山鬼とは? わかりやすく解説

山鬼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/04 02:02 UTC 版)

山鬼(張渥九歌図)

山鬼(さんき)は、中国神話・文学に登場する山岳精霊の総称。狭義には『楚辞』九歌の詩篇に描かれた神的な存在を指すが、広義には民間伝承における山の妖怪や精霊を包含する。その解釈は時代・地域によって変遷し、楚文化の自然神から道教の山神体系に組み込まれた存在まで多様な側面を持つ。

九歌における山鬼

  • 屈原『楚辞』九歌第十一編に登場する女性的な山の神
  • 赤豹に乗り、自然と人間の情愛を象徴する描写(「乗赤豹兮従文狸」)
  • 後世の注釈書における解釈対立:王逸「山精説」 vs 朱熹「巫山神女説」

神話的変遷

先秦 - 漢代

魏晋 - 唐代

宋元以降

民俗学的考察

  • 湖南省の「儺戯」:仮面使用[9]
  • 比較神話:日本山姥との比較[10]

現代文化における再解釈

  • 袁珂の分類[11]
  • 徐悲鴻の絵画[12]

脚注

  1. ^ 不明. 山海経  (戦国時代 - 漢代)
  2. ^ 劉安. 淮南子  (前2世紀)
  3. ^ 司馬遷. “封禅書”. 史記  (前1世紀)
  4. ^ 干宝. “巻十二”. 捜神記  (4世紀)
  5. ^ 葛洪 (317). “登渉篇”. 抱朴子 
  6. ^ 仇兆鰲(注) (1693). 杜詩詳註. 中華書局 
  7. ^ 朱熹 (1195). 楚辞集注 
  8. ^ 蒲松齢 (1766). “聶小倩”. 聊斎志異 
  9. ^ 曲六乙 (2010). “中国儺文化研究”. 文化遺産. 
  10. ^ 小松和彦 (2007). 東アジア妖怪文化論. 勉誠出版 
  11. ^ 袁珂 (1998). 中国神話伝説大辞典. 上海辞書出版社 
  12. ^ 田中収「近代水墨画の革新」『美術史論集』2005年。 [要文献特定詳細情報]

参考文献

  • 袁珂『中国神話伝説』岩波書店、1996年。 [要文献特定詳細情報]
  • 小南一郎『楚辞とその注釈者たち』朋友書店、2003年7月。ISBN 4-89281-093-2 
  • 李豊楙 (2017). 中国精怪文化研究. 北京大学出版社 

山鬼(ワズリ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 02:18 UTC 版)

鋼馬章伝」の記事における「山鬼(ワズリ)」の解説

ラジュ・プラサド 山鬼の頭目格の髭男丸腰単騎戦ったスーク畏れ入っており、チリ火神アータル息子アグン再来ではないか思っている。スーク対し家来なりたいから伴をさせてくれと申し出たスークによく話しかけボナベナ語やバクサル語、ベラウタ語を使えるドルジ雇われているスーク対し「あんな貧乏野郎雇われるような御人じゃない」「何か事情がありなさるんでしょう」と探りを入れてくる。 ペムポ 山鬼でスーク唯一律儀性質良さそうだと荷駄車を引かせている。秘事に向かう為ノルブ平原通過する際、スークヴァロ託される鋼馬扱い巧くチリの車を引いた彼の鋼馬日頃よく手入れするほどの馬好きである。 ジグメ 一番若い粗暴そうな山鬼。スーク達と旅をしていたがミラレパ滞在した際、いきなり捕まえたまだ子のような若い娘を家まで追いかけ制止する両親殴り倒しその目の前で暴に及んだスーク殴られ股間致命的な一撃加えられ男根切り落してこのまま連れていくか、ここから放り出すか」とラジュに聞いたところから引きずり出された。秘事当日スーク対す仕返しとしてドルジ巻き込みチリ誘拐したその際短毛の髭を生やしており頬に大きな傷跡付け、ギャルツェンと名前を偽り変装していた。だがドルジ撃ちスーク対し惨い仕返しをするが、返り討ちにあい顔面自身火筒撃たれ死亡したツァンパ 山鬼で艶事好き。 ダスメリ ジグメ情婦だったが自分の情男を傷つけて追い出したスークに迫る程、何の頓着もなく逞しい性格である。後に隊の中で頭目格と見通して素早くドルジ籠絡した。その後チリ誘拐の際ドルジ裏切りジグメ付いたが、スーク仕返しをしたいと懇願したところジグメに咽元を貫かれ死亡した

※この「山鬼(ワズリ)」の解説は、「鋼馬章伝」の解説の一部です。
「山鬼(ワズリ)」を含む「鋼馬章伝」の記事については、「鋼馬章伝」の概要を参照ください。

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