じりつ‐ご【自立語】
品詞
(自立語 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/16 02:39 UTC 版)
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品詞(ひんし、英: parts of speech[1][2][3]、仏: parties du discours[1]、独: Wortklassen[1])は、名詞や動詞や助動詞、また形容詞や形容動詞、副詞、連体詞、接続詞、感動詞、助詞といった[2][3]、語を文法的(形態論的・統語論的)な基準で分類したグループのことである[1][2][3]。語類(ごるい、英: word class)とも言う[2][3][* 1]。語彙範疇(英: lexical category)という用語も、品詞と同じ意味でしばしば用いられる[* 2]。
同じ品詞に割り当てられた語は、一般に似た統語的ふるまい(文の統語構造の中で似た役割を果たす)を示し、ときには似た形態的ふるまい(似た文法範疇に対して屈折する)や、さらには似た意味的ふるまいを示す。
さまざまな言語で見られる品詞として、名詞、動詞の他に、形容詞、副詞、接置詞、代名詞、助動詞、数詞、類別詞、接続詞、冠詞、間投詞、前置詞、限定詞などいろいろある[2]。
一部の著者は語彙範疇という語を、ある特定の種類の統語範疇だけを指すために制限しており、その場合この語は代名詞のような機能語と考えられる品詞を除外する。
form class という語も用いられるが、これはさまざまに矛盾する定義を持つ[5]。
語類は開いた(open)クラスと閉じた(closed)クラスに分類される:開いたクラス(典型的には名詞・動詞・形容詞)は常に新しい成員を獲得する一方、閉じたクラス(代名詞や接続詞など)は新しい成員を獲得することが滅多にない、あるいは全くない。
ほとんどすべての言語は、名詞と動詞という語類を持つが、これら二つ以外については言語ごとに大きな差異がある。
例:
- 英語が1種類の形容詞しか持たないのに対して、日本語は3種類の形容詞クラスを持つ(形容詞、形容動詞、連体詞)。
- 中国語、韓国語、日本語、ベトナム語には、名詞類別詞(classifier)のクラスがある。
- 多くの言語では、形容詞と副詞の区別、あるいは形容詞と動詞の区別(状態動詞の問題)が存在しない。
このように、分類数やその識別特性に大きな差異があるため、品詞の分析は個々の言語ごとに行われなければならない。 それでもなお、各カテゴリーに対するラベルは普遍的基準に基づいて与えられる[6]。
分類の対象
品詞分類の対象となるのは、語、より正確には語彙素である[2]。語彙素とは、具体的な語形から抽出できる、抽象的なレベルで見た語である[7]。たとえば、英語の dog と dogs は、同じ1つの語彙素 dog の異なる2つの語形である[7]。
語ではなく、語根を形態論的・統語論的な基準で分類したもののことも品詞と言う[3]。「語類」は、このような語根の品詞に対して、語の品詞を特に指す呼称である[3]。「語彙範疇」という用語も、名詞句や節といった複数の語からなる句範疇(英: phrasal category)に対して、語を分類したグループであることを示している[8]。
分類の基準
品詞分類に用いられる文法的基準には、形態論的なものと統語論的なものがある[2][3]。前者は構造特性(英: structural properties)、後者は分布特性(英: distributional properties)とも言う[3]。
形態論的基準とは、分類対象の語の語形変化に関わる文法範疇の種類や、語の内部構造を指す[3]。たとえば、日本語・琉球語の動詞は時制(文法範疇の一つ)に応じて語形変化(活用)することによって、他の品詞から区別される[* 3]。
統語論的基準とは、対象の語が句や節の中でどのような位置に現れるかということである[3]。たとえば、日本語・琉球語の名詞は、格助詞を取って主語や目的語となることに基いて、他の品詞と区別される[3]。
語は、意味によって分類することもできるが、意味的な基準は一般に品詞分類には用いられず、形態論的・統語論的基準が優先される[2]。それゆえ「名詞は事物を、動詞は動作を、形容詞は属性を表す」と定義しすると、「美しい(形容詞)→美しさ(名詞)」「走る(動詞)→走り(動詞の連用形あるいは名詞) 」といった例をうまく説明できなくなるので、この定義はうまくゆかない[2]。
歴史
語を語彙範疇に分類することは、言語学の歴史の最初期から見られる。
