Η
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/28 01:27 UTC 版)
| ギリシア文字 | |||
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| 使われなくなった文字 | |||
( |
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| ギリシアの数字 | |||
| スティグマ | ( |
サンピ | |
( |
コッパ | ||
Η, η(エータ、イータ、古代ギリシア語: ἦτα エータ、ギリシア語: ήτα イタ、ギリシア語ラテン翻字: ēta)はギリシア文字の第7番目の文字。数価[1]は8。音価は古典では/eː/、現代語では/i/。
ラテンアルファベットのH、キリル文字のИはこの文字を起源とする。
この一字でギリシャ語の女性定冠詞単数を表す。例)η Ελλάδα(ギリシャ)
起源
フェニキア文字 𐤇
(ヘート)に由来し、早期には
のように書かれた。古くは子音[h]を表したが、東部イオニア方言やクレタ島の方言ではこの子音が消滅し、イオニア式アルファベットでは母音を表すために転用された[2]。イオニア式アルファベットが標準化した後にも一部の方言には[h]音が残り、マグナ・グラエキアではこの音を「Ͱ」で表した[3]。後には気息記号でhの有無を示すようになった。
イオニア方言・アッティカ方言では本来の長母音[aː]が[æː]のように前舌化し、母音字としての「Η」は当初この音を表した(例:μήτηρ「母」、ドーリア方言形 μάτηρ)。その後この音が広い[ɛː]と合流したため、「Η」で両者を表すようになった[4]。
西暦150年以降に「η」は狭母音「ι」と混同されはじめ、キリル文字やグラゴール文字では両者が音声上区別されていない[5]。
記号としての用法
符号位置
| 大文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 小文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Η | U+0397 |
1-6-7 |
ΗΗΗ |
η | U+03B7 |
1-6-39 |
ηηη |
|
| Ή | U+0389 |
- |
ΉΉ |
ή | U+03AE |
- |
ήή |
脚注
- ^ 文字に当てはめられた数値のこと。 ギリシアの数字を参照。
- ^ Nigel Wilson, ed (2006). “Alphabet”. Encyclopedia of Ancient Greece. Routledge. p. 37. ISBN 9780415973342
- ^ Allen (1987) p.52
- ^ Allen (1987) pp.73-74,171-172
- ^ Allen (1987) p.74-75
参考文献
- W. Sidney Allen (1987) [1968]. Vox Graeca (3rd ed.). Cambridge University Press. ISBN 0521335558
Ηと同じ種類の言葉
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