プリン体とは? わかりやすく解説

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プリン‐たい【プリン体】

読み方:ぷりんたい

purine baseDNA形作る核酸材料になる塩基で、動物性食品豊富に含まれる。このプリン体の最終代謝産物尿酸の量が多すぎると、痛風発症することもある。


プリン体(プリンタイ)

細胞の中の核酸構成する成分で、ほとんどすべての食品含まれ細胞数の多い食品ほどプリン体の含有量が多いといえます

プリン体

読み方ぷりんたい

核酸構成する主成分代謝によって尿酸となるが、その異常によって高尿酸血症となり、痛風引き起こす

 細胞存在する核酸主成分であるアデニングアニンなどとして存在しますあらゆる生物細胞内存在するため、ほとんどの食品含まれています。一般的にレバーイクラタラコなど細胞数の多い食品には多く含まれアルコール飲料ではビール多く含まれています。
 体内では、食物から取り込まれるプリン体のほかにも、新陳代謝によって古い核酸分解したもの、グルタミンやグリシンなどから合成されたものがあります。プリン体は肝臓代謝されて、最終的に尿酸となって身体の外に排泄されますが、尿酸多くなり過ぎると血液中に尿酸たまって高尿酸血症起こします高尿酸血症の状態が続くと、尿酸結晶化した尿酸塩が関節沈着し急性関節炎引き起こします。これが痛風呼ばれるもので、ほかに腎臓尿路沈着して腎臓障害尿酸結石起こすこともあります


プリン塩基

(プリン体 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/10 19:45 UTC 版)

図1. 主なプリン誘導体。プリン、アデニングアニンヒポキサンチンキサンチンテオフィリンテオブロミンカフェイン尿酸、イソグアニン

プリン塩基(プリンえんき、: purine base)は、プリン骨格を持った核酸塩基である。つまり、プリン環を基本骨格とする生体物質核酸あるいはアルカロイド塩基性物質である。プリン体(プリンたい)とも総称される。

核酸塩基であるアデニン(図1.2)、グアニン(図1.3)などヌクレオシド/ヌクレオチド以外にもNADFADの成分として、あるいはプリンアルカロイドカフェイン(図1.7)、テオブロミン(図1.6)などが知られている。

食品におけるプリン体

食品中では旨味の成分であり、核酸中に多く含まれる。そのため細胞数の多いもの、細胞分裂の盛んな組織に多く存在する。プリン体の多い食品としては、以下のものが挙げられる。

食品中の100グラム当たりのプリン体含有量[1][1]
種別 mg
肉類 鶏肉レバー 312.2
牛肉(レバー) 219.8
鶏肉(もも) 122.9
魚介類干物 煮干し 746.1
カツオ 211.4
クルマエビ 195.3
鶏卵 0
うずら 0
明太子 159.3
イクラ 3.7
海藻類 乾燥わかめ 262.4
乳製品 牛乳 0
チーズ 5.7
野菜・豆類 干し椎茸 379.5
乾燥大豆 172.5
納豆 113.9
健康食品 DNA/RNA 21493.6
クロレラ 3182.7
ローヤルゼリー 403.4
その他 豚骨ラーメン(スープ) 32.7

なお、日本ではプリン体含有量が低いことを謳ったビール類が宣伝されており、このため逆説的に酒類にプリン体が多く含まれているというイメージを持たれることがある。しかし、アルコール飲料としては比較的含有量の多いビールでも3.3mg/100mLから16.6mg/100mL程度であり、他の食品に比べて高いものではない。特に焼酎などの蒸留酒では1mg/100mL以下である[2]。ただし、プリン体の多少に関わらずアルコール摂取は尿酸値を上昇させるため、痛風の場合はアルコール飲料の摂取は少ない方が好ましい。また、菓子の「プリン」はプディング(英: pudding)からの転訛で、「プリン塩基」や「プリン体」のプリン(英: purine)とは別語源である。

人体への影響

プリン代謝

プリン代謝は核酸塩基の同化作用という意味合いの他、特に陸棲の動物においては、尿素を生成するオルニチン回路と共に体内の過剰な窒素の排泄作用においても重要である。したがって、プリン代謝には、核酸新生経路(デノボ経路、de novo pathway)および核酸のサルベージ経路 (salvage pathway) の他に尿酸合成を介して尿素(図1.8)を生成する経路が知られている。

生合成

プリン塩基の生合成には、新生経路とサルベージ経路の二系統のプリン塩基合成経路が存在する。

新生経路はホスホリボシル二リン酸を出発物質として、グルタミングリシンアスパラギン酸からリボースリン酸上にプリン骨格を構築し、中間体のイノシン酸を生成する。その後は、アスパラギン酸由来のアミノ基が導入されてアデニル酸(AMP)が、グルタミン由来のアミノ基が導入されてグアニル酸(GMP)が生成する。

一方、アデニンホスホリボシルトランスフェラーゼ (EC 2.4.2.7) やヒポキサンチン-グアニンホスホリボシルトランスフェラーゼにより、分解されたプリン塩基からヌクレオチドを再生するサルベージ経路からも生合成される。

分解

イノシン酸からヒポキサンチン-グアニンホスホリボシルトランスフェラーゼによって生成するヒポキサンチン(図1.4)はサルベージ経路で再生される一方、キサンチンオキシダーゼ(EC 1.17.3.2)により尿酸(図1.8)が生成される。尿素排泄型の動物においては尿酸はいくつかの酵素によりアラントインを経由して尿素まで分解される。

プリンヌクレオシド / プリンヌクレオチド

プリン塩基を持つ代表的なプリンヌクレオシドおよびプリンヌクレオチドの一覧を次に示す。

塩基 略号 構造式 DNA
or
RNA
ヌクレオシド リボヌクレオチド デオキシリボヌクレオチド
アデニン A DNA
and
RNA
アデノシン アデノシン一リン酸 (AMP)
アデノシン二リン酸 (ADP)
アデノシン三リン酸 (ATP)
デオキシアデノシン一リン酸 (dAMP)
デオキシアデノシン二リン酸 (dADP)
デオキシアデノシン三リン酸 (dATP)
グアニン G グアノシン グアノシン一リン酸 (GMP)
グアノシン二リン酸 (GDP)
グアノシン三リン酸 (GTP)
デオキシグアノシン一リン酸 (dGMP)
デオキシグアノシン二リン酸 (dGDP)
デオキシグアノシン三リン酸 (dGTP)

関連項目

出典

書籍

ウェブサイト


プリン体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/12 10:11 UTC 版)

プリン (化学)」の記事における「プリン体」の解説

プリン塩基」も参照 アデニングアニンなどの、核酸ヌクレオチド骨格構成する核酸塩基として広く生物中に存在する生化学栄養学ではアデニングアニン中心とした、プリン部分構造として持つ生合成・代謝産物総称してプリン体と呼ぶ。 プリン体は代謝されると尿酸となる。尿酸強力な抗酸化物質でありヒト体内において酸素関与する有害な反応減弱もしくは除去する働きがある一方で尿酸体内析出し結晶ができると痛風発作誘発する痛風患者がプリン体を過剰摂取すると病状悪化すると言われる

※この「プリン体」の解説は、「プリン (化学)」の解説の一部です。
「プリン体」を含む「プリン (化学)」の記事については、「プリン (化学)」の概要を参照ください。

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