能
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/25 11:16 UTC 版)
能(のう)は、日本の伝統芸能である能楽の一分野(能楽の能)。能面を用い能舞台で行われる。
平安時代に発展した猿楽は、室町時代に能と狂言に分かれ、明治時代以降この2つは能楽と総称される。能は主に貴族の悲劇を演じ、狂言は庶民の喜劇を演じる。両者とも能舞台で演じられるが、能では楽器使用が顕著で、「四拍子(しびょうし)」と呼ばれる楽器(笛(能管)、小鼓(こつづみ)、大鼓(おおづづみ)、太鼓)を使用する。狂言はこれらの楽器使用頻度は能より少ない[1][2]。
解説
能という語は、元々固有名詞ではなく物真似や滑稽芸でない芸能でストーリーのあるもののことを指す一般名称で、田楽・延年などの能もあったが、猿楽の能がもっぱら盛行したため猿楽の能の略称となった[3][4]。そして1881年(明治14年)能楽社の設立を機に猿楽を能楽と改称したため能楽の能を指す語となったものであり、能楽のうち超自然的なものを題材とした歌舞劇のことで比較的高尚なものである[注釈 1]。往々にして「能楽」と「能」を同義に用いたりする向きもあるが、誤りである[5]。
主な曲目
本節では中世に成立した古典の曲目のうち、現在でも頻繁に上演されているものを紹介する。現行曲と呼ばれ流派によって異なるが、おおむね二百数十番が現行曲とされている。しかし歴史的にはこれらの他にも2000番から3000番程度の曲が作成されている。これら廃曲となった曲の中には、現代になって再演を試みられる(復曲)こともある。また、近代や現代においても新しい曲が書かれることがある。これらは新作能と呼ばれる[6]。
- 脇能物(初番目物)
- 三番目物
- 四番目物
- 五番目物
脚注
注釈
出典
- ^ 『狂言』 - コトバンク
- ^ 北川忠彦、安田章(校注)『完訳日本の古典 48 狂言集』(小学館 1985年)pp.396-402「解説 二」
- ^ 国指定文化財等データベース - 重要無形文化財 能楽
- ^ 『能』 - コトバンク
- ^ 『新版 能・狂言事典』、310頁
- ^ 『能の新世紀』、全頁
参考文献
- 西野春雄 羽田昶『新版 能・狂言事典』平凡社、2011年 ISBN 978-4-582-12641-9
- 氷川まりこ・梅若六郎『能の新世紀』小学館、2002年 ISBN 4-09-343151-5
関連項目
外部リンク
- 独立行政法人 日本芸術文化振興会 能楽への誘い
- 公益社団法人 能楽協会
- NPO法人 せんす
- 能楽ジャーナル - archive.today(2013年1月4日アーカイブ分)
- 謡曲集
- 謡曲通解(google books) - 謡曲集。著作権切れのため全文閲覧可。
- 大和田建樹『謡曲通解』(増補)博文館、1896年11月。doi:10.11501/876558。
- 半魚文庫、謡曲三百五十番集
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