インド
紀元前6〜5世紀に書かれた『ニルクタ』において、サンスクリット文法家Yāskaは語を次の4つの主なカテゴリーに分類した[9]:
- नाम nāma – 名詞(形容詞を含む)
- आख्यात ākhyāta – 動詞
- उपसर्ग upasarga – 前動詞または接辞(接頭辞)
- निपात nipāta – 不変化詞、不変化語(おそらく前置詞)
これら4つは、2つの大きなクラスにまとめられた:
屈折可能(名詞・動詞)と屈折不可能(前動詞・小詞)。
2世紀頃に書かれたとされるタミル語文法書『Tolkāppiyam』[10]は、タミル語の語を次のように分類した:பெயர் peyar(名詞)、வினை vinai(動詞)、idai(動詞と名詞の関係を修飾する品詞)、uri(名詞または動詞をさらに限定する語)[11]。
西洋の伝統
Yāskaの1〜2世紀後、ギリシアのプラトンは『クラテュロス (対話篇)』の中で 「文は、私は思うに、動詞[rhêma] と名詞 [ónoma]の結合である」 と述べた[12]。アリストテレスはさらに「接続(syndesmos) [sýndesmos]」という第3の分類を加えた(解釈には諸説あり、代名詞・前置詞・冠詞を含むとされることもある)。
紀元前2世紀末までに、分類体系は8つのカテゴリーに拡張され、ディオニュシオス・トラクスの『文法技芸』で見られる[13]:
- 「名」(ónoma、「名詞」と訳される):格により屈折し、具体的または抽象的な実体を意味する品詞。これには名詞、形容詞、固有名詞、呼称名、集合名、序数詞、数詞などのさまざまな種類が含まれる[14]。
- 動詞(rhêma):格変化をもたないが、時制・人称・数によって屈折し、行われるまたは被る活動や過程を意味する品詞。
- 分詞(metokhḗ):動詞と名詞の特徴を共有する品詞。
- 冠詞(árthron):屈折可能な品詞で、定冠詞だけでなく基本的な関係代名詞も含むとされた。
- 代名詞(antōnymíā):名詞の代わりとなり、人称によって標示される品詞。
- 前置詞(próthesis):複合語や統語構造において他の語の前に置かれる品詞。
- 副詞(epírrhēma):屈折をもたず、動詞・形容詞・節・文・他の副詞を修飾または追加する品詞。
- 接続詞(sýndesmos):談話を結びつけ、その解釈の隙間を埋める品詞。
ラテンの文法家カエサレアのプリスキアヌス(5世紀頃)は、この8分類から冠詞を除き(ラテン語には冠詞がないため)、間投詞を追加した[15]。
ラテン語における品詞の名称は、現代英語の対応する用語の由来となるもので、nomen、verbum、participium、pronomen、praepositio、adverbium、conjunctio、および interjectio であった。カテゴリー nomen には、名詞(nomen substantivum、今日英語で呼ばれる名詞に相当)、形容詞(nomen adjectivum)、および数詞(nomen numerale)が含まれていた。これは、古い英語の用語である noun substantive、noun adjective、および noun numeral に反映されている。その後[16]、形容詞はしばしば数詞と同様に独立した品詞となり、英語の語 noun は名詞のみに適用されるようになった。
用語法
英語の parts of speech という用語は、古代ギリシア語の τα μέρη του λόγου (ta mérē tou lógou) や、ラテン語という言語の partes orationis に由来する[17]。この用語は、speech「話し言葉」の part「部分」(要素)という意味であるが、これは現代言語学で言うところの sentence「文」の要素の class「類」のことである[17]。また、この用語からは、名詞や動詞といった語類が、語や形態素の分類であって、より大きな句レベルの要素の分類ではないことがわからない[17]。このように、 parts of speech という用語は意味的にわかりにくいところがあるが、特に言語類型論の分野で今でも広く用いられている[17]。
生成文法では、語から文に至るさまざまなレベルの構成素の統語的分類を、統語範疇(英: syntactic category)と呼んでいる[17]。この統語範疇という用語は、言語類型論の分野では、Croft (1991) によって名詞・動詞・形容詞を指すのに用いられた[17]。1990年代から、生成文法では終端節点(語のレベル)の範疇が語彙範疇と機能範疇に分けられ、名詞・動詞・形容詞は語彙範疇と呼ばれるようになった[17]。
