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【2024年6月最新】自由に観光できるようになったシンガポールの現在

「シンガポールの出入国管理で別室送りになった話」で記した通り、ジョホールバルでは散々な目に遭ったのですが、そういったトラブルこそが海外旅行の醍醐味。ジョホールバルでの日々に愛着すら湧いてきたタイミングでシンガポールへ陸路で入国します。
シンガポール側の国境駅から降りてすぐにタクシースタンドがあり、かなりの台数が客待ちしていたのでそのまま乗り込むことにしました。もちろんGrabを利用しても良く、そのへんは臨機応変に行きましょう。
シンガポールにお邪魔するのは2017年ぶりであり、土地勘を取り戻すためにも街中を散策します。シンガポールのスーパースターであるマーライオンの修復も完了していました。王道の観光案内についてはガイドブックに譲ることとして、ここからは私の視点で気づいたことを記録に残しておきます。
シンガポールのスイカ的なICカードの有効期限がバッチリ切れていたのですが、新しいカードを買い直してから地下鉄のチケットオフィスに相談すると、残額をきちんと移動してくれました。であれば有効期限なんて不必要だと思うのだけれど。
シンガポール人も他のアジア諸国の民と同様にスマホが大好きで、独特のセルフィ―センスを持ち合わせています。例えばこの穴みたいな所でインスタするのが流行っているらしく、ローカルが百人以上の列をなしており、そのひとりひとりの撮影時間に5分程度を要するので、何か深い事情があるのかもしれません。
日本のベビーカー論争につき、私は引き続き高い緊張感をもって注視しているのですが、シンガポールにおいてもベビーカーの台数は東京に比して全く少なく、やはりあの問題の原因は単にベビーカーの台数だけの問題ではないか、というのが私の持論です。東京の街行くベビーカー台数は、体感でシンガポールの3倍以上です。
コロナ前夜に開業した、チャンギ空港に隣接するショッピングモール「ジュエル(Jewel)」がとっても楽しい。空港の概念を覆す巨大施設であり、ショッピングやレストランは当然として、スパや各種のアトラクション、エヴァンゲリオンの最終話に出てきそうな滝まで用意されています。乗り換え時間を全く苦としないメガモール。我が心のベスト・エアポート第1位はチャンギ空港に決定です。
ところで今回のフライトはANAに予約を入れていたのですが、直前に「運航社がエアージャパンに変更」との連絡。は?何でフルキャリアからLCCに勝手に変更するわけ?と凸すると、「エアージャパンによって運航されるANA(NH)便は、ANAの機材・サービス基準にて運航いたします。新ブランドAirJapanとは異なります」と謎の回答。
「ANAと同等のサービス基準でご提供しているもののエアージャパンの客室乗務員や機材で運航する関係上、お客様に運航会社の変更としてお知らせしております。ご予約便の運航会社はエアージャパンとなりますが客室乗務員の制服や機内食などのサービスに変更はなくANAと同サービスをご提供いたしておりますためご安心いただければと存じます」と、暖簾に腕押しの説明が続く。

不信感の過積載で機内に乗り込むと、何のことは無い、ANAオブANAの機体とサービスであり、普段と何が異なるのかサッパリわかりませんでした。であれば乗客を不安にさせるような連絡は控えて欲しいところ。航空業界特有の繁文縟礼があるのかなあ。誰か詳しいひと教えて下さい。

<ホテル>
今回のシンガポールは「アンダーズ シンガポール(Andaz Singapore)」に滞在したのですが、総じてパっとしないホテルでした。ハウスキーピングに手違いが生じ、デュティマネージャーが部屋まで直々にお詫びに来るなどのトラブルもあって、ハコは悪くないのですが1泊5-6万円としてはサービスレベルは低いなあというお気持ちです。詳細は別記事にて


<飲食店>
飲食店はお隣のマレーシアの方が圧倒的に割安ですねえ。フルーツジュースのような比較し易い単純なものですら価格が全く異なる。ジョホールバルから移動して来た身としては、同クオリティのものがシンガポールでは2倍近い支払金額を要することに精神的にきついものがありました。みんな大好き「Din Tai Fung(鼎泰豊)」なんて、シンガポールだと2-3倍はするもんなあ。

ここからは私がお邪魔した飲食店をご紹介。いわゆるファイン・ダイニングには一度も訪れておらず、予約が要らない気楽なお店ばかりです。


■Lau Pa Sat(ラオパサ)
シンガポールの名物と言えば屋台村の「ホーカーズ」。国内の至る所に点在しますが、そのアクセスの良さや清潔度合いから観光客にとって最もアクセスの良いのが「Lau Pa Sat(ラオパサ)」。アジア随一の金融街のど真ん中にあり、赤茶色の屋根に時計台が何とも絵になる屋台村です。


■Boon Tong Kee Balestier(文東記)
シンガポールの国民食と言えば「チキンライス」。国内にはおよそ百万店ものチキンライス屋があると言われていますが、中でもトップクラスの人気を誇るのが「Boon Tong Kee(文東記、ブン・トン・キー)」。「せっかくシンガポールに来たんだからチキンライスは絶対食べたい!」な旅行者は、リストの一番上に記載して間違いのないお店です。


■Song Fa Bak Kut Teh(松發肉骨茶)
シンガポールにおけるソウルフードのうちのひとつ「肉骨茶(バクテー)」。中でもトップクラスの人気を誇る専門店が「Song Fa Bak Kut Teh(松發肉骨茶、ソンファ・バクテー)」で、屋台から始まり今や十数店舗を展開するに至り、ミシュランではビブグルマンを獲得しています。


■Alley on 25
https://www.takemachelin.com/2024/05/alley.html
「アンダーズ シンガポール(Andaz Singapore)」の朝食会場は、25階ロビーフロアの奥にある「Alley on 25」。上級会員向けのラウンジなどは無いため、宿泊客の全員が当レストランで朝食を摂ることになります。

朝食としては悪くないですが、1泊5-6万円のホテルのそれとしてはちょっと物足りないなあというお気持ちです。そういう意味で、東京のアンダーズの朝食は相当レベルが高いような気がしてきました。久しぶりに泊まりに行ってみようかな。

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Lau Pa Sat(ラオパサ)/マリーナ(シンガポール)

シンガポールの名物と言えば屋台村の「ホーカーズ」。国内の至る所に点在しますが、そのアクセスの良さや清潔度合いから観光客にとって最もアクセスの良いのが「Lau Pa Sat(ラオパサ)」。アジア随一の金融街のど真ん中にあり、赤茶色の屋根に時計台が何とも絵になる屋台村です。
屋根もありファンも回っているので、屋台村というよりもフードコートと呼ぶに相応しいかもしれません。細かなルールはあるようですが、一般的なフードコートと同じ立ち振る舞いをすれば大丈夫です。
ちなみに酒類はその専門店がいくつかあり、ビールが1パイントで千円チョイといったところ。屋台なのに東京のHUBよりもちょっと高い。グループで訪れるならばピッチャーで注文するとお得な気がします。


■Best Satay No.7 & 8
他のホーカーズと一線を画す試みと言えば「サテストリート」。日が暮れると道路が封鎖されテーブルが並べられ、あっという間に青空ビアガーデンの出来上がり。その近くにサテの屋台がズラリと並び、モクモクと香ばしい炭火のかおりが立ち込め始めます。
一番人気は「Best Satay No.7 & 8」というお店であり、というかこの店だけに行列が生じていました。メニュー上では26本セットからの提供で、我々は2人だからそんなに食べれないとスタッフに申し立てると、10本ほどのセットでも用意してくれました。このあたり融通がききます。
サテはチキンにマトン、牛肉にエビでしょうか。いずれも普通に美味しいのですが、正直に申し上げると鳥貴族のほうがレベルは上です。唯一エビだけはサイズも質も良く、何ならエビばっかり食べれば良かったなというお気持ちです。


■Seng Kee Local Delights
シンガポールのソウルフードのひとつ「ホッケンミー」。中国の福建省(ホッケン)から伝わったとされる麺料理であり、当店はラオパサを代表するお店のひとつです。
いわゆる塩焼きそば的な料理であり、2種類の麺が混在しているのが特徴的。エビやイカなどがチョロチョロと入っていますが、軒先のメニュー表とは全くことなるボリューム感であり、マクドナルドを超える写真技術です。不味くはないですが、旨くもない。


■Thunder Tea Rice
「ティーライス」の専門店「Thunder Tea Rice」。抹茶のような色合いのスープを少しずつゴハンにかけながら食べる、シンガポール風のお茶漬けとも言うべき料理です。
これは、うーん、美味しくないですねえ。色合いはどぎついのに殆ど調味がなされておらず、バジルを水で溶いたようなスープです。もうちょっと出汁をきかせるとか、やりようはあると思うのだけれど。
なお、いずれの店舗においても食後の下膳はセルフで行う必要があり、法律で決まっているとかそんなだった気がします。ハラルとそうでないので台が分けられているのが象徴的です。

結論として、あくまで観光客向け・外国人向けのホーカーズであり、どの料理もパっとせず、値段だけは立派です。名古屋は高岳の「ラオパサ (LAO PASA)」のほうがレベルは上だし、もっと言えば新橋あたりの安居酒屋のほうが全然美味しい。お疲れさまでした。

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Song Fa Bak Kut Teh(松發肉骨茶、ソンファ・バクテー)/サンテック シティ(シンガポール)

シンガポールにおけるソウルフードのうちのひとつ「肉骨茶(バクテー)」。中でもトップクラスの人気を誇る専門店が「Song Fa Bak Kut Teh(松發肉骨茶、ソンファ・バクテー)」で、屋台から始まり今や十数店舗を展開するに至り、ミシュランではビブグルマンを獲得しています。
我々は「アンダーズ シンガポール(Andaz Singapore)」に逗留しており、たまたま近くのショッピングモール「サンテックシティ」に入居していたのでお邪魔することに。通し営業なので、アイドルタイムに訪れれば待ち時間ゼロで入店することができます。
プライベートブランドのビールが用意されており、これが結構美味しい。ただ、酒の種類は限られており、というか酒を飲んでいるのは私だけだったので、原則として食事を楽しむお店なのでしょう。
まずは野菜。この野菜は何だろう、スティックセニョールかな。甘辛いタレにニンニクの風味が感じられ、野菜料理というよりもツマミに近い味覚です。
鶏肉を揚げたんにニンニクを塗したもの。いま貴方が想像している通りの味わいであり、美味しいですが、敢えてシンガポールに来てまで食べる必要は無かったかもしれません。
主題の「肉骨茶(バクテー)」。ゴハンや揚げパンと共に食べるのが一般的であり、スープが少なくなれば店員さんがニコニコと注ぎ足してくれます。
スープには豚のエキスが溶け込んでおり、それらに各種スパイスと漢方っぽい何か、ならびに大量のコショウが投下されています。アタックは悪くないのですが、どこか内臓っぽい臭みが残っており、好みは分かれるところでしょう。ちなみにバクテーは当店のようなシンガポール風とマレー風に大別され、バクテー通の連れは「マレー風の方が八角の風味がきいていて、醤油ベースの味わいで日本人の口に合うと思う」と、知ったように語っていました。
ちなみに個人的には角煮っぽい、ちょっとベリー系の甘味も感じられるコチラの料理のほうが美味しく感じました。
以上を2人でシェアしてお会計はひとりあたり3千円強。不味くはないのですが、取り立てて美味しいわけでもないなあというのが素直な感想です。名物に旨いものなし。お茶を注文したらオバチャンが目の前で丁寧に淹れてくれたのが本日のハイライトです。

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アンダーズ シンガポール(Andaz Singapore)/ブギス

