オルドとは? わかりやすく解説

オルド

名前 Orde

オルド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/09 19:16 UTC 版)

オルドオルダ古テュルク語: 𐰇𐱃𐰀 転写: uta、ᠥᠷᠳᠥ、転写: ordo、:斡魯朶/兀魯朶)とは、契丹蒙古などのモンゴルテュルク系民族におけるカンや后妃の宿営地のこと。日本語訳では、行宮・宮帳・幕営と表記する。ゲル(パオ(包)、ユルト)とほぼ同義語である。

概要

オルドが歴史の上に現れるのは、の時代とされる。皇帝のもとに1つのオルドが設置され、これを維持するための州県や部族を附属させて、租税や兵士をもって奉仕した。皇帝の没後は后妃に引き継がれて皇帝の陵墓の警護・祭祀にあたった。また、后妃や皇太子が独自のオルドを有する例もあった。

モンゴル帝国及びそこから派生したと諸ハン国では、オルドはカアン(皇帝)のみが保持したが、代わりに4つ前後のオルドが設置されて后妃に与えられ、后妃の采邑・歳賜・后妃個人への貢物をもって運営された。皇帝は4つのオルドを行き来して宿泊するオルドに設けられた主帳にて政務を行った。また、オルドを中心として大遊牧集団を構成して、1ヶ月あるいは季節ごとにオルドごと移動した。

チンギス・カンには38人の后妃がいた(『元史』)が、彼は皇后のボルテを第1オルド、これに次ぐクランに第2オルド、イェスイイェスゲン姉妹にそれぞれ第3・第4オルドを管轄させ、その他34名を分属させたとされている。

ジョチ・ウルス分裂期においては、「金のオルド」「青のオルド」「ノガイのオルド」などといった国家が乱立した。日本の歴史学においては「金帳汗国」「青帳汗国」などと表記されている。

20世紀に入っても、ロシアに対して独立運動を行ったカザフ人たちが「アラシュのオルド」(アラシュ自治国)を建国している。

参考文献

  • 真杉慶夫「オルド」(『世界歴史大事典 Encyclopedia Rhetorica 3』(教育出版センター、1985年) ISBN 4763240021
  • 森川哲雄「オルド」(『歴史学事典 12 王と国家』(弘文堂、2005年) ISBN 4335210434

関連項目


オルド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 22:18 UTC 版)

デスマーチからはじまる異世界狂想曲」の記事における「オルド」の解説

プタの街魔狩人隻眼兎人レベル7〜9の獣人たちをまとめている。獣人寄り合いからサトゥー一行を守るよう依頼されたため、宿の襲撃には参加せず無法者捕縛回った

※この「オルド」の解説は、「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」の解説の一部です。
「オルド」を含む「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」の記事については、「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「オルド」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「オルド」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「オルド」の関連用語

オルドのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



オルドのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのオルド (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのデスマーチからはじまる異世界狂想曲 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2026 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2026 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2026 GRAS Group, Inc.RSS