四神とは? わかりやすく解説

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し‐じん【四神】

読み方:しじん

天の四方つかさどる神。東の青竜(せいりょう)、西の白虎(びゃっこ)、南の朱雀(すざく)、北の玄武(げんぶ)のこと。四獣


ししん 【四神】

シジンとも。①中国で、天の四方司る神。東の青竜セイリュウとも)、南の朱雀、西の白虎、北の玄武動物に表わして四獣とし、青色の竜(蒼竜とも)、朱色スザクとも)、白色の虎、黒の亀に巻きいたもの、などにしている。前漢時代文献出てき、同代末には器物や墓中壁画などに見られるようになり、後漢代になると四神鏡画像石などに描かれてくる。四神に相応した良い地相四神相応の地といい、都や城の造営にその地相選んだ具体的には、東(左方)の青竜流水、南(正面)の朱雀は汗地、西(右方)の白虎大道、北(後方)の玄武丘陵で、平安京はこの地相だという。②中国で、四季を神に配したもの。春は句芒、夏は祝融、秋は蓐収、冬は玄冥

四神

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/13 18:28 UTC 版)

四神
高句麗の墓の壁に描かれた青龍
各種表記
日本語読み: ししん
しじん
英文 Four Gods / Four Symbols
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銅製の玄武(明時代・15世紀初頭)

四神(ししん[1]、しじん)は、中国神話四方の方角を司る霊獣である(別名、天之四霊)。四獣(しじゅう)、四象(ししょう)ともいう。四象と四神・四獣は同義であり、実体のない概念である四象に実体を持たせたものが四神・四獣とされる。

青龍朱雀西白虎玄武である。五行説に照らし合わせて中央に麒麟黄竜を加え数を合わせた上で取り入れられている。麒麟や黄龍を入れた場合は五神(ごしん、ごじん)あるいは五獣(ごじゅう)と呼ぶ。

淮南子などによると、方角には四獣と共に季節神として五帝を補佐する五佐のうち四佐が割り当てられている。これらの四佐のほうを四神と呼ぶこともある。また、瑞獣四霊応竜・麒麟・霊亀鳳凰)を四神と呼ぶこともある。

対応

四神にはそれぞれ司る方位、季節、そしてその象徴する色などがある。

四神(四獣) 五方 五時 五色 五行 四象 五佐
青龍 (青) 少陽 句芒(こうぼう)
朱雀 (朱) 太陽(老陽) 祝融(しゅくゆう) / 朱明(しゅめい)
白虎 西 少陰 蓐収(じょくしゅう)
玄武 (玄) 太陰(老陰) 玄冥(げんめい)
黄竜または麒麟 中央 土用 后土(こうど)

星宿との関係

三垣
太微垣 紫微垣 天市垣
二十八宿
四象
東方青龍
角宿 亢宿 氐宿 房宿
心宿 尾宿 箕宿  
北方玄武
斗宿 牛宿 女宿 虚宿
危宿 室宿 壁宿  
西方白虎
奎宿 婁宿 胃宿 昴宿
畢宿 觜宿 参宿  
南方朱雀
井宿 鬼宿 柳宿 星宿
張宿 翼宿 軫宿  
近南極星区
元禄中所名星座

中国天文学では、天球天の赤道帯に沿って東方・北方・西方・南方の四大区画に分け、それぞれに四神(四象)を対応付けた。これらを東方青龍・北方玄武・西方白虎・南方朱雀と呼ぶ。

これは二十八宿を七宿ごとにまとめ、その星座を組み合わせた形を(正確にはが亀に絡まっている姿)の4つの動物の姿に見立てたことによる。例えば、東方青竜であれば、角は龍の角、亢は龍の頸、氐・房は龍の身体、尾は龍の尾を象っている。また中国の戦国時代には五行説により土=中央=黄、木=東=青、金=西=白、火=南=赤、水=北=黒というように五行と方位(五方)・色(五色)が結びつけられており、これらの動物も各方角が表す色を冠し、青龍(蒼龍)・玄武・白虎・朱雀(朱鳥)とされた。なお、ここでいう東方・北方・西方・南方は天球上の東西南北ではなく、地平から見た方位であり、天上の十二辰と地上の十二支が一致したときの天象(春の星空)を基にしている。

なお四象の境界は二十八宿に基づいているため、均等ではなく、十二次十二辰の区分とは一致しない。『漢書』律暦志の度数(周天を365度とする)では、

  • 東方宿 - 75度
  • 北方宿 - 98度
  • 西方宿 - 80度
  • 南方宿 - 112度

となっている。

四神に関連する事物

白虎隊像(福島県・会津若松市)
平城宮 朱雀門(復元)・奈良市
玄武洞・兵庫県豊岡市

青龍偃月刀白虎隊朱雀門玄武洞など、四神に因んだ事物は数多い。

  • 幕末・明治に活躍した会津藩易者中川万之丞の遺品には、陰陽師安倍清明と同じ式盤が確認され、十二天将の朱雀・青龍・白虎・玄武などのうち、吉の青龍を霊符として使ったとされる(十二天将の青龍将は吉、朱雀将・白虎将・玄武将は凶とされる)。自宅には藩士が出入りし、藩より短刀の他、明治期には松平容保の築城300年祭祝歌も贈られている。会津戦争時に編成された同藩武家男子の部隊名称、玄武隊(50歳以上)、青龍隊(36歳から49歳)、朱雀隊(18歳から35歳)、白虎隊(17歳以下)を提案した可能性も指摘されている。
  • 人生を四季に例え、若年期を「青春」、壮年期を「朱夏(しゅか)」、熟年期を「白秋(はくしゅう)」、老年期を「玄冬(げんとう)」と表現することがある(玄冬は、春に芽吹く土壌作りの時期として幼少期とする説もある)。日本の詩人北原白秋の号はこれに由来している。