内容語と機能語
品詞は、内容語(英: content word)と機能語(英: function word)に大別される[2]。名詞、動詞、形容詞などは内容語であり、接置詞、助動詞、接続詞、冠詞などは機能語である[2]。内容語は、派生や借用語によって新しい語を加えることができるのに対し、機能語はそうではない[2]。このことを「内容語は開いた類(英: open class)であり、機能語は閉じた類(英: closed class)である」と言う[2]。また、内容語にはたくさんの語が属するが、機能語は数が限られている[2]。そして、内容語は具体的で特殊な意味を表す傾向があるいっぽうで、機能語は抽象的・一般的な意味を表す[2]。
「語彙範疇」という用語は、格、補文化辞、限定詞といった機能範疇(英: functional category)と対比されることもある[8]。この場合、語彙範疇は、具体的な意味内容を持った語類を指す[8]。
品詞分類の諸問題
品詞を実際に分類するにはさまざまな問題がある[2]。まず、すべての言語に当てはまる品詞分類の基準を設定することには困難が伴う[2]。たとえば、英語の形容詞の認定には、比較級・最上級を持つことが基準として用いられることがあるが、日本語には比較級・最上級はないため、これを基準として日本語に形容詞を認めることはできない[2]。
次に、品詞の候補となるある語群がそれだけで独立の品詞を成すのか、それともより大きな品詞の下位範疇にすぎないのかを判断しなくてはならないという問題もある[2][3]。たとえば、日本語の動詞と形容詞は、いずれも時制などに応じて活用するという形態論的基準を満たすので、1つの品詞にまとめることもできる[3]。しかし、動詞と形容詞は活用に関わる接辞が大きく異なるため、それを重視すると異なる2つの品詞ということになる[3]。
また、動詞と助動詞の中間、名詞と形容詞の中間など、品詞と品詞の境界例となるような語の存在も問題となる[2][18]。たとえば、「血まみれ」「ひとかど」などは、「血まみれの人」「ひとかどの人物」のように、名詞を修飾する際に助詞「の」を用いる点は他の名詞と共通しているが、「??血まみれが走った」「??ひとかどが来た」のように主語にはなりにくいため、典型的な名詞とは言えない[18][* 4]。また、文法化の過程で、品詞と品詞の境界例が生じることもある[2]。文法化は、内容語が機能語に変化するプロセスで、たとえば動詞が側置詞に変化する(日本語の「(〜に)つく」>「〜について」など)[2]。この結果、動詞と側置詞の中間のような存在が生じる[2]。
最後に、品詞は語の分類であることに由来して、何を語として認定するかという点も問題である[18]。たとえば、日本語文法において、山田孝雄は学校文法の助動詞の多くを複語尾とし、語と認定していない[18]。また、松下大三郎は、助詞・助動詞を単語の構成要素(原辞)としている[18]。これに対して、橋本進吉は助詞・助動詞を語の一種であるとする[18]。
品詞分類の普遍性
日本語に冠詞がなかったり、英語に形容動詞がなかったりするように、特定の品詞を欠く言語もある[2]。内容語の中では、形容詞を認定できない言語が多い[2]。さらに、名詞と動詞の区別がないと分析される言語も存在する[2]。
諸言語の品詞
日本語
日本の学校文法では、橋本進吉による以下の基準によって10品詞が立てられている[18]。
| 単独で文節を作ることができるか | 活用の有無 | 品詞名 | その他の基準 |
|---|---|---|---|
| できる=自立語 | 活用あり=用言 | 動詞 | 言い切りがウ段 |
| 形容詞 | 言い切りがイ | ||
| 形容動詞 | 言い切りがダ・デス | ||
| 活用なし | 名詞 | 主語になる=体言 | |
| 副詞 | 主に連用修飾語になる | ||
| 連体詞 | 連体修飾語になる | ||
| 接続詞 | 接続語になる | ||
| 感動詞 | 独立語になる | ||
| できない=付属語 | 活用あり | 助動詞 | です・ます |
| 活用なし | 助詞 | とりたて助詞「は」「が」、格助詞「を」「に」および「から」「まで」「へ」など |
これとは異なる品詞分類として、益岡・田窪 (1992: 8) は次の11品詞を設けている。
| 品詞名 | 基準 | 例 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 動詞 | 単独で述語になる | 歩く、倒す、話す、ある、いる[19] |
