蘭州とは? わかりやすく解説

らんしゅう〔ランシウ〕【蘭州】

読み方:らんしゅう

中国甘粛省省都黄河上流南岸位置し古くから西域への交通の要衝商業のほか化学毛織物などの工業が盛ん。白蘭瓜(はくらんか)とよぶウリ特産人口行政区2092000)。ランチョウ


蘭州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/27 20:36 UTC 版)

中国地名の変遷
建置 581年
使用状況 蘭州市
前漢 金城郡
金城郡
後漢 隴西郡
金城郡
三国 金城郡
西晋 金城郡
東晋十六国 金城郡
南北朝 金城郡・武始郡
蘭州
金城郡
蘭州
金城郡
蘭州
五代 蘭州
北宋/ 蘭州
南宋/ 蘭州
蘭州
蘭県
蘭州
蘭州
蘭州府
中華民国 蘭山道
現代 蘭州市

蘭州(らんしゅう、中国語:兰州、英語:Lanzhou)は、中国にかつて存在した。現在の甘粛省蘭州市一帯に設置された。

漢代

蘭州地区に初めて行政区画が設置されたのは紀元前86年始元元年)に天水郡の下に設置された金城県である。紀元前81年(始元6年)には金城郡が設置され、紀元前60年神爵2年)の趙充国による西羌平定以後は金城郡の有する統治権限が強まり7県を管轄するようになった。

後漢が成立すると36年建武12年)に金城郡は隴西郡に統合されたが後漢末に再度金城県が設置された。

魏晋南北朝時代

314年建興2年)、前涼は金城郡の令居県枝陽県の2県及び新設した永登県に広武郡を設置した。

隋代

581年開皇元年)、により金城郡に蘭州が置かれた。隋初には、蘭州は2郡4県を管轄した。583年(開皇3年)、隋が郡制を廃すると、蘭州の属郡は廃止された。607年大業3年)に州が廃止されて郡が置かれると、蘭州は金城郡と改称され、下部に2県を管轄した[1]。隋代の行政区分に関しては下表を参照。

隋代の行政区画変遷
区分 開皇元年 区分 大業3年
蘭州 金城郡
金城郡 武始郡 金城県
狄道県
子城県 勇田県
狄道県
楊素県

唐代

619年武徳2年)、が薛挙を平定すると、金城郡は蘭州と改められた。742年天宝元年)、蘭州は金城郡と改称された。758年乾元元年)、金城郡は蘭州の称にもどされた。蘭州は隴右道に属し、五泉広武の2県を管轄した[2]

762年宝応元年)には吐蕃により占拠される事件が発生している。848年大中2年)に張議潮により唐朝の支配権が回復されたが、既に勢力が衰退していた唐朝は西方経営を行う余裕がなく、まもなくタングート族により占拠されてしまう。

宋代

北宋のとき、蘭州は秦鳳路に属し、蘭泉県龕谷寨と東関堡・阿干堡と定遠城と金城関・京玉関を管轄した[3]

のとき、蘭州は臨洮路に属し、定遠龕谷阿干の3県と寧遠・安羌の2城と東関・質孤・西関の3堡と京玉関を管轄した[4]

元代

のとき、蘭州は陝西等処行中書省に属し、阿干県1県を管轄した[5]

明代

1369年洪武2年)、により蘭州は廃止され、蘭県と改められた。1477年成化13年)、蘭県は蘭州に昇格した。蘭州は臨洮府に属し、金県1県を管轄した[6]

清代以降

1738年乾隆3年)、により臨洮府の府治は蘭州に移転され、臨洮府は蘭州府と改称された。蘭州府は甘粛省に属し、皋蘭・金・渭源靖遠狄道州河州の2州4県を管轄した[7]

1913年中華民国により蘭州府は廃止されたが、旧蘭州府管轄県は新設された蘭山道(旧蘭州府及び鞏昌府をあわせた地域)の管轄とされた。

食べ物

  • 蘭州牛肉麺 (ラーメン)
  • 三泡台 (ハーブティー)

脚注

  1. ^ 隋書』地理志上
  2. ^ 旧唐書』地理志三
  3. ^ 宋史』地理志三
  4. ^ 金史』地理志下
  5. ^ 元史』地理志三
  6. ^ 明史』地理志三
  7. ^ 清史稿』地理志十一



蘭州と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「蘭州」の関連用語

蘭州のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



蘭州のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの蘭州 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS