脱中央集権型コンピューティング
(分散型 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/28 13:52 UTC 版)
脱中央集権型コンピューティング、非中心型コンピューティング(英:Decentralized computing)もしくは分散型コンピューティング(ぶんさんがた コンピューティング)とは、権限とリソースが1つの主体に集中していない情報処理方式の概念であり、集中型コンピューティングの対となる概念である。 [1]
異なる概念
分散コンピューティング(英:Distributed computing)は複数のコンピュータで分担して計算を行う概念である。[2][3]一方分散型コンピューティングは一部のグローバルな大企業や大規模サーバによる中央集権を否定することでデジタル主権、プライバシー権のほか冗長性、損傷許容性の確保、低遅延化を目指す考え方である。[4]日本語では同じ「分散」でも英語では"Distributed"と"Decentralized"とそれぞれ異なる語で表されるので注意。[1]
概要
利点には、それぞれのデータの発生箇所や利用箇所に近い場所で処理ができ、通信コストの削減や柔軟な運用が可能である他、あるコンピュータやセンターの障害で全面障害となる可能性が減少する、などが挙げられる。
難点としては、複数のコンピュータやセンターが必要となり、全体としての管理運用が複雑になることによる費用や管理リスクの増加、特に厳密なデータの一貫性確保が困難であること、などが挙げられる。
軍事目的に始まったインターネットの原型のARPANETでは、分散と迂回が基本的な考え方となった。
- ウェブディレクトリでの例
- データを一定の条件のもとで、自由なカスタマイズまで許容して分散させるOpen Directory Projectは、分散型のデータ管理である。
脚注
- ^ a b 日経クロステック(xTECH) (2022年8月2日). “分散システムはなぜ非中心の夢を見るか、Web 3.0ブームをまじめに考察する | 日経クロステック(xTECH)”. xtech.nikkei.com. 2025年11月13日閲覧。
- ^ Tanenbaum, Andrew S.; Steen, Maarten van (2002). Distributed systems: principles and paradigms. Upper Saddle River, NJ: Pearson Prentice Hall. ISBN 0-13-088893-1. オリジナルの2020-08-12時点におけるアーカイブ。 2020年8月28日閲覧。
- ^ “Distributed Programs”. Texts in Computer Science. London: Springer London. (2010). pp. 373–406. doi:10.1007/978-1-84882-745-5_11. ISBN 978-1-84882-744-8. ISSN 1868-0941. "Systems consist of a number of physically distributed components that work independently using their private storage, but also communicate from time to time by explicit message passing. Such systems are called distributed systems."
- ^ “【ナレッジコラム】Web3.0は従来のWebとどう違う?注目される背景やビジネス事例を紹介” (日本語). インフォメーション・ディベロプメント 2025年11月13日閲覧。
関連項目
分散型
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詳細は「暗号通貨」を参照 デジタル通貨の中でも、通貨発行、所有権記録、移転承認確認、記録保存、を分散型システムとして実装したものを言う。代表的なものに暗号通貨のビットコインがある。
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