実働隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 13:01 UTC 版)
機動救助隊(全本部) 救助車(東京消防庁では救助工作車ではなく救助車と呼ぶ)に搭乗する特別救助隊(レスキュー隊)から選抜された高度な救出救助の技術・能力を持つ隊員で構成されている。機動救助隊は直接救助活動を行う部隊で、四輪駆動の救助車III型(三本部除く)に通常の救助資機材に加えて電磁波人命探査装置「シリウス」や画像探査機II型(ボーカメ)、画像探査機I型(ファイバースコープ)、音響探査機などの災害現場で生存者探査する高度救助資機材やダイヤモンドカッターなどを装備しておりどんな状況でも救助を可能にする。第八本部では緊急消防援助隊として航空自衛隊のC-130で輸送し災害派遣される救助車IV型を運用している。火災や一般災害の救助事案には他の特別救助隊と同様に機動救助隊1隊が出動する事が多い。英表記はRESCUE TASK FORCES。 二本部の旧救助車III型 八本部旧救助車IV型(画像当時は三本部に暫定配備) 機動救急救援隊(全本部) JPTECを受講している救急救命士その中でも気管挿管や薬剤(アドレナリン)認定の救急救命士や救急技術有資格者などにより編成される。大規模な災害が起きたとき各救助隊の救出・救助活動の支援や負傷者の救命、後方支援にあたる部隊。第二本部には特殊救急車「スーパーアンビュランス」、第三本部にはマイクロバスベースの感染症患者搬送用の特殊救急車が配備されており災害時は東京DMATなどの医療チームと連携した活動を行うほか、大型水槽車、資材搬送車や遠距離大容量送水車「スーパーポンパー」などの特殊車両も装備しておりで救助、消火活動の支援や後方支援活動も行う。救急出場の増加で救急隊が足りない場合は高規格救急車で通常の救急隊として救急搬送も行う。英表記はSUPPORT TASK FORCES。 二本部の特殊救急車「スーパーアンビュランス」(更新済み) 八本部の特殊救急車「スーパーアンビュランス」(廃車済み) 機動特科隊(2HR・6HR・8HR・9HR) 大型自動車や大型特殊自動車の機関員(特別操作機関技術研修終了者等)、クレーン運転免許や重機の操作に精通した隊員と25トン級の車両や重機の各種の特科車両で編成されている。クレーン車やドラグショベルなど重機の他、屈折放水塔車、大型化学車、無人放水砲車、排煙高発泡車など特殊車両を備えており被災地の道路啓開等の従来の消防力では活動困難な場所にも対応する。第六本部には日本の消防に2台しかない2本のアームを持っているパワーショベル「双腕重機」を配備している。英表記はSPECIAL TASK FORCES。 六本部の旧クレーン車 六本部の双腕重機 機動科学隊(3HR及び9HR) 化学機動中隊経験者で化学災害技術の有資格者などから選抜されており、NBC災害発生時にあらゆる分析装置や防護服、特殊災害対策車、除染車などを備え危険性の高いNBC災害現場の最前線で人命救助や除染、評価などを行う。機動科学隊は第九方面本部消防救助機動部隊の発隊と共に新設された部隊であり、それに伴い第三方面本部消防救助機動部隊の機動特科隊も機動科学隊へと部隊名を変更した。大型(CS1)・除染車(CS2)・偵察車(CS3)の3種類の特殊災害対策車で都内や国内でのNBC災害に対応している。国内唯一の放射線災害に対応した特殊災害対策車(大型)や高踏破偵察車なども保有する。詳細は「日本の消防車#特殊災害対策車」を参照 三本部の旧特殊災害対策車(大型) 九本部の高踏破偵察車 さらに第八本部と第二本部では隊員全員が全職務を行えるようにするため、毎月上記の三つの隊をローテーションするなどしている。また、第六本部では必ず2名の救急救命士を配置する体制をとっており、第九本部・第三本部はNBC災害に対応する部隊であるため、部隊の隊員ほとんどが化学災害技術の有資格者で占められている。 このように各本部により部隊編成や運用形態が異なる。
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