銭起
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/05 10:18 UTC 版)
銭 起(せん き、開元10年(722年)[1][2] - 建中元年(780年)頃[3][4])は、中国・唐の詩人。字は仲文。湖州烏程県の出身。
略歴
天宝10載(751年)の進士で、校書郎・考功郎中を歴任、大暦年間には太清宮使・翰林学士に至った。
大暦十才子の一人に数えられ、郎士元とともに「銭郎」と併称される。
現在『銭考功集』十巻が残っている。
詩人としての彼
代表的作品に、『逢侠者(侠者に逢う)』(五言絶句)、『江行無題』(五言絶句)がある。
| 逢侠者 | |
| 燕趙悲歌士 | 燕趙(えんちょう) 悲歌(ひか)の士 |
| 相逢劇孟家 | 相逢う 劇孟(げきもう)の家 |
| 寸心言不尽 | 寸心(すんしん) 言い尽くさざるに |
| 前路日将斜 | 前路 日 将(まさ)に斜めならんとす |
| 江行無題 | |
| 咫尺愁風雨 | 咫尺(しせき) 風雨を愁う |
| 匡廬不可登 | 匡廬(きょうろ) 登る可(べ)からず |
| 祇疑雲霧窟 | 祇(た)だ疑う 雲霧の窟(いわや) |
| 猶有六朝僧 | 猶お六朝(りくちょう)の僧有らんかと |
出典
- ^ 荒井 健『「銭起」の意味・わかりやすい解説』改訂新版 世界大百科事典、コトバンク。2025年11月10日閲覧。
- ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『「銭起」の意味・わかりやすい解説』コトバンク。2025年11月10日閲覧。
- ^ 精選版 日本国語大辞典『「銭起」の意味・読み・例文・類語』コトバンク。2025年11月10日閲覧。
- ^ 没年は782年とされることもある。
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