びょう〔ビヤウ〕【×鋲】
鋲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/19 03:02 UTC 版)
鋲(びょう)とは、金属製の留め具の一種。スタッドともいう。例外的に金属製でないものもある。なお、「鋲」という文字は日本で形声によって生み出された国字である[1]。日本列島において鋲留め技法の伝来は古く、発見されている最初期のものとして古墳時代の帯金式甲冑(板甲・短甲とも)にすでに見られる[2]。
種類
- 画鋲
- 円板状あるいはつまみ状の頭部材料の片面に先端が尖った針が植えられた製品で、主にポスターなどの紙あるいは薄いシート状の板を掲示板などに固定するための留め具[3]。
- リベット
- 複数枚の鋼材を接合するための留め具[4]。
- 割鋲
- 先端が左右に開くようになっており、文書を仮綴じするための留め具[5]。割ピンあるいは割りピンともいう。
- 螺旋鋲
- ねじと同じ。
- 鳩目鋲(はとめびょう)
- 中央に穴が開いた筒状の足を持った鋲で、鳩目パンチ(ハトメパンチ)で穴あけとカシメを行うことで紙や薄いシートを綴り込み固定する留め具[6][7]。複数の物品を接合する目的ではなく、何かを通す穴の補強の目的の場合は、鳩目鋲ではなくハトメと呼んで区別する場合がある。詳細はグロメットを参照。
- 底鋲
- バッグの底部に取り付けられる鋲。バッグを地面などに置いた際に直接地面などに触れることで汚れないようにするためのもの[8] 。また、登山靴やスポーツ靴のスパイク(スタッド)のことを底鋲と呼ぶこともある[9]。
- 道路鋲
- 道路のセンターライン・中央分離帯・カーブ・横断歩道・踏切などの路面に設置される道路点滅鋲や道路縁石鋲などの突起物で[10]、視認性を高めたり乗り越えを未然に防いだりするために設置されるもの。反射板を持つものはキャッツアイ、大型で細長いものはチャッターバーのほか、自発光式のものもある[11][12]。
- 太鼓鋲(たいこびょう)[13]
- 頭部が半球状の鋲。留め具より装飾具として多く用いられる。鐶甲鋲(かんこうびょう)とも称される。
ギャラリー
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画鋲
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リベット
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ハトメパンチ(中央)ハトメ処理した書類(上)ハトメ金具(右下)
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トンネル内に設置された道路鋲
脚注
- ^ 沖森卓也ほか『図解 日本の文字』三省堂、2011年、52頁
- ^ 岩田勇吉『ねじの常識』改訂第3版、ねじの世界社、1971年、26-27頁。
- ^ 木村 源知「戦時期における金属代用品の多様性と変遷―画鋲に着目した事例研究―」『生活学論叢』第28巻、2015年、1-15頁、doi:10.24528/lifology.28.0_1。
- ^ “M3 ねじ、くぎ、開閉金物、係止具等”. 特許庁. 2026年1月18日閲覧。 “頭部を有し、本体胴部はねじ部のない円筒状・丸棒状等の可塑 性材から成るもので、予め穴をあけた部材を重ねてその穴に通して (頭部と逆の)端部を(塑性)変形させて、部材をかしめ接合させるも のを分類する。”
- ^ 石井研堂『明治事物起原』増訂版、春陽堂、1926年、768頁。
- ^ 谷川正己『建築の発想 : 日本と西欧』朝日新聞社、1985年12月、66頁。
- ^ 日本事務能率協会 編『ビジネスマシンダイジェスト』1967年版、日本事務能率協会、1967年、439頁。
- ^ 八尾緑『皮革工芸』(伝統美術手工芸シリーズ ; 20)、マコー社、1976年、180頁。
- ^ 東次右衛門『近代スポーツの施設と用具』旺文社、1950年、262頁。
- ^ “道路舗装に関する設計基準”. 国土交通省. 2026年1月19日閲覧。
- ^ 吉田恒道 (2024年9月9日). “道路中央に埋められた突起の正体とは?設置の目的を解説”. CARPRIME. 2026年1月19日閲覧。
- ^ “静岡市における ゾーン30プラスの取り組み”. 国土交通省. p. 42 (2023年10月26日). 2026年1月19日閲覧。
- ^ 「太鼓鋲」『精選版 日本国語大辞典、デジタル大辞泉』。コトバンクより2023年12月15日閲覧。
関連項目
鋲(びょう)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 07:13 UTC 版)
中子/茎(なかご)を柄に固定するために打ち込まれる留め具。英語名は "rivet"。外来語では「リベット」。
※この「鋲(びょう)」の解説は、「包丁」の解説の一部です。
「鋲(びょう)」を含む「包丁」の記事については、「包丁」の概要を参照ください。
鋲
「鋲」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女はポスターを壁に4つの画鋲で留めた。
- 私の靴に画鋲が刺さっている。
- 鋲(びよう)の先.
- 敷物などを鋲で止める
- 靴の底に鋲を打つ
- 鋲を打った靴
- 綴鋲で鉄板を綴じる
- 敷物は鋲で止まっている
- 飾り鋲、あるいは釘の頭のドット線のある、で飾られた
- 画鋲で固定する
- その先生は、通知を掲示板に画鋲で留めた
- 彼は数編の詩をまとめて鋲で留めた
- 靴鋲をちりばめられる重いブーツをはくことによって特徴付けられる
- 頭の大きな鋲くぎを提供する
- 点や鋲などを点在させる、またはまき散らす
- それらの体重を平行した根太、鋲または垂木へ移すために根太、鋲または垂木の端を横切っていて、支えている骨組みの部材
- 中心部分に鋲を打ち込むための携帯型機械
- 鋲を打ちこむのに使われる軽いハンマー
- 錫めっきしたの鉄の鋲または小さな釘
- 鋲を留めて打ちつける職人
鋲と同じ種類の言葉
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