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いちかわ/白金高輪

上野毛「あら輝」の系譜をひく「いちかわ」。食べログは3.96(2020年3月)でブロンズメダルを獲得、ミシュランでは1ツ星です。18:00に予約を入れたので17:50に到着すると未だ扉にカギがかかっており外で待つ必要があったため、とても寒かった。
店内はカウンターのみで7~10席といったところ。市川克海シェフは「菊の井」で7年、「あら輝」で4年腕を磨き、2012年上野毛で独立した後に、南麻布へと転戦。上野毛時代は1.6万円だったおまかせコースが南麻布に来た途端に3.3万円に跳ね上がりました。
飲み物メニューは無く(またかよ)、後から逆算するにビール千円、日本酒2千円、ワインは無限大といった価格設定です。ビールや日本酒はバイトが用意するのですが、ワインについては大将が恭しく用意するため、その間全ての調理がストップし、かなり待たされます。
まずは明石のタイ。筋肉質でマッチョな味わい。
明石のイシダイ。プレーンなタイに比べるとやんわりとした食感であり、代わりに旨味が強かった。
初ガツオはフレッシュすぎるきらいがあり、水っぽくあまり美味しくありません。まだまだ季節はこれからなのかな。
蒸し鮑はたっぷりとご用意。ムキムキとした歯ごたえに上品な調味です。

この時点で18:20なのですが、このタイミングで常連客が入店し、大将は彼らにかかりきりとなり半側空間無視の状態。先に入店していた客全員が隔離され待機させられるという憂き目にあいました。
18:50になってようやく次の料理が出てきました。タケノコとミル貝なのですが、30分も待たされれば美味しさも半減である。
ここからは客全員が一列となって同じタイミングで鮨が提供されていきます。こんなことなら30分遅く来れば良かったぜ。

さて上野毛「あら輝」といえばマグロですが、「いちかわ」も同じくマグロに一家言あり。まずは勝浦産の赤身であり、赤身そのものにしっかりと味があるという印象です。
ガリは薄切りでしっかりと水気が切られています。個人的には丸のまま漬けこんで目の前にダイスカットされるタイプのほうが好き。また、バイトの気がまったくきかず、人材というよりも頭数です。次の酒は聞いてこないわ空いたガリは変えないわで色々と原辰徳でした。
が、後からフロムエーの求人に
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とあったので、この求人条件であれば仕方がないのかもしれません。バイトに罪は無い。
赤身と中トロの間の部位。なるほどマグロ自慢の店だけあって、思わず目を閉じて咀嚼してしまうほど美味しいです。シャリは赤酢でマイルドな味わい。小さめサイズであり、女子でも一口で余裕でパクパクいけるでしょう。
蛇腹と霜降り。品の良い酸を感じる一方で、脂の甘味が強烈です。ところで当店のにぎりは全体を通して圧が緩く、箸で食べるとボロボロと壊れてしまいがち。そのたびに大将は客全員にスミマセンスミマセンと謝って周っており、その様は誤字脱字だらけの小説家のようです。
アオリイカが抜群に旨い。厚めにスライスされたものに伝統工芸のように細かく細かく包丁を入れており、舌の上でまさにとろけるといった食感です。
春子鯛も分厚い。当店はマグロに関しては薄く小さい上品なカットですが、その他のタネについては川口「猪股(いのまた)」のような力強さを感じました。
鹿児島出水のアジも滅法旨い。やはり大ぶりなカットに包丁を入れ、食べ応えの強さと舌触りの良さを見事に両立させています。
巻物は天草ウニ。シャリとウニの量が同じぐらいであり当然に旨いのですが、それってハコからスプーンですくって直接食べるのとあんまし変わらんやん、という思いもあります。
大トロのヅケ。美味しいのですが、和牛の焼肉のようなニュアンスであり、あまり上品とは言えないにぎりでした。

ハマグリは丁度良い煮具合であり品の良い調味もグッド。ツメのパンチとの対比が良かったです。
〆にノドグロ丼。美味しいのですが、焼魚定食感が出てしまうのが難点。普通ににぎりで食べたかったです。
赤だしはイマイチ。食器が分厚くスープ類をグイグイ飲むには違和感があり、ワインをジョッキで飲むようなテイストがあります。

というわけで、無理オブ無理なお店でした。食べ物はさすがに美味しいですが、そりゃあひとありあたり3万も4万も払えばこれぐらい当たり前だよねという感想です。同じマグロ推しの江戸前という意味では銀座「とかみ」のほうがレベルは高い上に価格は3割引き。

