湯上剛輝とは? わかりやすく解説

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湯上剛輝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/18 08:01 UTC 版)

湯上 剛輝
2025年9月20日 東京2025世界陸上にて
選手情報
国籍 日本
競技 投擲競技
種目 円盤投
所属 トヨタ自動車
大学 中京大学
生年月日 (1993-04-14) 1993年4月14日(32歳)
出身地 滋賀県甲賀市
身長 183cm[1]
体重 107kg[2]
成績
地域大会決勝 アジア競技大会
円盤投:6位 (2018年)
国内大会決勝 日本選手権
円盤投:優勝 (2018年)
自己ベスト
砲丸投 14m86(2016年)
円盤投 64m48(2025年)
獲得メダル
日本
陸上競技
デフリンピック
2025年 東京 円盤投
2017年 サムスン 円盤投
アジア選手権
2025 クミ 円盤投
編集 

湯上 剛輝(ゆがみ まさてる、1993年4月14日 - )は、滋賀県甲賀市出身の男子陸上競技選手。専門は円盤投。自己ベストは64m48(日本記録・世界ろう記録)[3]。身長183cm。

経歴

生まれて間もなく先天性難聴と診断され、小学6年時に人工内耳の埋め込み手術を受ける[4]滋賀県立守山高等学校で陸上競技の投てき種目を始め、中京大学時代に円盤投げで頭角を現す。

トヨタ自動車入社後、2017年サムスンデフリンピック代表入り。55m58で銀メダルを獲得した[3]

2018年6月の第102回日本陸上競技選手権大会円盤投の3投目で、日本人として史上初めての61メートル台となる61m02の日本新記録を樹立、さらに4投目で62m03、5投目でも62m16と立て続けに日本記録を更新した[5]。日本の円盤投は、川崎清貴が60m22を記録してから長く停滞の時代に入り、日本記録の更新は堤雄司が2017年に60m37を記録するまで約40年かかった[6]。湯上はこの堤の日本記録を1年かからずに更新した(なお、2020年3月にその堤に再度更新されている)。この記録は世界ろう記録でもある[7][8]第18回アジア競技大会日本代表に初選出され[9]、57m62で6位入賞[10]

2022年のカシアス・ド・スルデフリンピックは日本選手団からコロナ陽性者が続出し、大会途中で出場を辞退した[3]

2025年4月26日、オクラホマ・スロー・チャレンジで5年ぶりの日本新記録となる64m48を樹立した[11]。5月29日、陸上アジア選手権で銀メダルを獲得[12]。日本勢では同種目34年ぶりのメダルとなった[12]。9月の東京世界陸上でデフアスリートとして唯一、日本代表に選ばれた。デフリンピックとは違い補聴器の使用も可能だが、「(周囲の音が聞こえずに)体の感覚に集中しやすいのは、ほかの人にない武器」と、あえて人工内耳を外して臨んだ[3]。9月20日の予選A組に出場し、56m40で19位[13]。11月開催の東京デフリンピックの日本代表に選出[14]。11月24日の決勝で、デフリンピック記録を12年ぶりに更新する58m93で金メダルを獲得した[3][15]。12月、愛知県豊田市の市スポーツ栄誉賞、 読売新聞社制定の第9回日本パラスポーツ賞大賞が贈られた[16][17]

脚注

出典

  1. ^ オリンピックの33競技を専門家が解説! 親子で楽しむ「東京2020」(34) 円盤投/陸上競技”. マイナビニュース (2020年3月23日). 2021年5月29日閲覧。
  2. ^ 湯上 剛輝 (陸上競技) - ジャカルタ・パレンバアジア競技大会2018”. 日本オリンピック委員会. 2020年3月4日閲覧。
  3. ^ a b c d e 川村咲平 (2025年11月24日). “デフリンピック:デフ界唯一、もうひとつの「日本代表」 男子円盤投げ・湯上剛輝が金”. 毎日新聞. 2025年11月25日閲覧。
  4. ^ 朽木誠一郎 (2018年7月9日). “難聴がある。でも、それは世界に挑戦しない理由にはならない”. BuzzFeed Japan. https://www.buzzfeed.com/jp/seiichirokuchiki/yugami-masaharu-nr 2019年6月15日閲覧。 
  5. ^ 日本記録が2種目で誕生 デイリースポーツ新聞社 (2018-06-24). 2018年6月14日閲覧
  6. ^ 最古の日本記録更新!円盤投げ堤雄司が60m37 日刊スポーツ(2017-07-22).2017年7月22日閲覧
  7. ^ 日本ろう記録_2019年12月9日更新” (PDF). 一般社団法人日本聴覚障害者陸上競技協会. 2020年3月7日閲覧。
  8. ^ World Deaf Record - Men” (英語). International Committee of Sports for the Deaf. 2022年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月31日閲覧。
  9. ^ 円盤 湯上剛輝選手 日本新記録で優勝!”. 一般社団法人日本聴覚障害者陸上競技協会 (2018年6月26日). 2020年3月7日閲覧。
  10. ^ リザルト” (PDF). 第18回アジア競技大会. 日本陸上競技連盟. 2020年3月7日閲覧。
  11. ^ 円盤投・湯上剛輝が63m85&64m48日本新連発!米国で5年ぶり快挙、東京世界陸上の開催国枠設定記録も突破”. 月陸Online. 月刊陸上競技 (2025年4月29日). 2025年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月31日閲覧。
  12. ^ a b 男子円盤投・湯上剛輝が60m38で銀! 日本勢34年ぶりメダルに「集中した投げができた」/アジア選手権”. 月陸Online. 月刊陸上競技 (2025年5月30日). 2025年5月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月31日閲覧。
  13. ^ 円盤投・湯上剛輝は56m40で組19位 手拍子やハンドサインの応援「肌にビリビリと感じた」 /東京世界陸上”. 月陸Online. 月刊陸上競技 (2025年9月20日). 2025年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年11月25日閲覧。
  14. ^ デフリンピック日本代表に円盤投・湯上剛輝が選出 男子100mで連覇目指す佐々木琢磨らも代表入り」『月陸Online|月刊陸上競技』2025年5月25日。2025年8月19日閲覧
  15. ^ 円盤投・湯上剛輝が悲願の世界一「やっと取れた」デフリンピック新の58m93”. 月陸Online. 月刊陸上競技 (2025年11月24日). 2025年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年11月25日閲覧。
  16. ^ デフリンピック東京大会、円盤投げ「金」の湯上剛輝選手とサッカー「銀」杉本大地選手に栄誉賞…愛知県豊田市”. 読売新聞オンライン (2025年12月7日). 2025年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年12月8日閲覧。
  17. ^ 日本パラスポーツ賞大賞に湯上剛輝、デフリンピック円盤投げで金…聴覚障害アスリートで初の大賞”. 読売新聞オンライン (2025年12月15日). 2025年12月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年12月15日閲覧。

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