ラベル 福井 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 福井 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

赤れんがcafe/敦賀(福井)

北陸新幹線の延伸に沸く敦賀。この日は敦賀の主要観光地のひとつである赤レンガ倉庫にやって来ました。と言っても横浜のそれに比べれば規模は10分の1ほどです。
館内にはいくつか飲食店があり、地元の魚介類を用いた海鮮料理店は凄惨な混雑っぷりだったので、我々はそこそこ空いているカフェっぽい店でスナックで済ますことに。先に座席を確保してからレジで注文するというスタバ方式です。
スイーツやちょっとしたケーキ類のほか、パスタに加えて「SABAティーヤ」なる、トルティーヤ生地を用いた謎料理も用意されており、怖いもの見たさで注文してみました。
右が「SABAティーヤ」であり、敦賀名物サバの浜焼きをラップサンド状態にもっていくというチャレンジングな試み。左は「SABAティーヤトマトチーズ」で、その名前の通りです。いずれも700円前後だったと記憶しています。
主題の「SABAティーヤ」ですが、これがびっくりするほど美味しい。旨味の強いサバをマリネ液に漬け込んだうえ、玉子たっぷりのタルタルソースをこれでもかというほどブチこみます。野菜の量も多く、ゆうべ「タテルヨシノ 三國湊 (Tateru Yoshino Mikuniminato)」で食べたどの料理よりも美味しく感じました。
「SABAティーヤトマトチーズ」はただでさえ濃い味わいにトマトとチーズでコクを追加します。もちろん美味しいのですが、サバそのものの味覚を愉しむという意味ではシンプルな「SABAティーヤ」のほうに軍配があがります。
びっくりするほど美味しかった。隣の年配の夫婦も深い思い入れ無く雑に注文し適当に食べ始めたのですが、途中で絶句し「これ!美味しい!」と頷き合っていました。それぐらい強烈な違和感を覚えるほどの旨さです。オススメ!

食べログ グルメブログランキング

関連ランキング:カフェ | 敦賀駅


人気の記事
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

東京最高のレストラン2024
価格:2,420円(税込、送料無料) (2024/1/6時点)

「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

タテルヨシノ 三國湊 (Tateru Yoshino Mikuniminato)/福井

「オーベルジュほまち 三國湊(みくにみなと)」のメインダイニング「タテルヨシノ 三國湊 (Tateru Yoshino Mikuniminato)」。フランス料理界隈のスーパースター吉野建がプロデュースするオーベルジュということで、はるばる福井の果てまでやって参りました。
「オーベルジュほまち 三國湊(みくにみなと)」と同様、三国の町家をリノベした建屋であり、モダンではあるもののジャパンな趣きを感じさせる独特の誂えです。店内奥にある中庭の存在が印象的。
ワインは全く東京価格ですねえ。もちろんワインは世界統一価格と言われればそれまでですが、当店のゲストは遠くから来た方ばかりなんでしょうし、もう少しうまくやれるんじゃないかなという気持ちはしないでもない。
アミューズはコンソメのジュレに玉ねぎのピュレ、ビーツのムース(?)。当店流の冷製ボルシチだとの説明ですが、なんで三国港くんだりまで来てボルシチなんだという気持ちと、そもそもボルシチってこんなん料理だっけというお気持ちです。
グリーンアスパラにフォアグラ。決して不味いわけではありませんが、なぜ福井の海沿いのオーベルジュに来てまで、東京の安いビストロみたいな料理を食べないといけないのかの疑問は残ります。
ホワイトアスパラガスにヒラメ、キャビア。これはもう、完全に披露宴の食事である。「越前蟹の坊(かにのぼう)」のランチのように、地元の食材を活かした料理はいくらでも考え得ると思うのですが、なぜこんな退屈な仕様としたのか小一時間問い詰めたい気分です。
グリーンピースのスープ。こうなってくると、遠くから来たゲストを馬鹿にしているのかもしれないという疑念が強くなりつつある。ふざけるのもいい加減にしろと言いたいところですが、そういえば和歌山の「オテル・ド・ヨシノ(hotel de yoshino)」もこんな感じだったなという記憶がしないでもない。
パンも普通に美味しいですが、とくにこれといった工夫は見られません。普通のパンです。
タテルヨシノのスペシャリテのひとつであるサーモンは、地元のサーモンを用いているそうで、なるほど確かに美味しい。なのですが、プレゼンテーションがいまいちダサく、披露宴料理の域を出ません。
メインは若狭牛。名前こそ地元のブランドが付与されていていますが、料理そのものから情熱が感じられません。呆れ半分諦め半分で臨みましたが、覚悟した通り無為無聊なひと皿です。
デザート1皿目は吉野シェフの故郷の名を冠した「喜界島アイスクリーム」とのことですが、何のことはない、喜界島の砂糖を用いただけでした。
デザート2皿目の披露宴感が満載で、不味くはないがうまくも無い、そんな甘味です。よし決めた、今夜は奮発してエスティー・ローダーのアドバンスナイトリペアを塗って寝よう。
取ってつけたようなお茶菓子でフィニッシュ。ごちそうさまでした。

