池松時和とは? わかりやすく解説

池松時和

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/29 14:44 UTC 版)

池松時和

池松 時和(いけまつ ときかず、1873年明治6年)8月16日[1] - 1953年昭和28年)4月17日[2])は、日本内務官僚、官選府県知事

経歴・人物

鹿児島県の出水郷武本村(後に出水郡上出水村、出水町)、現在の出水市出身[3]。向江平良馬場(現出水市向江町)の[4]士族・池松静蔵の長男として生まれる[1]。幼名・与一郎[3]。父静蔵は西南戦争で戦死[3]1878年3月、家督を相続する[1]1893年7月鹿児島高等中学造士館予科卒業、1895年7月鹿児島高等中学造士館本科卒業[5]1898年東京帝国大学法科大学法律学科を卒業[6]。同年12月、文官高等試験行政科試験に合格。内務省に入り警視庁警部となる。

以後、佐賀県参事官群馬県警部長岩手県警部長栃木県事務官第四部長、愛知県事務官・第四部長、福井県内務部長などを歴任。

1912年3月、福井知事に就任。以後、千葉県滋賀県和歌山県大阪府の知事を歴任。1922年10月、京都府知事となる。郡部の道路整備、養蚕業の振興を推進した。1924年12月に辞任し退官。1933年都ホテル株式会社取締役会長に就任した。宗教は浄土宗[7]。趣味は読書[7]

福井県知事就任直後、福井県会(県議会)において国民党政友会の対立により予算不成立になった際は、臨時県会を招集して両会派の調停に努め予算成立に尽力[3]。その後、各地の知事を歴任する中、その土地の政友会に協調して仕事をしたため、政友会系の知事とみなされた[3]第二次世界大戦後は郷里に戻って余生を送った[3]

家族・親族

池松家
  • 父・静蔵(鹿児島県士族[1]
  • 弟・嘉熊(竹内タカの養子)[7]
1876年 -
  • 妻・てつ(滋賀士族・杉村次郎の二女)[7]
1881年 -
  • 男・時彦[7]
1903年 -
1904年 -
  • 長女・喜美子[7]
1901年 -
  • 娘・田鶴子(日本画家・橋本関雪の長男・節哉に嫁いだ[8]
1907年 -

脚注・出典

  1. ^ a b c d 『人事興信録 第5版』い175頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年3月22日閲覧。
  2. ^ 「池松時和」『20世紀日本人名事典』日外アソシエーツ、2004年
  3. ^ a b c d e f 福井県議会史編さん委員会 編『福井県議会史 第2巻』福井県議会事務局、1974年、93頁。
  4. ^ 中村一正『出水風土誌』無常薗、1915年3月、184頁。
  5. ^ 『第七高等学校造士館一覧 自昭和14年4月至昭和15年3月』119-125頁
  6. ^ 『東京帝国大学一覧 從大正2年 至大正3年』76-77頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年3月23日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g 『人事興信録 第14版 上』イ125頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年3月22日閲覧。
  8. ^ 池松時和という人物 - 白沙村荘公式ブログ内のページ

参考文献

  • 東京帝国大学編『東京帝国大学一覧 從大正2年 至大正3年』東京帝国大学、1913-1924年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第5版』人事興信所、1918年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第14版 上』人事興信所、1943年。
  • 歴代知事編纂会編『新編日本の歴代知事』歴代知事編纂会、1991年。
  • 上田正昭他『日本人名大辞典』講談社、2001年。
  • 秦郁彦編『日本官僚制総合事典:1868 - 2000』東京大学出版会、2001年。






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