2017年ぶりのシンガポール。その際は「ザ・リッツ・カールトン・ミレニア」と「マリーナベイ・サンズ」に滞在しましたが、今や私はハイアットのグローバリスト(最上級会員)様なので、当然にハイアット系列にお邪魔することに。白羽の矢が立ったのは「アンダーズ シンガポール(Andaz Singapore)」です。
車寄せからエレベーターへ25階に昇ったところがロビーです。島型のデスクで立ちながらのチェックインであり、アンダーズというよりもハイアットセントリックに近い運用です。
お部屋は「2 TWIN BEDS WITH SEA VIEW, DELUXE」にご案内頂きました。広さは42平米であり、2人で数日泊まるには充分な広さです。床全体にカーペットが敷き詰められているわけでなく、基本はフローリングなのが今風ですな。
テレビ・窓・ベッドの配置がちょうどよく、部屋のあらゆるところに電源などが用意されているため、デジタルな現代人にピッタリの仕様と言えるでしょう。一方で、ネットはそれほど速くなく、スマホからキャストした動画の画質はパっとしませんでした。
SEA VIEWのお部屋であり、チラっとMBSも見えます。眼下には25階のインフィニティプールも確認できました。直射日光を避けるためか窓に点々のシール(?)みたいなのが貼り付けられており、眺望をクリアに楽しむことができないのが残念。
東京ソウルバリのアンダーズと同じくお部屋の中の飲食物は無料(込み料金)で楽しむことができます。とは言え酒はビール1本のみなので、なんだかなあというお気持ちです。
部屋の広さの割にウォークインクローゼットのエリアは広々としており、長期の出張にも耐えうるでしょう。スリッパではなくビーサンが配給されるというのも面白い試みです。
パウダールームも部屋の広さに比して非常に大きく、メイク動画でも余裕で撮影できそうです。アメニティ類は全てディスペンサー方式なので、そういうのが好きな女子はガッカリするかもしれません。
バスタブは無く電話ボックス程度のシャワールームがあるのみというのは思いきりの良い割り切り方と言えるでしょう。チョイチョイ小さな虫がいるのが気になるなあ。
トイレは独立型。ウォシュレットは設置されていないので、ウォシュレット原理主義者(年配の男性に多い)はご注意を。
共用設備に参ります。こちらは宿泊者専用のラウンジであり、コーヒーやレモネード、ちょっとしたお菓子などをいつでも自由に楽しむことができます。
グローバリスト(最上級会員)向けのラウンジは無く、1人あたり1杯のドリンクチケットが付与されるだけです。ネット上の口コミで欧米人グローバリストたちがブチ切れていますが、他のアンダーズも同じ運用なので、アンダーズとはそういう方針なのなのかもしれません。ターンダウンサービスもカーテンを閉めるだけです。
プールは激しくショボいですねえ。「25階のインフィニティプール」という触れ込みですが、どうにもサイズが小さく子供騙しに感じました。そういう意味で、東京のアンダーズのプールはとっても素晴らしい。
フィットネスセンターにつき、マシンの種類は充実しているのですが、350程の客室を賄うほどではありません。「ザ・リッツ・カールトン・ミレニア」のそれを見習って欲しいところです。
朝食は25階ロビーフロアの奥にある「Alley on 25」へ。上級会員向けのラウンジなどは無いため、宿泊客の全員が当レストランで朝食を摂ることになります。朝食としては悪くないですが、1泊5-6万円のホテルのそれとしてはちょっと物足りないなあというお気持ちです。そういう意味で、東京のアンダーズの朝食は相当レベルが高いような気がしてきました。
総じてパっとしないホテルでした。ハウスキーピングに手違いが生じ、デュティマネージャーが部屋まで直々にお詫びに来るなどのトラブルもあって、ハコは悪くないのですが1泊5-6万円としてはサービスレベルは低いなあというお気持ちです。

また、前述の通り、グローバリスト(最上級会員)としての特典は無いに等しいので、そういったことを期待する方はオーチャードのグランドハイアットを選ぶべきかもしれません。ハイアットの会員でない方がOTAのセールなどで訪れるには悪くないでしょう。お疲れさまでした。

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