| 2 | 形容詞 | 単独で述語になり、かつ、連体修飾語として働く | 寒い、強い、長い、勤勉だ、高価だ[20] |
| 3 | 判定詞 | 名詞に接続して、述語を作る | だ、である、です[21] |
| 4 | 助動詞 | 述語に接続して、複雑な述語を作る | のだ、わけだ、はずだ、だろう、らしい[22] |
| 5 | 名詞 | 主題や補足語の中心要素になる | ひと、もの、誰、大勢、1つ[23] |
| 6 | 副詞 | 連用修飾語として働く | ゆっくり、少し、たっぷり、かつて、ぜひ、当然、実は[24] |
| 7 | 助詞 | 名詞に接続して主題や補足語を作ったり、 名詞と名詞、節と節を接続したりする |
が、は、も、さえ、と、か[25] |
| 8 | 連体詞 | 連体修飾語として働く | あらゆる、たいした、大きな、例の[26] |
| 9 | 接続詞 | 文と文を接続する | しかし、なぜなら、すなわち、また、なお、あるいは[27] |
| 10 | 感動詞 | 単独で文になることができる | あ、なんと、はい、なるほど、ええと、もしもし、はて、さてと[28] |
| 11 | 指示詞[* 5] | 現場や文脈における人やものを指し示す働きをする | これ、それ、あれ、この、その、あの、こう、そう、ああ[29] |
しかしながら、益岡と田窪は「複雑な」「複雑に」「複雑です」のうちの「複雑です」が「複雑(なX)です」の省略形であるかもしれないという問いについて充分に答えていないので、日本語処理の分野ではさほど注目されていない。
英語
ふつう、英語の品詞は名詞、代名詞、形容詞、動詞、副詞、前置詞、接続詞、間投詞の8つに分けられる[30]。冠詞は形容詞の一種、助動詞は動詞の一種とされる[31]。
これとは異なる品詞分類として、Quirk et al. (1985: 67–68) は、英語の語類を以下のように整理している。
| 品詞名 | 日本語訳 | 例 | |
|---|---|---|---|
| open class | noun | 名詞 | John, room, answer, play |
| adjective | 形容詞 | happy, steady, new, large, round | |
| full verb | 動詞 | search, grow, play | |
| adverb | 副詞 | steadily, completely, really | |
| closed class | preposition | 前置詞 | of, at, in, without, in spite of |
| pronoun | 代名詞 | he, they, anybody, one, which | |
| determiner | 限定詞 | the, a, that, every, some | |
| conjunction | 接続詞 | and, that, when, although | |
| modal verb | 法助動詞 | can, must, will, could | |
| primary verb | be, have, do | ||
| numeral | 数詞 | one, two, three; first, second, third | |
| interjection | 間投詞 | oh, ah, ugh, phew |
また、Huddleston & Pullum (2002: 22) は以下の9つのカテゴリーを語彙範疇として挙げている。
| 品詞名 | 日本語訳 | 例 | |
|---|---|---|---|
| 1 | noun | 名詞 | tree, pig, sugar, hatred, union, Picasso, London |
| 2 | verb | 動詞 | do, fly, melt, think, damage, give, have, be, must |
| 3 | adjective | 形容詞 | good, nice, big, easy, ugly, helpful, reddish, fond |
| 4 | adverb | 副詞 | obviously, easily, helpfully, frankly, soon, so, too |
| 5 | preposition | 前置詞 | of, to, by, into, between, over, since, toward(s) |
