阿弥高橋道八(初代)宅の碑、京都市東山区五条通東大路西入南側

高橋 道八(たかはし どうはち)は、京焼清水焼)の窯元の一つで、陶芸家の名跡。江戸時代後期より作陶に携わり、特に茶道具煎茶器の名品を輩出し続けてきた。

歴代

  • 初代 道八(元文5年(1740年)- 文化元年4月26日1804年6月4日))
    伊勢亀山藩出身。字「周平」名「光重」。号は「松風亭空中」とも称する。次男のため士分を離れ、に出て陶器職人となる。後独立し粟田口に開窯。活躍期は煎茶隆盛期でもあり、数多くの煎茶器の名品を制作した。自らも池大雅上田秋成売茶翁らの文人と交際。南画を趣味とする。
  • 二代 道八(天明3年(1783年) - 安政2年5月26日1855年7月9日))
    初代の次男。「仁阿弥道八」の名で著名である。
  • 三代 道八(文化8年(1811年) - 明治12年(1879年8月2日
    二代の長男。幼名「道三」、名「光英(みちふさ)」。号「華中亭」「道翁」。嘉永3年(1850年)、高松藩に招かれ「讃岐窯」を開窯した。明治2年(1869年)、佐賀藩の招聘により伊万里焼技術指導。仁和寺宮より法橋に任じられる。青花白磁の製作にも成功。晩年は祖父の桃山窯に引退。技法としては青磁、雲鶴模様、三島手刷毛目を得意とし、煎茶器の名品を多数製作した。
  • 四代 道八(弘化2年(1845年)5月 - 明治30年(1897年7月26日
    三代の息子。名「光頼」号「華中亭」。明治7年(1874年)襲名。京都府勧業場の御用係として活躍。青花磁・彫刻・白磁を得意とする。
  • 五代 道八(明治2年(1869年)- 大正4年(1914年))
    本名「小川勇之助」。滋賀県甲賀郡出身。四代死去時に子息幼少のため、一時的に名跡を嗣ぐ。
  • 六代 道八(明治14年(1881年)- 昭和16年(1941年))
    四代次男。本名「英光」、号「華中亭」。先代、及び四代の陶法をつぎ、染付煎茶器に名品がある。
  • 七代 道八(明治43年(1910年11月21日 - 昭和58年(1983年))
    本名「光一」。1941年、七代高橋道八を襲名する。
  • 八代 道八(昭和13年(1938年12月6日 - 平成23年(2011年9月16日
    七代長男。京都市立日吉ヶ丘高等学校美術科卒業、京都府訓練校にて轆轤成形、京都市工業試験場にて釉薬を学ぶ。父・七代道八に師事。京都市出身。昭和59年(1984年)、八代 高橋道八を襲名。2011年9月16日肝臓ガンのため、京都市内の病院にて逝去。73歳。
  • 九代 道八(昭和48年(1973年12月 - )
    八代次女。京都文教短期大学服飾意匠学科デザイン専攻卒。京都府立陶工高等技術専門校成形科、研究科卒。京都工業試験場本科卒。
    平成元年(1989年)、父・八代道八に師事。平成24年(2012年)、九代 高橋道八を襲名。

参考文献

  • 京都伝統陶芸家協会記念誌委員会(編)『京都伝統陶芸家協会 創立50周年記念誌』京都伝統陶芸家協会、2012年1月。
  • 京焼 : 技と美の継承展-京文化の未来を開く : 京都伝統陶芸家協会創立55周年記念,井上英明, 馬場まどか 編,佐川美術館,2013.3

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