また、大将の常連に対する特別扱いが気持ち悪く、他の一見客に対してはうわべだけの礼儀正しさ、冷たい無関心を示してきます。常に見えないガラス板を1枚隔てられているような疎外感がそこにある。どうして一番最後に来た常連に他の客全員がペースを合わせなければならないのか。おしゃべりしてないでさっさとにぎれよ。そんなに常連を大切にしたいなら会員制・紹介制にするか、大切な客が来る際は人払いすれば良いのに。

ここ数年訪れた鮨屋、いや、飲食店の中で、最も不愉快な思いをした夜でした。何で3万も4万も払って嫌な思いせなあかんねん。もはや屈辱と言ってもいいレベルです。訪れる際は必ず常連に連れて行ってもらいましょう。


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鮨は大好きなのですが、そんなに詳しくないです。居合い抜きのような真剣勝負のお店よりも、気楽でダラダラだべりながら酒を飲むようなお店を好みます。
この本は素晴らしいです。築地で働く方が著者であり、読んでるうちに寿司を食べたくなる魔力があります。鮮魚の旬や時々刻々と漁場が変わる産地についても地図入りでわかりやすい。Kindleとしてタブレットに忍ばせて鮨屋に行くのもいいですね。

関連ランキング:寿司 | 白金高輪駅麻布十番駅赤羽橋駅

麻布菜館(アザブサイカン)/麻布十番

麻布十番駅と白金高輪駅の中間地点。オープンは1973年と、この界隈でも屈指の老舗です。
店内はテーブル席が主軸で50~60席ほどはあるでしょうか。ランチタイムは近隣の勤め人たちで繁盛しているようです。ひとり客は大きな円卓で相席となります。ちなみに中華料理店の回転テーブルを指す英語は「Lazy Susan(レイジースーザン)」です。どうでもいいですかそうですか。
Bセットの棒棒鶏を注文。注文後5分ほどで着丼。Aセットのオマケは杏仁豆腐であり、Bセットのオマケは水餃子であったため、食いしん坊の私はオマケが決め手となりました。
水餃子。恐らくは手作りであり皮がモチモチとして美味しい。一般的な中華料理店のそれと同等の味わいであり、本日一番のお皿です。
スープはダメですねえ。これは湯かと問い詰めたくなるような薄味であり、そう言えばほんのりと磯の香りが漂う。ラーメンの汁物は危ういんじゃないかと察知させる味覚です。
メインの棒棒鶏。まさに山盛りといった外観であり、ある種の二郎らしさすら感じられます。ソースはピリ辛ではあるのもののフラットで工業的な味わい。のっぺりとした鶏肉にタレをかけただけという代物であり、あまり美味しくありません。
ライスは一般的な街の中華料理屋のそれと同等。
香の物は恐らくは自家製なのでしょうが、どうにも味覚にパンチが無く思わずため息がでる。
量こそは大したものですが、味覚としては中の中の下であり、立地と支払金額を考えればまあこんなもんかという印象。遠くから訪れるお店ではなく、ご近所さん向けのランチだと感じました。


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当店の近所の中華料理店は下記の通り。どの店も圧倒的にランチがお得です。十番で中華は昼がオススメです。
  • 火鍋 三田 ←なんて素敵な地獄絵図。暑い夏に最適なレストラン。
  • 新中国家庭料理 浅野/麻布十番 ←杏仁豆腐が絶品。
  • 和チャイナ Roppongi/麻布十番 ←もっと早くに出会っていれば良かったと後悔するほどの納得感
  • 飄香 ←夜は高級店ですがランチは驚くほどリーズナブル!
  • 永新 ←単品モノは高いですが、スープの旨さに悶絶!
  • 登龍 ←ギョーザが1人前2,000円という地獄。
  • 御膳房 ←ここもランチ。ランチコースもありますが、一番安いセットメニューで充分。
  • 萬力屋 ←チェーン店ですが結構おいしくリーズナブル。
  • 北京 ←こういうお店、結構好き。
  • 富麗華 ←中国飯店グループの旗艦店。ですが、高いだけです。
  • 紫玉蘭 ←富麗華のセカンドライン。ランチは800円~と一気にお得に。
  • 麻布十番グルメまとめ ←ほぼ毎日、麻布十番で外食しています。その経験をオススメ店と共に大公開!
 
東京カレンダーの麻布十番特集に載っているお店は片っ端から行くようにしています。麻布十番ラヴァーの方は是非とも一家に一冊。雑誌なので売り切れ注意!

