パンロールとは? わかりやすく解説

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パンロール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/16 03:57 UTC 版)

パンロール

パンロールとは、北海道小樽市に本社を構えるかまぼこ等の練り製品の製造・販売を手がけるかま栄が開発したすり身食パンで巻いた揚げパンである。

概要

昭和37年に食の洋風化の影響でかまぼこの需要が減る中かま栄の社長である佐藤公亮が知人のパン店から余ったパンの活用を持ちかけられたことや[1]、「かまぼこをスナック感覚で食べることはできないか」というコンセプトを元に開発されて誕生した洋風オードブルである[2]。開発当初は食パンにすり身を塗って揚げるもパンの油っぽさが強く、その後4mm厚のパンですり身を筒状に巻いた形で製品化され[1]、甘めのすり身とさっくりしたパンの食感を両立した味わいとなっている[3]

地元ではデパ地下でも販売されており、値段も1本300円以内で購入が可能である。おつまみおやつとして食べられ、パンの中身は船上ですり身にした上級のスケソウダラすり身を中心に[3]挽肉タマネギを混ぜた形としている[4]。かまぼこ業界の振興を目指し特許や商標登録を行わず[3]、今ではかま栄以外の会社でも販売され、都市部で行われる物産展でも見かけることがある。

脚光浴びるきっかけ

脚光を浴びるきっかけとなったのが、北海道でタレント俳優として活躍する大泉洋がテレビ番組で絶賛したことである[5]。大泉は、新千歳空港にある売店で購入し、それを自身がレギュラー出演する番組『おにぎりあたためますか』(HTB)で紹介したうえ、大泉本人が『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)にゲスト出演した際にも持参し[6]芸能人の間でも話題になり問い合わせが殺到した。

ただし、大泉によるとパンロールは食べ始めは美味しく食べられるが、後からお腹に溜まってくるという。

購入方法

パンロールは2025年現在、小樽市内や札幌・新千歳空港のかま栄の販売店11店舗での販売しかなく地方発送では扱っていないため購入できない[1]。これはパンロールの消費期限が短く[1]、地方発送することに消極的ではなく、チルド発送で購入者が揚げて食べる方法も取れるが、商品の売りである手軽さが損なわれる等の理由で販売されていないためである。現時点では新千歳空港を含む現地のかま栄の販売店で購入するしかない。揚げたてのパンロールを食べたいのであれば、各売店で揚げたてを注文する必要がある。

派生品

パンロールをパンに挟んだパンロールパンなる食べ物が存在する。スパゲティーロールや焼きそばパンと同様、ホットドッグに利用する小型のコッペパン(ロールパン)にパンロールを挟んだものである。パンロール自体がパン生地を利用したものであるが、そのパンロールをひとつの惣菜とみてパンに挟んだ惣菜パンである。

すり身にベーコンや玉葱を入れてパンで包んだ「パンドーム」も工場直売店限定で展開している[1]

紹介した全国番組

脚注

  1. ^ a b c d e 山田一輝「北の食☆ストーリー 揚げかま練り続けた味 創業120年小樽・かま栄「ひら天」「パンロール」」 - 北海道新聞2025年11月16日11面
  2. ^ パンロール”. ケンミン食. まちづくりプラットフォーム. 2021年5月17日閲覧。
  3. ^ a b c 【特集】小樽への特別な思い…老舗かまぼこ店“パンロール”の誕生秘話「ザ・ロングセラー愛されるにはワケがある」(2月26日放送) - 今日ドキッ!(北海道放送)
  4. ^ かま栄|小樽のかまぼこは道民の味。旅グルメのイチオシは絶品「パンロール」!”. たびらい. パム. 2021年5月17日閲覧。
  5. ^ 【B級グルメ】大泉洋さんも絶賛! 北海道限定「かま栄のパンロール」を食べてみた”. ロケットニュース24. ソシオコーポレーション. 2021年5月17日閲覧。
  6. ^ 「パンロール」で有名な老舗かまぼこ店・かま栄、マルヤマクラスに出店 - 北海道リアルエコノミー





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