ヘルバ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/08 00:55 UTC 版)
| ヘルバ | |
|---|---|
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| 種類 | デザート |
| 地域 | レバント |
| 主な材料 | セモリナ、フェヌグリーク、オリーブ・オイル、イースト、砂糖 |
ヘルバ(حلبة; helba[1], 英語: hilbeh ヒルバ, hulbah フルバ)は、フェヌグリークの種子、オリーブオイル、セモリナから作られるレバント、特にパレスチナのデザートで、上にナッツやニゲラシード[注 1]、またはゴマなどをのせ、仕上げにアタール(砂糖シロップ)をかけてケーキに染み込ませたものである[2]。
名称
名称は、フェヌグリークのアラビア語名「ヒルバ、フルバ(حلبة、ローマ字表記:ḥilbah)」に由来する[3]。 そのため「ヒルバ」という名前は、フェヌグリークを使用したさまざまな料理を指すことがある。たとえば、「ヒルバ」という名の飲み物やフルバという調味料が存在する[4][5]。
英語では、フェヌグリーク・ケーキ(fenugreek cake)という名称が代わりに用いられることもある[2][6]。
また、スィーニーヤ・フルバ(صينية حلبة; ローマ字表記:ṣīnīya ḥulba; 直訳はフェヌグリークのトレー)と呼ばれることもある[2]。
材料と調理法
フェヌグリークの種子は、どのような苦味をも取り除くために、使用する前にしばらく水に浸しておく必要がある[2][7]。
このケーキは、バスブーサに似たイーストを使ったシンプルなセモリナケーキで、苦味抜きされたフェヌグリークの種子はセモリナ粉とオリーブ・オイルで作られた生地に混ぜ込まれ、焼成される。生地には焼成直後の熱いうちに、冷ました砂糖とローズウォーターのアタールが浸しかけられ、さらにゴマやニゲラシードなどがトッピングとして飾られる。ケーキは、まず横方向にまっすぐ切り込みを入れた後、斜めに切ることで、ダイアモンド型または菱形のピースにカットされる。こうして、斜め格子状の切り込み模様が形成される[1][2][7][8]。
消費
ヘルバは特にパレスチナで人気があるが、「好き嫌いが分かれる料理」として表現される[9][10]。 その人気を限定する要因の一つは、ソトロンという成分によって生じるフェヌグリークに伴う特有の匂いである[2][11]。
パレスチナでは大きな食事の後に、濃いめでブラックのアフワ・アラビーヤとともに小さめに切り分けたヘルバを食する[1]。
フェヌグリークは、血流の改善や授乳の促進など、さまざまな薬効を有すると信じられている[9][10][13]。
関連項目
脚注
注釈
出典
- ^ a b c (英語) Zaaki - Tasty Palestine Recipes from our Kitchen in Aida Refugee Camp. Noor Women's Empowerment Group. (2015). pp. 36-37
- ^ a b c d e f El-Haddad, Laila. “Fenugreek Olive Oil Cake (Saniyit Hulba)” (英語). The Washington Post. 2025年3月25日閲覧。
- ^ K. Bedevian, Armenag (2006). “Vol. 2” (アラビア語). المعجم المصور لأسماء النباتات [Illustrated Dictionary of Plant Names]. p. 777 2025年6月3日閲覧。
- ^ “فوائد الترمس ومشروب الحلبة المنبتة لمواجهة أضرار الكحك في العيد” (アラビア語). www.akhbar-sharq.com 2025年6月3日閲覧。
- ^ “What's on the menu at Louf, chef Fadi Kattan's new Palestinian restaurant” (英語). Toronto Life. (2024年12月17日) 2025年6月3日閲覧。
- ^ “Helbeh (Fenugreek cake)” (英語). Sami Tamimi. 2025年6月3日閲覧。
- ^ a b “Hilbeh (Fenugreek cake)” (英語). Middle East Monitor (2019年5月27日). 2025年6月3日閲覧。