| 6 | determinative | 限定詞 | the, this, that, a(n), some, all, every, each |
| 7 | subordinator | 従位接続詞 | that, for, to, whether, if |
| 8 | coordinator | 等位接続詞 | and, or, but, nor |
| 9 | interjection | 間投詞 | ah, damn, gosh, hey, oh, ooh, ouch, whoa, wow |
分類
英語文法の書籍は、上記で述べたヨーロッパの伝統のパターンに概ね従うが、分詞は通常、独立した品詞としてではなく動詞の形態と見なされ、数詞はしばしば他の品詞と合体される:名詞(基数詞、例:"one"、集合数詞、例:"dozen")、形容詞(序数詞、例:"first"、乗数詞、例:"single")、および副詞(乗法数詞、例:"once"、分配数詞、例:"singly")。一般的に列挙される品詞は八つか九つである:
伝統的な分類の一部では、冠詞を形容詞と見なすため、八つの品詞として扱われることもある。また、現代の分類ではこれらに加えてさらに別の品詞クラスを定義する場合もある。詳細は以下の節で論じられる。
加えて、助詞(yes, no)や後置詞(ago, notwithstanding)などの他の品詞もあるが、これらのカテゴリーに属する語ははるかに少ない。
以下の分類、あるいはそのわずかな拡張は、ほとんどの辞書で依然として用いられている:
名詞(名称)
抽象的な存在(抽象名詞:例 home)または具体的な存在(具体名詞:例 house)、人(police officer, Michael)、場所(coastline, London)、物(necktie, television)、概念(happiness)、または性質(bravery)を示す語または語彙項目。名詞は可算名詞または不可算名詞に分類でき、一部はどちらのカテゴリーにも属することがある。最も一般的な品詞であり、命名語と呼ばれる。
代名詞
名詞または名詞句の代わりとなるもの(them, he)。代名詞は名詞を置き換えることで、文を短く、明確にする。
形容詞
名詞または代名詞の修飾語(big, brave)。形容詞は他の語(名詞)の意味をより正確にする。
動詞
動作(walk)、出来事(happen)、または存在状態(be)を示す語。動詞がなければ、語の集まりは節や文にはならない。
副詞
形容詞、動詞、または他の副詞を修飾する語(very, quite)。副詞は言語をより正確にする。
前置詞
語を文や句の中で互いに関連付け、統語的な文脈を補助する語(in, of)。前置詞は名詞や代名詞と文中の他の語との関係を示す。
接続詞
統語的な接続詞;語、句、または節をつなぐ(and, but)。接続詞は語や語の集合を接続する。
感嘆詞
感情的な挨拶や感嘆(Huzzah, Alas)。感嘆詞は強い感情や情緒を表す。
冠詞
特定性(the)または非特定性(a, an)の文法的マーカー。冠詞は必ずしも独立した品詞としてリストされるわけではない。一部の文法学者は形容詞の一種と考える[32]か、時に「限定詞」というより広いクラスの用語が使われる。
一般に、英語の語は特定の品詞に属することが標示されない。これは、語形変化をより広範に用いる多くの他のヨーロッパ言語とは対照的であり、特定の語形はしばしば特定の品詞に属し、追加の文法的属性を持つことが識別できる。英語ではほとんどの語は無変化であり、存在する変化語尾もほとんどが曖昧である:-ed は動詞の過去形、分詞、または完全に形容詞的な形を示すかもしれない;-s は複数名詞、所有名詞、または現在形動詞を示すかもしれない;-ing は分詞、動名詞、または純粋な形容詞・名詞を示すかもしれない。-ly は頻繁に副詞の指標であるが、一部の副詞(例:tomorrow, fast, very)はその語尾を持たず、多くの形容詞は持ち、他の品詞の語でも時折見られる(例:jelly, fly, rely)。
多くの英語の語は複数の品詞に属することがある。neigh、break、outlaw、laser、microwave、telephone のような語は、動詞または名詞のいずれでもあり得る。特定の状況では、主に文法的機能を持つ語であっても、動詞や名詞として使用されることがある。例:「We must look to the hows and not just the whys」。語が異なる品詞として使用されるようになる過程は、転換または零派生と呼ばれる。