心からがっかりしたディナーでした。「タテルヨシノ」というブランドを冠しただけの、時代遅れの披露宴料理店であり、わざわざ三国港くんだりまで来て食べる必然性が全く感じられない料理の数々。こんなことなら当店から徒歩10分の「越前蟹の坊(かにのぼう)」で暴飲暴食を重ねたほうがよほど満足度は高いでしょう。

秋元康が晩年になって名義貸しで雑なアイドルグループを乱発するニュアンスに近いものを感じたディナーでした。やっぱシェフ本人が居ないレストランはダメですね。お疲れ様でした。

食べログ グルメブログランキング


関連記事
「好きな料理のジャンルは?」と問われると、すぐさまフレンチと答えます。フレンチにも色々ありますが、私の好きな方向性は下記の通り。あなたがこれらの店が好きであれば、当ブログはあなたの店探しの一助となるでしょう。
日本フレンチ界の巨匠、井上シェフの哲学書。日本でのフレンチの歴史やフランスでの修行の大変さなど興味深いエピソードがたくさん。登場する料理に係る表現も秀逸。ヨダレが出てきます。フランス料理を愛する方、必読の書。

オーベルジュほまち 三國湊(みくにみなと)/福井

北陸新幹線の延伸に沸く北陸地方。この日は福井は三国港近くに開業したばかりの「オーベルジュほまち 三國湊(みくにみなと)」にお邪魔しました。新幹線の芦原温泉駅から車で20分ほどの距離にあり、宿泊客は事前にお願いすれば当駅まで送迎をお願いできます。このあたりにお邪魔するのは「川㐂(かわき)」にカニを食べに来て以来です。
「竹田城 城下町 ホテル EN(えん)」のような分散・滞在型宿泊施設であり、本館とレストラン棟に加えて宿泊棟が三国の町に分散しているというスタイル。ホテル名の「ほまち」は「帆待ち」に由来しており、北前船が良い風を待つ状態を表しているそうです。
レセプションを備えた本館から徒歩数分。我々が滞在する町家に到着しました。このあたりは静かな港町と思いきや、住人同士の仲が非常に良く。町中の至る所でご近所さん同士の井戸端会議が繰り広げられているのが印象的です。本当によくお喋りしている。
我々が滞在したお部屋は大きな建屋の中のひとつの部屋といったところでしょうか。屋根が高いのか低いのかよくわからん誂えが特徴的。床やベッド、キッチンなどは現代風にリノベされています。
江戸時代からの柱や梁を上手く残しており雰囲気があります。コーヒー紅茶はもちろんのこと、冷蔵庫の飲み物も自由に楽しんで良いのが便利です。もちろんこのあたりコンビニはおろか自動販売機なども滅多にないのでそうせざるを得ないのかもしれません。
町家をリノベと言っても寝具は現代人向けにベッドが用意されています。が、シーツがカビっぽいというかなんというか、直截に表現すると臭い。マットレスのサイズも小さめです。
スライドドアの奥にはウェットエリア。誰かがトイレ・洗面台・シャワーのいずれかを使用すれば同居人が他にアクセスできなくなるのは不便ですが、歴史的建築のリノベという意味では仕方ないのかもしれません。
ちなみに本館にはフィットネスルームが併設されており、全十数室という規模の割には頑張ったなあという印象。当館の経営者の愛読書はターザンなのかもしれません。ちなみに本館ではお茶類の他、福井の地酒も無料で楽しむことができます。
夕食はレストラン棟の「タテルヨシノ 三國湊 (Tateru Yoshino Mikuniminato)」へと移動し、フランス料理界隈のスーパースター吉野建がプロデュースするフランス料理を楽しみます。なのですが、そのクオリティは秋元康が晩年になって雑なアイドルグループを名義貸しで乱発するニュアンスに近いものを感じました。やはりシェフ本人が居ないレストランはダメですね。「La BOMBANCE 古宇利島(ラボンバンス)」と同じ現象です。詳細は別記事にて
これはもう不貞寝するしかないと寝支度を整えるのですが、お風呂のお湯は中々でて来ないし、電気を消すと非常灯がビッカビカに眩しいし、シーツは臭いし、冷蔵庫はうるさいし、夜中に2度ホストがガッシャン芸でもやっているのかと思うほどの騒音で起こされたりと、散々な一夜でした。
朝食も皿数こそはそれなりに多いものの、ひと品ひと品がチマチマした量でどうにもケチ臭く感じます。こんなことならひと皿に盛り込んでしまった方が見栄えするのではなかろうか。同じオーベルジュでも「ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ 宜野座」とはレベルの違いが際立った朝食でした。
心からガッカリした滞在でした。なんでも今回の取り組みはNTT西日本を中心に地元の有力企業が共同で立ち上げたプロジェクトだそうで、「こういう施設を作るんだ!なぜなら~」と情熱を持って語ることのできる人が居ないように感じました。誰もが及び腰で、割り勘で中途半端な施設を作ってしまった印象です。