- ^ “Palestinian Semolina and Fenugreek Cake with Orange Blossom” (英語). Spice Kitchen (2021年12月8日). 2025年6月3日閲覧。
- ^ a b Kassis, Reem (23 October 2017) (英語). The Palestinian Table. Phaidon Press. p. 220. ISBN 978-0-7148-7496-8 2025年6月3日閲覧。
- ^ a b Ottolenghi, Yotam; Tamimi, Sami (16 October 2012) (英語). Jerusalem: A Cookbook. Clarkson Potter/Ten Speed. ISBN 978-1-60774-395-8 2025年6月3日閲覧。
- ^ “Hilbeh (Fenugreek) Traditional Palestinian Dessert” (英語). palestineinadish.com (2024年10月29日). 2025年6月30日閲覧。
- ^ Maimon, Rotem. “Ramadan dessert recipe: Sabriyah Abu Beri's hilbe (fenugreek) pastry” (英語). Haaretz.com. オリジナルの2022年6月1日時点におけるアーカイブ。 2025年6月3日閲覧。
- ^ Kassis, Reem (2022年2月15日). “National Cuisine Is a Useful Illusion” (英語). The Atlantic 2025年6月3日閲覧。
ヘルバ
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「.hackシリーズの登場人物」の記事における「ヘルバ」の解説
声:冬馬由美 登場作品:.hack//SIGN、.hack、.hack//黄昏の腕輪伝説、.hack//Link プレイヤー 凄腕のハッカーであること以外、素性は名前・年齢・性別・経歴など一切不明。唯一明確であるものは自身の目的と行動指標だけである。職業も不明とされているが、コンピュータ関連のセキュリティにも精通していることもあって、様々な方面の企業・団体からコンピュータアナリストとしての仕事依頼を引き受けて収入を得ているらしい。 The World R:1 呪文使い/呪療士のヘルバとして活動。ヘルバ自身が作り出した不正規PC。名前の由来は『黄昏の碑文』に登場する闇の国の女王の名前である。ハッカーや放浪AIの溜り場「ネットスラム」の管理者でもあり、ネットスラムで『The World』のイリーガルデータを収集していた。 ネットスラムに流れ着いた司のPCのコピーデータなどから、黄昏事件の予兆を誰よりも早く察知している。かねてからコンピュータと人との新たな関係を模索しており、『The World』自体に何らかの意思があることを思わせる今回の変化の果てには「コンピュータと人との新たな関係における一つの答えがあるのではないか」と考え、以降「お節介な警告者」を自称して最前線にいる司やカイトらに支援を行うようになる。 管理者とはもとより友好な関係ではないが、原因を探ることで管理者と反目してカイトらをサポートしていたことで、なお対立的な立場となっていく。しかし、やがてCC社内部の情報も必要と感じたカイトの行動により、自身の面子を捨てた管理者リョースと手を取り合うことになる。その後も、Ωサーバーのミラーサーバー稼動や、ウィルスバグに対するワクチンプログラムの作成など、その仕事全てにプロ以上の技術を見せる。 第1期ゲームの後日談であるOVA『Unison』や『GIFT』では、レクリエーションを演出し、皆の労をねぎらったりもした。『Legacy』では腕輪の最後を見届けさせるためスポーク(後の欅)をカイトと共に旅をさせるなど、そのただならぬ関係であることはわかるが詳細は不明。 第1期ゲーム『.hack』のパロディモードでは、意味不明な言葉言うが官能小説的な内容が多い。実はブラックローズとバルムンクの娘で、カイトの異父姉にあたる。ミストラルとは双子の姉妹。 漫画版『黄昏の腕輪伝説』では、予告ではシューゴ達に“.hackers”の秘密を教えるようなセリフがあったが本編ではシューゴ達とは直接接触せず、バルムンクやカズを介して間接的に協力していた。 The World R:X 他のメンバーと違いオートタイマーで石化はとけるようにしてあったと発言している事から、その能力はシックザールを超えている事がうかがえる。本人曰く、石化も検証ためにわざと喰らっていた。
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