機能的分類
言語学者は、上記の八つまたは九つの語類の一覧は著しく単純化されていることを認識している[33]。 例えば、副詞はある程度、さまざまな機能を持つ語を含む総称的なカテゴリーである。ある者は、最も基本的なカテゴリーの区別、すなわち名詞と動詞の区別自体が根拠のないものである[34]、または特定の言語には適用できないとすら主張している[35][36]。現代の言語学者は、英語や他の言語の語を、文法的機能のより正確な理解に基づいて、より具体的なカテゴリーや下位カテゴリーに分類する多くの異なる体系を提案している。
機能に基づいて定義される一般的な語彙カテゴリーの集合には、以下が含まれることがある(必ずしもすべての言語に適用されるわけではない):
通常は開いたクラスとなるカテゴリー:
通常は閉じたクラスとなるカテゴリー:
与えられたカテゴリー内では、より正確な文法的性質に基づいて語の下位群が識別されることがある。例えば、動詞は取る目的語や他の補語の数や種類によって特定される場合がある。これは下位分類と呼ばれる。
現代の文法記述の多くは、語彙カテゴリーや語類だけでなく、句を分類するために用いられる句カテゴリーも含む。句カテゴリーは、特定の文法機能を持つ単位を形成する語の集合という意味で使われる。句カテゴリーには名詞句(NP)、動詞句(VP)などが含まれる場合がある。語彙カテゴリーと句カテゴリーを合わせて統語カテゴリーと呼ぶ。
開いたクラスと閉じたクラス
語類は開いたクラスまたは閉じたクラスのいずれかである場合がある。開いたクラスとは、新しい語が一般に追加されやすいカテゴリーであり、閉じたクラスとは新しい語がほとんど追加されないカテゴリーである。開いたクラスは通常、多数の語を含む一方で、閉じたクラスははるかに少ない語数である。英語および多くの他の言語で典型的な開いたクラスは、名詞、動詞(助動詞が別のクラスと見なされる場合は除く)、形容詞、副詞、感嘆詞である。イデオフォーンは、英語話者にはあまり馴染みがないものの[37][38][39]、開いたクラスであり、しばしば一時的な新語に開かれている。典型的な閉じたクラスは、前置詞(または後置詞)、限定詞、接続詞、および代名詞である[40]。
開いた–閉じたの区別は、語彙カテゴリーと機能カテゴリーの区別、および内容語と機能語の区別に関連しており、一部の著者はこれらを同一視しているが、その関係は厳密ではない。開いた語類は一般により厳密な意味での語彙カテゴリーであり、より大きな意味内容を持つ語を含む[41]。一方、閉じた語類は通常、機能カテゴリーであり、本質的に文法的機能を果たす語から構成される。これは普遍的ではない:多くの言語では動詞や形容詞[42][43][44]が閉じた語類であり、通常は少数の構成員から成り、日本語では既存の名詞から新しい代名詞を形成することが比較的頻繁であるが、これが独立した語類を形成するかどうかは議論の余地がある。
語は、複合、派生、造語、借用などの過程を通じて開いた語類に追加される。このような過程を通じて新語が追加されると、その後、その語は同じ語類の他の語と同様に文法的に文中で使用できる[45]。閉じた語類もこれらの過程を通じて新しい項目を得ることは可能であるが、その変化ははるかに稀であり、より多くの時間を要する。閉じた語類は通常、核心言語の一部と見なされ、変化が期待されない。例えば英語では、新しい名詞、動詞などが絶えず追加されている(動詞化や他の種類の転換のように、既存の語が異なる品詞として使用される一般的な過程を含む)。しかし、例えば新しい代名詞が言語に受け入れられることは非常に稀であり、性別中立の代名詞のように必要性が認識される場合でさえも例外である。
語類の開放性または閉鎖性は、対応する語類が存在すると仮定しても言語間で異なる。最も顕著なのは、多くの言語で動詞や形容詞が内容語の閉じた語類を形成することである。極端な例はJingulu語で、動詞はわずか三つしかない。現代インド・ヨーロッパ語派のペルシア語でも、単純な動詞は数百程度であり、その多くは古語である。(約二十のペルシア語の動詞は、複合語を形成するための軽動詞として用いられる;動詞語彙の不足は他のイラン語族言語でも共通している。)日本語も同様で、語彙動詞は少ない[46]。バスク語の動詞も閉じた語類であり、ほとんどの動詞的意味は周接表現で示される。
