配偶体とは? わかりやすく解説

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はいぐう‐たい【配偶体】

読み方:はいぐうたい

配偶子をつくり、有性生殖を行う世代生物体。シダ植物前葉体など。→胞子体


配偶体

英訳・(英)同義/類義語:gametophyte

生物有性生殖で、配偶子作る個体
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個体の器官や組織など:  遠心神経  遠視眼  遠隔受容器  配偶体  配偶子のう  重層へん平上皮  鎖骨

配偶体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/26 10:14 UTC 版)

配偶体(はいぐうたい、: gametophyte)とは、世代交代を行う植物藻類、或いは菌類などで、相同染色体を1組のみ持つ世代もしくは多細胞体のことを指す。対義語は胞子体

生活環における位置づけ

配偶体は細胞分裂により雌性または雄性(あるいは両方)の配偶子を作る。雌雄両性の配偶子が融合すると複相(二倍体)の接合子ができ、これが細胞分裂を繰り返して多細胞の胞子体を形成する。成熟した胞子体は減数分裂により胞子を形成し、この半数体の胞子が細胞分裂を繰り返して配偶体を形成する。

また、配偶子を形成することから、これが有性生殖であるとし、この世代を有性世代と呼ぶこともある。

具体例

コケ植物では、配偶体が普通に見られる植物体(栄養体)である。初期の配偶体は原糸体(げんしたい)といい、それが発達して茎葉体または葉状体の形をとる。その上の造卵器と造精器で卵子精子が形成される。受精によって胞子体が形成されるが、胞子体は配偶体に寄生して胞子を作るだけである。

シダ植物の配偶体は前葉体(ぜんようたい、prothallus、prothallium)といい、コケの配偶体よりはるかに微小であるが、葉状体に似て扁平で地面に生育するものが多い。一般に胞子体(普通見る植物体)が育つと枯れるが、一部の種では長く生き残る。前葉体は種によって雌雄同体(大部分のシダ植物)または雌雄異体(イワヒバ科や水生シダ)のものがある。雌雄異体の場合は配偶子としてそれぞれ卵子と精子の一方だけを作る。そのもとになる胞子にも区別があってそれぞれ大胞子・小胞子という。種子植物の祖先もこの雌雄異体タイプだったと考えられる。

種子植物の配偶体は顕微鏡レベルにまで退化し、栄養体である胞子体に寄生する。雌性配偶体は胚珠内の胚嚢、雄性配偶体は花粉である(またこれらから発生する器官を含めてそれぞれ大配偶体、小配偶体ともいう)。裸子植物のうち原始的な性質を保つソテツ類およびイチョウでは、小配偶体が胚珠上で成熟して精子を作り、これが卵細胞と融合する。その他の裸子植物では精子はできず精細胞に退化している。また裸子植物の胚乳も大配偶体に由来する。被子植物では花粉は胚珠に到達せず雌蕊の柱頭につき、ここで花粉管を発芽して精核を胚珠まで送り込む(被子植物の胚乳は裸子植物と違い、精核1個と極核2個が融合してできる3倍体である)。

多細胞藻類(緑藻褐藻紅藻)では、胞子体と配偶体が同形のものもあるが、多くは配偶体の方が小さい。

関連項目


配偶体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 03:33 UTC 版)

ヒカゲノカズラ科」の記事における「配偶体」の解説

胞子がすぐに発芽する種も数年後になる種もある。ヒカゲノカズラ類の配偶体は地中生で葉緑体持たず菌糸含み塊状地中生じる配偶体を持つものと、地表生で葉緑体を持つ前葉体となるものもある。地中性の配偶体は寿命長く辺縁部の環状分裂組織により大きくなる。古い配偶体は長さや幅が2 cmにもなることがある地中性のものでは生殖器官集合してはっきりとしたまとまりをつくるものが多いのに対し、配偶体が一年生緑色の種では造卵器造精器一般に直立した部位基部混合して生じる。 ミズスギヤチスギランの配偶体では、一般に地面表面に見つかり、卵形から軸状で、背腹性があり、緑色の短い地上をもつ。配偶体全体でも3 mm程度である。無色基部には仮根生じる。大部分の種に内生菌類が共生し発生初期に配偶体に侵入し配偶体の特定部分占める。一般に生殖器官地上部への突出部の基部生じる。胞子発芽から生殖器官出現まで時間は8ヶ月から1年の間と幅があるとされる第二の型では、胞子発芽して6-8細胞となってから、配偶体が1年以上休止期間に入る。配偶体の適切な成長不可欠な物質菌類より供給されているためそれ以降分化菌類侵入依存しており、もし感染起きない成長止まる。更に成熟した生殖器官存在する段階分化するには10年以上を要する発生地表付近または腐植層で起こる。ヒカゲノカズラなどでは配偶体は円盤状で、縁は片巻き状でクルミ実の中身似ている表現される別の種では配偶体は円柱状で分枝し小さなニンジン似ているとされるすべての地中性配偶体は無色または黄色から茶色地表付近に露出した部分にのみクロロフィルができる。培養瓶内で暗黒下で半年以上静置発芽させた Diphasiastrum digitatum の配偶体は内生菌類を欠くが、自然状態のものと似た形態をしている。この配偶体は先細り基部をもつニンジン状の形で帽子のような部分の下に狭い首がある。内生菌類は存在しない自然状態では内生菌類に占められている部位には、放射方向細長い細胞の層が存在する胞子発芽不可欠な暗期のあとに光が当たると、配偶体は形はもとのまま緑色になる。

※この「配偶体」の解説は、「ヒカゲノカズラ科」の解説の一部です。
「配偶体」を含む「ヒカゲノカズラ科」の記事については、「ヒカゲノカズラ科」の概要を参照ください。

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