魚と牛じゃ/麻布十番

南麻布方面へ向かっている途中にたまたま見かけたお店。変わった店名が印象的。軒先に掲げられたメニューが結構旨そうだったので、2次会として利用させて頂きます。
長いカウンターにテーブル席が2つと、それほど大きなお店ではありません。22:00過ぎにお邪魔したのですが、ゲストは我々だけ。しかし夜が更けるにしたがって続々と人が集まり始め、25:00に満席。面白い人の流れのお店です。ちなみに営業時間は朝の5時までだそうな。
日本酒が豊富。いずれも1合1,000円前後であり、このあたりの和食店としてはリーズナブルなほうでしょう。
お通しが豪華。こんもりとした白子にたっぷりの大根おろしと旨味の強い出汁。これは美味しいですねえ。お通しの時点でこのレベルの高さであれば、今後の展開に期待できます。
島らっきょうで時間をつぶす。添えられた味噌に程よい甘味があって美味しかった。
本日のお魚のなめろうはブリ。程よく脂ののった魚にネットリとした旨味が乗っかります。1,000円であればもう少し量があると嬉しい。
牛すじの煮込みはユッケジャンスープのような特大の器でやって来ました。ホロホロと崩れるお肉がザブザブと気前よく浸かってます。たっぷりのネギも素敵な食感を与え、しっかりとした調味のスープも美味しい。量もたっぷり。大当たりの料理でした。
これは良いお店を見つけました。シェフはネクタイをビシりと着込み、高級割烹の料理人のような佇まい。深夜にこんなにしっかりとした料理が食べれるのは嬉しい限り。次回はしっかりとお腹を空かせて、きちんと料理を味わいにお邪魔したいと思います。


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麻布十番には日本料理店も結構多いのですが、割高であることが多いです。外すと懐が大ダメージを受けるので、信頼のおける口コミと、味覚が似た友人の感想に頼って訪れましょう。
東京カレンダーの麻布十番特集に載っているお店は片っ端から行くようにしています。麻布十番ラヴァーの方は是非とも一家に一冊。Kindleだとスマホで読めるので便利です。

関連ランキング:居酒屋 | 麻布十番駅赤羽橋駅

新橋やきとん/麻布十番

運動した帰りに何かつまんでいこうと、前から気になっていたお店にひとりでお邪魔します。二の橋交差点近く。店名に「新橋」と入っていますが、最寄は麻布十番駅です。
軒先に簡易テーブルを置いたテラス席がいくつかあり、店内は思いのほか広く、30~40席近くはあるでしょうか。会社員風の客が多く、10人近くの団体のすぐ近くのカウンター席に案内され実に騒々しい。会話の内容もワイドジョーのアジェンダをなぞる程度であり、全く面白いことを言っていないのにゲラゲラと大声で手を叩いています。ひとり客とはいえ、店選び失敗したかなあ。
大ジョッキを注文するのですが、特に大きくはありませんでした。
「レバテキ」。豚のレバーを炙って薬味をのせたものでしょう。やや臭みが残り、好みが分かれるところでしょう。

また、注文した順番に来ないのも悩ましいところ。私としては「冷たく味の薄いものから温かく味の濃いものへ」という流れを大切にしてオーダーしたつもりなのですが、最後に注文した「温かく味の濃いもの」が一番最初に出てきてしまいました。
左は「ネギマ(バラ肉とネギ)」 。ネギは悪くないのですが、バラ肉がジューシーさを欠いており、カラッカラの肉に感じました。右は「つくね」。既製品を解凍して焼いたかのような造形であり、見た目通りの味わいです。
「ガツねぎ」。豚肉の胃袋を処理して火を通し、たっぷりのネギと共に頂きます。これはいいですね。臭みは殆ど消え失せており、ゴリゴリとした食感に強い調味が酒を呼びます。
「ハニーマスタードポーク」。茹でた「バナナポーク」にハニーマスタード風のタレがかかっています。豚肉そのものは悪くないのですが、ソースがどうにも工業的な味覚です。
「ハラミおろしポン酢」。ハラミの串焼きをバラした後にたっぷりの大根おろしとポン酢を添えて。結構旨いような気はするのですが、先のデロデロなハニーマスタードに舌はやられてしまったので、こざっぱりとした味覚を楽しむ余裕はありませんでした。
以上を食べ、大ジョッキ1杯を飲んでお会計は2,500円を超えました。うーん、思ったより高いなあ。清潔感や客層、食事のクオリティを考えれば非常に費用対効果が悪く感じました。ただし十番にしては絶対額が小さいので、そういう客が集まるのは当然かもしれません。お店も特に注意することはなく黙認状態。騒いだもの勝ちのお店だと納得しました。


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