日本語では、動詞と形容詞は閉じた語類である[47]が、非常に多数であり、形容詞は約700語あり[48][49]、動詞も近年やや開放されている。日本語の形容詞は動詞と密接に関連しており(例えば文を述語にできる)、新しい動詞的意味はほとんど名詞にする付加表現 suru(する)を付けることで迂言的に表現される(例:運動する)、新しい形容詞的意味はほとんど形容動詞を用い、形容動詞が名詞句を修飾するときに接尾辞 -na(〜な)を用いる(例:変なおじさん)。動詞の閉鎖性は近年弱まり、一部の例では名詞に -ru(〜る)を付加したり語尾を置き換えたりして新しい動詞が作られることがある。これは主に借用語の口語表現であり、最も確立された一例は sabo-ru(サボる;授業をサボる)、sabotāju(sabotage)からである[50]。この最近の革新を除けば、膨大な数の漢語の語彙はほぼ完全に名詞として借用された。形容詞が閉鎖語類である他の言語には、スワヒリ語[51]、ベンバ語、ルガンダ語がある。
対照的に、日本語の代名詞は開いた語類であり、名詞が代名詞として使用されることも比較的頻繁である;最近の例として自分(じぶん)があり、一部では一人称代名詞として使用される。しかし、日本語の代名詞が独立した語類であるかどうかは議論があり、一部は単に名詞の用法であって独立語類ではないと考える。東南アジアの言語、例えばタイ語やラオ語でも同様で、日本語のように、代名詞や呼称語は相対的な社会的地位や敬意に応じて大きく変化する[52]。
ただし、一部の語類は普遍的に閉鎖しており、指示詞や疑問詞がこれに含まれる[52]。
脚注
注釈
- ^ 原理的には、一定の基準に従って語をグループに分けたものはすべて語類と言える(長屋 2015)。たとえば、単音節語と複音節語の区別、固有語と借用語の区別、品詞の区別は、どれもこの意味での語類の一種ということになる(ibid.)。ただし、言語学では単に語類と言えば品詞のことを指す(ibid.)。
- ^ これに対して、William Croft は lexical category と parts of speech を区別して用いている[4]。
- ^ 日本語・琉球語では、形容詞も時制に応じて活用するが、接辞の種類の違いによって、動詞と区別される[3]。
- ^ 村木 (2002) はこれらを「第三形容詞」と呼んでいる。
- ^ 益岡・田窪 (1992: 8) は、「『指示詞』は、統語的機能による分類にはなじまないものであるが、便宜上、1つの品詞として設けておくことにする」としている。
出典
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- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 長屋 (2015b)
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関連項目
自立語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 05:59 UTC 版)
自立語は、活用のないものと、活用のあるものとに分けられる。 自立語で活用のないもののうち、主語になるものを名詞とする。名詞のうち、代名詞・数詞を独立させる考え方もある。一方、主語にならず、単独で連用修飾語になるものを副詞、連体修飾語になるものを連体詞(副体詞)、接続語になるものを接続詞、独立語としてのみ用いられるものを感動詞とする。副詞・連体詞については、それぞれ一品詞とすべきかどうかについて議論があり、さらに細分化する考え方や、他の品詞に吸収させる考え方などがある。 自立語で活用のあるもののうち、命令形のあるものを動詞、命令形がなく終止・連体形が「い」で終わるものを形容詞(日本語教育では「イ形容詞」)、連体形が「な」で終わるものを形容動詞(日本語教育では「ナ形容詞」)とする。形容動詞を一品詞として認めることについては、時枝誠記や鈴木重幸など、否定的な見方をする研究者もいる。 なお、「名詞」および「体言」という用語は、しばしば混同される。古来、ことばを分類するにあたり、活用のない語を「体言」(体)、活用のある語を「用言」(用)、そのほか、助詞・助動詞の類を「てにをは」と大ざっぱに称することが多かった。現在の学校文法では、「用言」は活用のある自立語の意味で用いられ(動詞・形容詞・形容動詞を指す)、「体言」は活用のない自立語の中でも名詞(および代名詞・数詞)を指すようになった。つまり、現在では「体言」と「名詞」とは同一物と見ても差し支えはないが、活用しない語という点に着目していう場合は「体言」、文の成分のうち主語になりうるという点に着目していう場合は「名詞」と称する。
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