やはり「ヴィラ・デラ・パーチェ(VILLA DELLA PACE)」のように、コンセプトに対して狂おしいほどのパッションを持ったオーベルジュが一番ですね。お疲れさまでした。

食べログ グルメブログランキング


人気の記事
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

東京最高のレストラン2024
価格:2,420円(税込、送料無料) (2024/1/6時点)

「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

タヌキ寿司/敦賀(福井)

敦賀から移動する前に地元の魚介類でもつまんで帰りたいと思い、昔ながらの鮨屋を予約。敦賀駅から歩いて20分ほどで、氣比神宮からだと歩いて10分ほど。このあたり土地勘が無いので何処を起点にして話始めれば良いかわかりません。
のれんは出ているが「準備中」の札が掲げられており判断に迷います。意を決して凸すると普通に案内して頂けたので、単に忘れていただけかもしれません。
生ビールサーバーのメンテナンスに不安を感じたので瓶ビールで注文。メニューにあったアサヒを注文するのですが在庫を切らしており、代打でキリン。ここまでは良いのですが、その場で酒屋に電話して発注に時間をかけるというスタイルには驚かされました。
お酒のお供にということで甘海老をお出し頂けました。その名の通り甘味が強く程よく弾力があり、お通しとするには立派です。が、最終支払金額は考えていたよりも高かったので、普通に有料だったのでしょう。
3,000円の寿司セットを注文。なのですが、うーん、映えない。。。シャリはベチャベチャで回転寿司のほうがレベルは上であり、タネも小さく心が浮き立ちません。
タネについても、地元っぽさを感じられません。「タテルヨシノ 三國湊 (Tateru Yoshino Mikuniminato)」にせよ、福井の人は地産地消という概念が薄いのかな。そういえば他の地方都市に比べて肉屋が多い気がする。
こりゃダメだと見切りをつけ、追加注文などをせずにさっさと退店。恐らくは昔からの馴染み客のみを相手にしているだけであり、店チョイスを間違ったかもしれません。良い悪いではなく、私の価値観には合わなかった。

食べログ グルメブログランキング

関連ランキング:寿司 | 敦賀駅


関連記事
鮨は大好きなのですが、そんなに詳しくないです。居合い抜きのような真剣勝負のお店よりも、気楽でダラダラだべりながら酒を飲むようなお店を好みます。
この本は素晴らしいです。築地で働く方が著者であり、読んでるうちに寿司を食べたくなる魔力があります。鮮魚の旬や時々刻々と漁場が変わる産地についても地図入りでわかりやすい。Kindleとしてタブレットに忍ばせて鮨屋に行くのもいいですね。

おおまきや/芦原温泉(福井)

新幹線の芦原温泉駅で下車し、そこから三国港方面へ向かう際に立ち寄ったお蕎麦屋さん。福井は地味に蕎麦が名産品であり、当店はその手打ちだということで期待で胸を膨らませながらお邪魔します。
店内は蕎麦屋としてとてもベーシックな誂えであり、入って左にテーブル席、右には小上がりがありました。ちなみに駐車場も何台かは用意されています。
メニューで唯一写真に入りで推されていた「カルビ焼肉丼」のセットを注文。1,200円です。
セットに付随するサラダ。サラダと言ってもキャベツの千切りにポテトサラダがチョロっと乗っているだけであり、いわゆるサラダ感はありません。
ざる。太さが不揃いでいかにも手作りといった外観ですが、特に香りや味が強いわけでもなく、普通オブ普通のお蕎麦です。
カルビ焼肉丼はかなり甘めの調味であり、ドロリとした口当たりが特徴的。不味くはないのですが、肉の量がとにかく少なく、パッとしないひと品です。
連れはおろしそばとカツ丼のセットを注文。こちらは大根おろしが山ほどぶち込まれており、ある種の哲学を感じる蕎麦です。こっちのほうが明らかに凝ってるのに、どうしてざるのほうが高いのだろう。
カツ丼は北陸特有のソースカツ丼スタイル。半分頂いたのですが、妙にカツが薄っぺらく食べ応えがありません。福井のカツ丼とはそういうものだと言われればそうなのかもしれませんが、少なくとも私は満足しませんでした。
いずれのセットも千円前後であり、その価格帯であればこんなもんと言えばこんなものかもしれませんが、納得感の薄い食事でした。なか卯や丸亀製麺のほうが食後感は良いと思う。お疲れ様でした。

食べログ グルメブログランキング

関連ランキング:うどん | 芦原温泉駅


人気の記事
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

東京最高のレストラン2024
価格:2,420円(税込、送料無料) (2024/1/6時点)

「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。