おお‐わし〔おほ‐〕【大×鷲】
オオワシ
| 名称: | オオワシ |
| ふりがな: | おおわし |
| 種別: | 天然記念物 |
| 種別2: | |
| 都道府県: | 定めず |
| 市区町村: | 北海道 |
| 管理団体: | |
| 指定年月日: | 1970.01.23(昭和45.01.23) |
| 指定基準: | 動2 |
| 特別指定年月日: | |
| 追加指定年月日: | |
| 解説文: | S44-12-018オオワシ.txt: オオワシは翼長65センチ、翼の開長2メートルに近い、わが国最大のワシ・タカ類で、冬鳥として本邦に飛来する。主として海岸近くや、平地の河川・湖沼の付近に生息する。樺太・カムチャッカ半島などで繁殖し、冬期北海道から本州の沿岸ぞいに南下し、まれに奄美大島や鳥島などに飛来することもある。単独で生活することが多いが、渡りの時は小群をなす。食性は動物質を主とし、魚類が多くウサギなどの獣類も食べている。 最近、猛禽類は急速に減少し、国際的にその保護が叫ばれているが、わが国でもイヌワシ・オジロワシとともにその保護を強化する必要があり、今回指定するものである。 |
| 天然記念物: | オオミズナギドリ繁殖地 オオミズナギドリ繁殖地 オオヤマレンゲ自生地 オオワシ オカヤドカリ オガサワラアメンボ オガサワライトトンボ |
大鷲
オオワシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/19 05:57 UTC 版)
| オオワシ | |||||||||||||||||||||||||||
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オオワシ Haliaeetus pelagicus
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| 保全状況評価[a 1][a 2] | |||||||||||||||||||||||||||
| VULNERABLE (IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約附属書II
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| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Haliaeetus pelagicus (Pallas, 1811) | |||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| オオワシ | |||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Steller's sea eagle | |||||||||||||||||||||||||||
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繁殖地
越冬地
周年生息地
オオワシの生息図
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オオワシ(大鷲[1]、羗鷲[2]、学名: Haliaeetus pelagicus)は、鳥綱タカ目タカ科ウミワシ属に分類される鳥類。
分布
夏季にロシア東部(カムチャツカ半島、樺太北部など)で繁殖し、冬季になると越冬のため朝鮮半島、沿海州、カムチャツカ半島南部などへ南下する[3][4][5][a 3]。オホーツク海沿岸部では冬季に南下する個体が多いが、一方でカムチャツカ半島では千島列島以南へ南下せずに留まる個体も多い[4]。日本では基亜種が冬季に越冬のため北海道や本州北部に飛来(冬鳥)する[1][3][a 3][a 4][a 5]。
形態
日本で一番大きなワシともいわれ、全長オス88センチメートル、メス102センチメートル[4]。翼長オス56-65センチメートル、メス60-65センチメートル[4]。翼開張220-250センチメートル[4][a 3]。尾羽は長い楔形[4]。尾羽の枚数は14枚[1]。全身の羽衣は黒や黒褐色で[3][a 3]、頭頂から頸部を被う羽毛は羽軸に沿って白い斑紋(軸斑)が入る[1]。尾羽は白い[4][a 3]。飛翔時には翼後縁部が膨らんで見える[4][a 3]。翼は黒や黒褐色[1][3]。体重は6.5kg〜9.5kg。
虹彩は黄色[4][a 3]。嘴は大型[4][a 3]。嘴や後肢は黄色や橙色[3][4][a 3]。
幼鳥は全身の羽衣が淡褐色で、下面や翼に白い斑紋が入る[4]。尾羽の外縁(羽縁)や先端に褐色の斑紋が入る[4]。
- H. p. pelagicus オオワシ
- 額や腰、脛の羽衣が白い[4][a 3]。小雨覆や人間でいう手首を被う羽毛(小翼羽)、一部の下雨覆は白い[1][3]。
- H. p. niger
- 尾羽基部と尾羽を除いて全身の羽衣が黒い[4]。
分類
亜種H. p. nigerは朝鮮半島や沿海州で採集例があり朝鮮半島で繁殖する亜種とされるが、標本が少なく現在も繁殖しているかは不明[4]。亜種H. p. nigerを単なる暗色型として亜種と認めない説もある[4]。
