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ヒロカリー(hiro curry)/前島(那覇)

那覇市前島の「ヒロカリー(hiro curry)」。元々は台湾の国民食である「魯肉飯(ルーローハン)」などを提供する居酒屋さんだったようですが、途中でスパイスカレー専門店へと業態転換したそうです。 
店内は明るく健康的な雰囲気。カウンターに5-6席とテーブルもいくつかあります。沖縄風のブロックを積み上げた仕切りの壁がかわちい。 
たまたま6周年イベントの日に訪れたので、もちろん特別メニューの「ヒロカリースペシャルプレート三種盛り」を注文。1,700円です。 
こちらは「烏賊とやんばる若鶏のココナッツイエローキーマカレー」。鶏の挽肉とイカを合わせて食べるのは面白い試みで、噛むほどに烏賊の旨味が口の中に広がり、鶏肉の風味をより一層引き立てます。ココナッツミルクのまろやかな甘さと香りがどこまでも優しい。
ゴハンはターメリックライスかな。香りが良く、どこか柑橘を感じさせる味覚です。スパイシーながら辛さは控えめなチキンカレーと良く合う。また、ゴボウやニンジン、ジャガイモなどの付け合わせも見逃せない美味しさです。
たんかんポークビンダルー。あぐーのうで肉と沖縄の冬を代表するフルーツ、たんかんを使ったスパイシーでフルーティーなカレーです。甘酸っぱ辛いカレーであり、私にはちょっと甘みが強すぎるように感じました。ただ、連れは美味しい美味しいと光の速さで食べていたので、好みは人それぞれでしょう。
以上のカレーが1,700円。沖縄のカレーとしてはちょっと高いかなと感じましたが、まあ、6周年のご祝儀含みという意味では妥当かもしれません。何よりスパイスへのこだわりと沖縄の食材を活かした新規性のあるスタイルが面白いですね。次回は是非ともスペシャリテの「沖縄魯肉飯(ルーローハン)カレー」を試してみたい。なんせ私は台湾から帰ってきたばかりなのだ。

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食堂インド/牧志(那覇)

「ハイアット リージェンシー 那覇 沖縄(Hyatt Regency Naha Okinawa)」のお向かいにある「食堂インド」。どの街にでも1軒はある雑なインネパ料理と思いきや、創業は1995年の、地元に愛される老舗です。
1階は厨房とテーブルで込み入った印象ですが、2階は広々としており窓も大きく明るい雰囲気。子連れももちろんOKで、小上がり席が大活躍します。
私は「豪華Aセット」を注文。コチラにサラダとデザートが付くというラインナップであり、なるほど豪華です。
セットに付随するサラダ。これはまあ、オマケのサラダといった味わいです。
カレーは2種類選ぶことができ、コチラは「シーフードビンダル」。具材としてエビと県産の魚が入っているそうで、程よく酸味があり、また食べ進めていくごとに辛味が感じられます。
「サグマトン」はホウレン草のソースのマトンカレー。ホウレン草の青っぽい風味と、マトンの濃厚な旨味が上手くマッチします。バターらしきコクもあり、複雑なスパイスの組み合わせを楽しめました。
ライスは3種から選ぶことができ、バスマティライスを選択しました。独特の香ばしい香りが心地よく、パラパラとした舌ざわりがカレーの汁っぽさによく合います。
ナンも堂に入った味わいで、小麦の甘味と油脂のコクに舌鼓を打ちます。炭火を用いたタンドール窯で焼き上げ、ふっくらとした食感を演出します。
他方、セットとして色々とと付いて来る肉やら何やらはイマイチ。味付けは悪くないものの、肉そのものの品質が高く無いように感じました。カレー単品で注文するのが正しい戦略なのかもしれません。
とは言え観光地でこれだけのカレーをお腹いっぱい食べて1,800円というのは悪くない費用対効果です。酒も豊富に取り揃えているので、夜に飲みに来るのも楽しいかもしれません。

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スパイスバザール アチャカナ (Spice Bazaar Achakana)/新宿

新宿西口の裏路地にある「スパイスバザール アチャカナ (Spice Bazaar Achakana)」。雑居ビル3階に位置し、エレベータのボロさ含め雰囲気満点の舞台。食べログでは百名店に選出されています。
店内はL字型のカウンター7席にテーブルが2卓。ランチのピークを少し外してお邪魔したのですが、ワンオペのため入場制限をしているようです。

新直樹シェフはフランス料理出身だったようですが、「ダバ インディア」や「グルガオン」、「カッチャル バッチャル」を経て2019年に当店を開業したようです。
注文が入ってからクルチャやタンドリーチキンを焼き始めるので、そこそこ時間がかかります。2種のカレーが1,200円にチーズクルチャへの変更でプラス300円です。 
こちらはエビのカレー。ココナッツミルクの濃厚なコクとスパイスの香りがたまらない逸品です。
キーマカレー。お肉はチキンかな。スパイスをローストすることで香りがより深く、複雑になり、奥行きのある味わいを生み出しています。粗挽きのチキンは、食べ応えがありながらも、スパイスとよく馴染んで、一体感のある美味しさを楽しめました。
チーズクルチャ。チーズ入りのナンといった風情であり、外はカリッと香ばしく、中はもちもちの生地に、とろーりチーズがたっぷり。これはもう、美味しいに決まっている。ちなみに先のキーマカレーは中々の辛さだったので、付随するライスも捗ります。
タンドリーチキンは400円。色んなスパイスに漬け込まれた鶏肉を、きちんとした窯で焼き上げます。皮はパリッと、中はジューシー。スパイスの香りが食欲をそそります。ソースはミント風味で、その清涼感が、スパイスの辛味とチキンの旨味をさらに引き立て、後味をさっぱりとさせてくれます。
以上を食べて1,900円。これだけ色々楽しめてこの支払金額はリーズナブル。ひとつひとつの料理に拘りを感じるので、これは夜に訪れて、お酒と合わせて色々とつまんでみたい。インドのビールやワインもあるようです。楽しみだ。