創世神話

淮南子

淮南子』において、青龍は最も尊い天神の一つであり、太陰あるいは天一と称され、その居住するところは回避することができない。まさに北斗星の神の攻撃のように、その敵うものは存在しない。

陰陽が交わり融け合うことによって、天地が立ち、四方が通じ、生死が循環し、万物はこうして存在するのである。[2]

道教

『道教の混元八景真経』において、青龍白虎玄武朱雀は世界を創造した存在と記述されており、天地の主である。[3][1]

脚注

  1. ^ 新紀元社『幻想動物事典』p.159
  2. ^ 《淮南子》:天神之贵者,莫贵于青龙,或曰天一,或曰太阴。大阴所居,不可背而可向。北斗所击,不可与敌。   天地以设,分而为阴阳。阳生于阴,阴生于阳,阴阳相错,四维乃通,或死或生,万物乃成。
  3. ^ 《混元八景真经》记载:“北方壬癸水,卦主坎,其象玄武,水神也。南方丙丁火,卦主离,其象朱雀,火神也。东方甲乙木,卦主震,其象青龙,木神也。西方庚辛金,卦主兑,其象白虎,金神也。此四象者,生成世界,长立乾坤,为天地之主,谓之四象。”

関連項目


四神(スーシン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 01:31 UTC 版)

精霊使いの剣舞」の記事における「四神(スーシン)」の解説

リンファ・シン・クイナ 契約精霊神獣精霊麒麟精霊魔装神仙羽衣(セラフィム・フェザー) 東方大国クイナ帝国第三皇女で、神獣精霊麒麟〉を使役して〈四神〉のリーダー務め少女また、かつては神儀院〉で修行しており、後の〈火の精霊姫〉となったレイハとは友人であり、〈水の精霊姫〉の候補にもなったが、第一皇女にその座を譲っている。 王族らしい尊大な態度持ち主だが、〈四神〉の他のメンバー相談もなくチーム・スカーレット決闘状出したり、シェーラ・カーンによって〈四神〉が壊滅状態にされた中で勝算もなく〈煉獄の使徒〉に戦い挑もう考えていたりするなど、やや間抜けワンマン性格クイナ帝国内にまで流れているカミトの「悪名(殆どがデマだが一部事実もある)」を信じきっており、カミトを「淫獣王」などと呼んで嫌い、更に初対面の際に年齢よりも幼い外見のせいで子供扱いされたことで怒り以来カミトに対して会うたびに突っかかる態度取っている。 フィアナ同じく儀式演舞を得意とするサポートタイプで、戦闘時には麒麟精霊魔装神仙羽衣(セラフィム・フェザー)〉を使いメンバー強化相手儀式神楽の上書きなどを行っている。また、儀式魔術としては最高位の念視を習得しており、シェーラ・カーンの居場所特定するのに一役買っている。 シャオ・フー 契約精霊神獣精霊白虎精霊魔装神虎牙(シン・フーガ) 〈四神〉の一人神獣精霊白虎〉を使役し白虎シャオ〉の二つ名を持つ四神のエース目される少女。 カミトのことはリンファ同様に世間に伝わる噂と同様の男と思っていたが、上述戦闘の中でカミトが世間の噂に伝わるような悪逆人物でないことを直感感じ取っており、シェーラ・カーンによって〈四神〉が壊滅状態にされた中でカミトから提案された、チーム・スカーレットとの同盟にも心良く賛同し、それに対し渋るリンファ説得行なった。 〈チーム・スカーレット〉が〈精霊剣舞祭〉に優勝した後の優勝祝賀会で、淑女らしからぬ態度をしたことをカミトに窘められた時には顔を赤らめていた。〈元素精霊界〉での最終決戦では、レイハからの呼びかけ聞いてリンファたちと共に精霊王〉を鎮める祈祷行ったが、その前に精霊王〉と喧嘩してみたいと発言してラオたちに呆れられていた。 ラオ・リン 契約精霊神獣精霊青竜精霊魔装青竜刀 〈四神〉の一人神獣精霊青龍〉を使役し、〈青竜ラオ〉の二つ名を持つ少女皇女であるリンファには忠誠誓っているが、事前連絡無しに〈チーム・スカーレット〉に決闘状出したことを知ったときには思わず噛み付いてしまうなど、彼女の行き当たりばったりかつ考え無し行動には苦労させられている。 ハクア 契約精霊神獣精霊玄武精霊魔装名称不明の盾 〈四神〉の一人神獣精霊玄武〉を使役し、〈玄武ハクア〉の二つ名を持つ少女。 あまり物事深く考えない性格か、チーム・スカーレットとの戦闘に対しては「ラオそう言うならいい」と答えていた。 リオン・シャルマ 契約精霊神獣精霊〈朱雀〉 精霊魔装名称不明の棍 〈四神〉の一人神獣精霊〈朱雀〉使役し、〈朱雀リオン〉の二つ名を持つ少女

※この「四神(スーシン)」の解説は、「精霊使いの剣舞」の解説の一部です。
「四神(スーシン)」を含む「精霊使いの剣舞」の記事については、「精霊使いの剣舞」の概要を参照ください。

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