- Haliaeetus pelagicus pelagicus (Pallas, 1811) オオワシ
- Haliaeetus pelagicus niger
生態
海岸や河川、湖沼などに生息する[4][a 3]。種小名pelagicusは「海の、外洋の」の意。越冬地では水辺の樹上で休む[a 3]。
食性は動物食で、主に魚類(カラフトマス、サケ、スケトウダラなど)を食べるが鳥類(カモ類)、小型から中型の哺乳類、動物の死骸(魚類、アザラシ、クジラなど)なども食べる[3][4][5]。
繁殖形態は卵生。アムール川下流域やカムチャツカ半島では4月までに海辺や水辺にある大木の樹上(ダケカンバ、ドロノキなど)や断崖に巣を作る[4][5]。ロシア極東部では4-5月に1-3個(主に2個)の卵を産む[4][a 3]。抱卵期間は1か月から1か月半[4]。雛は5-6月に孵化し、8月に巣立つ[4]。
寿命は野生下では30年。
人間との関係
尾羽が矢羽として利用されることもあった[4][5]。ロシアでは毛皮用のテンが罠にかかった際に食害することもあり、害鳥とみなされることもある[4]。
捕殺されたエゾシカ、刺し網や氷下待網漁などの漁業や陸揚げの際に生じるおこぼれに集まって食べる事もあり、水産加工場の廃棄物やゴミ捨て場を漁ることもある[4][a 3]。
開発による生息地の破壊や獲物の減少、羽目的の狩猟、害鳥としての駆除、鉛散弾によって狩猟された動物の死骸を食べたことによる鉛中毒などにより生息数は減少している[4][5][a 3][a 6][a 7][a 8]。日本では1970年に国の天然記念物、1993年に種の保存法施行に伴い国内希少野生動植物種に指定されている[3][a 9]。1985年における生息数は約5,200羽と推定されている[5]。
画像
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頭部
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頭部
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後肢
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飛翔する本種
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ベルリンのティアパークにいるオオワシ
出典
- ^ a b c d e f 安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年、91頁。
- ^ 落合直文著・芳賀矢一改修 「おほわし」『言泉:日本大辞典』第一巻、大倉書店、1921年、591頁。
- ^ a b c d e f g h 加藤陸奥雄、沼田眞、渡辺景隆、畑正憲監修 『日本の天然記念物』、講談社、1995年、647、649頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa 中川元 「オオワシ」『日本動物大百科3 鳥類I』日高敏隆監修、樋口広芳・森岡弘之・山岸哲編集、平凡社、1996年、150-151頁。
- ^ a b c d e f 松田道生 「オオワシ」『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著、講談社、2000年、106、188頁。
関連項目
外部リンク
- ^ CITES homepage
- ^ a b The IUCN Red List of Threatened Species
- BirdLife International 2013. Haliaeetus pelagicus. In: IUCN 2013. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2013.2.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 環境省 自然環境局 生物多様性センター
- ^ “オオワシ飛来!!”. 北海道地方環境事務所 (2022年12月9日). 2025年6月18日閲覧。
- ^ 「知床の流氷にオオワシ 北海道、越冬のため多数飛来」『日本経済新聞』日本経済新聞社、2025年3月5日。オリジナルの2025年6月18日時点におけるアーカイブ。2025年6月18日閲覧。
- ^ 「被弾で保護の知床のオオワシ、衰弱死」『読売新聞』読売新聞社、2005年3月27日。オリジナルの2005年3月27日時点におけるアーカイブ。2025年6月18日閲覧。
- ^ 「絶滅危惧の野鳥、6種42羽死ぬ 風力発電衝突で」『日本経済新聞』日本経済新聞社、2015年1月20日。オリジナルの2025年6月18日時点におけるアーカイブ。2025年6月18日閲覧。
- ^ “鉛中毒の発生防止について”. 北海道十勝総合振興局 (2024年1月4日). 2025年6月18日閲覧。
- ^ 環境省
オオワシ
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