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カレー食堂 リトルスパイス(LITTLE SPICE)/吉祥寺

吉祥寺駅から徒歩7-8分、東急の裏手にある人気のカレー屋「カレー食堂 リトルスパイス(LITTLE SPICE)」。創業は2004年と歴史があり、食べログの百名店にも選出されています。
公式ツイッターのプロフで
休業日は不定休です(睡眠障害の為体調不良の時は休みます)ご飯と相性の良いカレーを作っています。 日常の出来事、政治的な事も呟きます。お気に触りましたらご容赦下さい
と、なかなかパンチのある自己紹介があったのでドキドキしましたが、席に着くと「しんぶん赤旗」が掲げられていたりしたので、もっとドキドキしました。吊り橋効果あるかもしれません。
2人で訪れたので、サラダをシェアして食べようとLサイズを注文すると、メガトンクラスの盛りつけで登場しました。500円もしないのに、セブンイレブンのサラダの3杯はありそうです。ドレッシングにナンプラーがきいていて興味深い味わいです。
期間限定(?)の「根菜と豚肉カレー」は1,080円。こちらにもサラダっぽい付け合わせがあり、先のグリーンサラダと合わせて実質カロリーはゼロでしょう。
カレーそのものにはレンコン・ニンジン・ゴボウだったっけな。豚肉はあくまでアクセントという位置づけで、根菜をモリモリ食べるという試みです。ルーはそれほど辛味は感じませんが、ジワジワと内臓が温まってくる遅効性。
ラグビーボール状に盛りつけられるライスは、うーん、これはまあ、ライスですね。カレーそのものが尖っているので、ライスにも一工夫あるとより記憶に残ると思うのだけれど。
こちらの「ブラックカレー」も千円ほど。東洋軒のブラックカレーとは芸風がまるで異なり、ドロりとした口当たりにスパイスの風味が鮮烈に響きます。「根菜と豚肉カレー」に比べると辛味は際立っており、じんわりと汗が浮かんできました。
美味しかった。お邪魔する前は何かのアジトかと警戒しながら入店したものですが、味わいは素直に美味しく、価格設定も良心的。どことなくダウナー系な雰囲気が居心地よく、酒も結構置いてあるので、夜に飲みに来るのも良いかもしれません。何かと興味深く、引き込まれるものがあるお店でした。

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インド食堂TADKA(タルカ)/烏丸御池(京都)

烏丸御池駅から徒歩数分、押小路通沿いにある「インド食堂TADKA(タルカ)」。京都ではトップクラスに有名なインド料理店であり、食べログでは百名店に選出されています。フリーで訪れ行列に並んでも良いのですが、電話で当日予約も可能なので、予約して訪れた方が精神衛生上良いでしょう。
店内は異国情緒という表現がピッタリの内装で、普通じゃない感に満ちています。テーブル席はグループ客、カウンター席はおひとり様向けという運用です。日本人が営むインド系レストランのスタッフはクセが強いことが多いのですが、当店の方々は皆とても感じが良い。
なかなか来る機会がないため、最高値の「フルミールス」を注文。2,300円です。加えてプラス200円でライスをインドのお米に変更してもらったので総額は2,500円。ランチのカレーとしては中々の値段です。
私はこっち系の料理に疎く、小鉢それぞれに入ったものが何なのか、そもそもカレーなのかどうなのかを語ることはできないのですが、野菜や豆を中心にスパイスでまとめ上げるスタイルであり、食べ飽きることなくスイスイと食べ進めることができます。
豆のカレーをライスにぶっかけて、さらにギー(精製したバターみたいなやつ)もぶっかけて、日本では中々お目にかかれない食体験。追加料金で変更してもらったバスマティライスは悪くはないのですがそれほど印象に残らず。「シナモンガーデン(CINNAMON GARDEN)」のそれのほうが記憶に深く刻まれています。
別皿でやって来たのはドライタイプのチキンカレーに魚のカレー、パロタ。パロタというのは南インドのデニッシュとも言うべきもので、小麦粉を薄く伸ばして何層にも重ねて焼かれています。外側はサクサク、内側はふんわりとした食感が特長的で、バターの風味がリッチです。
「おかわりどうですかー?」みたいな感じで追加でライスを盛ってくれます。こちらの米はタイのもので香りが豊か。タイ料理に馴染みのある私としてはコチラのほうが口に合いました。
こちらはラッサムというコショウのスープなのですが、自己申告で食べたいと言わないとサーブされないという不思議な運用です。私はネットでじっくりと予習して来たのでスムーズにお願いすることができましたが(おかわりもOKだ)、隣の女の子(赤の他人)は「何そのシステム聞いてないんだけど!」みたいな表情で無言で焦っていました。
ゴハンをおかわりしたのですっかり満腹。ごちそうさまでした。以上が2,500円でちょっと高いなあと思いつつも、これはフルラインナップで注文した結果であり、普通のオーダーであれば千円台で充分に楽しめることを考えると悪くないディールです。

何より野菜とスパイス中心で食べ疲れせず身体が軽く感じるのが良いですね。沖縄のスパイスカレー文化とはまた違った方向性であり、京都においては珍しいタイプのレストランでしょう。近くに「TADKA2」というディナータイムのアラカルト専門店もあるようなので、次回はそちらにお邪魔してみようと思います。

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